D&D4e余話#146~D&D Encounters Season11:第6回レポート~

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 ハートフルなムーミソはベルセルクの獣鬼と同じトロル族
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↑PFではこいつ
というのは有名な話ですが、ということはPFのトロルの家長もあんなツラ構えでシルクハットかぶってんのかな(10年近く前にバカ話から生まれたネタ)。

 春です!
 雪が溶けて川となって流れてゆきます! つくしの子が恥ずかしげに顔を出します! 春です!
 このネタがワカるってこたぁートシだなSW2.0からTRPG始めたようなヤングにはわかんねーよ
 そんな無礼千万なトークはさておき、冬が終わり春が来るとトロルが湿原から迫って来るってんだから困ったもんですよ! どうせ迎え撃つなら去年よりもずっと綺麗になったキミとかの方がいいんだけどな。さっきから発言がおっさん臭いけど春が来ると聞いて真っ先に思い浮かんだのがイルカの『なごり雪』なんだから仕方ねえのよ。二番目に思い浮かんだのが「桜の木の下には死体が埋まっている」、三番目は何故かリリーホワイトの「春ですよー」だった。急に年代ジャンプっつーかキンクリしてるけど、そういう摩訶摩訶なヤロウが執筆者だと思って下さい。
 そんなトロルの野獣軍団を迎え撃つのが我らが英雄。というか、アクセルさんによると俺たちがトロルを打ち負かす幻視を見たのが根拠なんだそうだ。それ、ただの次回予告じゃあるまいね。普通予告って一番イイ所を、それも余裕を持って先行して作るもんだからね。そりゃ理想的なカットしか見えませんよ。
 我らの目的地は、ネスメの町。二つの川の合流地点にほど近く、シルヴァリームーンなどの大都市やミスラルホールに経由地として使用される要所。ここを陥落されたとあっては、一帯が危機に晒される。なんとしても迎撃に成功せねばなるまい。
 なおネスメの町と聞いて「主要産業はコーヒーか?」とボケたのは君だけじゃないから安心して欲しい。俺はキットカットだった。

 ネスメもサンダバーなどと同じく要塞都市で、勇猛果敢な騎兵隊を擁する堅牢堅固の都市である。いかにトロルの大軍団とはいえ、そうやすやすと接近を許しはしまい、と思っていたら、なんか遠目に見るだけでもすでに砲火がすっ飛んでいた。到着する前から街のほっとステーションと化していたようだ。いやぜんぜんほっとできねぇ。
 危険な砦周辺の常闇は払われたものの、未だこの城砦の上空は澱んだ漆黒に覆われている。その薄暗がりの下、湿地の泥を踏み分けて、こちらに二体のトロルが突進してくる。
 トロルといえば[火]か[酸]で止めを刺さない限り、延々と憎いあんちくしょうの顔が浮かぶサンドバッグが如く殴り続けないといけない難儀なパワー持ちですが、生憎コチラは[火]のスペシャリストのクトヴァ先生がいらっしゃる。しかもダーヨだってヘルファイア・ブラストに再訓練しておいたぜワハハ。
 とか余裕をぶっこいていたら、一体目のトロールの攻撃で1/3ぐらい持ってかれた。い、一応パーティトップレベルのACだから二度三度も喰らうまい! と思ったら、もう一発目で瀕死。その上、重傷になった相手にもう一回攻撃というパワーを無限回で使ってくる。いくら6レベルとは言え重傷状態でこれを貰うと高確率で死が見える…というか、最大hpと敵の火力の都合上、死しか見えない(敵がトロルしかいないんで、ちょうど重傷になるようなダメージがありえない)。一時的hpのおかげで気絶はギリギリ耐えたものの、こういう時ヘクスブレードの脆さは際立つな(初期hpとレベルアップ時のhpの差がどんどん出てくる)。
 幸い、クトヴァのスコーチング・レイをことごとく命中させたため、再生能力を活用させずに済み、その間に必死で攻撃をブチ込んでいく。重傷状態になったところで、トロルたちは尻尾を巻いて逃げていった。フゥ、うっかりエピソード3みたいに霊体になっちまうところだったぜ。

 にしてもこのネスメ防衛隊の不甲斐なさは何たることか? まるでどこぞのBイスターズみたいな防衛率じゃねっすか。
 トロル撃退の功労で歓迎してもらった先で見たところ、まるで防衛隊の戦力が足りていない。正規の兵隊はおろか、子供や老人まで駆り出して武器を持たせている有様。ジオン末期のような負け組編成です。これって防衛隊って言うより懲罰部隊なんでは……。
 町長に聞いてみたところ、ネスメの防衛隊はネロス軍団よろしく騎兵隊・狙撃手・義勇兵・カタパルトの四戦力で名を馳せていたのだが、その全部が堕落して弱体化しているのだという(ノ∀`)
 まず騎兵隊は隊長のヴァレンがスキャンダルに見舞われていて、若手士官のセリヌスの告発によって古参と若輩の間で真っ二つでチームワークは瓦解。
 次に狙撃手は常闇のために視界が通じず、命中率の低下甚だしい。
 義勇兵は他戦力減少のアオリを受けて、熟練者が真っ先に死んでしまい、穴を埋めるために人材問わず補充してあの醜態。
 最後にカタパルト部隊は長年の劣化によって故障してしまい、トロル対策の旗手であるはずがほとんど機能していない、という終末感、久しぶりにそしてこの諦念…と呟いてしまいたくなる。
 コレでトロルの大軍勢と、恐らく背後で糸を引いているドラウに勝つのはヨロイ軍団とロボット軍団抜きでメタルダーを倒すことぐらい甘すぎるので、とにかく四軍団の戦力の立て直しを図らねばならない。
 まず一番怪しいのは、最強戦力だった騎兵隊の内紛こらぁあからさまにドラウの臭いを感じますよ。トロル進撃に合わせたスキャンダル、それも若手からの告発? 縦から切っても横から切っても「ドラウの陰謀です」ってシナリオに書いてある様が見えるようだ。あとカタパルトも怪しいな。きっとドラウが潜伏していじくったとかそういうオチだろう。まだ何の証拠も握ってないのにそれは早計じゃないかって? あーた、陰謀を見たらドラウと思えっていう最近の公式推しを忘れたのかね
 ちなみに今回もコアロンっぽい人から祝福された聖印を貰ったんだけど、ウォープリーストに[装具]パワーないのを知ってのいやがらせか?

 早速騎兵隊の詰所に出向くと、部屋の両端に古参・新参が分かれて座り、中央はガランとわかりやすく空いている。お、大人気ねぇ集団だなぁ…。古参兵のナンバー2、アラクによるとヴァレンには現在、馬泥棒の容疑がかけられていて、ルーキーの筆頭セリヌスは騎士団の名誉を汚した奴に隊長の資格はない、と自分がそれに代わろうとしているとか。まあ、双方の主観がたっぷり入った意見を両脇から聞かされてるんだけど、なんか聞けば聞くほどドラウの陰謀疑惑が高まるんだよなあ。きっとセリヌスを見ると瞳孔が入ったカラコンにべったりおしろいしてるに違いない。
 …と思ったら、なんかヴァレンが詰所の外に我らを呼び出す。何でしょう、往年の体育館裏か、それともドラウの陰謀が暴露&暗殺イベントか、と思いきや、このヴァレン、馬泥棒は本当だととんでもないことをゲロった。お、お前…「魔が差した」とかぬかしやがるが、そんな「いやあ、でもみんなやってますよ」と変声機と目線でプライバシー保護された輩みたいな世迷い事言ってんじゃないよ! それでも、セリヌスが俺になりわろうと野心を持っているのは本当だ、と主張。これじゃあどっちが仕切っても騎士団の結束なんてあったもんじゃないなあ…。
 ちなみにドラウさんにはここまで心底決めてかかって疑っておいて全くの濡れ衣、と大変申し訳ないと謝罪しようかと思ったが、もうちょっと公式も売り出し方というもののバランスを考えたらどうなんだよええおい! と逆ギレしてフィフティフィフティにしておく。
 結局、ケチがついたヴァレンに指揮をさせるわけにもいかないし、かといって明るみに出してセリヌスを全面的に支持すると古参は離れていくだろうし、二番手のアラクを団長代理とすることで、古参のメンツを立てながら、新参の主張を受け入れることに。いや団長の風上にも置けねえ団長もあったもんだよ。前回のゴブリン同様、まさか21世紀にもなってこんなコスい内紛を解決することになるたあ思わなかった。

 イチバンの難所であった騎士団を解決した後は、諸軍団の復旧に時間をかけて取り組まねばならない。
 狙撃手の悩みの種であった常闇は、ありったけの光を放つマジックアイテムをクトヴァに任せ、祈祷によって払ってもらう。ちょっとレティクル座からの電波を受信してるアンテナ売りみたいな危ない光景だが、かなり良好な視界を取戻すことができた。
 カタパルトは単なる経年の劣化であったため、資材の交換や破損箇所のチェックで解決。これまたドラウさんは全然からんでなかったワケですが、だが私は謝らない
 そして義勇兵はロナルド・リー・アーメイみたいな顔のリリエッタが臨時訓練官となることで、初日は虫も殺せないようなフニャチソ野郎どもが、たちまち「一人一殺」「報国一生」「でぇりゃおおおう!」と叫びながら短刀腰だめにどぴゅうズバッと突進しそうなシグルイ集団と化していた。見よ、ドラゴンボーン式トレーニングの成果、「まったく」「簡」「単だ」とばかりに雑魚どころかモブだった民兵どもも突然マッチョマンですよ。今回いつにも増してトシが知れるネタ多いけど気にしないでね。
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ブルワーカーってかっこいいよね。勇者シリーズの敵メカみたい。

 また、ダーヨは敵の挙動の偵察に向かう。ボケ老人にそんなことさせて大丈夫か、とお思いでしょうが、おじいちゃんは見えてない脅威が苦手なだけで、それとわかっているものを探るのは得意なんだ。また、隠密活動にアストラル・フェードを使ったり、逃げていったトロルをレッサー・プレイナー・アライで追跡したり、とボーナスを貰えそうなパワーは遠慮なく切っていった結果、敵の布陣をほとんど把握することができた。おお、レッサー・プレイナー・アライなんかEncounters中使う機会なんぞ一度たりとも訪れまい思っていたが、そんなことないじゃないかワハハ。
 判明した勢力は
・奇襲部隊。開幕で戦った連中。カタパルトの故障を聞きつけていて、そちらを集中的に狙う。
・本隊。一回り大きなトロルに、武装したトロルが続く。
・水中部隊。痩せて小型のトロル(スクラグ?)らは川を利用して、砦の内部を襲う予定。
・ドラウの一隊。物静かに何らかの儀式を執り行っている。
 この攻撃に、砦の戦力をどう割り当てるか決めなくてはならない。
 ネスメの要所は橋・船着場・防壁・予備隊の四つ。
 狭い橋には、出足が鈍っているところを集中狙いさせるため、狙撃手を配置が妥当だろう。また、カタパルトが故障したと思い込んで油断しきっている奇襲部隊は防壁に殺到するはず。ということで、カタパルトを防壁に回しておく。あとは、船着場に来る水棲トロルを相手にするのをどちらにするかだが…主力の騎兵隊は、その機動力をいざという時本隊に突進できる予備隊として活かすべき、ということで、船着場は義勇兵に任せる。
 そして我々はジャイアントキリングを狙って予備隊に同行。後は、開戦を待ち受けるしかない。

 戦力の配置が終わった頃、湿原の方から『もののけ姫』(サントラ21曲目“戦いの太鼓”)もかくやというおどろおどろしくも勇ましい戦太鼓が響いてくる。押し寄せるタールのような黒々としたその塊は、よく目を凝らせば一体一体が戦場の熱狂に昂揚したトロルであるとワカるだろう。その中央にいる首領格のトロルが「血と肉を求めよ!」と吼えると、彼らは腕を振りかざし泡を吹き出して城砦へ突進してきた!
 まずは挨拶がわりにカタパルトをブッ放す。故障していたはずの大砲が火を噴いたことに動転したトロルは使う予定のなかった消火車を出動させる騒ぎに。橋の前や船着場でも死闘の開始を思わせる怒号、悲鳴が響いてくるが、ここはジッと我慢する時。トロルが城砦を攻めあぐねる中、やがて業を煮やしたか、頭目率いる一体がついに動き出した。それを見て、騎兵隊とともに我らも一挙打って出る。
 こちらに向かってくる戦力は、総勢トロル三体
 …今回は、帰ってくれないだろーなぁ。中央の一体は砲火を浴びてすでに重傷だが焼け石にウォーターって感じです。
 二発受けたら追加攻撃でほぼ死亡、のダメージを前に、リリエッタが立ち塞がってこれを食い止める。やはりこういう時【耐久力】重視の防衛役は安定感が段違いだな。その間にクトヴァは[火]の範囲攻撃を打ちまくり、ダーヨが再生の止まった隙に攻撃、ヴァルナエはそれを全力でサポート。ファイアーボールファウンテン・フレイム、そしてローリング・オヴ・カニアで火炎フィールドの範囲内に引っ張り込み、とリリエッタの眼前で閃光が爆裂し続ける。ちょっと鼻先焼けてたんじゃないかな。触れなば沈むトロルの豪腕を前にしているのだから、こっちも必死である。Encountersで絶望的な戦いは数多かったが、こうまで“心臓に悪い”バウトはSeason6のラグナル以来だったかもしれん。ちょっとおしっこ出た。
 決め手となったのはやはり再生を封じ続けたクトヴァの攻撃、コレのおかげで最悪の持久戦をせずに済みました。ヴァルナエのクリティカルやリリエッタの踏ん張りで耐え抜きながら、最後の始末とばかりにダーヨの手から放たれたヘルファイア・ブラストで黒焦げになったトロルが倒れる。時を同じくして城砦からも歓声が上がる。ついに、一匹のトロルを通すことなく城砦は守られたのであった
 今回、戦力の復旧から配置までほぼパーフェクトと気持ちのいい勝利。いや命懸けで体を張った甲斐がありました。

 かくてネスメの街は守られた。先陣切ってトロルと戦い続けた我々は英雄として迎え入れられる。ワッハッハそんなに褒めるな乳首が勃つ。でも現金収入、なし!(ヘルムの涙を忘れてポーション使ってまった人)。
 しかし結局ドラウは前線に出てこなかった。連中に武器を流したり、戦術というものを吹き込んだりしたのは彼らの仕業であろうが、トロルの敗色を悟って早々に撤収したのだろう。
 いよいよ残り話数が少なくなってきた今、ドラウの陰謀に切り込むのはこの時だ。次の遭遇でまた会おう!


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