D&D4e余話#24~D&D Encounters Season3:第5回レポート~

 前回触れたとおり、12/8に開催されたD&D Encountersに参加してきましたよ
 D&D Encountersは11/8の記事でも解説した、毎週水曜日の19:00~21:00にR&Rステーション様で開催されている1回1遭遇のショートゲーム。これを重ねてキャンペーンにしていくという寸法。
 ド平日の夜とゆう時間帯を見てもらえばワカる通り、狙いは仕事終わりの社会人の方々。ターゲット層がターゲット層だけに、途中参加や休み休みの参加でも問題ナシ。過去のあらすじはイベント・オルガナイザーのふぇるでぃんさんのブログ、“仏のふぇるでぃんTRPG極楽浄土”で確認できるので、欠席してしまった回のある方や、新規参加する方はチェックしておくと、スムーズにセッションに入れます。
 ダイス・キャラクター・フィギュアと全てお店で用意してくれているので、手ぶら同然で参加してもまったく問題ありませんでした。The Wizards Play Network(WPN)から発行されるWPNナンバーが必要となりますが、当日申し込み用紙を渡されるので心配ご無用。

※ここから先はネタバレ注意!

 筆者が参加したのはSeason3、戦慄のモジュールの名を与えられた“国境の城砦”第5回。
 耳にした話によると物狂いより狂った遭遇(作:ガイギャックス先生)だったそうですが、あらすじを読む限りそこまで核弾頭クラスな危険性はまだ無さそう。これはまだ見ぬだけなのか、それともあらすじが物凄い迷彩を張っているのか、そこまで筆者に行間を読む力はありません。3回目でファイア・エレメンタルの一群との遭遇からは隠す気のない殺る気を垣間見ましたが
 簡単にまとめると、PCは“安息砦”の修道士ベンウィックから、元ローグにしてティアマト信者であるロンニック(現在銀行員)の追跡を依頼されている。ロンニック曰く「ここまで蓄財できたのはティアマト様のおかげだ!」うむ、この我田引水極まる思考、正しく狂信者です。
 彼が拉致したベンウィックの友人を助け出したり、刺客を迎撃したりしている間に、ロンニックの悪事の証拠たる銀行が炎上しち、モウター。
 だが案ずること無かれ、焼け跡からは“井戸の隠れ家”なる場所を示した地図が発見されていた。件の井戸ではコボルドの襲撃を受け、彼らの言葉からロンニックが“竜牙の丘”に潜んでいることが判明。次なる冒険の目標を定めたPCはひとまず小屋で休憩を取ったのであった。
 これらのNPCは実際に過去の“国境の城砦”に登場したNPCらしく、プレイした方からは「ああ、あいつか」「あいつなら、あれが怪しいよな」「あいつならこうするよな」と前世の記憶がDMの頭上を飛び交っていたとか。どう見ても依頼人のベンウィックも怪しさ炸裂ですが、まだまだ未登場のNPCもいるので断定するのはまだ早い。

 清々しい朝を迎え、あのバンクマンめ覚悟せいよ、と気力充実して決意を新たにするPCに、開始前から「大休憩は4回区切りの回でしか行えませんから注意して下さい」と《悪魔の布告》もびっくりな衝撃の警鐘が発される。
「というか、シナリオに大休憩を取るタイミングが書いてあるんですね」
 ああ、それが前回の小屋での休息。これは回復力や一日毎パワーが戻るのも4回に1回とゆうことであり、しっかりレコードシートへの記入を求められます。ヒィイ。
 同時に〈知覚〉に関するルール裁定の訂正を解説しつつも「まあ不意討ちがあったら不意討ちされたと書いてあるから関係ありませんよね」もっと絶望的な布告が打ち込まれる。ご覧のように、Encountersは短時間でのセッションを可能にするため、プレイヤーの行動に選択肢はあんまり与えられません。その分思いっ切り遭遇に頭を使ってほしい、とゆうところでしょうかね。

 急遽増卓されたとゆうこともあり、筆者の参加卓は全員が新規キャラクター。エッセンシャル対応のプレロールドキャラクターから選択しました。
 筆者の選択したのはファイター(スレイヤー)のドワーフ(♀)、エルテス。♀ドワーフとゆうと往年のTRPGユーザが連想するであろうミンクスちんなどとゆう軟弱種とはチガウ、歳がバレるって? うるさいよ! エッセンシャルにて生み出された撃破役の突撃娘らしく、イメージ的には言うなればトロール殺しですよ! ちょうど髪も赤毛だしな!
 しかし一部では早くも「マーク(とファイターの標的)を無くしたファイターよりも、撃破役ならローグでいいんじゃね?」などとゆう声も上がっている(´・ω・`)
 DM&他のPCは以下の通り。

DM:D16さん
クイン/人間/♂/ファイター(ナイト):岡和田晃さん
ソラ/エルフ/♀/クレリック:たいらさん
メリック/ハーフリング/♂/ローグ:ヤナガンさん
べリアン/エラドリン/♂/ウィザード:DRRさん

 …ご覧の通り、翻訳チームや筋金入りのD&D者な方々の結集する超豪華卓にあからさまに筆者が浮いています。夏侯惇・夏侯淵・許褚・張遼の中に何故か蔡瑁が混じってるような場違い感。ちょっとジュース買ってきますよとか言い出したくなります。

 “竜の牙の丘”近辺は“混沌の星(ケイオス・スター)”が激突した爆心地近くで、『墜落世界』よろしく色々アレなことになってるとゆうウワサ。まさか作物が異常成長したり灰色になったりしてませんよね
 到着した丘には豊かな水を高台から落とす洞窟があり、恐らくここにロンニックも潜んでいるに違いない。
 そうと分かれば、早速斜面にプレート・メイルのペナルティをものともせずクインが取り付き、見事一番槍を決める。続いて垂らしたロープを掴んでエルテス、メリックも登っていくが、洞窟内部はナニやら不気味な青い光や腐臭が漂う不穏な空間
 ともかく警戒せねばならぬ、と思っていた矢先に、水中の泥がねじれたかと思うや、水飛沫を跳ね上げて襲い掛かってくる! スクエリッチング・ウーズ×3が出現!
 し、指揮役のソラがまだ下にいる間に遭遇だー!
 慌ててソラにカムヒアと警告を発しつつ、「モラディンの元へ行けぇ!」とエルテスが遭遇毎パワーを乗せて本セッション最大ダメージを打ち込む。いやあ、2d12ダメージは気持ちがいいのう。敵からの集中打を受けるも、クインの守りのオーラのおかげで全て命中せず。ベリアンの「魔法の言葉は“6点”」な宣言するだけで絶対命中のマジック・ミサイルと後方支援も充実だ。
 重傷に入ると発する悪臭で押し出されたりしながらも戦闘を続けていると、奥の物陰からフラリとコボルドが姿を見せるや、パワーエサをウーズに与えて即座に攻撃させる。彼は“ウーズを語る者”、ほとんど無いも同然の【知力】のウーズとコンタクトの取れるツワモノである
たぶん指で地面を叩いて伝える振動で会話したりしてるんでしょうな
「は~これがウーズちゃんですか、カワイイですね~ほらこうすると悪臭を撒くんですよ、とか」
 ちなみにコボルドのぶんざいで遠隔20の投擲を可能な超強肩、そしてコボルドらしく遮蔽からシフト→射撃→シフティでまた遮蔽に隠れる、とシステマティックな動きを見せる。流石ウーズと喋るコボルドは行動も思考も一味違います
 この“ウーズを語る者”の援護が厄介と見て、ソラは彼の陣取る空間へ、水場を抜けて上陸。
 接近されたコボルドは毒のホコリタケの中に身を潜めながら、あからさまに不慣れであるが、ショート・ソードを取り出してタマ取ったらぁ! と腰だめに突撃。
「タマはありません」

(゚Д゚)

 ……それは新しいキャラ立てなのかなあ。
「TRPGは紳士のスポーツです」とDMの怒りが炸裂してクリティカルするも、所詮は非力なコボルド、刺した方が「ああ、俺やっちゃったよ」とガタガタ震えていた。人を刺したのは初めてか? 力抜けよ。
 ホコリタケの毒の種類は〈知識〉判定に失敗して「中華料理に使えそうだ」ぐらいしかワカらなかったが、「じゃあ外からダガーを投げます」と実に至極まっとうかつクレバーなメリックに、「いい度胸だ! てめぇどこの組のもんじゃワレー!」と喪羅出淫組のエルテスがものともせず踏み越えて突撃し、カタをつける。

 戦闘後の視察によると、奥はさらに入り口同様水の落ちる傾斜があり、まだまだ洞窟は続きそう。水中に浮かんでいた死体の魔法の鎧などを回収しつつ、ひとまず小休憩を取るのであった…、といいったところで今回は終了。
 セッション後の名誉点(溜めると新しいパワーが貰えたりする)のチェックで、名場面ではコボルドのウーズを語る者がMVPに選出されかけた残念ながらDMのジャッジにて没収試合となる
 筆者の卓ではそこまで致命的な被害はなかったものの、別卓では回復力の半分を使い切った、気絶数名の惨状だったそうです

 以下Encountersへの実感。
 先述したように、シナリオにおける選択肢はほとんど無いものの、遭遇のギミックが面白くて始まれば退屈しない作りになっています。1セッション1遭遇のコンセプトのように、TRPGよりはボードゲーム、DDMに近い感覚と思っていいのかもしれません。
 それに、遭遇が終わればセッションも終了と区切りがすっきりしているので、短時間で週1回でも問題ないでしょう。仕事帰りに寄って、1遭遇こなして、「じゃあこの先は次回ね」とさっと終えられるつくりになっているのは、実際に声として出ていた“社会人のためのTRPG部”とゆう表現通りですなぁ。
 途中参加する場合、最初に触れたあらすじの確認は必須でした。把握していなくても何とかなるけど、知っていればよりそれらしい雰囲気作りがセッション中でできるし、楽しく物語を追えます。
 また、プレロールドキャラクターだけではなく、キャラクターを自作して持ち込むのも可能です。名誉点も貰えるぞ。エッセンシャル準拠でないといけないので、がんばって原語版を取り寄せるか、赤箱を買いましょう!(これが一番手っ取り早いか)
 セッション終了後の食事でもあんなことやこんなことを聞けて、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
 当日参加された皆様、お疲れ様です、どうもありがとうございました。次なる遭遇で、また会おう!


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