読んだ本#10〜ドストエフスキー先生〜

 どうもめぐり合わせというものがあるらしく、観ると頭のおかしくなりそうな映画に続いて、読むと頭のおかしくなりそうな小説に遭遇してしまった。みんな大好き露助の大文豪・ドストエフスキー先生が精神疾患の持ちだったことは北杜夫氏の著作でたびたび指摘されているけど、まさかこれほどとは
 一言で言うとマジキチ。
 誓って言うが、『賭博者』の前半を読んだだけでも、どのクトゥルー神話の手記よりも狂気を感じるぶっちゃけ、怖い。所詮ホラー小説の狂人とは常人が狂ったふりという装飾をかぶっただけであり、本物の狂人が連ねた文章とは幾層にも及ばぬ彼方にあるのだ。てか、本物の狂人が小説書くなよと言いたい。確実に正気度が減ったぞ。あの改行の少なさ、長向上はラヴクラフト先生もビックリだ。
 岡本喜八監督の方の『殺人狂時代』で天本英世扮する溝呂木博士が「真に偉大な人間はキ●ガイだけだ」とおっしゃっていた。『シグルイ』(てか『葉隠れ』)も「正気にては大業ならず」と説いている。成る程彼らの指し示す姿とはこうゆうことだったのか。ナントカと天才は紙一重、とはよく言ったもんだ。

テーマ : 文学・小説
ジャンル : 小説・文学

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