好きな漫画#02〜今週の『リアル』〜

 今週のヤングジャンプ、『リアル』やってたんですな…もう週末だけど
 それにしても、毎回毎回井上雄彦氏の天才を思い知る…この御方、『バカボンド』の猛烈書き込みとは全く違う方向性の漫画を同時連載してるってのが凄いよなぁ。そういや、『天才バカボン』の“バカボン”は、この“バカボンド(漂泊者)”が語源だとか。流石は赤塚先生、時代を先取りしていた。作風はTo LOVEるとシグルイぐらい違いますが

 しっかし、『リアル』いいですね。
 物語は淡々としていて、各キャラクターそれぞれの日常の積み重ねなんですが、それでいてものすごくドラマティックに感じさせるのが真骨頂というか。決して急がず、無理に盛り上げず、ジワジワ迫り上がってくるような、胸に込み上げてくるようなモノがあるのは、『SLUM DANK』の山王戦でも存分に発揮されてましたが、特に本作は扱うテーマがテーマだけにさらに読み応えあります。その静謐さが『リアル』たる所以なのかな。個人的には『SLUM DANK』より好きですね。アレはアレで凄く好きですが。10数年かけてようやく三井寿の格好良さに気付きました

 今週号、ようやく進み出したと思ったら、その一歩が些細な一歩と知った高橋。せっかく花咲や白鳥さんとの出会いで成長が見えてきたのに逆戻りに突き放す、このじれったさが高橋のダメージとリアリティの生々しさを感じますなぁ。「オレはプロになる」と言った野宮を笑おうとしても笑えない(高橋が笑ったことって入院してから無かったような…)ところがさらに痛々しい。でも、その割に「就職したのか? おめでとう…」と声かけたり、お父さんのシュークリーム食べて「うまいや」と思ったり、端々で以前とは違った人間臭さをちゃんと見せているのが、決して絶望的ではないようですが。
 一方で進み続けることを決意した野宮、サッパリと「西高が弱かったのはオレのせいだ」「ダメPGでスマンかった」と言ってみせるのは、実に彼らしい。戸川へのアドバイスにも見られた、彼の無骨だけど他人への理解に優れる、理解した時には迷わず実践してみせる姿勢にはグッと来ます。『リアル』の中では一番好きなキャラクターです(次点は看護婦の小林カオルさん)。

 ただ、次は11月か…イヤ、もう10月後半なんですけど。
 これほどのクオリティを見せてもらっているだから贅沢言ってるのはわかりますけど、次にいつ掲載されるのかわからないのがホントつらい。経験が経験なだけに、次の話が出る保証がないのはもう沢山なんですよー。コレとか! アレとか!
 タイガース入り果たしたリョウ君とか、気になることはいっぱいあるだけに…。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

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