TRPGこぼれ話#279~TRPGを一言で説明しなさい~
以前記事でもチラッと書いたけど、

と聞かれて長々とした説明が必要な遊びがメジャーになるわけがない。ヴィルガストまでTRPG化されるようなTRPGバブルがなんかおかしかったんだ。普通、「面白いよ!」と言われて「ほおどんな」と聞いてみたら延々説明を繰り広げられるとか、TRPGじゃなくてもウンザリするでしょ。少なくとも歴オタとミリオタにはウンザリさせられた! どっちのコンテンツも面白いとは思うが! メリケンでメジャーなのは、あそこヨーヨーまで競技化しちゃう骨の髄まで娯楽に染まった国だしさ。
強いてスパッと短く言うなら、“ルールのあるごっこ遊び”が妥協できるラインだろうか。まーこれも一言に収めてるだけで、なんでごっこ遊びにルールが必要なのか、とか説明は要るんで不十分なんすけど。ごっこ遊びという単語に抵抗感を示す人も多いと思うけど、結局のところやってる事は“ごっこ遊び”から逃れられないとは思う。
また“ごっこ遊び”となると、その言葉の響きから「イイ年こいた大人がごっこ遊び?」とケーベツする向きもあろうが、面白いんだから仕方がないじゃない。っていうかごっこ遊びって面白いもんじゃないの? と聞きたい。映画だって要はごっこ遊びの延長線みたいなもんだしな。大体ストーリー性のある娯楽っていうのは「別の人生を歩みたい」という欲求=ごっこ遊びに基づいてるモンだからそりゃ面白くないワケがねいですよ。しかもそれにゲーム性がルールで付随される。もう完璧。
言うてもごっこ遊びという単語が使われてきたがためにイメーヂ悪くなってるっていうのは否定できない。過去に体験した遊びに対して、「なんで自分は当時あんなもんにハマってたんだろう……」という疑問を抱き、それを亡きものにせんがために必要以上にディスるというのは共通の反応で、かつそれが過去に遡れば遡るほどディスりは激しくなるもんだからな。特に日本人はイイ年こいた大人の娯楽に対する風当たりが強い国だし。いいじゃねえかよいくつになってもプラモや漫画が趣味だろうと、人の勝手だろうがよ。どうせアンタらの言う娯楽なんて酒・タバコ・女・車・洋服・時計・カメラぐらいのもんなんでしょ!?(唐突な逆ギレ) 石坂浩二だってプラモを推奨してるんだぞ。

プラモデルをTRPGに置き換えても通用するな。エロ漫画とかでもOK。
かと言って子供の頃の遊びなんて! という高二病を発症しないだけならまだしも、真性の中二病患者どもがそのまま大人になったような国民性で、地下にはTRPG専用ガレージがありリアル途中セーブが可能、TRPG売り上げでは今でもスター・ウォーズTRPGが上位に食い込む、学校の図書館にはD&Dが置いてあるみたいなメリケン本国が正しいのかといやあこれも異常だとは思うけど。