銀河アズマのバカゲーとそれ以外だいすき#08~Temple of Elemental Evil~

 2014年、D&Dはライセンス不許可の炎に包まれた!
 翻訳は枯れ、PHBは(物理的に)裂け、全てのサポートが死滅したかのように見えた。
 だが……ユーザは絶滅していなかった!

Temple of Elemental Evil

BBAスキー(以下B):で、どんなゲームなんスか、『Temple of Elemental Evil』って。
知人氏(以下知):うむ、ダンジョン内に罠やクリーチャーが溢れかえって冒険者が右往左往するのを見てガハハと笑うゲームさな。
B:へー、協力型ゲームと聞いてましたが案外陰湿なんですね。
:いつものノルマを果たしたところで、今回は『キャッスル・レイヴンロフト』に連なるシリーズ最新作、『Temple of Elemental Evil』でR。
B:まさか続報がワンともスンともなく、ダンコマもろとも死滅したと思っていたあのシリーズが《死者蘇生》(禁止カード)するとは……この喜び、『パラサイトブラッド』新版を目にしたが如きであります
:君それは神龍の力を超えた願いである気がするのだがね。まあ『レジェンド・オブ・ドリッズト』から4年越しの新作であるから、気持ちはわからんでもないが。
B:これもライセンスの問題か翻訳はされないようで、遊ぶなら言語バージョソそのままですな(仮面ライダーAmazonでは残念ながら既に品切れの模様)。
:故に海外便を使って取り寄せたのだが、何故か出品元がイギリスだったのだね
B:そりゃ確かに文句なく英語圏も英語圏ですけどね。
:金額は送料含めおおよそ8千円であった。
B:ちいとばかした、けい! 気がしますが、入手手段が限られているとなれば仕方ありますめぇ。
:本家が5eに版上げされるのに合わせ、色々と雰囲気やデザインも5eを意識したものになっておるのだよ。有利/不利のルールなんかは、我らには既におなじみのものさな。
B:あ、ホントだ。カード裏面のD&Dのエンブレムも4e仕様から5e仕様に変わってる……って、これ違っちゃってたら混ぜて遊べないんじゃないですか?
dndlogo_5e.png dndlogo_4e.jpg
左が『Temple of Elemental Evil』カード裏面のロゴ。右は以前のシリーズ。
:MJD? (確認中)……まあ、『Temple of Elemental Evil』のカードが出るとワカったところでプレイヤーにどうすることもできないんだから、深刻な問題ではあるまいて。
B:どうせモンスターカードでも遭遇カードでも、何を引いたってロクなことにならんのは目に見えておりますからな。
:そうそう、『Temple of Elemental Evil』』では罠の概念が新しくなり、指定された箇所に配置するマーカーが追加されたのだ。
B:このタイル状のバッテンマークの所ですね。今回モンスターの配置指定アイコンも変わってるんだなぁ、ってなんかどう移動しても罠マーカーを踏みそうなタイルがあるんですが
:モンスターが出ない部屋とかもあるのだが、罠マーカーは大抵踏んでいかないと進めない仕様になっておるね。
B:はわ、はわわわ。通路いっぱいの床に仕掛けられた罠とか、シャドウフェル城かよ。
:ワカったところでキャラクター選抜をしてくれたまえ。
B:……ところで、5eになったのに一日毎パワーや無限回パワーという単語が残ってるのは、著しくマッチングが取れてない気がするんですが。
:ゲームシステムを変えるワケにはイカンのだから、そこは見逃してくれたまえよ君。
B:聞いた話だと罠解除が鳥獣用と踏んだので、ローグのRATSHADOWにしておきますかな。種族がライトフット・ハーフリングとはよくわかっていらっしゃる
ratsshadow.jpg
イイ感じに不穏なツラ魂である。
:ならば、回復役抜きというのはTRPGでもボドゲでもありえんし、我はクレ公のBARROWIN(ゴールド・ドワーフ)にしよう。
barrowin.jpg
びみょうに景気の悪そうなツラ魂である。
 それではキャラクターが決まったところで、いよいよステイオンターゲッ!(スタトレ)といこうかね。

知人氏改めBARROWIN(以下BA):我らの冒険はこのMASSACRE(皆殺し!) SITEから始まる。
BBAスキー改めRATSHADOW(以下RA):アレ? スタートタイルじゃないんスか。っていうか左右が罠マーカーで埋まってるのがスッゲヱ気になるんスけど。
BA:今回のシナリオでは敵中からの突破がテーマだそうで、最終的にスタートタイルに辿り着くのが目的なのだよ。なおスタートタイルも当然のように罠マーカーで通路が埋まっておるぞ
RA:あわ、あわわわ。やっぱしローグにしておいてよかった。ともあれ、僕ヒーローフェイズで罠マーカーを取り除けるんで先に動きますね。
BA:ちょっと待て君、一歩も動かず判定もナシで取り除いたように見えるのだが。
RA:だってRELIABLE TALENTの効果でタイル上の罠マーカーを取り除けるって書いてあるんですよ。しかもこのパワー、使っても消費しない(使ったら裏返すという表記が無い)。
BA:(確認中)ふんとだ。こんなに強くていいのかしら。
RA:しかも攻撃以外のアクションを2回行えるCUNNING ACTIONがあるんで、もう1個罠マーカーを取り除いた上でゆるゆるとマップ端に辿り着いて探索成功。レイヴンロフトのすっトロいローグがウソのような機動力だ
BA:ちゅ、ちゅよ~い。
RA力こそが正義! いい時代になったものだ
BA:で、出てきたモンスターは……ドッペルゲンガーか。能力は大したことないが、こやつを倒すと今までダンジョンを攻略していた冒険者は実はドッペルゲンガーだった! ということで、スタート地点まで戻されてしまうのだ。
RA:まあ今はスタート地点なんであまり関係ありませんな。寄って来て殴るだけですけど……うっ、こういう時だけやはり出目がいい。1点ダメージを受けてしまいました。
BA:さて我の番だが……ドッペルゲンガーへの遠隔攻撃は失敗してしまった。大人しく近場の正面の探索で我慢しておこうか(タイルを配置する)……ぶっ、罠マーカーで道が塞がれておる。これはちょっと進む気になれんのう。してここのモンスターはホブゴブリンだな。あの脅威度1/2らしからぬ火力は無いがACは健在。うう、我も殴られて1点ダメージ。
RA:ここは左手の通路を優先して開拓していくことにしましょうか。では、攻撃ボーナスが高い僕の方がホブゴブリンを相手にするには適当でしょうな……うん、命中して倒した。パワーの効果で同じタイルにいる人に有利を与えられるんだけど、ちょうどタイルの境にいるんで、知人氏には与えられませんなぁ。で、CUNNING ACTIONでもう一度移動して次の部屋の探索を。
BA:む、▲タイルが出たな。ヒーローに2点ダメージか
RA:あ、ぐばあ!(トラック狂騒曲) しししかしここは回避しましたぞ。ローグの割にAC16もありますからな。
BA:外しても1点ダメージなんだけど。ちなみに我はしっかり2点受けておるね。
RA:ヒィイ~何もしないうちにhpがどんどん削れていく。で、ここのモンスターは……おっ、脅威度詐欺の噂が名高いトログロダイトですな。
BA:こやつは隣接していると悪臭で不利を与えてくるぞ。
RARELIABLE TALENTで有利を取れるから、簡単に打ち消すことはできるんですが……うぬぬ、またも攻撃を受けてしまった。
BA:結構消耗が激しいのう。では、我は君が開いたタイルの上側の探索を……あわ、あわわわ。このタイル3体もモンスターが出てきよる
RA:なんやて!? いくら5e仕様でも経験点枠を無視しまくった遭遇まで対応させなくてもええですやん!(弩無礼)
BA:敵の面々はアース・カルトの教団員に、倒すと爆発するファイアー・カルトの教団員と。
RA:アース・カルトはビリーバーの心を掴んでいたから、多分『ムー』の編集部とかでしょう。ファイアー・カルトは要するに知人氏大好きなタイプの雑魚ですななんか当時のキャンペーンを思い出して急に猛烈な殺意が芽生えてきたんですけど
BA:あわわ、何やら突如として命の危険を感じ始めておるが……げっ、最後はトログロダイトか。
RA:そ、そりはぼきゅの目の前のトログロダイトも起動するのでは……。
BA:しかもアース・カルトの連中は一撃で2点ダメージを与えてくるのだね。というワケで一挙4点ものhpを削られて、そしてこの諦念……。
RA:ヒィイ~あっちゅう間に知人氏が死にかけている。っていうか僕のhpもかなり残り少なって参りました。しかしこれでは探索するにも罠マーカーを踏まねばならないし、さっき除去したマーカーの中に4点ダメージとかとんでもないもんがあったんスよね。迂闊に奥地で倒れたりすると余計状況が悪化するから、ここは探索を諦めて遭遇カードを甘んじて引きましょう。む……タイルの矢印の方向に強制移動しつつ1点ダメージ?
BA:おうっ、それはうまくすると敵から逃げられるかもしれんね。幸い通路は狭く2体までしかモンスターは並べんからな。まあそれでも我のhpは残り1点だが。
RA:回復パワーがあるならもう使っちゃった方がいいんじゃないですか? 先にクレ公に倒れられると、連鎖的に回復力を使うことになりそうですし。
BA:そうさせてもらおうかの。自分を回復しつつ、HEALER効果でもう1点回復。同じタイルにいる仲間を対象にできるのだが、さっきからどうにも別々のタイルにいる展開が続いていてのう。アイテムの1点回復だけで許してくれたまい。
RA:そういえば、ヒーリング・ストライクみたいに無限回で使える回復パワーってないんスかね。
BA実はパワーも5e仕様と実に素朴になっておってねLIGHTまで使い切りパワーの始末よ。見てくれたまえよこの無限回パワー名。
RAライト・クロスボウ……ほんとだ。僕の無限回パワーもレイピアですしな。
BA:スタート地点に戻されたところで、手を付けていなかった右手の探索は……おお、ついに目的タイル! この隣にスタートタイルが配置され、ヒーローフェイズ終了時にPCが二人ともスタートタイルに存在するとミッソショクリアさね。
RA:しかし、この敵の数では辿り着く前に圧殺されかねませぬ。ここは一日毎パワーの切り時、DEADLY ASSAULTの3回攻撃で一掃しましょう。まずはRELIABLE TALENTで有利を貰って不利を消しつつ、トログロダイトを攻撃……よし、命中して倒した。残り2回はアース・カルトの教団員に。1発目は命中……ここは外せない、有利を使って(ヒーローは最初に有利トークンを貰えて好きな時に使えるのDA)攻撃、これも命中して撃沈!
BA:これでトログロダイトは1体しか起動しないし、最大ダメージのアース・カルトが墜ちたことでだいぶ活路が見えてきた。ならば我はLIGHTを使用して、眼前の罠マーカーを全て取り除いておこう……それでも、スタートタイルの罠マーカーは消せんので、どう移動しても踏むことにはなるな
RA:して今度は目つぶしの射撃をしてくるエア・カルトの教団員ですか。彼らは飛行騎乗生物を愛するナイスっガイでしたな。
BA:うう、しっかり被弾してし、モウター。それにだんだん追い付いてきているファイアー・カルトの教団員やしぶとく残っているドッペルゲンガーも気になる。
RA:これでお互い全てのパワーは使い切った状態、回復手段無しでの強行軍を余儀なくされるとか、これも確かに5eっぽい。とかなんとか知った風なクチをきいてるうちに迫りくる敵についに殴り倒されてプセキュ~。
BA:あ、あばばば。このまま行くと、我も倒れて同時臨終もあり得るぞ。
RA:すごく後ろ向きな意見なんですけど、スタートタイルの罠マーカーなら、踏んだところで次のターンに起き上がるんだから問題ないんじゃねっすか?
BA:それもそうさね……というわけでBARROWIN吶喊して参る。おお……やった、罠マーカーが“DUDE!”だったので何の不利益も受けんぞ! エア・カルトにまたも撃たれたがなんとか生きておる。後は遭遇カードを経験点を使ってキャンセルと。
RA:では僕のターンで回復力を使って立ち上がって、CUNNING ACTIONで2回移動してスタートタイルへ。ヒーローフェイズ終了時が条件なので、遭遇カードも引かなくて済みました
:ヤッタヤッタァ(サスカッチ風)

~戦い終わって・神々の黄昏~
BA:罠マーカーや複数のモンスター出現など、キツイことにはキツイが、以前のような理不尽さはあまり感じなかったさな。
RA:全体的に火力が控え目だからでしょうかね。バランスはかなり良好な方だと思いますよ。後はローグの罠マーカー除去がやばいぐらいに強かった。もうこれからはRELIABLE TALENT抜きのダンジョン探索は考えらえません。
BA:あ、そうだ、シナリオをクリアしたので報酬トークンを貰えるのであった。
RA:シナリオ中でも時々貰いましたが、このゼニのトークンって何ですか?
BA:『Temple of Elemental Evil』はキャンペーン的な遊び方を推奨しており、出目20とEXPではなく、この報酬を貯めてレベルアップするようになったのだ(出目20は追加ダメージ1)。なのでゲーム終了時のスコアを書いておく用紙なんかも付属しておるのだよ。なおレベルアップには1000gpが必要さな(現在手持ちの所持金はそれぞれ400gp)。
RA:シナリオ中はくその役にも立たないトークンがモンスターを倒した報酬になっている上にレベルアップまで金で買わなければならないとは、クソッなんて時代だ!
BA:まあ報酬トークンを払わないとダメージを受ける遭遇カードとかもあるんでカンベンしてくれたまえよ君。
RA:なんかますます世知辛い気分になってきました。
BA:リロールとかそこそこの値段で買える特典もあるといえばあるのだがね。まあ急いで買うこともなかろうて。
RA:そですな。いつになるかはワカりませんが、次の冒険に備えて貯蓄しておきましょう。
BA:ボックスの中には町のタイルなんかもあって、シティアドベンチャーっぽい遊び方にも対応しておる。遊び方の幅は広いし、敵のミニチュアも恒例の超大型がいないのだけは残念であるが、ノール、トログロダイト、ホブゴブリンとD&Dファンにはおなじみのラインナッペルになっておるので押さえておきたいところさな。特にノールの背が高いという特徴を再現してくれているのは我感動(猫背なのでワカりづらいのですが、ノールは直立するとかなり背が高いのです)。
RA:こいつはますます続きがたーのしみだー。前述の通りアマザンでは取り扱いが止まっておりますので、欲しい方は気合入れて探しみてくだち。

(おしまい)
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