D&D5e余話#98~D&D Encounters『Elemental Evil:Princes of the Apocalypes』第十三回レポート~

 PCが就寝に入り、大休憩を取る前にシナリオ終了という、超気になる幕切れであった前回。
 これで夜襲があるぐらいならまだマシ、コトによっては問答無用で永遠の眠りについてもおかしくないヒキですよ!?
 さあ、十二回続いてきた我々の冒険の行く末はどうなってしまうのか!?(政宗一成)
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 そして我々は朝を迎えた。
 ヨカッタ! 生きて朝日を拝めるって素晴らしい!
 懸念していた夜襲もなければ裏切りもなく、えらく我々を気に入ったフェザーゲイル・ソサエティはYou冒険なんてやめて我々と空の散歩を楽しみ面白おかしく生きちゃいなYo! となおも誘ってきた上、山賊団がいるというリバーガード・キープ付近までヒポグリフで送ってくれた。もう至れり尽くせり。やっぱりただの気のいい飛行騎乗愛好家グループだったみたい、なーんだ疑ってメンゴメンゴ。
 と、ここでDMからネタばらし。
 やっぱり彼らがハウリング・ヘイトレッド・カルトだったらしい。(・3・)アルェー?
 なんで、彼らをディスってオウオウカルトの一団なんだろ素直に吐いちまえよ! とか敵対的な態度を取ってると戦いになり、敗北して塔の上から投げ捨てられるという展開もあったそうだ。そんなPCの態度ごとに違った流れを用意するとか、細やかな配慮をアメ公のシナリオでしているわけがないよ! とかゆってた気がするな。これまたメンゴメンゴ。
 サール様はド強いので戦ってもまず勝てんが、放り投げられたところに仲良くしていたアーラコクラが助けに来て優しくキャッチ! してくれるから生命だけは助かるという。そんな3シナリオ前に出てきたアーラコクラさんたちが落下中に都合よくあらわれてアメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して「まってました!」と間一髪助けてくれるワケがあるんでしょうか。っていうか間に合ったら仕込みだよね。絶対、遠くから俺たちのピンチを観察しながら出待ちしてたよね。しかしアーラコクラと仲良くしていなければそのまま垂直落下式ブレーンバスター一発死もあるから、カルトだろうとクルッポーだろうと無暗に喧嘩を売るってことたぁないってコトですな。仲良きことは美しき哉。
 カルトと仲良くしていいのかというのはさておいて。それに我々をカルト討伐に来た刺客と知らずに歓迎し、あまつさえ大休憩まで取らせてソサエティに勧誘するとは愚かな奴らよふふふ、ん、でも我々もカルトに協力して谷を脅かすマンティコアを退治した、ってまんまといいダシにされたってことじゃありませんのん? ……まあ、お互い見抜いてなかったようだからおあいこってことで手を打ちましょう。
 サール様とは戦っても勝てないとハッキリ言われてるから、多分別のレギュレーションで戦うボスなんだろうし。

 おなじみになったヒポグリフ便では、ひきつった顔のアルビレオ爺ちゃんはこらえたが、ジューレイとステッドが酔ってその辺にキラキラした吐瀉物をもどしていた。まあ誰もキャラクター作成時に乗り物への習熟で「ヒポグリフ」なんて指定しないよな
 山賊団の本拠はリバーガード・キープにあり、その略奪団が川沿いにキャンプを張っているらしい。川は森の中を通っていて、これ以上接近すると見つかる恐れがあるとゆうことで、その手前で降ろしてもらう。カルトだけどお世話になった。
 森のなかを〈隠密〉で移動していくが、ヒポグリフ酔いした二人はともかく、トルクが前夜の深酒がたたって盛大に音を立ててしまう。まあ奇襲がそう簡単に成功するわけないですよねー。【敏捷力】はそんなに低くないパーティなのだが。
 川沿いの開けた場所では、見るからに無軌道な一団、というパンクな外見の男たちがキャンプの周囲で警戒していた。マッドマックス調の連中はまあただのゴロツキであろうが、それとは違った意味でパンクな野郎どもがノコギリ状の剣と盾を装備した上半身裸の狂戦士これ、おそろしいことにエレメンタル・カルトの正装である。陰謀渦巻くカルト団の印象が随分変わったなあ。しかも何故かこの外見でレザーアーマー装備相当。ということはレザーパンツか!?
 そのパンツマン集団の中に、チェイン・シャツとクォータースタッフを持ったローブの男が。編成から見て、こいつがカルトのリーダーっぽい。これまでの傾向からすると何らかの呪文使いであろう。しかし装備の組み合わせがようけわからん。盾を持ってないのにチェイン・シャツとはこれ如何に? 盾に習熟してないのに中装鎧に習熟してるクラスなんてあったかなあ。あとクォータースタッフを両手持ちしているのも謎だ。ダメージ属性を除いてスピアが上位互換なんだから、単純武器の中からなら、そっちを選べばいいのに。まさか《長柄武器の名人》とか??
 そんな疑問に答えるように、ローブの偉い人はスリート・ストームを発動。今更3レベル呪文をポンポン使われても、もうあーそーですかどうせそんなもんだと思ってました、と感覚がマヒしつつあるのだが、それよか困ったことにこれだけでは何のクラスか判断材料にならないスリート・ストームはドルイド呪文リストにしか存在しない(今知った)が、金属鎧を装備している時点でドルイドではない。一応、クレ公なら嵐の領域で修得可能ではある。でもそれなら盾を持っていておかしくないしなー
※訂正。スリート・ストームはウィザード、ソーサラーの呪文リストに入っていました。失礼しました。
 ともかく周囲に起きる猛烈な霙の嵐に足を取られ、移動することもままならない。……でも重度の隠蔽になってしまい、パンクスどものライト・クロスボウにも不利が乗ったせいで、攻撃は全部外れたり。半裸マンも霙の中に突っ込むほどの移動力はなく、間合いを詰めるのみ。それとは反対にローブの男は我々から離れようとしているのを見ると、どうも積極的に戦いたいフウではない。
 この隠蔽を逆手に取り、ジューレイは遠隔攻撃に不利を与えつつ、得意の隠蔽に関係のないセーヴ効果をばら撒いていく。また偉い人に精神集中殺しのマジック・ミサイルを放つが、これはシールドに防がれてしまう。ますますこいつが何系統の呪文使いなのか、よくわからん。ウィリーもターン開始時に転倒してしまったため、ワイルド・シェイプで襲い掛かるのは断念し、エンタングルによる足止めを仕掛ける。半裸マン&パンクス数人を巻き込み、時間を稼ぐ。
 いち早くスリート・ストームから抜けたステッドは回避に専念しながら、じりじりと敵の接近に備える。エンタングルの拘束を抜けた連中がステッドを襲うのに合わせ、ようやく攻撃圏内に収めたクマ化したウィリーが霙の中から飛び出し、戦線が開かれる。カルト連中は「俺たちは熊殺しと呼ばれていたのだー!」とウィリーに殺到し、切り結ぶ。なに!? お前らが俺の名前の元ネタだったのかよ!
※解説※
 熊殺しと言えばアントニオ猪木とも戦った空手家ウィリー=ウィリアムス。ドルイドPCの名前(ウィリアムス、愛称ウィリー)の元ネタであるが、Encounters中一度もツッこまれることはなかった。気付いた読者の方はいただろうか?
 ステッドとウィリーに手勢が集中している間に、トルクは俊足を活かし、脇を突き抜けて一気に偉い人に突進。慌てた偉い人は3レベル枠を使ってまでマジック・ミサイルを撃ち込み、距離を取ろうとする。よっぽど肉弾戦をイヤがってるんだろうなぁ……ってまたマジック・ミサイルかよ。それも3レベル枠。スリート・ストームは使えるわその割に秘術中心だったりするわチェイン・シャツに習熟してるわお前ホントになんなの? コンセプトが迷走しまくってない?
 その代わりパンクスと半裸マンは素殴りのみと正攻法しか使ってこないので、そこんとこは助かる。パンクスの方があからさまに頭わるそーで格下っぽいが、やってることはカルトの手先とあんまり変わらない……っていうか飛び道具を使ってくるぶん、レザー+シールドのハンパなACの半裸マンよりも厄介だったりする。順調に数を減らしつつ、パンクスの方が口は軽そうというので、一人はウィリーの全力で手加減したクマ張り手で昏倒させる。口が堅そうな半裸マンも、一応は聞くことがあるかもしれないとステッドさんも手加減究パラディン極神拳で昏倒させる。究極神拳で昏倒させるというのは矛盾してるかもしれんが、アレだよ、風聞だけど劇場版モータルコンバットの究極神拳でガードできたらしいじゃない。あんな感じだよきっと。
 偉い人にはアルビレオ爺ちゃん必殺のクロマティック・オーブが火を噴き、しかし相手の属性を考えて正確には[電撃]を噴き大ダメージを与える。そこにトルクがなおも追いすがる。とことんまで接敵を嫌う偉い人は、今度はホールド・パースンでトルクの身動きを縛って逃げ回る。もう何でもアリやなあ。しかしその先にはステッドさんが待ち受けているのだフハハハ、と思いきやステッドさんまでホールド・パースンで麻痺状態に。このままだと半裸マンの攻撃がクリティカル・ヒットする恐れもあってヒヤリとさせられたが、そのターンでセーヴに成功して脱出、事なきを得た。通らば即死みたいな効果が5eではターン毎にセーヴ可能・要精神集中になってるから助かるよね。その間にウィリーは熊殺しを自称したパンツマンどもを文字通り千切っては投げ千切っては投げ屠り去っていく。貴様らは今日から熊殺しではなく熊殺されだウワッハハハハー! この血風吹きすさぶカラテ地獄変にパンクスはすっかりドン引きし、武器を放り出して降参。よし命だけは助けてやる、と言いたいが、クマになってるから言えねえんだよな。ジェスチャーで何とか殺さないよー、と伝えようと努力だけはする。
 そしてハーフオーク名物食いしばりに賭けてトルクは偉い人になおも食い下がる。マップ外まで必死で逃げる偉い人に、ウィリーも機会攻撃を受けながら食い下がる。二人で身動きが取れないよう囲んだところで、ついにトルクの鉄拳が偉い人の頭蓋を貫いた。手加減は「どうしよっかなー」とダイスを振って決めていて、周囲にえっマジかよと戦慄が迫ったが、ここは自制すべきと空気を読んだらしき出目に従って当身で済ませた。戦意を喪失していたパンクスも集めて尋問だ。
 偉い人&半裸ーズは口が堅く、返事一つしようとしない。ので、DMの助言に従ってパンクスの方から攻めてみる。眼前でクマに齧られるわ“神の一撃”で爆死するわとそれはもお酷い死に様を見せつけられたせいか、実に素直に喋る喋る。それを聞いてカルトたちがジロリと余計な事を喋るな、という視線を送る。そういう反応をしてくれると裏付けが取れて助かる。
 彼らはジョリバー=グリムジャウなる男に雇われた略奪団で、使節団を襲ったのも間違いなく彼らの仕業だという。本拠は川の上流にあり、三時間ほど遡ったところにあるリバーガード・キープ砦。そこでジョリバーはならず者たちを集め、手先として使っているのだ。
 ジョリバーに関して聞いてみると、パンクス曰く「やべえ」。大変簡潔でワカりやすいがどうやべえのかそこんところ詳しく。匿名掲示板で殺害予告しちゃうとか、上天丼と一緒に天蕎麦頼んじゃうとか。
 以前略奪団の方針について意見が割れて同士討ちになりかかったのだが、その際、ジョリバーには剣が刺さったのに、まったく効かなかったのだ。フェザーゲイル・スパイアでワーボアが略奪団を率いているという情報通り、ジョリバーがライカンスロープであるのは間違いないさて、どうしようか。通常武器無効と言われるとトルクとウィリーはかなり困ったことになるのだが。トルクは風の拳、ウィリーはジャイアント・スパイダーのウェブぐらいしか通じそうな手がないぞ。
 ジョリバーは使節団については高く売れると判断して、まだ殺してはいない。しかし買い手は見つかったようで、そう遠くないうちに引き渡すつもりだそうだ。うーん、小休憩する間もなさそう。
 砦の入り口には看守のホルガーが見張りをしている。この人が超強い上に、砦の外から弓矢で蜂の巣にしてくるので正攻法は絶望的に難しいが、その代わりホルガーさんがバカキャラで騙されやすいという。しかも山賊団は自衛隊に入らないか? というノリで人手集めに熱心なので、それっぽい恰好をしていけば入り込むのは簡単だと。なんかハウリング・ヘイトレッド・カルトの時も同じことを言われた気がするがまったく普通に入り込んだんだったな。よーし今度は情報を無駄にしないぞー。
 ところでこの偉い人とパンツマンは何者? と聞くと、彼らがウォーター・エレメンタル・カルトだった。あっ、ただのカルトの使い走りじゃなくて四大組織のうちの一派だったんですか、そんな大物だったとはレザーパンツ呼ばわりして失礼しました……。っていうか、水属性押しが最初のスリート・ストームと川沿いってぐらいしかなくってなあスリート・ストームも風っぽいといえばそうだし。一応、水界ドルイドの呪文でホールド・パースンは指定されているが。
 彼らはジューレイの〈威圧〉にもビクともしない。話してもムダと判断したトルクは、一人ずつ顔面にスピアをお見舞いする。味方までえっ何やってんのとドン引きのこの蛮行にパンクスはタマキソ縮み上がらせ、二度と悪いことはしませんと誓って走って逃げていく。うむやっぱり人間清く正しく生きねばならんよ。
 じゃあ次回は全員マッドマックス的変装で砦への潜入だな。ちょうどそれっぽい服装は、その辺に沢山転がっていることであるし。ジェイソンみたいな仮面つけて「お前には失望したぞ」とか言ってればいいワケですな?
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 とかなんとか爆笑している所にDMから衝撃の告知。
DM「次回最終回です、場合によっては一回伸びますが」

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 真相は次の遭遇を待て!

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No title

クマとトルクは恐いね。

> スリート・ストームはドルイド呪文リストにしか存在しない(今知った)が、

へえー、そうなんだー。確かに(3.5版とかで)ウィザードやっててスリート・ストームなんて検討した覚えもないし、ドルイド専用だったか〜、と思わず納得してしまいましたが、ソーサラーとウィザードの呪文リストにありましたよw

ヒューマン・バリアントのソーサラーで、Lightly ArmoredとModerately Armoredの特技を取得している。両手がふさがるとソーサラー呪文の詠唱に制約がかかるので盾は持たず、スピアには習熟していないのでクォータースタッフを持っている、という線でどうでしょう。特技の取り方がアホっぽいですけどね。
本命は、モンスターデータはPC作成ルールなど考慮していないので適当に作ったらああなった、なのですがw

No title

(・3・)アルェー
どうやら2レベル呪文の所を見て「あれ専用呪文なのか」と思い込んでしまったようです。ハズカスー

そうなるととりあえず《中装鎧習熟》を取った秘術呪文使いで問題ないと思いますけど、シールド、マジック・ミサイルという呪文の並びからして「とにかく強い奴を作ろうとしただけで深く考えてない」説には賛成。
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頑張りましょうと言えないのがとても残念です

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