アニメノ無チカラ#28~SDガンダムトイクロニクル1988-2015~

 BB戦士より元祖派だった筆者にとって買わずばいられぬこの一冊!

 小遣いというものを貰っていなかったから、最安値の480円(BB戦士よりもさらに高額だったし)でさえ買ってくれるのは年に数回、故に手にしたものよりオモチャ屋さんの店頭で眺めたり、同梱の折り畳みカタログで目にしたりしたものが殆ど。元祖はもちろん、千円を超えるガンダムクロスなんてウォーハンマーの活版印刷本か5eのマジックアイテム並の入手難易度(つまり普通に買おうとすると絶望的)、7000円にも及ぶ(当時で7000円ですよ!?)リアルタイプガンダムクロスに至ってはもうアーティファクト的存在。購入するとか手に取るなんざおこがましい、オモチャ屋さんの棚に鎮座ましましているのを畏れ多くも拝むのが精いっぱい。
 本体と同じように、カタログを大切に大切に保管して、時々取り出してその錚々たるラインナップに想いを馳せ、お花目(少女漫画におけるお花のようにパッチリとした目)でうっとりと溜息をついたりしていた日々を思い出します。想いを馳せることしかできなかったあの頃、新製品から既存品、高額品まで網羅したあのカタログは、本当に宝物だったねぇ(しみじみ)。本書はまさにその往年のカタログを彷彿とさせる全ての商品のオールカラー掲載なのですから、これは興奮するなと言う方が無理がありますよ。乳首の勃起を止められない。
 個々の商品の解説だけでなく、シリーズ全体の背景も当時子ゼルも子ゼルだっただけに初めて知る事情が多くて大変興味深い。当時は玩具流通とホビー流通が異なり、ホビー流通にBB戦士が乗っても玩具流通に乗せる商品がない状況を打破するために元祖が生まれたとか
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 な新事実である。勉強になるなあ。確かにNo.81のフューラーザタリオンは、完成品を手に取ってもプラモデルよりはオモチャーって感じのギミックの塊だったな。元祖はザク系列の商品が非常に少なく、純粋なザクシリーズはザクⅢしかないとかも言われてから気付いた。BB戦士でも早期に出てたし、あのザクⅢ押しはなんだったのだろう。逆シャア当時最新のザクだったからか? ギラ・ドーガはマラサイのラインが濃いし。ちなみにギラ・ドーガは元祖で出ていない。また、公式のバンダイの方でも情報管理と記録に混乱があったのか、発売時期と価格が詳細不明の商品も多いとことわりが入っている(玩具系サイトやコミックボンボンを参照している)。謎の欠番ナンバー7のパーフェクトジオング(ネットでもいまだに取沙汰されている)には金型が壊れたとか諸説あったが、本書では生産に時間がかかるせいで再生産ラインから外された説を採用している(巻末の岡崎聖氏が証言)。カタログによって名前があったり無かったり後発のカタログからは抹消されていたりするこいつは何者? と筆者も首をひねっていたのをよく覚えている
 初めて買ってもらったのはNo.2ZZガンダムだった。なんでZZを選んだのは覚えていない。多分、安かったからだろう。No.1νガンダムとこのZZを並べてみると……ぶちゃいくですね。正直な感想。No.11ガンダムMk-Ⅱ[エゥーゴ仕様]になるとそうでもないんだけど、初期の元祖のガンダム系列は、妙に顔が潰れていた印象。パーツの色分けが出典と大胆に異なるのもなんか微笑ましい。νガンダムは腕部が真黒だし、ZZはつま先でなく、何故か足の裏だけが赤かった。No.3ヤクト・ドーガ、No.4のザクⅢなんかは同じく若いナンバーなのに結構ピシッとしているのですが。No.8シャア専用ズゴックが既にプロポーションの完成形に至っているのを見るに、ジオン系は得意だけどガンダム顔は苦手だったのか?? 少し間を空けても、No.23コマンドガンダムの顔とか「!?」な出来だったりする。
 そういえば千円を超える商品なんてモンスターの巣を漁るか見習い魔術師を襲うしか入手手段が無かった、と書いたがどういう風の吹き回しかNo.18武者精太 風雲騎馬スペシャルは買ってもらえたのだった。本陣ベースにガン消しと同サイズの武者五人衆、緒羅四恩、暴留&雑魚(今考えるとこの2つが一番実用性高い)が付属、メッキ仕様の特別版は大興奮の逸品であったが、腰に付ける刀の鞘がポロポロと落ちて、業を煮やして強引に押し付けたら差し込み部がポキッと折れて、買ったばかりのそれも高額商品にこの仕打ち、泣くに泣けなかった苦い思い出がある。
 自分の金を持ち始めたようになってからは、900円台のちょい豪華な大型商品も買うことがあった。No.21サイコガンダムは原作通り図体が従来の商品の2倍近くのビッグサイズ。モビルフォートレス形態への差し替え変形も可能なスグレモノである。変形させて余った頭部と拳パーツは
今だ!!!2get
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄       (´´
     ∧∧   )      (´⌒(´
  ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
        ̄ ̄  (´⌒(´⌒;;
      ズザーーーーーッ
 的なうつ伏せの胴体パーツにくっつけて、腹の車輪でコロコロ転がせる遊び心も素晴らしい。プレイバリューではNo.20スーパーガンダムが忘れ難い。Gディフェンサーと完全分離し、バルカンポッド、ビームライフル、シールドが付属されているのでMk-Ⅱ単品としても成り立つのが心憎い。このGディフェンサーも車輪付きで転がして遊ぶことが可能。ギミックもさることながら、Gディフェンサーのデフォルメ具合は神がかっていたと思うのですよ。900円台ではNo.69マスクコマンダーは絶対に外せない元祖を1つ選べと言われたらオレはコレ。造形、プロポーション、ボーナスパーツ、全てが完璧。SDとは思えぬごっつい高出力ビームスマートガンの重厚な造りには震えた。難点は肩のウイングが取れやすいのと、マスクの差し込み部分がポキッとすぐ折れることぐらい(←これ致命傷)。
 筆者が触れた初ガンダムだけに、元祖旧ナンバー最後のノーマルSD(そうだったのか)となったNo.77ガンダムF91はもちろん手に入れた。SDにも関わらずしっかり脇にヴェスバーを回せて、しかも伸縮ギミックまで搭載していたのは感動した。ルックスもイケメンで初めて手に取ったZZから隔世の念を覚える。しかしこの時期になると、手足を動かしたりするギミックは翳を潜めていたようで少々寂しい。
 GARMSや騎士ガンダム、武者ガンダムにプラットフォームを移して暫く経ってからの、新ナンバー筆頭となるNo.0001ガンダムGP01-FbNo.0002ガンダムGP02Aには、店頭に並ぶ商品がBB戦士メインになっていくのを危惧していた中(玩具流通だと定期的に再版されないらしい)、おおっ久しぶりのノーマルSDか! と惹きつけられた。GP01はグリグリ動くフルバーニアンだけでも楽しいが、それが取り付けられているコアファイターが差し替えなしの完全変形で、GP01本体に取り付けてフルバーニアンにしてもよし、コア・ファイターとGP01個別に扱っても良し、というバンダイ脅威のメカニズム。GP02はコレと言ったギミックは無いが、背中にマウントされたアトミックバズーカ後部とシールド裏のアトミックバズーカ前部を組み合わせた際の偉容は迫力の一言。マッシブな造形もGP02らしさをしっかりと再現。新ナンバーの胎動を実感させてくれた。
 ……ただ、このあたりから筆者の資金がゲーム方面に流れていったせいで、以後の元祖シリーズは殆ど追わなくなってしまった。今見るとNo.24V-dashガンダム(これもコア・ブースターに変形可能)が出ていたり、旧作を再版していたり、GガンダムやWガンダムも網羅していたりしたのね(シュピーゲルがカッコイイ)。今ではこれらは入手困難も困難、下手をしたらアーティファクトかそれ以上に希少な存在になってしまった。アーティファクトならデータが存在するんだから触れる機会もないわけではないが、最初から“ない”んじゃねえ……。勿体ない事をした。ミニコレクションも時期を逃したせいで結局手に入れられずじまい。そもそも本誌にさえ資料が足りず掲載できなかった非売品も存在するというのだから、失われた元祖の歴史の闇は深い
 元祖のみならず、冒頭で触れたガンダムクロスや海外展開商品など、本家以外のシリーズも見ていて楽しい。リアルタイプガンクロスのナイトガンダムは甲冑を外すとガンダムMk-Ⅲになるのだが、あの時期でMk-Ⅲを立体化していたのは珍しかったのではないか。現在の元祖直系の子孫と言えるSDXはひとつひとつを見るだけで心が燃える。
 現在筆者が直に目に出来た元祖商品は、中野ブロードウェイの4Fを歩いていたら組み立て済みのNo.70バーサルナイトガンダムが2倍近くの値段で、No.34ナイトガンダムが色褪せた箱の現品そのままに10倍近く……もしかしたら数十倍……の値段で売られていたのを見かけた、この2つ。付けられた値段にたちまち実家のオモチャ箱を漁って元祖シリーズを引っ張り出そうとする衝動にかられたが、何度か書いたように筆者はオモチャは壊れるまで遊ぶものと言うポリシーなので、パーツ全部が揃った商品はおろか、解体離散してパーツすら残っていないのが大半だったのでしたね(´・ω・`)
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ジャンル : 趣味・実用

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No title

武者精太クリスマスに買ってもらったなー
1500円だったかな、小学生には大金だった

No title

お見事、ピタリ1500円です。
私は確か正月に買ってもらいました
年に一度だけさせてもらえる贅沢だった…
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頑張りましょうと言えないのがとても残念です

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