D&D5e余話#87~D&D Encounters『Elemental Evil:Princes of the Apocalypes』第七回レポート~

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 5e始まって以来のやまだかつてないほどヒドい遭遇を経験した……いや実はこのSeason以外にも前科はあるのだが……以前レイスにハーフオーガにフライング・ソードと一度に遭遇した三回がクライマックスかと思っていたが、それどころではなかったむしろあれが今思うと可愛いぐらいってシナリオライターは何考えてやがるんだ。『病魔の坑道』といい『シャドウフェル城の影』といい、システム草創期のシナリオって
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遭遇だけならシャドウフェル城より酷いかも……
 あんなにカッチリしたシステムを作れるのに、何故実際に回す段になるとこんなに手回しが悪いのだそんなことだからWoC本社が「ねこたま」になっちまうわけだよ。明日には社屋がキャットタワーだよ。
 まいろいろディスったけど歯を食いしばり血を滲ませ6レベルスペルキャスターをブッ殺しても貰える経験点はゼロというブラック企業もかくやってなサービス残業を耐え抜き、やっとこさ2レベルですよ。ドルイドの人生はここから始まると言っても過言ではない。公式がこんだけ酷い事するのを是とするんなら、プレイヤーも冷酷・冷徹・冷血の「氷の精神」(byバラクーダ師匠)で情け容赦なくルール無用の残虐ファイトに興じようと思います(↓のような悪魔の笑みで)。
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仲間には非難されてたけどぶっちゃけこの時が屈指のカッコよさだった

 そういえば前回オレイオスのヤサでめっけた古き元素の目とかマジック・ミサイルのワンドの話は後回しにしたんだけど、特に語ることがない。何故かとゆうと、そんなヒキに全然触れられずに10日間(正確にはダウンタイムという。これを使って技能やアイテムに習熟するのだが例によって250日かかるので、大抵は死んだキャラクターのリハビリ期間に消費される。これでいいのか)がシレッと経過したもんで。それにワンドを持ってるアルビレオ爺ちゃんが休みなのでますます書くことが無い。あれがあるかないかで戦力がだいぶ変わる気がする、っちゅうか折り込みで遭遇を構築されると大変困るのだがいないもんは仕方ない。
 あと今回ドワーフ・クレリックのアッサムさんが加入した。回復を一手に引き受ける生命の領域だもんで、これはオーガにグレートクラブ、ババリソにモールって感じだ。
 そんで10日後、手掛かりらしい手掛かりが六話もかけて(そのうちひきこもりなネクロフィリアとのじゃれ合いという超どうでもいい話で三話もかけてな)出てきたとゆうのにまたも酒場でウダウダしていたダメ人間な俺たちを、突如として地震が襲う。ぬな!? いくら過酷な遭遇を乗り越えたとは言え、任務をほっぽらかしてサボってたことの天罰か……いや調査が進まないのは散発的な事件ばっかりでつながりが見えなかったせいでもあるんですが……。
 そんなことより町の被害は大丈夫だろうか。通りには混乱した人々が溢れている。待て待て慌てるんじゃねえ、地震の時はまず出口を確保し、風呂桶に水を張るんだッ。規模はマグニチュード5ぐらいだったそうだが、それを聞いてPL諸氏、「なんでえそんなもんか」と思うところが実に日本人的な反応で面白かった。ファンタジー世界の住人ならすわ天変地異の前触れか! とうろたえるトコだよね。その中には身なりの良い老人や恰幅のいい若者など、町の中心人物らしき人がいて、混乱の収拾に当たっている。
 と、我らの目の前の十字路に立っていた子連れの女性が突然消えた。それはもうテレッテレッテー(ボッシュートの効果音)とか音を立てそうな勢いで。なんだなんだと寄ってみると、そこには直径20フィートの裂け目が開いていて、30フィートほどの下に彼らが落下しているのが見える。どうやら下が空洞になっており、その上の地面が崩れ落ちた結果のようだ。幸い柔らかい土の上だったので大事には至らなかったが、この深さの上に、空洞は出口に向かうほどくびれていく形状なので独力では登れない。
 保安官のハーバーク氏が到着すると、早速我らに手助けを求める。仕事=報酬とあらば断わる道理のない俺たちであるが、ウィリーは呪文による地震ではないかと警戒してゴソゴソとディテクト・マジックの儀式発動の準備を始めていた。2レベル以降、呪文のクリーンナップに儀式発動できるこいつが入ったのです。もう戦闘中絶対回復しないから、ヒーリング・ワードなんて準備しないんでな
 初期装備に入っているロープを使った救助が始められ、下に降りていくと、その空洞はなにやら穴よりも相当に大きく、しかも壁は露天掘り、地面は人口の床が敷かれている。元から地下に建造物があり、そこと繋がった、というのが正しかったのか。何より目を引くのが錆びた取手のついた大きな扉。穴があれば入らねばならんのが冒険者であり扉があれば開かねばならんのが冒険者なのです。
 なんか上では町の有力者が「いやもうその辺でいいから戻ってこいや」と妙にアセりながら言ってるのだが、ハーバーク氏ともどもこの異常事態に
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 と反論、しかもこらえ性のないトルクが黙ってられる筈がない。ディテクト・マジックの反応もなかったので、ウィリーも合流して地下探索に移る。
 ただ、扉の側に二枚のクロークと革袋が落ちているのは気になる。どちらも埃をかぶっておらず、しかも扉には最近動かした跡がある。なんぞ活動している奴らがいるようなのだ。

 扉の先は真っ直ぐな通路になっており、さらに進むと十字路に。左右及び前方には扉がこれまた据え付けられている。石の扉にはバトルアックスとチェインメイルで武装したドワーフが彫られていて、どうやらこの洞窟は彼らの工夫が造ったもののようだ。右手の扉には触れられた形跡がなく、左手には通行の跡、人型生物の通過した様子が窺える。
 最初に行った右手はすぐに行き止まりになってしまったんで、次は左に。すばらくグネグネした通路を進んでいくと、前方から強い腐敗臭が漂ってくる。うーん、2レベルになったことだし、アレでしょうか。ほら、“キ”がつくD&D界のアイドゥ。
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「呼んだ?」
 おっかなびっくり進んでいった先は小部屋になっていて、中央には血まみれで、しかも骨とスジしか残ってない猟奇的な死体が転がり、そこに何やら群がる生物が。イヌぐらいの大きさのネズミ、つまりはジャイアント・ラットは、新鮮な肉の到来を嗅ぎつけ、こちらに向かってくる。
アッサム「おーい、ワシの前にも来とるんじゃが……」
 どこに隠れていたのか、最後列を歩いていたアッサムの前にも2体のジャイアント・ラットが襲撃してきていた。完全なバックアタックであるが、先手を取ったウィリーが救助に向かう。やっと2レベルになり、ついに凶暴熊の気持ちも理解できたことだしな。今ならワカる、郷里で決して心を開かなかった彼らが何をいわんとしていたか。
 所詮この世は弱肉強食。弱きは肉として食われるが運命(さだめ)……!
 というワケで本Season初公開のワイルド・シェイプでブラウン・ベアに変貌してジャイアント・ラットの前に立ち塞がる……っちゅうかデカ過ぎて通路いっぱいをふさいで、アッサムにはケツしか見えん。そして繰り出される何も考えない複数回攻撃、理不尽な暴力がジャイアント・ラットを襲う!
 クマ張り手と噛みつきで二体死亡。
 一同唖然。使ってる方もビックリした。
 後顧の憂いは断ったものの、依然前線には三体ものジャイアント・ラットがいる。彼らはパック・タクティクス持ちで味方と並んでいると有利を……だから何でもパック・タクティクスを付ければいいもんじゃねえだろうとデザイナーさんよォ、まあ結局出目が振るわず当たらんかったからいいものを。攻撃を外してしまえば畜生の悲しさ、攻撃回数に優れる我ら相手に外皮だけのACなんて殺してくれち言うとるようなもんです。てか、今気付いたが前衛三人って全員複数回攻撃なんだな
 珍しく危なげなくジャイアント・ラットを始末して、犠牲者を供養しつつ先へ進む。ノーダメージだったので、ウィリーはクマの姿のままで行動することを地面に爪で書いて仲間に伝える。言葉が喋れないんで意志疎通には存外苦労するなコレ。プラカードで示したりすればいいんだろうか
 次の空間では、直径1フィートほどの黒い石が妙な装置で浮いている。( ・ω・)??? 何だかよくワカらんが、メイジ・ハンドで石を引っ張ってみると、装置から少し離れるとゴトリと落ちた。それを見てトルクが近寄ると、装置にツバを落とす。って汚いからやめなさい! ぺっしなさいぺっ! じゃなかった、とにかく意図通りツバは空中で止まる。ごく狭い範囲に力場を作る装置のようだが、しかし何のために?
 〈調査〉や〈神秘学〉でもいまひとつ情報は入らず、仕方なく放置して先へ進む。
 次の部屋はかなり大きく、左右に扉がある。どうやら、あの十字路を進んでいった場合は右手の扉に接続されるようだ。ここにはチェインメイルにシールドとバトルアックス、それにヘルム、ブーツを着用したドワーフの“”が立てられていて、しかも分割式の大掛かりな代物。まるで生きているかのようなリアリティを持った精密な彫刻だ。
 うーん、“”の付くアレですかね。脅威度3だから出てきてもおかしくないんですけど。
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「呼んだ?」
うーむ、まるで生きていたのがそのまま石になったようじゃ」とかイヤなフラグ立てなくていいですアッサムさん。
 像の下には賽銭とおぼしき貨幣が散らばり、その中で高価そうなダガーが光っている。何か珍しい品物かしら……と思っていたら、左右の部屋からどやどやとシミターを手にした凶相の男どもが現れる。そして、彼らを指揮しているらしい身なりの良いハーフオークの男が威圧的な口調で我らに告げてきた。
???「お前たちは知り過ぎたのだ。死んでもらう」
 えーと、何を知ったのかすら我らはまだ認識してないんですが……それはそれとして弱肉強食の真実に気付いたウィリーとしては、そんな啖呵を聞いては黙っちゃいられねぇ。
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 と荒ぶる野生の血を、吼え声で必死に伝える。……喋れないもんだからさあ。
 パーティの鉄砲玉のトルクと共に突撃するや、たちまち血風吹きすさび、バンディットどもを薙ぎ払う。うーんこの長い1レベルを耐え抜いて手に入れた“結社の形態”のカタルシス、こいつは病みつきになりそうです。
 まあその代わり面白いように被弾しますけどね! バンディットの攻撃で「うーん出目8じゃ当たらないよねぇ」ってHAHAHAナニ言ってるんですか、僕の今のAC11ですよ! たちまちクマhpの1/3を削り取られるが、1レベルの間あんだけ一度の被弾に怯え続けていたのを思い返せば、この肉の壁のなんて心強いことか。
 逆側はACと機会攻撃の鬼ステッドさんが並み居るバンディットどもを一人で引き受ける。一撃は貰うものの、有利もない生手なんぞで簡単に貫けるチェインメイルとシールドの防護ではない。しかもアッサムさんからブレスが飛び、前衛全員が複数回攻撃所持の乱打パーティに攻撃ロール+1d4と悪夢のような相性を発揮している。仮面ライダー響鬼と化した一行の猛打がボッコボコにしていく後ろから、ジューレイの細かく分けたマジック・ミサイルが的確に傷ついたバンディットを始末していく。
 ハーフオークの大将は不利を悟りながらも、自身も複数回攻撃でトルクに殴りかかる。あとこいつサグなんでパック・タクティクス持ち……だからさあ……いやもういいや……まあ、そんなパック・タクティクスつけときゃいいだろという不埒な思考にバチが当たったか両方ともハズレ。そこに血に飢えた野獣(一匹は文字通り野獣)が襲い掛かる。ウィリーの噛みつき攻撃は外すが本命のグリズリーフラップがMAXダメージ。悶絶しているところにトルクのスピアと素手打撃の二段攻撃が忍び寄る。
ジューレイ「おいトルク、聞きたいことがあるから手加減を……」
 と、ジューレイが叫んだ時には、トルクの強烈な拳がボスの首をスポーンと飛ばしていた。スポーンと。
 部下のバンディットはジューレイの「まだやるかい」というオドシに戦意喪失。ベラベラと身の上を喋り出す。
 彼らはさっき断頭されたハーフオーク、カルティストのララクに雇われていたそうだ。ララクが何を崇拝していたとか、ここで何をしようとしていたか、までは知らない。うーむ、やっぱり手加減をした方がよかったかなぁ。まあこの世は所詮弱肉強食だから仕方ないよね。
 場が落ち着いたところで、賽銭を物欲しそうに見ている人たちがいるのだが……うーん、クレリックが目の前にいるのに賽銭ドロボーはまずいんでねえの、と思っていたら、アッサムさん「まあ、いいんじゃないか」と鷹揚な態度。ならいいか。でも銅銭だけは計上と重量の邪魔になるんで手を付けなかった。
 高価そうなダガーは星のエンブレムがグリップに装飾されており、なんと+1の魔法の武器。さらに合言葉を唱えると刃先が冷たくなり、淡い光を放ち始めるのだ。「LEDライト?」と言われればその通りだな。
ジューレイ「これってアイドルのライブとかで振るやつじゃないのかなぁ……」
 サイリウムかよ! なんか急にありがたみが薄れてオタ感が増強されたよ!
 魔法の武器と言われてもダガーあらためサイリウムを振り回してありがたがる人はいない(ウィリーに至っては武器を持てない)ので、知的好奇心旺盛なジューレイの手にそのまま収まる。
 バンディットによると、この先にララクの上司がおわすらしく、今度はそやつと御対面となりそうだな。その辺は次の遭遇で明らかにされるであろうて。

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