D&D5e余話#83~D&D Encounters『Elemental Evil:Princes of the Apocalypes』第四回レポート~

 2レベルに到達する日まで、今日も今日とて一撃に怯えながら経験点枠いっぱいの遭遇を耐え抜く、そんな夢みたい★ANGEL隊が俺たちDA!

 ゴールデンウイーク明けたらEncountersも再会です。
 ハーフ・オーガにスペクターにフライング・ソードというオールスター総出演の前回を死人出してまで切り抜けちまった今、最早俺たちに恐れるものなど何もない。っていうかアレ以上非道い遭遇の構成もそうそうないだろってぐらい過酷なシナリオを公式が執筆してると知った今、もう何でもかかってきやがれコンチクショウってな破れかぶれな腹づもりサ。
 あ、そういや今回から参加メンバーの増加に対応して、卓をもうひとつ設置しようかという検討(いやめでたい。結局増卓はないようでしたが)もあってかちょいとメンバーが入れ替わったりしている。新メンバーはゴライアス・バーバリアンのストームボイスと、人間・ファイターのレベッカさん。レベッカさんは噂の弓術ファイター、記事を書くきっかけになったのもこの人のビルドだ。グレンとオッツダルバは今回お休み。そしてメンバーチェンジはしても、相変わらず回復役は2レベル以降回復する気のない俺ことドルイドのウィリー
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 2レベルから先はパラディンさんのレイ・オン・ハンズとさらなるメンバーチェンジに期待しましょう……。
 まそれはそれとしてレッド・ラーチの調査は進めにゃあならん。なんせ思わせぶりな墓の捜索、犠牲者まで出したこの難行が、実は本筋とあんまり関係なさそうなショボクレール予感をヒシヒシと感じる今、早いところ成果を出さないとおいどんの組織における立場が怪しくなる。何もなければ楽な仕事でいいじゃん、とおっしゃるかもしれないが、指定した場所でなんも無かったら組織の上司は自分の空振りではなく部下の無能と処理して切り捨てようとするものなんですよ(知った風な口)。
 言うてもウィリーは他人を気にしないことが美点、気にしなさすぎることが欠点、のんきに日向ぼっこと健康体操の日々を送っていたのであるが。
 そんなところに、宿屋の女将が声をかけてくる。
女将「アンタたち、ヒマだったらちょっとやってもらいたい仕事があるんだけどね……」
 のるのるのる。
 レッド・ラーチに来たはいいがコレといった事件も起きず方針を見失っていた我らはすぐさまのるのる化した。話も聞かずにのるのる化したがこんな片田舎、輪ゴムでジャガーノートを破壊とか村中のカップルから十万gpずつ罰金とかブルマ廃止撤回とか奇問難問を命じられるわけではありますまいて。ていうか実際ヒマだし。
 んで女将さんのゆーことにゃ、街道沿いで怪しい連中が発見されたことに気をもんでいるんだそうな。一話で進んだのとは逆の方向、北東のラーチ道を抜けたところに槍ヶ岩(ランス・ロック)という、鋭く突き出した岩石がある。話によるとドラゴンが落とした御影石がこんな形になったとか。
 その周辺で、ローブを被った連中がコソコソしているのを目撃した者がいるという
 被害というものは出ていないが、保安官も代行がなんとかしているぐらいのこの宿場町、いざ荒事に対処できる人材というのが欠如している。老人たちに聞いてもその辺で因縁話などは出てこなかったが、そのまま放置するのもなあ、というワケで俺たちにお鉢が回ってきたというワケ。
 調べに行くだけでも5gpくれる(後金5gp)と聞いて、早速出立の準備を始める。スタデッド・レザーを買うための貯金をせにゃあならんし、なんかの事件が発生するとゆうのなら、それは経験点を貰える可能性があるってコトだからな。強化版ワイルド・シェイプに到達せずにSeason終わっちまったら、何のためにドルイドで参戦したかワカらん(ドルイドファンの方、大地の結社の方、すみませぬ)。
 目撃者は、町の子供たちだった。て、また子供か。槍ヶ岩は8~10マイルと相当離れた場所、しかも先日遠出はやめとけと忠告したはずなのだがなぁ……レッド・ラーチの子供は行動派だな。
 子供たちは槍ヶ岩に群生しているベリー摘みによく出向いており、その日も採取に勤しんでいたら、白髪混じりのドワーフが「ここには厄介者がおるから、近づかん方がいいぞ」と警告を発したのだという。ドワーフは露天掘りのような職人道具を所持しており、周辺で活動している山師(正しい意味で)のようだった。そのドワーフの指差した先には洞窟があり、そこに2~3人の黒っぽいローブの一団が出入りしているところであった。見たのはそこだけだったので具体的な人相などは不明なものの、不穏な空気を察して子供たちは町に戻り、それきり行っていない。
 念のため聞いてみたところ、そのドワーフはいかついカオをしていたが、別にささりに来そうなヒゲでもなければ、目がグルグルしたりもしていなかった。ヨカッタ、ドゥエルガルでもコトだが、デロだったらモノホンのキジルシだからな。このオッサンについても情報はない。うーん、不確定要素が多過ぎる。

 とにかく行ってみねば始まらぬ、とゆうワケでラーチ道を通って一路槍ヶ岩を目指す。怪人物の目撃情報とあらば、当然道中の妨害も覚悟せねばならんでしょう。
 まあ、実際妨害があったのはローブの男たちでもなければ槍ヶ岩でもなかったんですけど
 ラーチ道を歩いていたウィリーは、複数の人型生物の気配を察知する。前方から、2体のホブゴブリンに指揮されるゴブリンの一団が接近してきていたのだ。て、それ前々回出会ったのと同じ面子じゃねーか! さてはシナリオライターがコピペしたな? あ、いやいやもしかすると立て続けにゴブリンと出会うのはレッド・ラーチの陰謀の布石だったのかもしれませんん、でもなんかアイツらその辺を歩いていただけと聞いた気もするな……。
 なんだかんだ言っても人気のない街道で冒険者とゴブリン……勝負でしょう。戴宗にアルベルトがいるようにジョナサンにDIOがいるように顔を合わせたら戦いを避けられない間柄というものはあるものです正直に言うとボクは避けられるもんなら避けたいですけど。だってホブゴブリンて2d6の追加ダメージとかあるし。初回はDMの温情で封印されたが、それが二度続くとは思わない方がいいだろう。
 今回も速攻でエンタングルで無効化するなりホブゴブリンにフェアリー・ファイアーするなりしようかと思ったが、洞窟の探索を後に控えているし、その状況でとても大休憩が取れるとは思えない(俺がDMなら許可しまい)ので、涙を飲んで後列からちまちまとソーン・ウィップによる攻撃に集中する。距離が空いているぶん、体勢を整える時間があるんだから、多少は有利であろう。あとは前衛を張る激怒したストームボイスの物理的な硬さと、チェイン・メイル+盾のステッドの硬さを信じよう。
 実際激怒の物理ダメージ半減は洒落にならないタフネスを誇り、迫りくるゴブリンの攻撃をものともしない。またステッドのAC18は流石の堅牢さで、一撃貰ったら2/3をもっていきかねないシミターはカスリもせず。しかし味方側の出目が冴えず、シールドを構えているゴブリンにはなかなか有効打を与えられない。盾を用意するのにも外すのにもアクションを要するようになっちゃうと、切り替えられない手前、敵も最初から持つようにせざるを得ないんだよねえ(ショートボウ→敵に接近されたらシミター+盾という常套手段ができない)。ゴブリンに切り刻まれるストームボイスを回復しに行こうと思ったが、あっという間に乱戦になり、キュア・ウーンズを使用するとどこでも機会攻撃を受ける。やっぱりヒーリング・ワードにしておけばよかったか、と早くも前言撤回したい気分になりつつあった。
 そうこうしている間にホブゴブリンがついに前線に参加する。ううっついに2d6追加ダメージが披露されるのか……と覚悟を決めていたら、ジューレイがフロスト・バイトを飛ばす。サプリで追加されたキャントリップらしい。どんな効果かというと、
ジューレイ「セーヴに失敗した目標に[冷気]ダメージと攻撃への不利を与えるんです」
 ちょ……そんなキャントリップを用意されたら、バードのヴィシャス・モッカリーを使えるという特権的立場が……まあ、あれは脳筋に強い【判断力】セーヴだからいいとしておこう……多分いいんだろう……うん。
 この支援に助けられ、もとより高ACのステッドは言うに及ばず、ストームボイスにもホブゴブリンの必殺の一撃は当たらない。問題はこいつのステッドと同等、18ものAC。ホブゴブリンはセーヴを振らせるジューレイと、“弓術”戦闘スタイルによって命中が五分のレベッカさんに任せ、他はゴブリンの掃討にあたる。当たれば激怒中のストームボイスにさえ致命傷のホブゴブリンの一撃であるが、幸運なことに最後まで火を噴くことはなかった。レベッカさんも出目に苦しめられながらそこは数少ない攻撃ボーナスが+5を上回る弓術ファイター、きっちりハンド・クロスボウを撃ち込んで体力を削り取る。そこにゴブリンを片付けた前衛の一斉攻撃が襲いかかり粉砕。なんとか昏倒者ナシで切り抜けることができた。まったく、1レベルの間はどんな相手でも命がけだぜ。っていうか前々回から命がけも命がけな敵ばっかりな気がするぜ。

 やっぱりゴブリンはコレといった情報もそれを示すものも持っていなかった。まあええわい。
 確かに子供たちの証言通りベリーの群生地は発見できたけれど、ローブの連中、ドワーフの山師、いずれの姿も見当たらない。このまま突っ込んでもいいものか……よし、ここはひとつドルイドらしさをたまには見せるとしよう
 ウィリーは10分ぐらいちょっと待っててくれ、と仲間に告げてから、唐突に野に生きるリスさんとかネズミさんとか相手にブツブツと喋り始めた。こんなこともあろうかと、儀式発動もできるスピーク・ウィズ・アニマルズを用意しておいたのだ! は~これがリスちゃんですか、よーしよしよし、こうすると喜ぶんですよね~(ムツゴロウさん風)。
 彼らの口から聞いたところによると、洞窟にはヒョロッとした人型生物が出入りしていて、レベッカさんの得物と似たようなものを持っていたという。すると狙撃手か? また何か大荷物を運びこんでいたとか。それに食料を結構な量持ち込んでいたことから、本格的に居着く意図が読める。具体的な数に関しては流石に把握していなかったものの、「つがい」におさまる数ではなかった、つまり一団がいるってワケ。
 うむ思ったよりも有益な情報が集まった。結構ウケも取れたし、ヒーリング・ワードを切ってまで準備した甲斐があったというものだ!
 その後、一行は槍ヶ岩へ到着。60度ほどの傾きでせり出した、先端の尖った巨岩だ。あ、一回目で聞いた「巨岩の陰で不審な人影を見た」ってこの話か!?
 岩の下は藪になっていて、その間を縫うように道が走っている。その先には看板が立てられており、こんな物々しい文言が書かれていた。

 近寄るなかれ。余を悩ます醜き変身の呪いが、汝をも捕えぬように!
 槍ヶ岩の主


 ……変身の呪いって、もしかして相手はライカンスロープでしょうか。前回のスペクターもそうだったけど、対処する手段がほとんどない間に次から次へとその手のクリーチャーを出すのはカンベンしてもらいたいなぁ。シレーラ(クォータースタッフが魔法の武器扱いになる)なんてキャントリップ取ってねぇよ……まだライカンスロープと決まったワケじゃないですけんど。あと、自分で槍ヶ岩の主と言っちゃうあたりがどうもダメっぽい(DM談)。
 文章は共通語で書かれており、異種族にありがちな乱れた筆跡、変なクセもない。どうやら教養ある人物の手によるもののようだ
 さらに進むと藪は腰の高さにまで届くようになる。またも同じ看板が立てられていて、今度の筆跡は苛立ちを示すように荒くなっている。最終的に、洞窟の入り口の脇にも同様の文言が書かれているのまで確認できた。だとすると、洞窟の奥にいるのがその主とやらなんだろうか? 最近ローブ団が目撃されたのからすると、彼らとは関係ない第三勢力なのかもしれない。
 また、洞窟から少し離れた場所には猟師小屋があった。中は不在で、備蓄の食料も腐っている。どうも長い間使用されていなかったようだ。小さな窓からは洞窟の入り口まで視線が通る。恐らく以前は猟師たちが利用していたものの、ローブの奴らが出現したので寄らなくなったのか、もしくは始末されたかのどっちかだろう
 再び動物くんたちと愉快なブツブツ会話に興じてみるが、中はジメジメしていて気持ちが悪いんで入ったことが無いとのこと。
レベッカ「そういえば、ここには暗視持ちが二人もいるし、ジューレイはドラウなんで120フィートも闇を見通せる。交代で見張るには絶好の場所じゃないですか」
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 というワケで日が落ちるまでは暗視のない人間ズとゴリさん(仮名)が、夕方からはアルビレオ爺ちゃんとジューレイが入り口を見張る。前半は特に何もないまま、暗視コンビに後を譲って休憩を取る。
 そして夜、ジューレイのドラウ謹製の暗視は、闇の中を進む、箱を持ってゆっくりと動く荷車を捉えた。三つの影は、大きな箱を二つ乗せた荷台の周囲についており、慎重な足取りで洞窟へと向かっている。
 数は少ないが、彼らの正体や荷車の中身がワカらない以上、軽はずみに手を出すのはためらわれる。うっかり洞窟の奥でローブを着てお茶をするのが趣味の無辜の民だったりしたら困るじゃないですか
アルビレオ「おおそうだ、さっきやってたように動物と話して、彼らの後をつけてもらうよう頼むってのはどうじゃ!?」
ウィリー「えーと、それをすると回復手段が一回減るんだけどいいかな?」
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 仕方ないんで見送るだけにしました。リソースの少ない低レベルの悲しさよな。
 そのまま監視を続けたが、結局日が変わるほどの時間が過ぎても進展はなかった。大休憩取れちゃったよ。よし大休憩をしたということは、ヒーリング・ワードを準備し直す時間もあったってことだな!
 取れちゃったもんは仕方ないので、ベストコンディションで挑ませてもらう洞窟の探索は、次の遭遇にて。

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