魔獣使いの少年少女#53~エリュシオンレポート完結編・君をのせて の巻~

 当方はいつまでもエリュシオンを3人以下で突破した報告をお待ちしております。

 空中庭園エリュシオンの探索も、ついに最後となりました!
 ぶっちゃけ《カルカブリーナ》×2を無傷でぶっころしたことで満足しきってる感がなきにしもあらずですが、まだまだクラリーネちゃんのお母様とかアスモデウス様の封印とか謎は残ってるからね! これまで全然触れてこなかったけど。なんせ借金返すのと生き延びるのと対《カルカブリーナ》×2戦の策略立てるのに必死過ぎたもんで。それにリプレイで大筋知っちゃってるしなぁー。

 最終エリアともなり、遭遇もクエストもふるっている。何故かことごとくLLサイズモンスターと出会うことに。
シャルル「ランダムエンカウントはラッキーボーイのキミたちのボクにお任せさ! えっとねー、《ヘルカイト》が出たよ」
ブーリン「探索始めて一歩目にLLサイズモンスターかよ!」
カイマン「それも【HT】抵抗Aに失敗で転倒!? うおおー《封印の札》使ってくれ! そんで次のターンからは《◎魔法結界》!」
ガーフィールド「金に飽かせて《抵抗強化の装飾品》を買い込んでおいてよかったデース」
シャルル「ウェステリアたんの《フォッグ》今回も大活躍だったね。次のランダムエンカウントね。えっとねー、また《ヘルカイト》が出たよ」
ブーリン「またかよ!」

 クエストはクエストで、
シャルル「見えたぞ! 竜の巣だー!」
カイマン「ギャグってる場合か! 《ルビー・ドラゴン》と《トパーズ・ドラゴン》、LLサイズモンスター二体だぞ!?」
ブーリン「しかも《◎高速詠唱》にブレス持ち、そして空中エリアありだからどっちも前衛に来るな。こりゃシナリオライターが死ねって言ってるな(遠い目)」
ガーフィールド「死ぬ気で対抗を総動員したけど、あと1ラウンド戦ったら本当に死にマース」
カイマン「……なんかリザードマン語で頼みごとをしてきたぞ。竜の姫を人質にされて、仕方なく我々を襲ったと、でその姫君を助け出してほしいと。だったら最初からそう言えと」
シャルル「竜の御姫様にはキミたちのボク興味津津。で、要求を飲んだらなんかくれるのん? ……ダイス目任せの、それも金貨と宝石? しょ、しょべぇー」
ブーリン「……どうせ2ターンで戦闘を終わらせればいいんだから何してもいいだろうっていうテキトーさ、その上実力差でこっちは要求に従わざるを得ない、いちいち人の神経逆撫でするNPCは本当にSNEのお家芸のようだな
 勝てば要求を蹴ることもできるそうだが、当方はいつでも《ルビー・ドラゴン》と《トパーズ・ドラゴン》を撃破した報告をお待ちしております。《カルカブリーナ》×2より難しいっていうか多分ラスボスより強い。
 ブツブツ言いながら休憩してボロボロにされたスペル枠や消耗品を回復しつつ、そのお姫様とやらを探して回る。
シャルル「おっ、なんだかノーブルな雰囲気の美しいご婦人が木陰に横たわっている! 待っていて下さいマドモアゼル、貴方のシャルルが情熱のベーゼで目覚めさせてさしあげましょう」
ブーリン「待たんかい。黒い鎧で武装した槍使いに連れ去られたって話だろ。どう見ても呑気に昼寝してるだけじゃねーか」
ガーフィールド「起こしたくなければ〈気配消し〉か【DX】抵抗しろと言われてマース。一人でも失敗すると起きるそうですネー」
カイマン「重鎧の、それも前衛二人に【DX】判定とか何かの冗談か……ほら失敗」
シャルル「なんか婦人の御面相がドラゴラムしてるんだけど……すいません、人違いでした
ブーリン「今更おせぇよ」
 彼女は《眠れる森の美女》、かつてのモンコレ・ファイターならば空中庭園収録のクッソ使えない極稀カード、いやがらせのように『放浪王の帰還』で再録された事を覚えておいででしょう。コチラではイニシアチブの出目に左右されず本性を現せるため、正しく《○最悪の目覚め》の面目躍如。
ブーリン「1ターンの間ダメージ半減の上に《○再生:60》か。真面目に殴る気がしないんで、《強靭の薬》だけ飲んで素殴りしとくぞ」
シャルル「この理不尽さ、つまりイベント戦闘ってやつだね! じゃ待機だけしとこうっと」
ガーフィールド「身も蓋もないけどその通りデース」
カイマン「ぐお、ついに全体攻撃ダメージが300点超えか! 一人頭78点…《フォッグ》で50点は吸収してもらって、パピーがかなり痛手だが、他は鎧と薬の効果でそこまで負傷は受けずに済んだな。なんだ、結構なんとかなるもんだ」
キャリー「何かされましたかネー?」
ブーリン「お前無傷かよ! 敵が魔法の武器さえ持ってなきゃホントに固いな!」
 シャルルの読み通り、1ターンを凌げば《眠れる森の美女》は元に戻って戦いをやめる。あらためて竜の姫君を助け出す依頼をされた後、今度こそ目的の人物と出会う。
シャルル「あー、《シルヴィアの竜姫》かぁ。人気があったせいかシングル価格が現在も高騰してるらしいね」
ガーフィールド「横にいるのは、《竜を狩る天使》デース。なるほど、ドラゴンじゃ同時攻撃でも起こさない限り勝てそうにありませんネー」
※《竜を狩る天使》は敵味方全てのドラゴンを廃棄する特殊能力を持っていた。最近は変わったそうで。
ブーリン「でも戦う気はなさそうだな。だって《竜を狩る天使》のデータが掲載されてないし
 実際《竜を狩る天使》は我らと戦うのは分が悪い、と引き下がる。なんか堕天した腹いせに竜姫を捕えていたそうで、手出しをすることはなかったんだそうだ。竜姫も彼との別れで寂しそう。イイ話っぽくまとめようとしてるが、そのために《ルビー・ドラゴン》と《トパーズ・ドラゴン》と2ターンも戦わされるハメになった恨みを俺は忘れないよ
シルヴィアの竜姫「あの方は、私にやさしく接して下さいました。それに私の一族は誰ひとりとして、あの方の槍にかかってはおりませんでしたし……」
シャルル「ガーフィールド君、ここで“いえ、奴はとんでもないものを手にかけていきました。貴方の心です”って言わないと」
ガーフィールド「(爆笑)」
ブーリン「なーなーそれよりお姫さん助けたんだから何かくれねーの?」
カイマン「クエスト報酬と経験枠だけで我慢せんかい」

 その後もまたLLサイズモンスターに襲われたり、
ブーリン「またかよ! しかし《リンドブルム》か、第一話で飛空艇轟沈させられた借りを返してやろうじゃねえか!」
 《ストーム・ナイト》の大群と遭遇してちょっとした騒動になったり。
カイマン「イニシアチブ+6か。まあ同時攻撃が起こらない分、ある種平和だな」
ガーフィールド「Lサイズモンスター程度の力押しなら、最早《フォッグ》するまでもありませんネー」
シャルル「……あれ、《ストーム・ナイト》の武器って黄金化されてない? 《○通常武器無効》効かないけどキャリーちゃん大丈夫なの?」
キャリー「…………そ、そうでしター! キャァアアア―――!
ブーリン「悲鳴上げるのは自分の手番だけにしてくれんかなぁ」
 まぁ《リンドブルム》だろうと《ストーム・ナイト》だろうと抵抗Sでなきゃ《◇金切り声》の餌食なんですがねアッフッフー(ゲスい笑み)。

 そして今回も恒例の塔での戦闘だー。
ブーリン「《エリゴール》に《ソウル・サッカー》4体か。《高速詠唱》もないし火力もそこそこだが……」
ガーフィールド「《エリゴール》様はTCG通りの属性殺しですネー。属性呪文の時行為修正-1、ホーリーオーダーの特殊能力を使う時HP10点が追加コストに…ぐ、ぐはっ」
カイマン「《ソウル・サッカー》は戦闘エリア全員に《◇魂の狂宴》で攻撃して、与えたダメージ分回復? めんどくせぇー。なかなかHPを減らせないな」
シャルル「【HT】はそこそこ上げてるし《抵抗強化の装飾品》もあるんだけど…意外とBだと落とす可能性あるんだよね。ウェステリアたんにも《抵抗強化の装飾品》買ってあげてよかった。あとどうでもいいけどMTGに同じ名前のカードあったよね
 そして《エリゴール》は《○暗黒の魔道》などすっぱり忘れ、《◎衝撃の盾》でダメージを軽減していく持久戦。カイマンやブーリン、簡易データのウェステリアはともかく、シャルル、ガーフィールドが抵抗で苦戦し、地味に《ソウル・サッカー》を回復させてしまう。空中エリアありのため、4体も前列に出るのも頭痛い。
 しかしガーフィールドのなんちゃってホーリーオーダーぶりが功を奏してか、せいぜいエリゴールの妨害は《サンクチュアリ》を発動させづらくするぐらい、しかもガーフィールドはカードでしか発動できないため、-1の行為修正ぐらいはなんぼのもん。借金返し終わった俺達はちゃんと+2のカードを仕入れるぐらいの余裕はあったのだ。
 《ソウル・サッカー》もLサイズと思えないガード下手と所詮は3レベルの抵抗の脆さが災いし、全体攻撃とBP爆砕(実は《エリゴール》も【DX】抵抗は苦手)の直撃を受けて撃墜されていく。もちろん呪いに耐性のある《エリゴール》以外、《◇金切り声》からのがれることはできんぞ
 数の多さによるダメージ分散と《◎衝撃の盾》に悩まされながらも、何とか押し切る。

 二つ目の塔では、本キャンペーンの黒幕、クラリーネちゃんのお母様でもあるクラウディアとご対面。
シャルル「あ、ひいひいひいおじいちゃんがお世話になったっていうお姉様だね。ずいぶんファンキーな御仁と聞いたけど
ガーフィールド「それがそうでもないみたいデース」
 リプレイだとハチャメチャなクソ女という印象でしたけど、エリュシオン本編だと正真正銘のクサレ外道、本当にただのクソ女だったりする、この御婦人。野心のためにクリサリスのヨメさんとクラリーネちゃんの親父を謀殺、クリス君を誘拐してアスモデウス様の封印を解いて回るその理由を聞いてみりゃ、賤民の生まれであることを理由に自分を認めなかった〈大学院〉と世の中を壊すという十五の夜っぷり。歪んでいながらもクラリーネちゃんに愛情を注いでいたリプレイverと違って、「ガキの面倒はもうたくさん」「そんなおめでたい幸せな連中を見ると虫唾が走る」と吐き捨てる清々しいまでのド畜生です。
 ……リプレイでは人間性は真性のクズでもまだマイルドな表現にされてたんですね。あっちはシオンという真性のドクズがいたしな。
カイマン「クラリーネ嬢は複雑だろうが、ここは戦うしかあるまいな! シャルル、お前もいいな?」
シャルル「え? あ、うーん、いくらボクでもこれはちょっと議論の余地ない感じ」
 敵は《スカルミリオーネ》《レジェンド・ホーン》《ナンディン》の混成部隊に、《女神の天馬》に乗ったクラウディアまで参戦だ! ごへぇー。
ブーリン「……って前衛は《スカルミリオーネ》と《ナンディン》だけかい!」
カイマン「クラウディアは前列に来る意味がまったくないし、LLサイズがいるんじゃなぁ……」
シャルル「それだと《女神の天馬》って《◇急降下攻撃》ぐらいしかやることないんじゃない? なんか普通に《◎とおせんぼ》で守り切れそうなダメージだけど」
ガーフィールド「で、《レジェンド・ホーン》とクラウディアは……何にもしないで終わりデース
ブーリン終わりかよ! お前ら何しに来たんだよ!」
ガーフィールド「《レジェンド・ホーン》は後列だと回復しかできないし、クラウディアはサモナーとデータ化されてないウォーロックしかクラスがないんで、できることがありまセーン」
 後列のやる気のなさが凄いが、この戦闘《スカルミリオーネ》に立たれ続けるだけでもかなりつらい。鉄壁の《◎デーモンメイル》に、巨体震撼による戦闘スペルが飛び、シャルルは《魔力のスクロール》での待機に拘束され続けてしまう。あまり頭数に数える必要もない《ナンディン》も、空中エリアによるダメージ軽減で、《スカルミリオーネ》への被害を逸らす意味では立ってるだけで十分仕事をしている。その間に《◎デーモンメイル》でモリモリ再生するって寸法だな。
 まぁどいつもこいつも《◇金切り声》には耐えられないんですがね(鬼の面相)。
 《◎デーモン・メイル》で呪い耐性の乗る《スカルミリオーネ》と素で抵抗Sのクラウディアはともかく、他の畜生どもはキャリーちゃん迫真の絶叫に見る間にHPを奪われていく。後列で回復以外やることのない《レジェンド・ホーン》なんかはあろうことか自分を回復しなければならない始末、結局本当に何もしないまま沈んでいった。哀れ子羊。まあどうせ《スカルミリオーネ》が立っている以上、前列に出る事はなかったろうしな。
 にしても《スカルミリオーネ》が固い固い。なんと《スカルミリオーネ》自身がBP切れを起こすまで踏み止まり続ける。クラウディアを倒せば戦闘は終わるものの、後列への攻撃手段に乏しい我々のパーティ、それもシャルルは待機し続けなければならないので、とてもそんな手段に出る余裕はなかったのだ。
シャルル「ウェステリアたんの《魔力の薬》も使い切っちゃった。ここから先はガーフィールド君の《サンクチュアリ》頼みになるね」
ブーリン「げげ、俺ガードを完全に捨ててるからなぁ。薬と絶叫で防護点+25を得ているとはいえ、そりゃキツイ。《大治癒の薬》をポケットに入れておけばよかったブヒヒー」
 しかし……BPを使い切ったということは《◎デーモンメイル》の切れ目、呪いへの耐性を失うという事。キャリーの《◇金切り声》で追加行動を失ったスカルミリオーネに待ち構えていたシャルルのBP爆砕が飛ぶ。《○魔術障壁》がない《スカルミリオーネ》はこれで大打撃を受け、ついに崩れ落ちた。
 クラウディアと《女神の天馬》は……《ナンディン》が倒れたのを見て、慌てて地上の後列へ移動したぐらいでした

 クラウディアは《スカルミリオーネ》が倒されると黒い塵となって消滅し、クリサリス氏も息子のクリス君を助けるために塩の山と化してしまう。クエストを邪魔してくるとかクラリーネちゃんを舐め回すような視線で見つめるとかシナリオ上の関わりがアレ過ぎたせいで、ウザくてムカつく連中という印象しかなかったが、あのクソ女の犠牲になったという点では合掌を禁じ得ない。リプレイだと二人とも生存し、かつ救いがあったとゆうのに。
 ママンの狂乱とクリサリス氏の死という二重の衝撃に打ちのめされたクラリーネちゃんにかける言葉もなく、ひとまずはタージケントに帰る。
 シャルルの口八丁手八丁で増やした最後の報酬で、待ち受ける三連戦に備えて装備を整える。また、貰える成長枠もこれが最後、5レベルの大台に乗った。
シャルル「トレジャーハンターが4になったんで、元素植物を自力で作れるようになったよ! これで遠慮なく毎戦闘使えるね」
ガーフィールド「最後はウィザードにしまス。これで《ヘイスト》のカードを使う際にペナルティを受けずに済みマース…最初からウィザードにしていればもっと強かった気がしますがネー
カイマン「おまっ、キャンペーン開始当初から全員が思っていたけど口に出さなかったことを…
シャルル「《◎魔法結界》便利だったじゃない(震え声)。そういうカイマンの兄貴じゃなかった姉貴は?」
カイマン「俺もリザードマンで《○チャージ》を取るぐらいしかなかったから、あまり人の事を言えんか。まあ防護点も伸びるしいいだろ」
ブーリン「俺はキャプテンを伸ばしたぞ」
シャルル「ええ? そんなに欲しい特殊能力あったっけ?」
ブーリンそりゃ《◎先手必勝》の使用回数を増やすために決まってんだろ
 各人まっとうな理由からクソみたいな理由まで様々な成長を終える。
 後はこれが最後とばかりにCランク工芸品を買い漁り、ウェステリアにまで疑似スペル枠を与えておく徹底ぶり。
カイマン「結局ポケットたちには、食事とフロ以外であまり世話にならんかったな」
ブーリン「素材収集の出目がいまひとつだったんでな。あいすまぬ」

 準備万端整ったところで、クラリーネ嬢も立ち上がる。護符に宿った《ペルソナ》の母上との邂逅を果たし、このまま魔王復活をむざむざ見過ごしてなるものか! 奮起したクラリーネは、クラウディアの遺品を整理して得た一万ギルダーで我々に依頼してくる。て、か弱い割に結構しっかりしてるなオイ!
カイマン「今回の調査委員会の依頼を達成しようとすると、クラリーネ嬢の約束を破ってしまうことになるが……どうするよ?」
ブーリン「フ、聞くまでもなかろうよ!」
シャルル「ほかならぬクラリーネちゃんの頼み、それもやっと立ち直って心からのお願いと来たら、これはもう断る理由はないね!」
ガーフィールド台本にそう書いてあるんだから仕方ないデース!(文中でそれっぽい流れになっている)」
シャルル「いいシーンなんだからそういうこと言わないの!」
カイマン「そういえばクラリーネ嬢は覚醒して《◇ペルソナの加護》を使えるようになったそうだな。なになに……物理ダメージと魔法ダメージ半減、《サンクチュアリ》とも併用可?
ブーリン「TUEEEEE!!」
 全ての役者も装備も揃った、後は決着をつけるだけ!

 かくて我々は空中庭園の城塞に突入する。ここからは、トランプによる地形生成ルールを使わないガチンコの正面対決三連発だ!
 第一の相手は豹頭の魔人・《オセ》に、忌まわしき編成《マラコーダ》《ソウル・スティンガー》×2とのリターンマッチだ!
ガーフィールド「涅槃を見た体験から、あの弓天使を真っ先に成仏させるべきだと主張しマース!」
シャルル「相変わらず、あの弓を受けたら即死の危険性大だからね」
ブーリン「任しとけ、今回は一戦ごとに睡眠を取れるというお墨付きだ。遠慮なく《◎先手必勝》を打ち込んでやる!」
 ブーリンの豪語に違いなく、見事イニシアチブ先取。
シャルル「じゃーキャリーちゃん、いつものよろしく!」
キャリー「ハイハーイ。キャァアアア―――!
ブーリン「《オセ》と《マラコーダ》には通用しないが、《ソウル・スティンガー》にはばっちり通ったな」
シャルル「《オセ》閣下は《◎高速詠唱》もないからガーフィールド君の《ディスペル・マジック》で十分だし、《◇双豹斬》ぐらいなら耐えられるよね。じゃあ《ソウル・スティンガー》に向けて、えいBP爆砕!」
ガーフィールド「それは……二体とも撃墜デース」
シャルル「ありゃ、これまたあっさり」
ブーリン「《◇金切り声》だだ抜けにお前の全力爆砕を受けちゃあな」
 あれだけ恐れられた《ソウル・スティンガー》瞬殺。そもそも考えてみればウェステリアの《シェル・スクリーン》(1ターン続くレンジ攻撃対策)があるんだから恐るるに足りませんでしたがなムハハ。こんなに簡単に撃破できるとは、決して俺達が弱かったわけじゃない! あの時点で《ソウル・スティンガー》を出すシナリオのバランスが間違っていたということだな!(そうかなぁ)
 返す刀で《オセ》閣下は《◇双豹斬》でパピーを悶絶させるも、そこはLサイズの悲しさ、戦線を壊滅させるには至らない。しかも隣にいるのがポンコツガミラス星人ではねぇ。今更B評価程度の《爆砕華》で何をするつもりかと。《フォッグ》の防御壁の前には何するものぞ、である。

 次の戦闘はもっと悲惨だった。
シャルル「今度は《アイラヴィータ》と《バステト聖騎士団》《バステト聖霊甲冑団》だね。魔法帝国時代に絶滅した方々がこうもゾロゾロ出てくるとは……ところで、そこの聖象さん、貴方《ストーン・サークル》を二つ以上支配していないと存在できないんじゃなくて?
アイラヴィータ「あんなパチモンと一緒にするな!(鼻息)」
ガーフィールド「流石にLLサイズモンスターとなると火力が違いますネー。で、後列の《バステト聖霊騎士団》は……待機で
ブーリン終わりかよ! お前ら何しに来たんだよ!」
ガーフィールド「だってレンジ攻撃も無い上に〈呪文魔法〉の評価がCなので、《ジャスティス》しても通りそうにないから、《サンクチュアリ》ぐらいしかやることがないのデース
シャルル「ゾウさんも攻撃的な呪文は《クラック》ぐらいしかなさそうだから、対抗はガーフィールド君にお任せしてよさそうだね。じゃあ後列にBP爆砕」
 一匹も前に出ることなく、《バステト聖霊騎士団》壊滅。南無。
 次ターン、ウェステリアが同時攻撃に巻き込まれるも、《強靭の薬》《英雄の酒》を併用していたおかげで死亡は免れる。後列も隙あらばスロットに《強靭の薬》《英雄の酒》だ! しかし《フォッグ》の防御が消えたので少々冷や汗をかくことに。《サンクチュアリ》と《◇ペルソナの加護》でダメージを凌ぎ、何とか事なきを得る。

 さあ、いよいよ三戦目。これが本当に最後の戦闘、《剣の公爵・アスモデウス》との対決だ! と思いきや、最初は《アスモデウスの影》との対決。あらー若干腰砕け。そして影の実力も本当に腰砕け。今更《◎猛攻》しか打撃能力が無い輩が出てきてもねぇ。《○魔術障壁》もなければ堅固なガードもないんじゃ本当に肩ならしにもならんなぁ。
 ササーと片づけ、1ターンの猶予も貰って今度こそアスモデウス様降臨! みんな元素植物や薬品を飲みまくって体勢を整える。
カイマン「影との戦闘から1ターンしかないってのは、薬品の効果が続くってことだから、かえってありがたいぐらいだぞ」
ブーリン「《○魔王の覚醒》があるから、6ターン目までに決着をつけねばならんわけだな。……しかし《ヘイスト》を封じるという妙にピンポイントな禁則事項が笑えるな。よっぽど煮え湯を飲まされたのか」
シャルル「ところでそこにいる鳥娘は誰なのん?」
ガーフィールド「キャリーちゃんの《◇金切り声》はアスモデウスに通じないので、バトンタッチしてもらいまシター」
ミザリ―「ハーイ、《ハーピー》のミザリーデース。最終回だけの登場だけどお邪魔しますネー」
ブーリン「パピー、ミザリ―と合わせてイニシアチブ+2、《◎先手必勝》もあれば先手は確実だな。……にしても、せっかく出てきたのに口上とかなんもないのかこの魔王
 ないんです。
 さて予定通り《◎先手必勝》でイニシアチブを取った一行。
シャルル「《◎剣匠の影》で《アスモデウスの影》を出されるとダメージが散って厄介だね。やっぱりここは《魔法のロープ》で《◎高速詠唱》ごと縛っちゃおうか」
ガーフィールド「それには《フラッシュ・デトネイター》が飛んできますガ……」
シャルル「A評価以上を出せばいいんだよね……うん、S評価で成功」
ブーリン「おいちょっと待て、5ばっかりの出目でよくそんなもん出るな」
シャルルだってボク経験枠のほとんどを〈射撃力〉と〈抵抗〉に注ぎ込んだもん
カイマン「どれどれ…うわ本当だ! こいつ〈抵抗〉5レベルもあったのか!
 アスモデウス様はがっちりがんじがらめにされて、《アスモデウスの影》を呼び出すこともできない。苦し紛れに撃った《フレアー》はガーフィールドの《ディスペル・マジック》がカット、全体攻撃も空中エリアのせいで半減するため、簡単に防がれてしまう。んんー? 何かこの魔王様弱くない?
 次ターンも《◎先手必勝》で畳みかける。
シャルル「《◎剣匠の影》を《封印の札》してもいいんだけど…それよりは、《◎高速詠唱》で連射される方がイヤだよね。それじゃ《忘却のスクロール》。うん、S評価で成功」
ブーリン「おいちょっと待て、5ばっかりの出目でよくそんなもん出るな」
シャルルだってボク経験枠のほとんどを〈射撃力〉と〈抵抗〉に注ぎ込んだもん
カイマン〈射撃力〉まで5レベルもあるのか! そりゃ失敗せんわけだ」
 対抗の《フラッシュ・デトネイター》も、《抵抗強化の装飾品》に元素植物の加護まで受けたシャルルには通じず。こうなっては空中エリアからのしょぼいメレー攻撃しかできず、《フォッグ》の前に1点のダメージも貫けない。
 しかし、《剣匠の影》で数を増やしただけあって、じわじわと前衛の攻撃が息切れを起こし始める。何度倒しても《アスモデウスの影》は新鮮な状態で呼び出されるため、なかなか決定打を与えるには至らない。
ブーリン「うう、《◎強打》のためのBPが無くなってきたブヒヒー。アスモデウスだけで130点防ぐから260点以上ダメージを出さないといけない上に、空中エリアにいるからなぁ」
カイマン「敵からのダメージは一度も受けたことないんだが、6ターン目までに決着をつけられるか心配になってきたぞ」
 もしかしたらアスモデウスの戦い方って、「6ターンまで生き延びる事」が最優先なのかも。
 かすかに魔王の存在意義への疑問と、早期決着への不安が見えてくる中、戦局を動かしたのはあの男だったまさか世界の命運をかけた戦いで、それも魔王をチャラ坊が手玉に取るとは誰が想像していたでしょうか
シャルル「《魔力のスクロール》のダメージにも、《◎消耗品の達人》って乗るんだよね……はい、《フレアー》をS評価で打ち消しつつ11dダメージね」
カイマン「おお凄い、40点ものダメージが直撃とは! むしろ俺達が殴るよりダメージ通ってるぞ!
ブーリンて、《○魔術障壁》ないのかよ!
 ないんです。
 前列も後列もまったくダメージを受けないまま、全体攻撃で《アスモデウスの影》をすり潰して本体に微弱なダメージを与えている間に、《魔力のスクロール》が大打撃を叩き込む。何か間違ってる気がしないでもない最終決戦であるが、ともかく毎ターン《◎剣匠の影》を呼び出さないと死ぬため、《◎高速詠唱》にBPを使う事を許さない、ある意味正しい戦術である!
 結局、最後の一撃になったのはシャルルのBP《魔力のスクロール》最初から最後まで人生なめた小僧に翻弄された魔王であった
カイマン「振り返ってみれば、俺達ノーダメージで勝てたな」
ブーリン「……にしても、やっと倒したのに捨て台詞とかなんもないのかこの魔王
 ないんです。
 1点のダメージも与えることなくチャラ坊にいいように弄ばれた挙句、セリフレスとかなんて切ない扱いのラスボスだろう。

 アスモデウスの封印が終わったことにより、空中庭園は再び天空の彼方へ消え去ってしまう(ED:井上あずみ)。
 あの大騒動も、これでひとたびの終焉というワケだ。報酬や経験枠のリターンを考えたら、ずっと永住したいぐらいだったのですが、序盤に《ソウル・スティンガー》とさえ出会わなければ。
 クラリーネちゃんはアスモ様が倒されたことで呪いの解けたクリス君と故郷に帰るつもりだそうだ。
シャルル「ボクたちはどうしよっか。ボクはタージケントでガルガンチュア商会を再興しないといけないんだけど、まだ遊びたい盛りだしなぁ。せっかくだから御一緒する?」
ガーフィールド私は〈風魔〉を滅ぼされた報復に、エルド教皇になるのデース! そのためにもっと腕を磨かねばなりまセーン」
ブーリン「ホーリーオーダー1レベルのクセにまだフカシてんのか。俺は何もしないで一生食っていけるだけの財産を手に入れたが…まあいいや、ヒマだから地元までの道すがら、同行すっか」
カイマン「俺は、この姿では仲間たちに顔向けできんので、性別を元に戻す業を探す旅に出ねばならん」
ガーフィールド「そう言えば女体化してたんデスネ。すっかり忘れてたけど」
シャルル「つまり、冒険はまだ続くってことだね!」
 見事空中庭園にて、魔王の封印に成功した彼らの旅はまだまだ続きますが、一端これにてお開き。
 どこぞでチャラ坊を見かけたら、またよろしくお願いします。
 それと、《◇金切り声》戦法の真似は危険ですから、絶対にしないでね♪

(おしまい)



六門世界RPGセカンドエディション サプリメント2 空中庭園エリュシオン (Role & Roll RPG)六門世界RPGセカンドエディション サプリメント2 空中庭園エリュシオン (Role & Roll RPG)
(2008/02/28)
加藤 ヒロノリ、グループSNE 他

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

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No title

>当方はいつまでもエリュシオンを3人以下で突破した報告をお待ちしております。
初心者でなければわりと突破できたけど

No title

マジっすか
ソウル・スティンガーはともかく、カルカブリーナ×2を3人以下でどう突破できたのか……ラスボスは何とかなりそうなんだけどな
抵抗はチョロいから、シェル・スクリーンあたりでダメージを防ぎつつ呪文攻撃を撃ち込めば何とかなるのでしょうか?

No title

>カルカブリーナ×2を3人以下でどう突破
いきなり条件を後出しで変えられても困るんだが・・・。
サブクエストだから必ず対決するわけじゃない。一応「初心者でなければ」ってな条件ではなくなるが突破は可能。
プロフィール

銀河アズマ

Author:銀河アズマ
頑張りましょうと言えないのがとても残念です

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