迷キンキャンペーン「野望のルーツ」#01〜ビッグバトル〜
それは去る冬の日のマクドナルド。
我らは2階席の一角にひっそりと集まり、『迷宮キングダム』の王国ブックを前に、これから始まるキャンペーンのPC作成の相談をしていた。
A氏は国王を希望、B氏は自主的に神官、C氏はダイスを振って従者に決めていた。
GM「【探索】と【魅力】型国王っすか? 珍しいっすね」
A「2レベルになったら【武楽】を取ってウハウハなのじゃよ」←【覇権】でドーピング
GM「国王は【才覚】でイニシアチブを取るのが安牌なんだけどなあ。それに、騎士もいないから【武勇】に振ったほうがいいと思うんですけど」
B「ま、神官はいないとまずいだろうし」
C「きっと後から加わるメンバーが何とかするって」
GM「それもそうか」
一同「そうだそうだ」
一同「ワハハ」「ワハハ」
そして迎えたプレイ初日。
集まったメンバー、GM、A、B、C氏。以上。
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/::::::::::::::::::::::: : : : :::::' ヽ || 三 ぜ 三
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:::::::::::: l|ll だ 三
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国王、神官、従者というイカス変則王宮、ここに爆誕。
いや、二人目までは騎士を入れるか従者を入れるかは悩みどころなんですが。安定した【武勇】と【お手伝い】による気力パス(神官には特に重要)、ハカリにかけたら選ぶのは人それぞれかと。
しかし、だ。
国王:貴族
神官:星術士
従者:星術士/貴族
なんでPC3人、しかも従者がいて2種しかジョブがいない。しかも揃いも揃って【魅力】型。超ムダ。特に国王の魅力4が。国王なんざ少人数王宮では嫌われたっていいんです。大事なのはマジカル頭脳パワー! マジカルはいらん! 罠対策は【才覚】でもできるちゆうとったじゃなかとですか!?(熊本弁)
いくらなんでもコレはマズかろう、と「作り直さないんすか?」とGMが示唆したところ、
「イーヨー」
とプー公みたいな口を利きやがるので、「ま、いいでしょう」と冷静を保つ俺のアイスカップ爽がグツグツと沸騰していくのであった。
彼らの王国・深階魔神広国の成り立ちは予告で話した通り。
よりによって国王が「国が滅んだ」という経歴を振ってしまったため、建国そうそうPC諸君には悪いが王女ヒロイトコロ五世一味はいきなし流浪の身となってしまった!
ヒロイトコロ五世、別に変名ではない。名前を決定する際、「好きなもの」を決める表から、という指示があったんだ。旧祖国「帝政鶯谷高国」、これも表を振って名前を決めたらこうなったんだ。なんか個人情報ダダ漏れな気がするな。
ちなみに、この経歴表でついてくるレベル1の【だんびら】、これを装備して敵国を滅ぼすことがレベルアップの条件になっているのだが、この【だんびら】がアイテム欄を圧迫していらねぇいらねぇとあっちこっちのセッションで聞いている気がする。亡き国王の遺品だったのだが、切断された手が剣を握ったっますっ飛んできた、という描写で入手したため、「キモッ!」とますます使う気が失せる模様。
てなわけで陛下ともども高国の残党は復讐の決意を胸に秘め、いつの日か舞い戻り、浮かんでは消える横丁のにくいあんちくしょうの顔めがけてサンドバッグを叩く雌伏の日々を送るのであった。
そして数年後、そこには元気に【深階魔神広国】を運営するヒロイトコロの姿が!
「あの時は本当に死ぬかと思ったわ。もう二度と【騎士】無しで戦闘なんかせんぞ」(五世・談)
高国以来の従者・クーピー(ファイターズヒストリーダイナマイト帝国のごぉっついスパイだが)の尽力により、中古にして【魔獣】と【死霊】のいわくつきのマップを買い上げ、さらには性別不祥の神官・モンガーも加わりやっとのことらしい体裁が整ってくる。ちなみに、性別不詳なのは『サタスペ』方式で決めたため(1d6で1〜3がPCと同じ、4〜5が逆、6が不明)。ちなみにそんなキャラのためか、崇める神は亀神タンガロア(※1)。
亀神ですよ亀神。ごりっぱな亀神。【祈祷】スキルとかなくってよかったですね。
さて、人類の敵なのに蟲捕りに興じるたくましいヒロイトコロ五世、ぶっちゃけ【才覚】0なので政治はクーピーがほとんど仕切って陛下は座っているだけなのだが、そこに民からの陳情が。王国に隣接した土地の境で、【巨鬼】の姿を見た者がおり、実際その手勢に危害を加えられた者も出ているとか。
【巨鬼】と言えば【小鬼】を食ってパワーアップ! しかし性格が【奇妙】なため(※2)周囲に味方がいないと1ターンに1回しか攻撃できないてんでダメ夫、筆者は支配者のルールを間違えてこいつをボスに設定し、迷宮を速攻で走破された苦い経験があります。
ともあれ、民をモンスターが襲うとあらば黙っちゃいられない! とゆうか民が減ったら王国レベルが上がらないぢゃない! というもっともらしい理由に立ち上がった王国一同、泣きっ面見やがれと思う半分一人娘をヨメに出す親父のように心配半分のGMをよそに、件の土地へ向かうのであった。
と、その途中。
「不吉じゃ」
と呼び止める者が。
「お主、呪われておるぞ。その呪いから逃れたくば、この除霊グッヅを1MGで買うがよい」
【命の鐘の十畳寺】からおん出された生臭坊主・“錯乱坊”カウント(「チェリーと呼んで下され」)がモロに【傾国兵器】臭のするアイテムを売りつけてくる。天階系宗教の神官で相容れない宗派ではあるのだが、商才はあるようで【商人】の逸材扱いとなるため、ひとまず同行を許可することに(「お主らが不幸を自ら振り払うようなら力を貸そう」)。
早々にイベント表で罠にはまる王宮一同。
ゆうゆうとフカシこいてるチェリーに、こいつがケチの付き始めじゃないかという空気になりつつも、王宮は目的地にたどりつくのであった。
入って早々、「交渉と戦闘の練習をしてもらおっかナ」と用意した中立状態の【小鬼】を×ァック&スラッシュもといハック&スラッシュし、交渉をキンクリ(※3)して戦闘の練習を軽く済ませる王宮。実に理想的な滑り出しである。何しろ国王は【覇権】で【探索】をドーピング済み、命中こそおぼつかないものの、そうそう当てられるものではないし、捜索判定だって多い日も安心。
と、言った矢先に次の部屋、【羽妖精】と【サボテンブラザーズ】の自爆テロ(※4)に回避もへったくれもなく大苦戦。しかも【サボテンブラザーズ】の
「戦争なんてくだらねえ! 俺の歌を聴け! 殺せ殺せ殺せSATSUGAIせよ」
「表現できたぜ…俺の怒りを! 究極のハートを! 表現できたぜェ〜(うっとり)。万雷の拍手を送れ世の中のボケども」
てな【呪歌】攻撃で【呪い】状態までついてくるオマケ付き。王国まで帰らないと解除されないので、泣く泣くそのまま探索を続けることに。
なお、入手したアイテムは【ビキニアーマー】だった(※5)。
誓って言うが、意図したわけじゃない。ランダムに決めたんだ。
そして挑む最深部、そこには本来の支配者【巨鬼】を「うまうま」と貪る【腐肉喰らい】、それも憎き横丁の“迷宮四天王”の一人・通った後には骨一つ残らないとゆう“屍往走破(グランド)”のゲイリー・Gであった!
やっぱり1レベルで出会うモンスターはキャリオン・クロウラーでなくっちゃね!(PC一同「違う! 断じて違う!(by古代進)」)
近隣諸国の制圧に赴いたところ、あろうことかその先でタカイトコロと遭遇、今度こそ息の根を止めてくれる! と盛り上がるゲイリーをよそに、攻撃回数以外は【小鬼】並のステータスを知って「なあんだ」と冷めた仕草で熱く見る一同。
憤慨のあまり触手をピロピロ笛のごとく伸ばしながら、ゲイリーが初手を放つ! よっぽど腹が立ったのか絶対成功!
痛打表の結果は「即座にもう一度攻撃」
「まだあわてるような時間じゃない」とデータを確認したところ、複数回攻撃は常駐スキルなので、きっちり2回発動することに。
合計8回の触手プレイに、王宮一同が悶絶。
女性二人に性別不詳が一人、その上女王はビキニアーマー。貧乳なのが惜しまれる。特に性別不詳についてはその態を是非詳しくお聞かせ願いたい、というか、その、誓って言うが意図してこうした結果になったんじゃないんだ。
その上チート能力と名高い【乗り手】の攻撃まで叩き込まれ、悶絶というか壊滅状態の王宮一同。ギャル王宮が巨大イモムシの触手プレイの上に【乗り手】ですよ【乗り手】! ランディングライド! これがアメリカ合衆国国歌正上位よ永遠なれってやつですか? それとも机上E?
本当なんだ! 意図してこうなったわけじゃない! 信じてくれ!
モンガー「あの時は本当に驚きました。GMも4回攻撃を忘れていたぐらいです」
GM「【毒撃】を使うのも忘れて最悪の事態も覚悟していました」
それにしてもノリノリなこのゲイリーの猛攻になんと回復の要・モンガーが最初に轟沈。続いて回復手段を断たれたクーピーも倒れ、残るはヒロイトコロのみ、頼みの綱のビキニアーマーも失い、いろんな意味でノーガード戦法に触手プレイ&乗り手といろんな意味で大変なことに。
本当に意図したわけじゃないんだってば。
が、最早死んだら迷宮災厄も何もないわい、と民の声をダメージに全て突っ込んだ決死の一撃が、ついにゲイリーの首を叩き落す。生き残った【乗り手】も「まだやるかい?」という言葉に「元気イッパイだぜ」などとは言わず、空気を読んで退散するのであった。
マグロ二つを抱えて脱出、必死で【お弁当】でHP1で立ち直りながらも道中表でまた罠にはまりかける、という超スリリングな帰り道を抜け、ほうほうの体で帰還する王宮。
再臨した横丁の脅威よりも、迷宮災厄表と道中表と王国変動表の効果に恐れ慄いた深階魔神広国の初陣は終わった。
というか、よくもまあここまでなめくさった構成で生き残ったもんだと思う。が、【転職所】を建てるか、新しいランドメイカーが入るまで、この悪夢はまだまだ終わらないのだ。
次回も、タカイトコロと地獄につきあってもらおう。
※1:超巨大な亀の姿の知識の神。別にち○この神ではない。言っちゃったよ。
※2:性格が【奇妙】だと、前のターンと同じ行動を選択できない。
※3:キング・クリムゾンの略。転じて、過程をすっ飛ばすことを指す。
※4:【羽妖精】と同じ戦闘エリアにいると【呪い】状態となり、【サボテンブラザーズ】は【呪い】状態の目標全てに1d6ダメージを与えるスキルをもつ。
※5:これを消費するとダメージを無効化できるというイヤーソマイッチソグなアイテム。速水螺旋人氏はビキニアーマー復興委員会のシンパであり、筆者もその一員としてゲリラ的活動を続けている。
我らは2階席の一角にひっそりと集まり、『迷宮キングダム』の王国ブックを前に、これから始まるキャンペーンのPC作成の相談をしていた。
A氏は国王を希望、B氏は自主的に神官、C氏はダイスを振って従者に決めていた。
GM「【探索】と【魅力】型国王っすか? 珍しいっすね」
A「2レベルになったら【武楽】を取ってウハウハなのじゃよ」←【覇権】でドーピング
GM「国王は【才覚】でイニシアチブを取るのが安牌なんだけどなあ。それに、騎士もいないから【武勇】に振ったほうがいいと思うんですけど」
B「ま、神官はいないとまずいだろうし」
C「きっと後から加わるメンバーが何とかするって」
GM「それもそうか」
一同「そうだそうだ」
一同「ワハハ」「ワハハ」
そして迎えたプレイ初日。
集まったメンバー、GM、A、B、C氏。以上。
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国王、神官、従者というイカス変則王宮、ここに爆誕。
いや、二人目までは騎士を入れるか従者を入れるかは悩みどころなんですが。安定した【武勇】と【お手伝い】による気力パス(神官には特に重要)、ハカリにかけたら選ぶのは人それぞれかと。
しかし、だ。
国王:貴族
神官:星術士
従者:星術士/貴族
なんでPC3人、しかも従者がいて2種しかジョブがいない。しかも揃いも揃って【魅力】型。超ムダ。特に国王の魅力4が。国王なんざ少人数王宮では嫌われたっていいんです。大事なのはマジカル頭脳パワー! マジカルはいらん! 罠対策は【才覚】でもできるちゆうとったじゃなかとですか!?(熊本弁)
いくらなんでもコレはマズかろう、と「作り直さないんすか?」とGMが示唆したところ、
「イーヨー」
とプー公みたいな口を利きやがるので、「ま、いいでしょう」と冷静を保つ俺のアイスカップ爽がグツグツと沸騰していくのであった。
彼らの王国・深階魔神広国の成り立ちは予告で話した通り。
よりによって国王が「国が滅んだ」という経歴を振ってしまったため、建国そうそうPC諸君には悪いが王女ヒロイトコロ五世一味はいきなし流浪の身となってしまった!
ヒロイトコロ五世、別に変名ではない。名前を決定する際、「好きなもの」を決める表から、という指示があったんだ。旧祖国「帝政鶯谷高国」、これも表を振って名前を決めたらこうなったんだ。なんか個人情報ダダ漏れな気がするな。
ちなみに、この経歴表でついてくるレベル1の【だんびら】、これを装備して敵国を滅ぼすことがレベルアップの条件になっているのだが、この【だんびら】がアイテム欄を圧迫していらねぇいらねぇとあっちこっちのセッションで聞いている気がする。亡き国王の遺品だったのだが、切断された手が剣を握ったっますっ飛んできた、という描写で入手したため、「キモッ!」とますます使う気が失せる模様。
てなわけで陛下ともども高国の残党は復讐の決意を胸に秘め、いつの日か舞い戻り、浮かんでは消える横丁のにくいあんちくしょうの顔めがけてサンドバッグを叩く雌伏の日々を送るのであった。
そして数年後、そこには元気に【深階魔神広国】を運営するヒロイトコロの姿が!
「あの時は本当に死ぬかと思ったわ。もう二度と【騎士】無しで戦闘なんかせんぞ」(五世・談)
高国以来の従者・クーピー(ファイターズヒストリーダイナマイト帝国のごぉっついスパイだが)の尽力により、中古にして【魔獣】と【死霊】のいわくつきのマップを買い上げ、さらには性別不祥の神官・モンガーも加わりやっとのことらしい体裁が整ってくる。ちなみに、性別不詳なのは『サタスペ』方式で決めたため(1d6で1〜3がPCと同じ、4〜5が逆、6が不明)。ちなみにそんなキャラのためか、崇める神は亀神タンガロア(※1)。
亀神ですよ亀神。ごりっぱな亀神。【祈祷】スキルとかなくってよかったですね。
さて、人類の敵なのに蟲捕りに興じるたくましいヒロイトコロ五世、ぶっちゃけ【才覚】0なので政治はクーピーがほとんど仕切って陛下は座っているだけなのだが、そこに民からの陳情が。王国に隣接した土地の境で、【巨鬼】の姿を見た者がおり、実際その手勢に危害を加えられた者も出ているとか。
【巨鬼】と言えば【小鬼】を食ってパワーアップ! しかし性格が【奇妙】なため(※2)周囲に味方がいないと1ターンに1回しか攻撃できないてんでダメ夫、筆者は支配者のルールを間違えてこいつをボスに設定し、迷宮を速攻で走破された苦い経験があります。
ともあれ、民をモンスターが襲うとあらば黙っちゃいられない! とゆうか民が減ったら王国レベルが上がらないぢゃない! というもっともらしい理由に立ち上がった王国一同、泣きっ面見やがれと思う半分一人娘をヨメに出す親父のように心配半分のGMをよそに、件の土地へ向かうのであった。
と、その途中。
「不吉じゃ」
と呼び止める者が。
「お主、呪われておるぞ。その呪いから逃れたくば、この除霊グッヅを1MGで買うがよい」
【命の鐘の十畳寺】からおん出された生臭坊主・“錯乱坊”カウント(「チェリーと呼んで下され」)がモロに【傾国兵器】臭のするアイテムを売りつけてくる。天階系宗教の神官で相容れない宗派ではあるのだが、商才はあるようで【商人】の逸材扱いとなるため、ひとまず同行を許可することに(「お主らが不幸を自ら振り払うようなら力を貸そう」)。
早々にイベント表で罠にはまる王宮一同。
ゆうゆうとフカシこいてるチェリーに、こいつがケチの付き始めじゃないかという空気になりつつも、王宮は目的地にたどりつくのであった。
入って早々、「交渉と戦闘の練習をしてもらおっかナ」と用意した中立状態の【小鬼】を×ァック&スラッシュもといハック&スラッシュし、交渉をキンクリ(※3)して戦闘の練習を軽く済ませる王宮。実に理想的な滑り出しである。何しろ国王は【覇権】で【探索】をドーピング済み、命中こそおぼつかないものの、そうそう当てられるものではないし、捜索判定だって多い日も安心。
と、言った矢先に次の部屋、【羽妖精】と【サボテンブラザーズ】の自爆テロ(※4)に回避もへったくれもなく大苦戦。しかも【サボテンブラザーズ】の
「戦争なんてくだらねえ! 俺の歌を聴け! 殺せ殺せ殺せSATSUGAIせよ」
「表現できたぜ…俺の怒りを! 究極のハートを! 表現できたぜェ〜(うっとり)。万雷の拍手を送れ世の中のボケども」
てな【呪歌】攻撃で【呪い】状態までついてくるオマケ付き。王国まで帰らないと解除されないので、泣く泣くそのまま探索を続けることに。
なお、入手したアイテムは【ビキニアーマー】だった(※5)。
誓って言うが、意図したわけじゃない。ランダムに決めたんだ。
そして挑む最深部、そこには本来の支配者【巨鬼】を「うまうま」と貪る【腐肉喰らい】、それも憎き横丁の“迷宮四天王”の一人・通った後には骨一つ残らないとゆう“屍往走破(グランド)”のゲイリー・Gであった!
やっぱり1レベルで出会うモンスターはキャリオン・クロウラーでなくっちゃね!(PC一同「違う! 断じて違う!(by古代進)」)
近隣諸国の制圧に赴いたところ、あろうことかその先でタカイトコロと遭遇、今度こそ息の根を止めてくれる! と盛り上がるゲイリーをよそに、攻撃回数以外は【小鬼】並のステータスを知って「なあんだ」と冷めた仕草で熱く見る一同。
憤慨のあまり触手をピロピロ笛のごとく伸ばしながら、ゲイリーが初手を放つ! よっぽど腹が立ったのか絶対成功!
痛打表の結果は「即座にもう一度攻撃」
「まだあわてるような時間じゃない」とデータを確認したところ、複数回攻撃は常駐スキルなので、きっちり2回発動することに。
合計8回の触手プレイに、王宮一同が悶絶。
女性二人に性別不詳が一人、その上女王はビキニアーマー。貧乳なのが惜しまれる。特に性別不詳についてはその態を是非詳しくお聞かせ願いたい、というか、その、誓って言うが意図してこうした結果になったんじゃないんだ。
その上チート能力と名高い【乗り手】の攻撃まで叩き込まれ、悶絶というか壊滅状態の王宮一同。ギャル王宮が巨大イモムシの触手プレイの上に【乗り手】ですよ【乗り手】! ランディングライド! これがアメリカ合衆国国歌正上位よ永遠なれってやつですか? それとも机上E?
本当なんだ! 意図してこうなったわけじゃない! 信じてくれ!
モンガー「あの時は本当に驚きました。GMも4回攻撃を忘れていたぐらいです」
GM「【毒撃】を使うのも忘れて最悪の事態も覚悟していました」
それにしてもノリノリなこのゲイリーの猛攻になんと回復の要・モンガーが最初に轟沈。続いて回復手段を断たれたクーピーも倒れ、残るはヒロイトコロのみ、頼みの綱のビキニアーマーも失い、いろんな意味でノーガード戦法に触手プレイ&乗り手といろんな意味で大変なことに。
本当に意図したわけじゃないんだってば。
が、最早死んだら迷宮災厄も何もないわい、と民の声をダメージに全て突っ込んだ決死の一撃が、ついにゲイリーの首を叩き落す。生き残った【乗り手】も「まだやるかい?」という言葉に「元気イッパイだぜ」などとは言わず、空気を読んで退散するのであった。
マグロ二つを抱えて脱出、必死で【お弁当】でHP1で立ち直りながらも道中表でまた罠にはまりかける、という超スリリングな帰り道を抜け、ほうほうの体で帰還する王宮。
再臨した横丁の脅威よりも、迷宮災厄表と道中表と王国変動表の効果に恐れ慄いた深階魔神広国の初陣は終わった。
というか、よくもまあここまでなめくさった構成で生き残ったもんだと思う。が、【転職所】を建てるか、新しいランドメイカーが入るまで、この悪夢はまだまだ終わらないのだ。
次回も、タカイトコロと地獄につきあってもらおう。
※1:超巨大な亀の姿の知識の神。別にち○この神ではない。言っちゃったよ。
※2:性格が【奇妙】だと、前のターンと同じ行動を選択できない。
※3:キング・クリムゾンの略。転じて、過程をすっ飛ばすことを指す。
※4:【羽妖精】と同じ戦闘エリアにいると【呪い】状態となり、【サボテンブラザーズ】は【呪い】状態の目標全てに1d6ダメージを与えるスキルをもつ。
※5:これを消費するとダメージを無効化できるというイヤーソマイッチソグなアイテム。速水螺旋人氏はビキニアーマー復興委員会のシンパであり、筆者もその一員としてゲリラ的活動を続けている。

























