晩夏の筋少特集第一弾・メジャーデビュー25周年記念ライブ「4半世紀」ライブレポート

 8月が終わる! 夏が終わる!
 ママが言ってた夏は終わるって!
 とか言っといて8月最後の暑さにばっちりやられてきたところですけど。この熱気9月まで続くんじゃねーかなぁ。セミも元気に鳴いてやがる。
 やーでも今年の夏はいろいろあったなぁ。久々に会った人と飲んだり東方ドミで叩きのめしたりのめされたり、珍しく新幹線に乗ったり。最高だったのは地元の避暑地でフォールディングベッドに寝そべり、耳元では川のせせらぎ、頭上は生い茂る枝葉で天然の日差し避け、時代小説を読みながら午睡の誘いにウツラウツラする、なんかこのまま永住したい気分になりましたね。あまりの心地の良さに永遠に眠りそうだったんでしませんけど。TRPGはあんまりできなかったのが心残り。て、これじゃいつもとあんまり変わっとらん!
 そんな夏の終わりをまったく感じさせない2013年8月最後の日ですが、ひと夏の思い出にふさわしい記事にしてみました! 筆者が今夏参加してきた筋肉少女帯関連のイベントレポートをドバッとアップしていきます!
 見てやって下さい、第一弾は6月ともう2ヶ月も前なんですけどネ。中野サンプラザで行われたあのライブ!

メジャーデビュー25周年記念ライブ「4半世紀」

・お知らせ
 大槻さん曰く、今回のMCはDVDだと全部カットされてるらしいです。

 キラキラ輝く銀色の魚の鱗のようなピックが、今日もある時は観客席目がけ、またある時は内田さん目がけて飛んだ!
 25周年だ! 25周年だぁ! 25週年だぁー!(コレ10回ぐらい言ってた)
 そのうちの一番後ろの一年ぐらいしかボカァお付き合いないけど、行ってきましたよ場所は中野サンプラザ、筋肉少女帯25周年記念公演『4半世紀』! いいんです再結成後からの人もたくさんいたし。中にはデビュー当時はおろか空手バカボンも追い続けている人いたそうで恐れ多くも年季が違わぁ。
 いやしかしホントすごかった、前回の反省をまったく活かさず「開演17時半で物販スペースの先行が16時なら、多少遅くても余裕持って買い物できるだろ」とかノコノコ出向いたら、サンプラザ入口から伸びる長蛇の列。それが会場じゃなくて物販スペースってんだからオドロキだ。おかげで欲しかった世界を壊せTシャツも瞬コロだよ瞬コロ。電波Boogie好きなんすよ。
 こんなに長い列に並んだのは、十年近く前ことぶき○かさの不知○舞本をコミケで買った時以来かもしれない。あんときゃまだエロ同人誌のために行列に食い下がる熱意があったな。今の俺はラーメン屋に並ぶ我慢すらないよ。
 先行販売すらこの盛況、もちろんチケットはSOLD OUT。途中解散などのブランクを経てなおこのラブコール、今やかつてメンバーの皆さんが憧れていたであろう「スター」になったんですなぁ。影響を受けて追いかけ始め、やがては影響を与えて追いかけられるようになった、夢を実現した人たちの背中っちゅうもんは大きくて眩しいな(いつもの、メンバーの皆さんが背中を見せながらライトアップされる様を見て)。何か○○が○枚売れたとか数字で騒いでる業界がアホらしくなってくるよ。
 CDが何枚売れようが売れまいが、Mステに出ようが出まいが、もう関係ねぇ。好きだと言ってくれる人がいる限り、人間誰でもその人の前では世界一のスーパーヒーローですよ。何か猪木ズムみたいだネ。
 例によって曲順は調べて確認したけどMCになるとかなり曖昧な記憶になるんで、順番違いや内容間違いはあったら許してチョ! もしくは教えて!

 今日の冒頭はエディこと三柴理さんの『黎明』から。荘厳をそのまんま音にしたような迫力でゾクゾクします。
 そして各々の位置にスタンバイ完了し、両手を広げた大槻さんの血染めの白衣の背中が闇の中から浮かび上がるや、始まる『サンフランシスコ』! いきなり出だしを大槻さんが間違えてドキッとした。でもその後も一曲に一回ぐらいは間違えてたから気にしない!
 このバージョンもいつかは収録してほしいもんです。三柴さんの演奏を初めて生で見た(前は座席の都合上見えなかった)が、ありゃ本当にピアノ演奏なんでしょうか。なんかスリラー的な動きと生み出される旋律からして、妖術でもやってるように思われてなりません
 MCに入り大槻さんの「25周年だぁ!」コールに合わせウオオオという歓声×n回後、
「どうもありがとう」
 クールダウンしていつものノリに。
 25周年を迎えた喜びに自分ごほうびで中野のドンキ(会場に超近い)で布団乾燥機買ったとか。おかげでフッカフカの布団で前日寝たそうな。あと25周年もやりながら、「こんなに近所でできるなんて」としきりに感慨に浸っておられた。喜びのあまりタクシーでサンプラザを一周してきたらしい。プロ赤子は無邪気さが違うな。
 近所でライブは私も嬉しい。そして指定席のライブっていいですね! 立ち見だと腰と首が痛くて。
 その昔内田さんのお父君の勤めておられた役所で空手バカボンのチラシを刷ろうとして怒られたなんてエピソードも。似たような話ってどこでもあるんだなぁ、職場でキャラクターシートとかサマリー大量にコピーしてきたとか。
 仕事の都合上「セブン」とかイヤーソな映画を見ねばならず、「25周年なのになんでこんな映画見なきゃいけないの!?」とダウナーな気分だったけど一階のお客さん、二階のお客さん、オールオーディエンスからの「祝ってくれるかと問うならば!?」(問うならばーを挟んで)「おめでとう!」コールにニコニコしてました。良かった良かった(*´∀`)
 さらにコール&レスポンスを求め、「黄色い声援を上げてもいいんだぜ!? 上げられるもんなら上げてくれよ!」と煽りつつ、「もう25年もお付き合いしてるんだから、ディスりあいはやめましょう」とにこやかにフォロー。
 『くるくる少女』! 個人的に筋少ナンバーの中でトップレベルに好きな曲です。この曲を聞いて、オリジナルとセルフカバーの聞き分け方は、内田さんのボイスに注意すればいいんだなと知った。デスボイスに磨きがかかってる方がセルフカバー。
 続いて、こちらもギターが泣く様を堪能できる『機械』。生で聴く橘高さん&本城さんのツインギターは、これぞ筋少のハードロック分! って迫力ですネ。
 25年もやってたらラップみたいな曲もやっちゃうぞ、ということで『ワインライダー・フォーエバー』。UGSの曲も筋少でやったから、ライブでできるんですねぇ。この調子で埼玉ゴズニーランドとかやってくれねぇかな。筋少メンバーによる女性パート歌唱は、男の色気があってイイネ。
 ハードナンバーが続いたところでMCで小休止。
 どうも昔から筋肉少女帯はコミックバンドのような扱いをされるという話。それを考えてみたところ、おかしなMCばかりがフューチャーされるから、という結論に。公式ブログでも語っているように、アマチュアでもプロでも(俺も)レポートではおもしろトークを中心に取り上げるため、筋少のシリアスな部分が隠れがちだ、と。ギャグっぽく語っていますが、なかなか複雑なようですね。一見馬鹿歌と思わせておいて、その裏に悲哀を込めるのは『元祖高木ブー伝説』を筆頭にお家芸ですからなぁ。
だからオラもう何もしゃべらねぇだDVDになった時は全部MCをカットします。何も言ってないことになるからね。リポーターの方も、MCはなかったことに」
 えー、演奏はもちろん筋少のMCもライブの楽しみのかなりを占めているんですが…でもブログの文面を見ると割と真剣に悩んでるから仕方ないかなぁ。MCがおもしろすぎるのも考えもんだ。こんな悩みを持つバンドって他にいくつあるんだろう…。今回のMCは会場に来た人だけのお楽しみだよー、と思ったら「後で見返したら、我ながらMCがシュールで気に入ってしまったので」、ちゃんと収録されるそうですよ! よかったよかった。
 リハーサル中にご両親が来られて、赤飯の差し入れをしてくれたそうです。「見てくの?」と聞いたら、「見るわけないだろ、筋少はうるさいよ。それにサンプラザの二階は揺れるよ。もみじ山文化センターにしてほしいね」と会場のダメ出しまでされていた。中野図書館の隣かぁ…自転車で行けるのはいいなぁ。
 差し入れ話で「甘いものとかよく貰うけど大概余るんだよねぇ」、とかいらんこといって本気で焦って、「糖尿になっても全部食ってやるぜ!」と強がる大槻さん。
「じゃなんかちょうだい」
 ファンにエネルギーを与え続け、25周年を迎えた俺たちになんかくれてもいいんじゃねえのかい!? という要求にどうしていいかワカらず、取り敢えず声援を送る観客。じゃっかん困り気味の反応に、さらに「なんか食わせるもんがあるだろう! このフレーズでピンときた人もいるんじゃねえか!?
 スシでも奢ればいいのかなぁ、とか見当違いな想像が一瞬よぎってから、ああアレを「食わせる」のね( ´∀`)と納得。
 『日本印度化計画』! 今回は大槻さんが「飽きた」ということで、オーディエンスが「日本を印度に!」、筋少メンバーが「しーてしまえー!」コール。
 ストⅡとレインボーマンと並んでインドに間違ったイメージを植え付けた三大犯だと思う。未だにインタビューで「カレー好きなんですか」と聞かれるぐらいだが、本当に好きなんですなこの曲。『とん平のヘイ・ユウブルース』みたいな曲をやるなら俺は筋少を抜ける! と当時言っていた橘高さんは「俺にカレーを食わせろ!」と叫ぶこの曲の演奏に今何を思う。今更気にしねえか。てかそもそも橘高さんが筋少に興味持った曲でしたっけ??
 PVにあった大槻さんのエセインド舞踊(頭上で手を合わせ、頭を左右に動かす)は私のTRPG仲間で、筋少を教えた後輩が得意芸にしていた。コレが元ネタだったと十年越しぐらいで知ったよ。
 続いて、『妖精対弓道部』。セルフカバーの新曲で、『ゴスロリ幻想劇場』のあの小説の主題歌を選んだとは意外でした。いやでもこれカッコイイ曲だなぁ。「バーサスバーサス!」は観客と一体になって一番盛り上がるトコですね。
 さて観客が荷物からタオルを取り出し、『これでいいのだ』。いつも通りグルングルンタオルが回る回る。頭の後ろを前の客席で回すタオルがかすめていた。
 語りのパートでは着替えの時間を持たせるため、大槻さん一人で舞台へ。
25周年のライブだというのに舞台にわたくしただ一人!(『最後の聖戦ツアー』でも「見よ! この揃った五人いなーい!」ってやってたっけ) まるでピエロのよう!」このブッチャケトークで観客に手拍子を打たせ続けるMC力は底知れない。あと後ろでドラムを叩き続ける長谷川さんの体力も。さらに「小泉今日子さんの“学園天国”調で!」引っ張る引っ張る。みんなでヘーイヘイヘイヘーイヘーイ♪ って、これ、『さよなら招き猫』でやってたネタでしたっけ。
 この曲、いつ聴いてもおいちゃんのトレモロアームさばきがやばい。
 みんなが手拍子とタオル回しでぐったりくたびれたところでMC。
 大槻さんから橘高さんへのお礼。25周年当日に、橘高さんからメンバーへお祝いメールが届いたとのこと
 細やかな気配りに「大人だねー」とうなずきあう大槻さんと内田さん。
 届く直前に大槻さんは先述したド暗い映画を見ねばならず、ドドォーンと落ち込んだところだった。そこに橘高さんのメールだもんで、「またダメ出しのメールなのかなぁ」とバンドの内部事情を語り出し、橘高さんがハラを立ててピックを投げつけていたでもほとんど間にいる内田さんに当たっていて、慌てて謝っていた。かわいい
 ちなみに大槻さんはすぐメールを返したけど内田さんはドラクエをやってて手が離せなかったそうだ。「いや僕は子供ですけれどね、長い付き合いなので」と割と本気で焦っていた。
 そして本城さんは当日回転寿司巡り見てました
「え?」
「回転寿司」
「え??それどこでやってたの?」
「テレビで」
 素敵トークだなぁ。
 ここで25年間で思い出深いライブの話。おいちゃんは
「御殿場の二日酔いライブ」
 やることがないんで前日ガブガブ飲んだせいで、オエーップ! となっている橘高さんの顔が大写しになっていたとか…うえー。
 内田さんは復活ライブ。
 大槻さんは「ここでオレは模範的な回答を言うよ」と、わざわざライトアップされた階段を降りながら
「一番思い出深いライブは、今日です
「ここはカットで」
「カットしないでよ!」
 素直に感動した話は、復活ライブと同じ場所で記念ライブをできた、というくだり。「復活ライブの頃は本当にこれからどうなるのかわからなかった」と大槻さんおっしゃってましたが、一度解散し、8年の空白期間があって、また別のバンド(特撮)をやりながらの再結成というのは本当に思うところあったと思います。それぞれの事情があって別れ別れになってしてしまったメンバーがまた顔を合わせてやっていけるのか、音楽活動をどこまで続けていけるのか、何もかもがわからない状態から今日を迎えられたのだから、本当によかった。
 さらにあと30年もすれば本当にじーさんが歌うことになる、ということで『じーさんはいい塩梅』。この曲は観客と一緒になって合唱。歌う時の決め手は「ばーさんとボウリング」の「グッ!」だな!
 次は『香菜、頭を良くしてあげよう』。これも優しい曲だー。屈指のドロドロアルバム『レティクル座妄想』から、セルフカバーベストで『蜘蛛の糸』といっしょにコレが選ばれたのはなかなか興味深いですね。
 一転して、ステージが真っ赤に染まっていき、始まる『孤島の鬼』。
 照明の色の変化がこの日最もドラマティック
 ドラムのドロドロっぷりが増したおかげで、猟奇色強まりイカジ。
 演奏が終わると、大槻さん「筋少ンマ~イ! 『まんが道』の才野茂と満賀道雄みたいにンマ~イ!」と大興奮。
「オレいていいのかなぁ」
 いいんですいなきゃいけませんとも。
 で、ここで定番の段取り間違え、「みんな足腰弱ってるだろうから、『じーさん』から座ってもらうはずだったの」と告白。お言葉に甘えてゆったり座っていたら、『じーさん』で座ってもらって、曲が終わってから「なんで座ってるんだよ!」とキレる予定だったとのことで、その帳尻合わせで「なんで座ってるんだよ! 立てよー!」とメンバー一同でキレる。面白い人たちだ。ほんとに。
 また、座っている間にサポートメンバー紹介がありました。
 エディこと三柴理さん、筋少に関する思い出は
「途中で抜けてごめん。でも筋少やめてオレ本当に良かった。あの後スケジュール聞いたんだけど、すごい忙しいでしょ!? オレ死んじゃうよ
 大槻さんからも「こっちも練習の時間作れずゴメン」と謝罪。またDVDを撮影すると聞いて、慌てて新しい衣装を買いに行って、今着ているのが女性ものの19号ワンピース。ちゃんとめくって見せてくれました。「日本を印度にしておくれ」とか歌ってるからズボンはインドのズボンにしたらしいっす。
 ドラムの長谷川さんは、「なんで座ってるんだよ!」と言ってもらうはずだったそうですが、恥ずかしがって「振られなくてよかった」と心底喜んでおられました。
「長谷川さんならできるでしょう!」
オレの言葉はドラムだから」(会場、おおお~)
 と美しく切り返したのに、橘高さんが大槻さんに「DVD用にはこういうことを言うんだよ。お手本な」。
 で、「立てよー!」と一同再びオールスタンディングになったところで、
「ここでハードナンバーなんかやったらお客さんどうにかなっちまうかもしれねぇ! セルフカバーに入れる時は、お客さんの負担を考えて短くしたぜ! みんな跳べるかーい!」『踊るダメ人間』!
 ×(ダメ)ジャンプに至るポージングが仮面ライダーみたいでカッコイイ。斜めにシュバッシュバッと手を突き出して×の字を作りジャンプする、こんな変身ヒーローがいてもいい。
 あと確かに疲れました。お心遣いありがとうございます。
 しかし疲労を許さぬ『イワンのばか』へと雪崩込む。
 お城建設だお城建設だ。'07を経てまだ生きてたイワン。みんなでハイッハイッハイッハイッ! の大合唱。いつ聴いても内田さんのデスボイスは痺れる。あとヌンチャクソロいただきました。
「このライブに来ている奴らなら、この曲に共感できるはずだ!」
 曰く共感することはファンの証、『蜘蛛の糸』を全員で合唱。わかります、ええわかりますとも(ノД`)
 セルフカバーベスト『4半世紀』の「笑ってろ、見てろよ…」のくだりは本城さんだったんですか! あまりトークを聞いたことがなかったので、めちゃめちゃ美声でビックリした。もっとおいちゃんボーカル聞きたい。
 いい感じに会場が茹で上がってきたところで『ツアーファイナル』。あー毎日がツアーな生活を送りたい。
 フィニッシュは、めでたく25周年ライブを復活ライブを行った中野サンプラザでできた思い出に、あの時一発目だった『トゥルー・ロマンス』。 最後の聖戦ライブのラストナンバーを復活ライブの一曲目で、そして25周年記念ライブの最後に再び中野サンプラザで、万感の思いを込めての演奏でしょうねー

 ここでアンコール。手拍子しながら座ってぷっせりできるのは指定席ライブならでは。いいなぁ、ホントに近所な上に指定席って。
 さて、アンコールに応えて登場した橘高さんから「みんなアンコール中座ってたな? いきなり現れてドキッとしたでしょ
 はい(;´∀`)
 ここで橘高さんから「筋少拡散波動砲」計画の話。次のライブまでなんもやんねーのかよ! という人々への朗報、各メンバーのソロイベントに、ちょこちょこ別メンバーがお邪魔しちゃおうという企画。コレ私も実際に見ましたよー。とっくにライブから3ヶ月も過ぎちゃったけどまだまだやってるから大丈夫だな、間に合ってよかった。微妙にテレが入った橘高さんのキレ芸を見ていると、これが関西の笑いなのかなぁ、と他の人のギャグとの差を感じる
 それにしてもこのネーミング、発案者は誰だろう。やっぱり大槻さんか、それとも内田さんか。
 告知後、『少女の王国』をゆったりと演奏しながら、大槻さんも合流。「橘高君がギャグを交えながら早口で紹介してくれたのがけなげでよかった。いや上から目線じゃないよ」とおもいっきし上から目線の評価。まあ笑いの土俵だと大槻さんのトークに太刀打ちするのは難しいですから…。
 さて、意外とライブって覚えてないそうです。大槻さんはキング・クリムゾンのライブにも行ったが後ろに高嶋政伸さんがいたことしか覚えてないとか、マイコゥのライブでも脇にいた奏者がノリノリだったとか、エリック・クラプトンのライブでも小倉智昭さんがひとり声援を上げていたとかどうでもいいことしか思い出せないらしい。
 でも今日のライブを忘れないように、「例え家に帰って旦那さんとの会話が『筋少どうだった?』『うん、よかったよ!』で終わったとしても!」ここで「ちょっとリアルな会話をしちまったようだな」と観客ともども苦笑しながら、『キノコパワー』。エディのピアノのオドロオドロしさに、橘高さんのギターと大槻さんの荒ぶるボーカルが加わり、これぞキノコパワー2013って感じ。
 またオーケン小説ファンなら欠かせない『再殺部隊』も。この曲あっての物語、あの物語あってのこの曲、本当のタイアップってこういうことを言うんだなぁ。
 そしてついにセルフカバー第二の新曲にしてファーストナンバー、中2秒の神ドロシー』! タメに溜めたのをここで持ってきましたか。4半世紀記念の曲に、「そのバンド、本当はいなかった」「25年見てたのは自分の心さ」なんて歌詞を持ってくるのが、実に筋少らしいっすね。「本当だ夢のよう…」からのギターソロ、「そのバンド、やり続けている」という最後の救いが泣ける。そして大槻さんもフォークギターで参加。演奏に参加してたのか! 弾き語りはのほほん学校で聞いたけど、筋少ナンバーでの演奏参加は始めて知ったかも。
 で、「25周年記念ライブが、あのバンドが本当はいなかったという曲で終わるのもなんなので」今度こそホントにホントのラストナンバー、『釈迦』!
とラストにこの曲。〆にこんな曲やられたら成仏しちまいそうだぜ。そういやコレセルフカバーベストの曲の中でまだやってませんでしたね。これで網羅した、かと思ったら『パノラマ島に帰る』やってねぇや。新録ですっごいムーディーになっていただけにチョト残念。
 拍手の嵐と、『新人バンドのテーマ』(ここで流しますか)の中退場するメンバーの方々、おいちゃんの笑顔で「いつまでもよろしくねー!」コールに、いつまでも拍手が続いていました。

 終わった後に、会場を出た人たちの口にしていた「三時間もやったんだね」「たったの三時間だよ」という言葉を聞きました。今日のライブを思い出す時、一緒にこの言葉も思い出すことでしょう。また会えたらいいね、また会えるよ、絶対(『I STAND HERE FOR YOU』より)。



公式セルフカバーベスト 4半世紀公式セルフカバーベスト 4半世紀
(2013/05/29)
筋肉少女帯

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テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

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