D&D5e余話#135~リチャージの話~

 5eはクリーチャーのデータ管理が4eのパワー方式を引き継いでいて良かった本当に
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 使ったか否かをチェックすればいいだけ、楽よねえコレ。極端な話、マスターはクリーチャーの数だけPCを管理してるようなモンであり、その負担は少なければ少ないに越したこたぁないのだ。思えばHPだとかMPだとかの計算のみならず、特殊能力に呪文をルールブックから参照するとかどえらく面倒なことを普通にやっていたもんだな昔の俺は。いや勤勉だったというべきか。3eなんてあの整理されてないデータブロックに擬似呪文能力が呪文名だけ列挙されて、五十音順の呪文リストと首っ引きだったもんなあ。いくらシステムは懐古路線でも、アレに先祖返りしないでホントよかった。ついでに言うとそのページを見ればクリーチャーのデータが全部わかるってのは最高の管理法やね。ダークブレイズ方式のアレはとってもマスターに優しい。
 こういうことを書いてると、不当に低い脅威度でPCと同程度のリソースを持たせてPHBのデータをまたいで参照させる上にしかも必然性も多様性もなくただ強いだけの呪文リストを使い回すMMのデザイナーへのディスりが始まりそうだが本論じゃないのでやめとく。て、言いたい事ほとんど言ってるぢゃん。
 今回言いたいのは、パワー方式にしたのはいいんだけど、リチャージをダイスに頼る方式を残したのはどーかなー、ってこと。1d6振って6が出たらとかのアレね。1回で使い切りにするのもなんだし、かといって回数性にして連発できるのも、ってな判断かもしれないが、こういうやばい能力の使用を不安定なダイス目に頼るってのは色々危ない。レッド・ドラゴンのブレスとかちゃんと対策で来てるならともかく、連発されたらヤングなブレスでも割と死ねる。っていうか対策してても死ぬかも。もっとくだけた話をすると、DMの出目が良くてポコポコリチャージされると空気が悪くなる。大抵その手の特殊能力は使われるとむかつくくそ能力と相場が決まってるしな。
 あと、毎ラウンドダイスを振ってチェックするという方式もよぐねえ絶対忘れるよそれ4eのセーヴ、何度も忘れたもん。その落ち度で状態異常を抜け出せず何度苛立たしい思いをしたことか。っていうか減速状態と幻惑状態と継続的ダメージが同時に乗ってどのセーヴをやってどれに成功してどれが残ってるかとか覚えてられん(状態異常のマーカーがドカドカ乗ったEncountersのミニチュア戦闘が懐かしい)。
 一戦闘中複数回使いたいなら、リチャージ方式は重傷状態になったら+α(割り込みアクションで発動とか)が一番スマートだったと思うのですが。プレイヤーは追い詰めてる実感を得られて、かつ新たな脅威とピンチも演出できて、一方的な展開にならない。非常に理にかなった手法です。重傷状態という単語が無くなったにしても、こういうところは残してヨカッタのになあ。ウォーロックとか残さずにさ。反面、「こいつ重傷状態になると特殊能力発動するからそろそろ一気にダメージ与えないとまずいよ」とか委縮したプレイに陥りがちだったのはご愛敬。
 このぐらいの変更ならグダグダ言わずにハウスルールで設定しちゃってもいいという気もしますけど。あと、モンスター識別が5eにはないから、hpの半減とか判断しようがない。ので、「どのぐらい傷ついてる?」というプレイヤーの質問に答えてあげられるDMが採用する方がフェアでしょうな。

Monster Manual (D&D Core Rulebook)(2014/09/30)
Wizards RPG Team

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

We are Pathfinders!#205~Monster Codexがあらわれた! トログロダイト編~

 ビホルダー、キャリオン・クロウラー、アンバー・ハルクのD&D御三家(と勝手に呼んでいる)のように、D&D独自色の強いものはPFには出張しない取り決めのようだ。が、今回のトログロダイトもまたD&Dオリジナル設定っぽいのに何故PFに出演できたのか? と疑問に思っていたら、トログロダイトというのは穴居人という意味もあり、単語自体はD&D独自のものではないそうだ。
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 4eで突然マッチョマンになったトログロダイトだが、PFでは3e準拠のため悪臭がメインのガリボーイである。広範囲の悪臭と攻撃回数の多さは危険だが、脅威度1にしては全体的なステータスは割とおとなしめだ。しかしMCで紹介されている変種を組み込めば、さながらシャドーオーバーミスタラの如きくそハ虫人類っぷりを髣髴とさせる難敵に早変わり。“トログロダイト賢種”は脅威度が2にアップするにふさわしく、いやさ【敏捷力】が9のドンガメから17の驚異の俊足に変貌し、その他のステータスも全体的に底上げされる法外な強化を受けている。パワーもスピードもギャグのキレも従来のトログロダイトを上回るに違いない。賢いけど下劣さは変わらないというクソ野郎ぶりも損なわれていない(知性でより原始的な連中を奴隷にする)。また、動物を手なずけ騎乗や見張りに使うという特徴もある。
 “トログロダイト上位種”ともなれば素の脅威度からして5。かつての最古の知的種族イグルガス種がコールドスリープから目覚めたという設定は、並のトログロダイトがハ虫人類なら帝王ゴールってな具合だ。サイズだって大型だぞ。コーズ・フィアーチャーム・モンスターを発動し、さらにHDの高い者はドミネイト・パースンで洗脳までできる、いかにも石川賢イズム溢れるやり口だ。今にもマシーンランドウをひっさげ地球侵略を企てそうな勢いだが、彼らは退化した子孫たちを見捨てた上、偏執的な自己防衛狂というイカス設定のせいでそうそう出会うことはなさそうである。
 “カルガス”はヤングなテンプレートを付与されたナウいトログロダイトではなく、モボならぬイボ……審議中……だらけの小柄な種。穴掘りが得意で、より地表に近い場所に潜む。ヤングなのに噛みつきのダメージが上がり、かつジャヴェリンに種族ボーナスを持つ(ヤング・テンプレートなのでさらに【敏捷力】判定にボーナス)やり手だ。ジャヴェリンだけにやり手。なんちてプススーッ!
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 人型生物の子供の肉を好むといういらん胸糞設定付き。
 トログロダイトの酋長は大抵クレリックかドルイドだけに、追加呪文はいずれかのクラスで発動できるラインナップ。また、ウィザードやウィッチ、ソーサラーなど、【知力】【魅力】を参照するクラスの呪文リストにも含まれる。アーパーでブサメンの彼らにも、時にはそれら呪文発動に適した種も生まれるだろうってこいつらただのトログロダイトでも【魅力】11もあったのか。思ったよりイケメソでした。多分ドワーフや3eの頃のハーフオークよりもモテ男判定です。
 アンプリファイ・ステンチは種族特性の悪臭を強化する。セーヴの難易度が2上がるのもキツイが、不調状態が吐き気がする状態になるってのがヤバ過ぎる。それもトログロダイトの悪臭の持続時間って10ラウンドですぜ。ただの悪臭が牛乳を拭いた臭いぐらいなら、強化されたこいつは新宿ロフトプラスワンで開催される世界のくさウマ実食会に出られるような、「このイベントに関しての苦情は一切受け付けません」という念書にサインをさせられるとか、「帰りの電車もあると思いますのでマスクをご持参下さい」と念を押されるレベルだろう。
 スウォーム・オヴ・ファングズ歯のスウォームを召喚するサイケデリックな呪文。悪臭を放つトログロダイトの呼ぶ歯の群れだから、都市伝説の噛み男ってやつだな。
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 3レベルと呪文スロットやや重めだけに、セーヴ不可、呪文抵抗不可で毎ラウンド2d6点のダメージを与え続ける悪辣な呪文であるが、効果範囲内に噛む相手がいないと最も近い相手に押し寄せる、無論それが術者であっても、な困った奴らでもある。
 さらに高位のマーク・オヴ・ザ・レプティル・ゴッドは遠隔接触攻撃で、爬虫類神の烙印を押し付ける。使えるクラスが宗教系かデンパだけあって、付けたトログロダイトからの攻撃や呪文を受けやすくなるなんて生易しい、呪われてから一日が経過するごとに肉体は鱗で覆われていき、最終的にはケイブ・リザードになってしまう。おいやっぱり石川賢漫画じゃねえか! セーヴを落とした時の【魅力】ダメージの内1点は吸収である。ぐえー。
 トログロダイトの魔法のアイテムは、これまたやばい品が揃っている。ケイヴ・ドゥウェラーズ・グレートアックスは骨と石で造られている野蛮なグレートアックスながら、金属製かつ高品質で+1相当。ヒットした場合目標は頑健セーヴを行い、失敗すると減速状態、次のラウンドのセーヴを落とすと石化状態になる。1d4ラウンドで解除されるものの、そこは徒党で襲ってくるトログロダイト。カットに入る者がいなければ、すぐさま他のトログロダイトが石化した者をバラバラに砕きに行くことだろう。俺がGMでもそうする。
 ステンチ・スプレー・アミュレットは悪臭をブレスと化す。オーラであることが強みの悪臭がより範囲の限られるブレスとなっては本末転倒と思われるかもしれないが、ブレスの範囲内がグリース同様の滑る空間に変わるところが強み。悪臭は広範囲だけに一体でも持ってればいいという考えもあろう。抵抗されると耐性持たれるしな。ってかトログロダイトの悪臭を付与された液体を吐きつけられて、あまつさえそれが床に残るとかビジュアル的にイヤ過ぎ。
 トログロダイトのサンプルは素のデータが決して呪文発動向きでないのに、意外と呪文発動クラスが多いのが特徴。またマルチクラスを歩んでいる者もあり、彼らの観念が窺えて興味深い。
 トログロダイトの急襲者は隠密からの不意討ちを得意とするタイプ。トログロダイトの隠伏兵(ローグ2レベル、脅威度2)は急所攻撃が発動したら、当然クラブなんて捨てて噛みつき爪爪で襲いかかりたい。でも特技は《近距離射撃》なのね。ドボジデ。ジャヴェリンしか遠隔武器持ってないのに。トログロダイトの妖術師(ソーサラー4レベル、脅威度4)はインヴィジビリティのワンドから遠隔接触呪文を撃ち込んでくる外道戦術。倒せば残りチャージ少ないとはいえインヴィジビリティのワンドをかっぱげると思ってとんでもハップンしたい。
 トログロダイトの聖者は信仰呪文系。トログロダイトの野獣の対話者(ドルイド3レベル、脅威度3)……トログロダイトと対話、これほど似合わない組み合わせもないが、スピーク・ウィズ・アニマルズは使えるんだから、まあ対話「できる」という一点のみに絞れば偽りはないか。動物の相棒はいない(動物領域の方)ので、その対話の結果がどうなのかは推して知るべし。せっかく得た呪文スロットを何に使うかというとスパイダー・クライムで天井や壁に張り付き奇襲というストロングスタイルである。トログロダイトの神官(クレリック3レベル、脅威度3)となれば少しは霊的な助言者らしいことをするんだろうな、と思っていたら、アンプリファイ・ステンチで吐き気がする状態になった奴をブルズ・ストレンクスマジック・ウェポンを乗せた黒曜石製スパイクト・ガントレットでボッコボコにするやっぱりストロングスタイルである。面白過ぎる。
 トログロダイトの騎兵は保護色つながりでカメレオンを乗騎にしたりするらしい。なんかジブリアニメみたいな異界的光景だ。トログロダイトの鱗騎手(レンジャー5レベル、脅威度6)はドワーフ殺しを得意とする騎乗戦闘スタイルで、なんと《騎射》をフューチャーしている。エンタングルの足止めや、乗騎の機動力を活かしてジャヴェリンを投げまくる遊撃役的なポジション。それもそのはず、トログロダイトの戦闘士(ファイター6レベル、脅威度7)が正統派の騎乗&突撃スタイルのため。当然のようにランス装備で《猛突撃》を取得しているので、戦闘の際はゆめゆめ警戒を怠らぬように。悪臭で動きが鈍ったところに突撃されるとか最悪です
 先述したマルチクラスのサンプルがトログロダイトの首領(バーバリアン2レベル、ドルイド6レベル、脅威度8)。首領と名乗るだけに、力押しのみに頼らずスウォーム・オヴ・ファングズファイアーボールなど、広域攻撃も得意とする……が、結局激怒して襲いかかるんだから、呪文は自身や味方の強化用と考えた方がいいかも。所詮蛮族はどこまでいっても蛮族か。
 トログロダイトの巣穴の衛士(バーバリアン8レベル、脅威度9)は最も重要な部族の卵を守るという任務を与えられている最強の戦士。粗暴な拳闘家アーキタイプのバーバリアンで組みつきからの乱戦が主戦法だが、激怒パワーもガン飛ばしや怒鳴りつけなどチンピライズム溢れる。本当にこんな奴に重要な仕事を任せていいのか疑問だが、恐怖の怒号のDCの高さはモノホン。
 トログロダイトの暴君(クレリック7レベル、ファイター2レベル、脅威度10)はより深い地底に棲む賢種であり、極度の戦争狂できっちりした軍事行を実践するところが一味違う。戦法もまずアンプリファイ・ステンチで敵を鈍らせてから、じっくり強化系呪文やビストウ・カースマーク・オヴ・ザ・レプティル・ゴッドを仕掛けると理知的。決してレイジを自分に使って精神集中を忘れるようなバカではない(ん、トログロダイトの首領?)。
 追加モンスターのスローグラックは、ただでさえ穢れたトログロダイトの血にデーモンが混じった最低最悪の混成種。その噛みつきは腐食性の唾液で犠牲者を冒し、それによって血は沸騰体し内器官が液状化とかなんか凄いことが書いてあるが、効果は【耐久力】に出血ダメージとかもっと物凄い。こんな奴トログロダイトに飼われたところで、最終的に飼い主を食い殺す以外のストーリーはあり得ません。
 遭遇の例の騎兵護衛によると、彼らは国境の巡回をしたりするそうですが、彼らに国境なんて概念あるのかな……落ちぶれても元支配種族ということか。
 トログロダイトは最古の種族の末裔であることがBestiaryでも触れられていたが、MCではさらに詳細な背景が語られる。
 元々トログロダイトは学名イグルガスという強大な爬虫類人種が先祖で、知的かつ魔法的にも優れた使い手だったという。これに倣ってトログロダイトは自分たちをこの名で呼んでいるとか。イグルガス種はジグラットやねじれた水路などの優れた巨石建造物を多数生み出しており、その技術は原始的ながら当時の水準をはるかに超えていた。しかし、イグルガスの進歩と適応能力は他の人型生物に比べて緩やかであり、文明の衝突の度に優位は失われていった。ついにイグルガスは最初期の人間の文明に敗れ、全てを失った。後に残ったのは他の種族の進歩についていけない、あらゆる面で退化した劣等種、つまり現在のトログロダイトということになる。
 トログロダイトは敗北した種族であるが、なおも最古の種族であるプライドを捨てようとはしない。彼らの情報交換は身振りや手ぶり、喉を鳴らす音であるが、至る所に優位を示す仕草があるという。また、トログロダイトは工芸品の作成に多くの時間を費やすという意外な面があり、壁画や彫刻を嗜む。トログロダイトの都市が松明で照らされるのは、暗視だとモノクロでしかものが見えず、工芸品の鮮やかさが表現されないため、というシャレ者ぶりを窺わせるエピソードもある。
 トログロダイトは信仰の力を持つ者を部族の頂点に据える(もしくは助言者として重要ポジに置く)ように、信仰の力を尊ぶ。その割に彼らの信仰心は整理されておらず、トログロダイトのクレリックの努力にも関わらず、その努力は上流階級にのみ理解される。また、トログロダイトのクレリックの子供は親の愛情に囚われぬよう熾烈な競争を強いられるため、後任は信頼のおける者を選ぶという。平気で共食いするような連中でも、それなりに家族愛というものは存在するらしい。
 地下の奥地には今もイグルガス種の建造した都市が発見されることもあるという。こうした場所で生活しているトログロダイトは異常に文明化され、トログロダイトの独裁的な暴君に支配されている。が、このような組織を作れるのはトログロダイト賢種がいる場合のみであり、トログロダイト自身は継続的な社会や生活を発展させることができない。自らの暴力性によって破壊し、捨てていってしまうのだ。かつての支配種族とは思えない悲しい本能である。
 最古の支配種族が衰退した成れの果てという設定はもちろん、最初の人間の文明に敗れたという経緯もそそる話題である。特に、進歩と適応能力に劣るため後退していったというくだりは出来ればもっと詳しく知りたかった。この謎を解き明かすだけでも、余裕でキャンペーンの一本ぐらいは組めるだろう。流石はトログロダイト単独のサプリとか誰が買うんだんなもん、てな商品展開がされるだけはある(世界最大のTRPGとはいえすごい話だ)。巨大隕石の衝突か何かで文明の後退が起きたのかな。もしくは、やっぱりゲッター線か

テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

TRPGこぼれ話#269~ネーミングの話~

 僕はPCやNPC、組織の名前は何らかの元ネタから引っ張ってくることが多い
 例えばD&D系の場合は意図的にMTGから引用してきている。どっちも同じWoCだから親和性もバッチリだ。mtgのフレーバーテキストも、その多くがD&Dのセッションにおける発言だったと聞く(今もそうなのかはわからん)。PFはまあ、Paizoも一時WoCと組んでいたことだし。あのネーミングセンスはパクらにゃあもったいないぜよ。PFキャンペーンを例にすると、追放するものドロマー、グレヴェン=イル=ヴェク、ちらつき蛾の森なんかが元ネタMTG。5eキャンペーンでもじゃんじゃんMTGから引っ張ってきてます。稀代のダメカードセットからの引用と気付いた人はどれだけいるかな(たまたまその時期のデュエリスト・ジャパンが目に入った)。
 アニメや漫画、ゲームから引っ張ってくる場合は、あまり元ネタとイメージを被せると知らない人がおいてきぼりになると危惧し、大抵自分以外あんまり知らないタイトル、もしくは知っててもそうそう目を向けないであろう名前から取ってくる。知らない人も楽しめ、知ってる人はニヤリとできる、を心掛けているので、今のところよくわからんので楽しめなかったという文句を聞いたことはない……というか、セレクトがマニアックなせいか反応された試しがない。この場合、大抵筆者がセッション直前に見てやる気パルスを伝達された作品から引っ張ってくる。これもPFキャンペーンより、屍鬼隊のダンコフ、ガッシュラン、エルダール、ダルジャン→レイズナーの死鬼隊および搭乗MF。キャンペーン設定を作っていたその当時、レイズナーのDVDを見ていたのです。
 大抵海外SFを小脇に抱えているので、適当な登場人物の名前を付けることもある。こっちは割と一般的な響きになるのでチョイ役に使うことが多い。もうひとつ、そのNPCの設定やデータからからキーワードを一つ決めて、そこからネットで検索してキーワードの英訳や関連項目から命名する。この二つはともすれば何がモチーフか忘れやすく、後から見直すとなんでこの名前を付けたのかまるで思い出せずに悲しくなることもままある。昔作ったゴライアスの戦闘狂、ガリィ=フォイルは筆者の魂の一冊『虎よ、虎よ!』のガイキチ主人公、ガリー=フォイルから取った。

 こういうお遊びが好きなので何らかの元ネタがある場合が多いが、無論完全オリジナルで考えることもある。我ながら傑作だったのは迷キンキャンペーンのラスボス、【死告天使】カゾエルとメタガに出したイカレ令嬢のベラ=ドンナ=マンドラ。特に後者はプレイヤーからバカウケだったので、いずれ何らかの機会で再利用しようと企んでいる。

テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

D&D余話#103~100回とっくに過ぎてたよ記念・死ぬまでにやりたいキャンペーン~

 かれこれ続いていたD&D記事もついに100回を突破していましたよ! てなわけで今回は100回とっくに過ぎてたよ記念記事!
 何とも締まらない副題なのは、そろそろD&D総合記事も100回かー、と思って念のため記事数を数えてみたら凄いズレてたため。実は50回記念の時ですらズレていた。気にする人も最早いないと思うがアレも50回とっくに過ぎてた記念と思って下さい。
 んで記念記事と言っても実はとりたてて面白い話題もD&D総合とゆうと最近ないんで(アンテナの感度悪くてすみません。誰かが俺にレティクル座からの受信を邪魔する毒電波を送っているんだ!)、記念も記念の時ぐらいしか話さないであろう超個人的な思い出話でもしよう。今回妄想力高めですよ。っていうかただの日記なんで覚悟して読んでくんな!
 僕はD&Dは3eから本格的に参入したので、かれこれ10年以上前になる。ちょっと前が6年前とかかなりおじいちゃん感覚に踏み込みつつあるが、流石にもう遠い昔のことと感じられるようになった。まだWindows98が現役だった頃と思えばそりゃ大昔よ!
 んで、僕の頭の中では常にキャンペーン構想が何本か回っているのだが、とりわけD&Dに関しては始めた当初から遠大な計画があった。死ぬまでにやりたい、五本のキャンペーンで完結するという大河ドラマである。
 たかだか五本のキャンペーンであるが、その当時でさえ全て消化できるか怪しいところがあった。構想を立て始めた頃は状況が不安定で、いつまでTRPGをしていられるかが今以上にワカらなかった。結局TRPGは別のサークルで続けることができたのだが、一本のキャンペーンを終えるのに一年がかり、場合によっては数年かかるなんてのもザラというペースとあっては、五本のキャンペーン終わらすなんてそらただの願望、「あんなこといいな、できたらいいな」、の世界ってヤツだ。しかも欲を張っていろんなシステムに手を出してそれぞれキャンペーンをおっぱじめるし。まあ、誰もがやってるであろう、脳内で再生されてる監督・脚本・キャラクター原案全て俺(シリーズ構成がいないので話にまとまりがないブツ切り)の妄想アニメみたいなもんだ。えっみんなやってないの!?
 そしてフト思い返してみるとなかなかどうして、五本のキャンペーン構想中、三本は既に消化し、現在四本目に手を付けていたのであった。二本目と三本目の間は相当スパンがあり、システムもPFだがともかくまとめることができた(ブログにレポートを掲載した拙作キャンペーンがそれ)。んで、四本目が最近始めた5eキャンペーン。もしも四本目が終わったらリーチに入るではないか。これはひょっとするとひょっとするかも。言うても現行の5eキャンペーンはいつ終わるのか定かでないっつーか来年にでも終わればいいな、ととっくに順調なペースを諦めている(今年は過去の栄光にすがって生きるのが抱負だし)。
 ともかく、ヘビのような執念で続けて四本目には入れたのだから、しぶとくこの妄執を抱いていれば、いつかは終わる時が来る、そして最後の五本目に手を付ける日も来るだろう。
 キャンペーンを終わらせるなんて簡単だ。やめなければいい。
 この格言を胸に虎視眈々とキャンペーンを進めるチャンスを窺っていく所存。
 とか何とか言いつつも、心は時折油断するといつできんのかもワカらない最終章の五本目の妄想に飛びそうになるのですが。5eも楽しいけど完結編ならばウロボロス的構造ということで3e系列に戻ってもっぺんPFというのもいいなあ。出来る事ならそこでモダンも組み合わせて耳にタコができるほど唱えてきたバイストン=ウェルキャンペーンにしたい。その時は畏れ多くて手を触れなかった高レベルキャンペーン、神話の世界に足突っ込んでもいいかもな!
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 一番の懸念は、五本目が始まる頃には、D&Dが6eになってたりして。……そうなったらそうなったらで。

Pathfinder Roleplaying Game: Core Rulebook(2009/08)
Jason Bulmahn

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

ハイデルランド興亡記#04~見つけたことがありました~

 ルールブックを見ていて気付いたことがもう一つ。
 今回、デクストラの《爆破》がダメージになったように、装備品を破壊するような特技が無くなったのね。アルドールの《斬鉄剣》とかグラディウスの《粉砕剣》とか。まあ、普通武器壊されたらやることねえんだし、そういう敵に備えてサブ武器を何本も持つシステムじゃねえからな。ラスト・モンスターとか武器の材質によって適用されるダメージ減少があるわけでもなし。世の流れはメンド臭いことは排除しようぜって流れだもの。
 これでアホの一つ覚えのようにカタナゲストに《斬砕剣》を持たせるようなマスタリングにムカつく恐れもなくなったワケだいやー残念でしたなあゲラゲラゲラ

↑「BS:捕縛」を忘れてる人の発言

ハイデルランド興亡記#03~見なかったことにしました~

 Rにおける変更点はいろいろあって悲喜こもごもってなもんだが、何より悲しかったのは前回も触れたようにアクシスの《拡大》である。奇跡一個使って対象を1つ増やすだけっておまー。それファンタスマの〈伝心〉とか対象を増やす特技のちょっと強い版やないですか。それを奇跡と言われても、なんかこう、今『オデッセイ』でナウいクリエイト・ウォーター呪文を奇跡と言い張られるような。確かになんもない所から水を作り出されたら奇跡そのものだけど、それで《絶対攻撃》やら《死神の手》やらが飛び交う中で奇跡っツラされてもなあ。
 重ねがけしてシーン全体を対象にしたりするのが楽しかったのに……とか思いながらルールブックをめくっていたら、オービスの特技でハタと手が止まった

〈†運命の輪〉
 「種別:魔法」と同時に組み合わせ可能。組み合わせた特技の対象が「単体」の場合は「範囲(選択)」、「範囲」「範囲(選択)」の場合は「シーン(選択)」となる。1アクトに[LV]回使用可能。

( ゚ω゚)

 ……ぶ、物理攻撃とか奇跡には使えないし!
※《拡大》できそうな奇跡って《再生》《無敵防御》《真名》《制裁》ぐらいしかありませんでした。泣ける。

テーマ : TRPG
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TRPGこぼれ話#268~好きなシナリオ~

 我ながらクラシックな奴だなあ、と思うのが好きなシナリオの傾向。
 プレイヤーとして遊ぶのでも、マスターとして執筆するのでも、僕はやっぱり金と権力があってエバってる奴を弱い人々が力を合わせてやっつけるというシナリオが一番好き。ザ・古典って感じのわかりやすいお話。これが最高。
 弱者が力を合わせて強者を倒すなんて、今ではすっかり甘い甘い絵空事になってしまった(こういうことを無邪気に信じられたのは学生運動がしぼむまでだろう。ネットの使いようがもっと発達すれば今でもあるかもしれないが、かえってネットの存在が閉塞感を煽ってる気もするな)けれど、カタストロフじゃなかったカタルシスという点ではなかなかこれに匹敵するモンってない。自分を絶対の勝者と信じて疑わず、それもこんな木端みたいな存在に、と思ってた奴の一刺しで巨悪が崩壊していくというのはテンション爆上げで燃えに燃え上がる展開である。ジョジョ四部の早人が追い詰められた吉良吉影に『正義の心』を説くシーンみたいなのはもう藤波と戦う時のアントニオ猪木のように興奮でヨダレがダラダラ出る。
 無力な者が戦って強い奴に勝利するというのは、強い奴が強い奴と戦って勝利するより、ずっと考えるべきことが多いはずだ。これは『ダイの大冒険』のポップが見せてくれた、「臆病者の勇気」の感動ですね。思えばポップに限らず「頑張ればクリリンにだってピッコロ大魔王に一矢報いることができるかもしれない」というコンセプトだけに、実力はダイ達に大きく劣っても魅せてくれるサブキャラ、凡才が沢山いた漫画だった。“北の勇者”ノヴァ然り、最後の最後でまさかの見せ場のニセ勇者パーティ然り。ヒーローだけじゃなく、普通に生きてる人だってヒーローになれる瞬間はあるんだ、というメッセージは、永世語り継ぎたい人生の応援歌である。『天羅万象』でも「一度も武器を取ったことが無い者が刀を握って立ち向かう勇気、それを考えてみてほしい」と同種の事を言っていた。いいこと言うなあ。
 たまに金と権力があってエバってる体制側に立つシステムもあるけれど、僕は甘ったれのガキでアウトロー気取りの社会不適格者なダメ人間なので、そういう体制側の人間の思考や処世術がわからないから苦手だ。もっと稀に体制そのものの立場で遊べる場合もあるが、ハッキリ言って金と権力に物を言わせて好き勝手やるって僕の一番嫌いなタイプの人間なので魅力を感じないしやりたいとも思わない。D&Dみたいなファンタジー世界のシステムを好むのも、そういう理由かもしれない。基本冒険者って体制から外れたアウトローだし、その手の世界ってあんまり体制側が出しゃばってくる事ないもんな。ブレカナなんか偉物とコネは持てても地方が違えば頼れないこともあるし、「何寝言言ってやがる」で片付けられても文句言えない。コネがそれじゃ困るかもしれないが、あのシステムの場合、情報収集や社会戦に活用するというよりキャラ付けとしての意味合いの方が強いんじゃないかと最近やっと理解した。
 余談だけど、「体制側に立っていつもと違うことができるシナリオです!」というフレコミのシナリオに参加してみたら、ただ単にシナリオライターが「他人がやってないことをやる俺スゲェ(ドヤァ)」してるだけの場合が多かったというよくない記憶も作用してるんだろうな。
 シナリオとして書く分には社会性のある内容ってチャレンジしてみたい(漫画版パトレイバーで一番好きな話はレイバー戦がない『レイバーの憂鬱』)のだが、前述の通り人生経験の欠如したガキなので、どうしてもリアリティや具体性を持たせることが出来ず、ふわっとした存在で終わってしまう場合が多い。これは好き嫌いという生理的反応ではなく、単に筆者の至らなさの顕れなので、勉強不足を素直に反省したい。
 もうひとつ、造物主殺しというのも最高のテーマ。エバってる奴を弱者が倒す、の延長線とも言えるし、これが根底にあるとも言えそう。造物主って一番エラくて強い奴だもんな。こういう相手に「望んで生まれたわけじゃなくても自分の生き方は自分で決めるんだバッキャロウ」「自分の価値を決められるのは造物主じゃなく自分自身なんだコノヤロウ」と叫ぶシーンは想像するだけで脳内快感物質出まくりで危険ドラッグなんかいりませんよ(この反応そのものが危険だ)。システムによっては世界設定を根底から覆す俺様ワールドになってしまうし、同じシステムで何度もできない切り札中の切り札ですが。でもどんなシステムででも何度でもやりたいねこういう叛逆者(トリーズナー)の物語は!
 最後に、いかにも古いなあというのは悪い奴を善人が倒す話が好きなところ。というよりも、プレイヤーの善意を信じている、とでも言うべきか。どんなにヒネて天邪鬼なPCであっても、最終的には善の側に回って悪を倒してくれるだろう、と割と無条件に信じ込んでいる。TRPGはプレイヤーとマスターが対決するんじゃなくグルーヴする遊戯で、皆それをわかってるだろう、という前提でおいら取り組んでるからね。やっぱりみんなで共通の敵と戦って、やったやったと肩を組んで喜べる方が俺は安心する。予定調和だガキだと罵られてもこっちの方がいい。幸い、この期待を裏切られたことがいまんとこ無いってのは、優しい仲間と環境に恵まれてるってことだろう。感謝。逆にババを引く人が出やすいプレイヤー対プレイヤーの話は苦手だ。PCの顔色を窺うんじゃなくてプレイヤーの顔を窺いがちになるんで、そうなると人間力がハナクソみたいな俺は大抵ババを引く側に回されるからな(ついでにPCの顔色を窺うんじゃなくてプレイヤーの顔を窺う≒サークル内の力関係が透けて見えることがあるのもヤだ)。
 TRPG者なら誰しも悪党の側に回るセッションは考えるだろうけど、アレは結局歯止めのないダベリになるだけとわかったので、今更悪属性のPCとか作る気にならんなあ。ああいうのは最初から北斗の拳のモヒカンみたな“バカな”悪党をやるってギャグ前提じゃないと、もうTRPGというより際限ないただの妄言の言い合いで終わる。秩序にして善の属性を妙に毛嫌いしてる人って未だに見かけるけど、俺の嗜好に限って言えば、正しく秩序にして善が悪と戦う話こそ座りがいい。第一、みんな正義のヒーローに憧れたりしないのかい? オレは今でもなりたいぞ。

テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

TRPGこぼれ話#267~ガンダム戦記レポート「リメンバー・スリー」後編~

(ナレーション:故・永井一郎)
 人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。.地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。.
 宇宙世紀0079、地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。この一ヶ月あまりの戦いで、ジオン公国と連邦軍は総人口の半分を死に至らしめた。.人々はみずからの行為に恐怖した……。
(中略)
 宇宙世紀0080。この戦いの後、地球連邦政府とジオン共和国の間に終戦協定が結ばれた。

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

TRPGこぼれ話#266~ガンダム戦記レポート「リメンバー・スリー」前編~

 5eキャンペーンに続くセッションレポート、今回はガンダム戦記だ!
 もっぺん言うぞ!(千葉トロン調) ガンダム戦記だ!
 ブレカナ・D&D・ガンダム戦記、とても2016年とは思えない記事群。

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TRPGこぼれ話#265~Happy Valentine's Day!~

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