D&D5e余話#174~5eことはじめ記・いつかドラゴンスレイヤーになるために ローグ編~

 クレ公も5eではかなり初心者向けなんですけんど、やっぱ呪文リストを見るのが面倒くせえ、あ・あ・あ・面倒くせぇ~(ゲイラ様)、それにPF記事と連動っぽくなるし、ちうわけで5eはじめてさん記事の第二弾もこの方をチェケラッチョウ。

ローグ

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D&D5e余話#173~5eことはじめ記・いつかドラゴンスレイヤーになるために ファイター編~

 新春シーズソということもありPFはじめてさん向けPC作成記事のリブートを敢行したワケであるが、となれば5eにも触れずばいられまい! 5eとて翻訳決定しかもコアルール三冊は確定、完璧な環境で遊べると来たもんだ! こちとらNEXTの頃からイベントに参加した生粋の5eッ子でぇ、特技名の日本語訳を独自に考えるという貢献をしておいて(しょぼい貢献の仕方)、今更PFだけに先行を許してなるものか! いい加減さわりのさわりなんて言ってられねぇ、これからは堂々とおさわりに行きますよ!
 そして3eではそんなに初心者向けではない、PFではまあ初心者向けと言えなくもない、4eではあんまり初心者向けではなかった、イメーヂの割に初心者が取りあえず選ぶクラスでない期間の長かったアイツ、5eでは立派に自信を持って初心者向けと言える姿になって帰ってまいました!
 5eはじめてさん向けPC作成記事、当然一発目はこのお方だ!

ファイター

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D&D5e余話#172~5e翻訳決定~

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この話をした時の周囲の反応
 エイプリルフールになると民明書房的ウソ情報で人心を惑わす、ハタ迷惑な趣味を筆者が持っていることは既にご存知のことと思う。同時に割とそれが的中したりして焦った話は何度か書いた。
 が、今回の話は一度ウソ記事として取り上げようかと考えはしたものの、「D&Dクラスタの人に刺されたらヤダな」と取り下げたネタで、まあオレも「フライング・ソードやドラウを脅威度1/4でゴリ押したデザイナーが突然目の前に停車したバンから降りた男に機関銃で撃たれたとしても、オレは悼まないし不思議にも思わないよ」とか言ってるからさあ。まあそんなネタだったワケだから、このニュースを聞いてもまず現物を見ないと信じないタチであるし、なんせ朗報に踊らされてイザ待ちわびた時が来てみれば、血涙血尿の弩級憤怒、そんな少しだけ「希望」で喜ばせておいて、いざ最後に全てを奪い去って行くジョニィ=ジョースター的体験なんて数知れませんからな! アニメ化と聞いてドキワクしてたら謎展開で作品ごと壊沈せしめたとか! 時を越えた新作かと思ったらソシャゲとか!(ソシャゲでも金を出せばホントに新作が出るかも、という希望的観測に「金が稼げるとわかったらソシャゲを維持するだけだろうが」という返答は秀逸であった)。
 そんな風にモノがモノだけに、今回は慎重に慎重を重ね、警戒に警戒を張り、日本語版のニュースを見るまでは信じないフリ喜ばないフリをしてたですよ。だって
 5e翻訳決定
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 ね、こんな気持ちになったでしょ?
 日本語サイトのニュースはコチラ。英語サイトだと訳にいまひとつ自信が持てないのだが、流石にこうして自分にも読解できる言語で言われると信じないワケにはいかなくなった(余談ながらPF関連商品翻訳は日本語サイトで取り上げてないようだ)。
 今年は「ねえよ」と一笑に付してきたネタが次々と現実化してスゲエな。まさかオレの思考が現実化してる? とかディック先生調の危ない妄想が捗りますね。PFは現段階だとビギナーズ・ボックスとカードゲームだが、こちらはしっかりコアルール三冊+ビギナーズ・ボックスというアナウンスがされているので一安心。日本語のルールブックで人間のくそヴァリアントやキャリオン・クロウラー&アンバー・ハルク&ビホルダー様のD&D御三家を使えるとは感激だな! ちなみに二年前のエイプリルフールでは「5e翻訳か、ガープスが再び日本で覇権を握るよりは望みがあろう」などとやさぐれていたが、そりゃD&Dに失礼な話だったな! 実際2年で実現したんだから。というか二年前のオレよ、その確率は時間停止物のAVとまでは言わんが盗撮物のAVの本物率ぐらい低いと思うぞ。
 それにしてもこの方針の転換は一体? 英語圏以外にライセンスを下ろさないというあの初期の宣言はなんだったんだ。公式には今までとは違った、単なる翻訳だけでない品質の維持やコミュニティのサポートを探っていたと回答している。が、プロレス的思考をすると人生退屈しないという信条のオレとしては、もっと面白い理由の方が好ましい。「英語が公用語でない下等民族にライセンスなんて下ろせるか!」と現政権を先駆けた保護主義が発動したとか。売上が悪いのを英語圏以外に八つ当たりしたとか。経営者が変なカルトに染まってたとか(最近下ろされたのでやっと経営方針転換できた)。まあ単に反応を見てから多言語展開を始めようと最初っから考えていたか、もしくは手を広げるのに慎重だったんだろと思いますけど。PFのビギナーズ・ボックスが翻訳されると聞いてケツに火が付いたとかだとちょっと面白いな。
 日本語版のパートナーは現在未発表ですが、これでホビージャパン以外だったら、ホビージャパンもちょっとは怒っていいと思います。仮にそうなったら、どんな事情があるのか知らんが、3eから続いてきた縁故に通すべき仁義を無視ってもんがあるでしょう。牛のクソにも順番ってもんがあるんやで!
 まあめでたい席なんだからそんなゲスイ勘繰りは置いとこう、D&DとPF言うなればTRPGのGI砲が結成されたようなモンなのですから!(DP砲?)
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 日本中のd20戦士たちがこんな感じで拳突き上げ怒号を挙げて東京ドームを揺るがしてる筈さ!
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 本番中にも関わらずタレントの関根努(45歳)さんも大興奮さッッ!
 それもこれも、ライセンスが下りないのがなんぼのもんじゃいとD&Dを愛好してきた方々の地道な活動の結果、その努力に敬意を表しますです(ふかくふかく頭を下げる)。
 盆と正月がいっぺんに来たどころかレア武具で【ビキニアーマー】を引き当てたが如き大変動の2017年、こりゃ東京オリンピックとAKIRAを待ってる場合じゃないぜ! こいつぁ2017年がd20新年になるかもしれんで!?
 5e翻訳決定おめでとうございます!
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D&D5e余話#171~モンスター注意報! 第六回 ノール編~

 5eの1レベル時はPCの戦力が突き抜けて貧弱なので、バランスに苦慮している方々も多いのではなかろうか。なんせ作成したてのPCはhp少ないリソース少ないそれにえーっと……そう、選択肢も少ないの三重苦。最後の一つはちょっとムリクリ出した感があるな。ピアノがないぐらいにしとけばよかったか。ダメージは4eの無限回パワーぐらい叩き出せるのにhpや回復リソースは3e並に引き下げられるというチグハグな仕様も相まって、即行で呪文も特徴も使い切りどーすんのよコレという状態で行軍を強いられる悪しきD&Dの伝統が繰り返されていることは想像に難くない。
 そんなデリケートゾーンをどう凌げばいいのかというユーザの素朴なギモソに公式のこうすればいいんじゃという答えはスターターセットでバグベア(そろそろ伏字にしなくていいかなあ)をぶっつけたり6レベル術者で一人ずつ3レベルマジック・ミサイルで嬲り殺しにしたりすることだったんですが、まあアレはあまりアテにしない方がさわやかD&Dライフを送れると思いますバグベアはスターターセットのシナリオ読んだ人のほぼ全員が「いや、あれは無いでしょう」とゆってたし。
 1レベルPCが弱いのも困ったもんだけど、そのレベル帯にぶつけるべきであろう、脅威度の低い連中の評価が難しいのもまた困りもの。脅威度1以下のクリーチャーは「ボスにしては物足りないがザコとして大量に出すには強い」という輩が多い。散々脅威度詐欺とブーたれてきたが、本当にそれが該当するのはフライング・ソードとドラウ、スペクターぐらいのもんだろう。
 例えば誰が決めたか冒険者はじめのA定食ことゴブリン退治であるが、5eのゴブリンは立派な脅威度1/4。1レベル冒険者一人がさほど問題なく相手にできる、ただし時には問題になることもある評価で、ひと山いくらでフッ飛ばされる拳王の取り巻きほど貧弱ではない。むしろhp7点はd8ダメージだと1レベルPCが安定して即死させることができないし、何よりACは15もある。数で出てこられた場合は“素早い脱出”と相まって始末に時間がかかることだろう。殴れば吹っ飛ぶのはコボルドの方が適切だがこっちは“連携戦闘”のせいで数出すとゴブリン以上の惨事になりやすいし。
 まーこれらはある程度数が出てきても止む無し、というメンツであるが、それらを束ねるボス格で何を出すかというと、「ボスにしては物足りないがザコとして大量に出すには強い」問題として提起したようにさらに難しい。
 少し上の脅威度1/2を見てみると、オークはACこそ低いが伝統のグレートアックスの一撃はカンタンに1レベルPCのhpを消し飛ばす破壊力がある。その一方でhpは脅威度1/2の人型生物なり(15点)で、即死こそしないがスリープで取り巻きもろとも眠らされてもおかしくない。1レベル相手に数は出しづらいがボスを張るにもちょっと食い足りない。かといって硬くて威力があるけどhpも命中率も低いという、いつ出しても嫌がられるだけ、という奴もな(ホブゴブリンのこと)。
 せめてボス格なら脅威度1/2以上はありたいところですが……ウイングド・コボルドがボスというのもちょっと締まらないし。かといってそれこそスターターセットのアレとかもな。ゴブリンズ・ボスのACがもっと低ければちょうどいいぐらいだったのだけれど。
 そんな反抗期の娘さんのような扱いに難のある時期に対して、比較的穏当かつそこそこの脅威度を持つ、1レベルパーティにぶつけたい筆者推しメンクリーチャー、ノールが今回の主役。
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ハイエナ頭という設定もさることながら、タッパはあるが猫背で目立たないのと不自然に巨大な手という特徴が魅力。
 ノールと言えばD&Dにはおなじみのハイエナ野郎、ジャンニーキックプキャンセルガードのTODのクソ挙動で一部アクションゲーマーはハラワタ煮えくり返るかもしれないが、5eのノールはSOM仕様を髣髴とさせるマイルド調整。片手武器の、しかも性能のあまりよくないスピアを使っているのでダメージ・ダイスはd6と控え目で、これで即倒れるようなPCはあんまり前衛にいないだろう。特殊能力の“大暴れ”の発動条件も「近接攻撃で」hpを0にすることなので、頻繁に発動することはないはず。
 一方で防御能力はAC15、攻撃ボーナス+5の1レベルPCが攻撃する際には出目10以上から、とワカりやすくかつまずまずの数値。加えて22点の高hpもあって、即無力化させるのは困難な数値。この時点で高いhpの敵をダウンさせる数少ない手段、スリープでも確実性を取るなら何度か打撃を与えてからになるだろう。
 打撃力としては遠隔武器のロングボウの方が強力で、薄い後衛を狙い撃ちにしてやると冷や汗をかかせられるだろうが、こちらは攻撃ボーナスがスピア以上に低い(ダメージも固定値は1点低い)ので、案外竜ソーサラーやローグ相手には外すこともある。何より両手が塞がるので、盾が使えないのが痛い。仮に接近を許した場合は、1ラウンドかけて盾を用意するよりスピアを両手持ちせざるを得ないだろうが、そうなったらそうなったで1d8ダメージの両手スピアが火を吹くので、ガッチリ防御したノールとはまた違った脅威を演出できたりする。“大暴れ”を披露する機会も増えるかもしれない。
 このように、火力と防御力のバランスが良いので、手段の少ない1レベルPC相手でもじっくり戦うことができ、一方的な戦闘になりづらいのがノール推しの大きな理由。スピア+盾による接近戦、ロングボウの射撃→スピア両手持ちへの移行など、戦い方とデータの幅が広いのも魅力。
 『Volo's Guide to Monsters』(以下VGtM)で追加されたノールの亜種も、1レベルPC相手として十分使える強さ。ノールの狩人盾を抜いた代わりに2回攻撃を可能にしたものと思ってほぼ間違いない。脅威度は同じだが打撃力重視のノールにしたい場合はコチラになる。が、盾が無い=ロングスピアを両手持ちしない理由が無いし、【敏捷力】ボーナスが+2となりロングボウの命中率もダメージも上がっているので、これを乱射されると前衛でも危ない。SOMでもそうだったように、真に恐れるべきは弓ノールなのです(そうか?)。普通ノールと比べて経験点枠は同じでもややデッドリーな遭遇となる。
 脅威度1のノールの生肉齧りは、脅威度1にしてはhpは低目。ACも14とそこまで苦労する数値ではない。ただしショートソード×2と噛みつきの3回攻撃はやはり依然として脅威であり、d6ダメージとd4ダメージでも1レベルPC相手に出すにはキツイと考える人もいるかもしれない。筆者としては取り巻きの数と脅威度を絞って出すならアリという感じ。並ノールはもちろんノールの狩人とコレをいっぺんに相手するのはナンであろうから、ハイエナ二匹程度で。遠隔攻撃は持っていないから、距離を空けた状態で開戦して飛び道具を撃つチャンスを与えつつ、“不意の猛進/Sudden Rush”で度胆を抜いてやるというのもアリだな。
 スケルタル・ノールとでも言おうかウィザーリングは脅威度1/4だが攻撃回数が2回にhpも11と高めで、付近のノールが倒れるとなお殴る、とやたらと手数が多い。1レベルPCでも対処はできるが数を並べるのはちょっと難ありかな。
 PCで相手にする場合は、打撃も防御も標準的で変化球もないから、まあ単純に「強い敵」と戦う心構えでドシフンを締めてかかればいいだろう。“大暴れ”はhpが0にならなければ発動しないので、クレ公など指揮役は倒れそうな味方を見逃さないように。ロングボウで撃たれた場合は低下したACにつけこんで射返したり、一気に隣接して封じたり、5eの戦闘の基本を活かした対策を立てていけば、自然と戦闘ルールも学習でき身に着いていくのではないでしょうか。1レベルPCにぶつけるちょっと強い敵とはこうあってほしいよネ。性格的にも混沌にして悪の典型らしく、残虐で怠け者で嗜虐的で同族食いも辞さない絵に描いたようなクソ野郎だから遠慮なく迷いなく退治できるし。自分たち以外は食料兼奴隷、弱い異種族を連れててもおかしくないから混成部隊も出しやすいし。
 余談ながら上位種のノールの群れ長、“イーノグフの牙”とも正統派のブン殴り屋で、あまり頭を使わず運用できて好感を持てる。“大暴れの煽動/Incite Rampage”をアクションで使うぐらいなら自分で殴った方が早そうだし。VGtMのフリンドになるとなんかよくわかんないことを始めるが。
 唯一の難点を挙げるとしたら、ノール語しか喋らないんでコミュニケーションを取りづらいことか。PC作成時の言語でノール語を選択するような悪趣味な人もあんまりいないだろうし。カッコイイ前向上を言ってもオジー・オズボーンのモノマネをするブラック菩薩のオジー・文彦こと橘高文彦さんが上げるような奇声しか返って来ないと思います。

 

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D&D5e余話#170~覇権種族への道・5e編~

 TRPGの人間という種族には、世界で一番多いという理由づけに妙なスーパーパワーを設けられる、という話を聞いたがこれはまったく納得であり、一番強い種族が一番のさばるというのは自然の道理というものである。
 そうは言いつつも、筆者がTRPGを始めた頃の人間ってそんなにスーパーパワーを持ってた覚えってねいのだが。実は3eが一番最初に人間の強さを実感したシステムだったかも? ソード・ワールドでも強みはダイス目任せの能力値であって、そのダイス目任せって要はTRPGにおいて最も信用できないモンじゃねえか。一体何度アレクラストで何人のファイターがダメージ軽減で1ゾロ振って死んだと思ってるんだ。年季のいったゲーマーの方には、GMの見てない所でダイス振りましたとか平然と能力値ボーナスオール+3以上の人間冒険者を差し出してくるおっそろしいプレイヤーと遭遇したかもしれませんが、オレはそういう人と出会わないでヨカッタ。
 SW2.0では《運命変転》のおかげで、これは文句もなく列強種族入りですよ。どんなに優秀な種族であっても先制判定でファンブルすれば敵に一方的にバフられてこっちがバフれない間に殴り殺されるんだからよ(逆もまた然りである。ただモンスターはそれを前提にしたバランスにしてる感がある故、先制を許しちゃうと大惨事に)。それにダメージロールにクリティカルはあっても、ダメージ軽減にクリティカルはないからな。まあアレはなくなって正解だったと思うけどよ(理由:前述のファイターの死因)。
 とは言いつつも、エルフやナイトメアみたいなゲームに必要な能力値だけが伸びるような奴らも十分列強入りしていいとも考えているのだが。ただエルフは本領発揮が水中とかあの能力値で勘違いしたゲッター3みたいなことぬかすからダメ。ナイトメアは迫害種族なんで社会的に芽を潰されてるんで繁栄するのは難しいですな。もしかしたらハーフオークみたいに、穢れを持たせた奴を作ると強いらしいと人為的にナイトメアを作り出す研究とかもやってるかもしれん。
 なおファンタジー世界の常連、ドワーフの王国は衰退するもの、エルフの王国は滅びるものと相場が決まっているという逸話をどっかで耳にした覚えがある。ドワーフの王国が衰退するのは石頭故に時代についていけなくなるのは何となくワカるのだが、エルフの王国が滅びる理由は何だったかなあ。高慢チキ故に足をすくわれるというのはよくありそうなエピソードだが。それとも内乱だっけ?(六門世界はそうだった) んでその間を根無し草のハーフリングとかがウロウロしてる感じ。
 あ、変なパワーは無いが旧版シャドウランは疑いなく人間が最強種族だったなPC作成時、種族にAを振らなくていいだけで最強種族の座は既に揺るぎない。シアトルの闇を駆けるのに必要なものは一に財力二に強化反射神経、三四がなくて五にチーム・カルマなのだ。
 んで最初に人間の強さを認識した3e、特技1個と毎レベル技能ランク追加で1点、たったこれだけで説明できる特典であれほどの強さを発揮できるってスゲエ。それでいて人間の柔軟性を表現している。モンテ先生やスキップ先生も伊達にクソシナリオライター呼ばわりされているだけではないのだ。いやこれじゃ褒めてねえや。PFにおいても将来的に人間の英雄共はどうせ《惑わぬ幸運》《惑わぬ幸運》《英雄の血脈》を標準取得し始めるからそりゃ人間がはびこる筈ですよ! ……でも、これらの特技を取得しているPCって見たことがない。できないことができるようになるワケではないから、いつか取りたい特技だけどすぐ取りたい特技ではないところがウマい。俺も後回しにするなこの手の特技は。
 エルフが3e系列で覇権種族になれないのは【耐久力】が下がるという一点だけで涙を呑むと容易に想像できるが、ディフェンス最強の座を連守し続けるドワーフなら対抗馬になれるか? 実はPFのドワーフって伸びるのが【耐久力】と【判断力】で、いずれも意外と多くのクラスで求められる能力値とは言い難かったりする。前衛を作ろうとすると【筋力】を高めようとした際、人間やハーフエルフ、ハーフオークと比べてンマー能力値ポイントに苦労すること。ローグやウィザード、というか【魅力】を求められないクラスなら大概強いのだが、能力値ポイントのやりくりにはどれも骨を折る。この適性クラスにおける多様性に欠けるあたりが今一歩覇権種族に及ばない所かもしれない。あと足が遅いせいかな。3eだと【耐久力】だけが伸びたんだけど、他の種族も伸びる能力値は1つだけ(人間に至っては伸びない)故に、かえって多様性に欠けたというイメージは無かったんだなあ。
 当時【筋力】が唯一伸びるけど【知力】【魅力】の下がるハーフオークの扱いからは、PFと比較して隔世の念を覚えます。それでも最強種族の一角であったのだから、【筋力】が伸びるというアドバンテージは偉大だったのだ。
 4eで人間(ヒューマン表記)は無限回パワーが一個増えるという妙にシブい奴でデビューしたが、すぐにヒロイック・エフォートなんてくそパワーを獲得し、本性をむき出しにしやがった。サプリでくそ特技が増えれば増えるほどボーナス特技が暴威を振るうし。全ての防御値+1はなかなか味があって良かったのだけれど(ACが上がらないところも好き)。
 ヒューマンはヒロイック・エフォートの一点突破型だったが、4eドワーフのくそ能力の巨塊というイメージも記憶に強烈である。ありとあらゆる能力がすべて環境に噛み合っている。オレの遊んだD&Dでドワーフが弱かった覚えない(CD&DとAD&Dはやってない。SOMのドワーフだってでりゃーうおおおが決まれば大抵のボスは死ぬ)が、ドワーフがそんな百式改的ナイス量産機なら、4eドワーフはフルアーマー百式改と言うべき凶悪ワンオフ機であった。TRPG全体で見ても歴代最強ドワーフだったかも。
 エルフは攻撃ボーナスが低くてクリーチャーのACが高い頃ならヒロイック・エフォートも無かったからエルヴン・アキュラシィが光っていたんだけどね……。一方エラドリンはシブイ強さでヒューマンとドワーフともタメを張れるポテンシャルであったが、圧倒的ではなく変化球だったな。
 そして5eにおいても人間が覇権種族の座を維持するのは特技ヴァリアントのくそっぷりを見れば自明の理である何度も言うけど、せめて好きな技能1個ぐらいはヴァリアント不使用時に回して良かったような……。世界が人間に駆逐されないのはヴァリアント不使用の連中が大多数だから、と予想したが、やがて時代が進めば淘汰が起き、ヴァリアント使用の人間だけが生き残るような恐ろしい時代がやってくるかもしれん。そうなる前に版を上げよう
 列強の常連だったドワーフも今回はちょっと大人しい。特技ヴァリアントが解禁されてなかった頃は、能力値ボーナス合計+4のマウンテン・ドワーフが重用されてたのに……“ドワーフ流防具訓練”もクレ公を1レベル噛ませればすぐ重装鎧に習熟するようになっちゃったしね。エルフも今回も弱かないんだけど他にもっと強い奴がいるせいであまり目立たない。
 そのもっと強い奴と言えばライトフット・ハーフリング。こいつとローグの相性は鬼に金棒焼肉と白米そして景清に必殺旋風剣イヤア――! 級。あらゆる面で優位を誇る人間も、この“隠密の天性”と“巧妙なアクション”の組み合わせには舌を巻くであろう。ローグでないと真価を発揮できないものの、その気になればローグで前衛を張れるしアーケイン・トリックスターに進めば呪文も使える割と万能なクラスだったりするから、これはおっそろしい犯罪集団だ。しかしハーフリングだけでは“隠密の天性”を発揮できないが故に、世界がハーフリングのローグに裏から操られずに済んでいるのだ。世の中うまくできたもんだな!
 あまり使用されているのを見ないが、呪文に対する【知力】【判断力】【魅力】セーヴに有利が乗るノームも覇権種族の資格十分であると考えられる。呪文に対するセーヴが最も効果を発揮するのは大抵人型生物同士であり(ウソだと思うならMMのNPC術師のくそ呪文レパートリーを見んさい)、そのどつきあいで一方的にセーヴに有利を取れるノームもまたライトフット・ハーフリングと同じくのさばる危険性を孕んでいる。ただ、固定で伸びる能力値が【知力】ということで、ウィザードを除くとバカキャラ歓迎のクラスばっかしな5eにおいてはやや強みを発揮しづらいのが惜しい所である。
 それにしても4eの頃は小型であることのメリットが皆無であったせいか影の薄かったハーフリング、そして見向きもされなかったノームが5eにて突如として凶器攻撃を振り回しながら逆襲に転じる様は、なんかの意趣返しかとつい勘ぐってしまう。

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D&D5e余話#169~訳語のもんだい・クリーチャーの二つ名~

 DM用ベーシックルールはデータや特殊能力の訳について安心して読める資料であるんだけど、残念ながら通常のクリーチャーの上位種……例えばゴブリンに対するゴブリンの首領みたいな……のデータは掲載されていない。ま、そういう遭遇を組みたかったらMM買ってくれやという方針に異論反論オブジェクションはないんであるけど、データはともかく上位種クリーチャーの和名については見てみたかったという気持ちがある。
 というか、人型生物の上位種の二つ名って似たような名前が多くて。列挙してみると、
・オーク……War Chief
・ゴブリン……Boss
・バグベア……Chief
・ホブゴブリン……Captain、Warlord
 どれもニュアンスは違うんだろうけど、いざ日本語で差異を付けようとするとなかなか難しい。ホブゴブリンなんて同じ種族内に似たような単語が並んでて特に大変だ。というかホブゴブリンの最上位、ウォーロード!? 4e→5eに移行するにあたり死んだはずじゃ! ノールのPack Lordみたいな特異な二つ名なら区別もつけやすいんですが。サフアグンのBalon(男爵)なんかも、すっかりおなじみですしな。
 単純にカタカナにしちゃってもいいといえばいいんですが、特技名を頑張ってひねくり出したように、出来れば雰囲気づくりというのは重視したいもので……当方で独自に訳した二つ名は、以下のようになります。
・オーク……War Chief→戦長
・ゴブリン……Boss→首領
・ノール→Pack Lord→群れ長
・バグベア……Chief→頭目
・ホブゴブリン……Captain、Warlord→司令官、戦王
 ……雰囲気を出そうという努力はしました。ノールの群れ長はかなり気に入ってます
 逆にEye of Gruumshみたいな種族独自の二つ名は「グルームシュの目」と訳すより、そのまんまカタカナで呼んだ方が好きだったりするんですが、これはごく個人的な嗜好であろうな。
 この手の独自二つ名の訳し方は4eが絶品で、流石MTGでならしたホビージャパンと唸らされる。『Volo's Guide to Monsters(以下VGtM)』に登場したKobold Dragonshieldなんかどっからどう見ても竜鱗盾のコボルド、もうそう呼ぶしかないじゃないですか。じゃあScale Sorcererも4eから取って竜司祭に……とはいかないわな。竜鱗呪術師とかかな? 4eから流用できそうでびみょうにズレてるあたりがもったいない。ナイスネームいっぱいあったのになー。ゴブリンひとつとっても、黒刃使いとか脳天割りとか。キュクロプスの串刺し屋・ぶったぎり屋というパワー屋さんどもも捨て難い。
 VGtMでカッコイイ二つ名持ちがドバッと増え、特にオークはBlade of Ilneval(イルネヴァルの刃)やClaw of Luthic(ルーシックの爪)など訳すと日本語の美しさを認識できそうで面白いと思うんですが(カタカナ呼びの方が好きと先に書いたがそれはそれ)。またノールはPack Lordに加えてFlesh Gnawer(生肉齧り)が登場、ノールの二つ名は数は少ないながら独特なセンスを感じられて好き
 クリーチャーの名称に関しては3e・4eを踏襲して統一されている感がありますが、この手の二つ名は皆さん訳したりしてるんでしょーか。他の方の訳も見てみたい。

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D&D5e余話#168~訳語のもんだい・ベーシックルールの用語訳~

 ベーシックルールのDM用は安心して参照できるクリーチャー・データの訳として取り上げたけど、訳と言えばプレイヤー用の方、ゲーム中の用語を訳すとしたらどうなるか? そげな疑問に対するプロの回答というところでも見所がある。オレだけかもしれないけどこんなところに見所を見出す奴は。5eのサイトを見て回ってるとゲーム中の用語って原語そのままだったり、発音をカタカナ表記していたり、独自の訳を当てていたりと扱い様々でたまーに混乱することがあったので。
 当方では独自訳を当ててきており、基本的な方針としては3eや4eに登場した用語を当てはめてきた。が、時々なんと当てていいのか困るやつもある。例えば単純なんだけど武器特性のHeavy。Lightは“軽量”という言葉がスパッと出てきたが、対になると“重量”ってのはおかしい、っちゅうかそれWeightとカブるし。「重い」という形容詞ってバラエティがありそうで適切な単語が意外と出てこなかったりしていたところ、何処で見たか忘れたが“重厚”と表現していたのに
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 と素早く反応して取り入れた。
 このHeavy特性はベーシックルールだと“重武器”という訳となっている。Lightは“軽武器”。言われてみればそういう訳もできるよね、ではある。が、個人的には“軽量”“重厚”の方が好きかな。
 ベーシックルールの訳は流石にプロの仕事ということでナールMと頷ける内容でもあり、時にはいやぼくのかんがえたすごいやくの方がいい時もあり、まあどーせ日本語版のライセンス下りねえことだし気分で使い分けていこうと思う
 今回はそんな公式……とはちょっと違うけど、公開されたベーシックルールに採用された気になるゲーム用語アレコレの話。

・Finess→妙技
 武器特性と言えばコレ。筆者がツベルクリン注射ぐらい嫌いなFiness特性は"妙技”特性となった。《武器の妙技》からのイタダキであろうが、Weapon Finesseを《武器の妙技》と訳した人、今見てもお美事な言語感覚にござりまする。“技巧”特性という訳を使っていたこともあるが、5eでも妙技という単語を使うというなら敬意を表して従いましょう。

・Shield→シールド(防具名)
 キタ━━(゚∀゚)━━ ! と思ったのがこの訳。
 5eはバックラーやライト・シールドやへヴィ・シールドやタワー・シールドみたいな区別なく一枚っきりだったので、Shieldを「」と訳す人も多かったが、筆者はガンとして「シールド」表記だった。あのうんこNPC御用達呪文シールドと混同されるのも恐れず「シールド」と通した。それは何故かと問うならば、D&Dの防具名は和名に訳さずカタカナ表記するモンだから。例え一枚こっきりしかなかったとしても、防具の分類は「盾」、そして防具名は「シールド」でなければあかんのです。
 この風習をキチンと5eでも死守した翻訳スタッフの方々の姿勢には拍手拍手。例えシールド一枚しかないのに盾分類を作る意義があったのか、しかもよりにもよって分類と防具名を同じにして、というギモソはあるとしても

・Prayer Wheel→マニ車
 侍祭の所持品欄を見て十人中七人ぐらいが初見で首を捻ったであろう謎アイテム、prayer wheel。祈祷と車輪という組み合わせで「あーあの回してお経唱える奴か」とピンと来た人もいたのではなかろうか。無論私は初見で気付いた十人中の三人ですがねフフン(ムカつく顔)。ベーシックルール出る前にこういうことは言うと格好がつくのにね!(コレクトゥルフと動画の関連性の時も言った
 ……しかし密教用語をまんま取り入れてよかったのか。聖輪とか少しは捻った訳をアテるのかと思っていたんだけど。なお形状はわかっても装備品の説明がまるでないので、データ面では相変わらず謎のままで侍祭背景を選ぶとすごく困る。重量:なしと言えるほど軽そうには見えないし。
 そういえば背景が訳されてD&D語でなく英語で書かれたフレーバー部分もフトゥーに読めるようになっていいことだ。水夫(sailor)はPHBにしか載ってませんが。背景で〈知覚〉を習熟できる唯一の存在は水夫だけ! 水夫だけです! だからPHBも買おう!(必死の宣伝)

・Trinket→珍品奇品
 背景のフレーバー部分ばりに訳すのが大変だったトリンケットつまらないものや小物という意味で、あんま適切な訳語が思いつかず当方ではそのまんまトリンケットと読んでいた。ちなみにトリンケットを持っているPCは便秘に悩まされません、何故ならオチは言うまでもないし想像つくだろうから言いません。
 訳した人間が( ・ω・)? な顔になるつまらないものにしては面白過ぎるパンチきいた商品だけに“珍品奇品”と命名されたが翻訳ティームも相当苦吟したのか何処となく苦し紛れ感漂うネーミングである。“稀少品”みたいな言い方もできたろうけど、稀少なのは間違いないがかといって所詮値段付けられない、むしろどうやって値段付けたらいいんじゃこんなもんと怒り出されそうなブツまで混入してるし。ネバネバして臭いピラミッド型のお香とか。なおコードウェル城奇譚に登場した守銭奴女・ガーメット古い靴下一足は恐らくこの中でも仏契(ぶっちぎ)りにショボイ“珍品気品”と思われる。
 それにしても「じゃあ君の持ってる珍品奇品を決めよう」とか言われたら、プレイヤーは( ・ω・)? だろうな。

・Mask of the Wild→自然隠れ
 装備品の話をフリにしたので流れ上いきなし装備品の話になってしまったので、手始めの種族話はこっから。ワイルド・エルフのMask of the Wildはチョイと洒落っ気を加えて“自然の覆い”なんてスカした訳をひねくり出してみたら、ベーシックルールでは想像以上に直球だった。直球にも程がある。

・Dwarven Resilience→ドワーフの毒耐性
・Dwarven Toughness→壮健なるドワーフ

 ResilienceとToughnessとか似たような単語に同じドワーヴンとか付けないで下さいよ! 訳に困ったよこれ! 和名を隠してどっちがドワーフの基本特徴でどっちがヒル・ドワーフの特徴? と聞かれて即答できない人も少なくなかろうよ。で、ベーシックルールは一目でResilienceが毒耐性とワカるようになった。それがワカれば二択問題なんだから間違えようがない。[毒]のドの字も原語になかろうとこういう配慮は翻訳において必要なのですな。べんきょになるなあ。

・Channel Divinity→神性伝導
 4eの頃は遭遇毎パワーで「チャネル・ディヴィニティ:○○」と表記されてたんで、5eでもこれに倣ってカタカナで書いていた。が、特殊能力は和名をアテるという方針のようで結構硬質な訳がついた。やはりなんだかんだで4eで見慣れてしまっていた単語なので和名で呼ばれると違和感があるのう。

・Dueling→片手武器戦闘
 うーむむむ決闘術という訳はかなり気に入っていたのですが。確かに片手武器で戦うと強いでというのは一目でワカるようになったんだけど、これじゃデュエリスト要素皆無だよ! かといって決闘術スタイルと言われて片手武器で戦う様を想像できる人もそんなに多くない気もするしなぁー。
 あ、Protectionは護衛となったのね。防衛と表記していたけど防御とゴッチャになりそうなのでこちらはGoo。

・Archetype→類型
 一番
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 となったのがこの訳。いや確かにアーキタイプって言えばそういう意味ですが、ウィザードやクレ公は学派領域と雰囲気盛られて来て類型と言われてもなんかこう、チョコパイと思って食ってたらエンゼルパイでマシュマロだったみたいな妙な歯触りが。[毒]のドの字もないのに毒耐性と振っちゃうぐらいなら、4eを引き継いでミの字もないけど「」としてほしかった……ということで、当方ではファイターなら戦士の道、ローグなら盗賊の道と表記するのでyrsk。

・Working Together→協力
 つい3e以来の慣習で戦闘も戦闘外もいっしょくたに“援護”と呼んでしまったが、今回は明確に別もんであった。ちなみにPFの“援護”はAid、5eはHelp。“援護”アクションで他人の攻撃に有利を与えるのは誰でもできるが、“協力”は有利を与えてあげる側もできる作業のみ、具体的に言うと習熟を問われる能力値判定(盗賊道具を使った罠解除とか)なら有利を与えてあげる側がソレに習熟していないとダメ。別に有利を貰う方が習熟してない分には構わないらしい……わざわざ習熟してないそいつが判定する状況もあまりないと思うが。また援護アクションによる能力値判定に習熟云々は書かれていないが、戦闘中の“協力”と考えるとやはり必要なんだろう。
 ちなみに、技能を用いない能力値判定、能力値ボーナスのみの判定なら、能力値そのものに習熟しているPCはいないハズなので誰でも協力できる。技能判定でなければ取りあえず協力しとけ。

・Investigation→〈捜査〉
 アルケミスト+シーフのぶんざいで〈知識:すべて〉がクラス技能という個人的に許せん(その理由は気が向いたら後で書く!)ACGのインヴェスティゲーターと同じやね。〈調査〉と振っていたのだけれど、思えば〈捜査〉という技能があったんだな。ホラあれ、3eで〈視認〉〈聞き耳〉と一緒にやる、眠くなりそうな罠発見の一手順

・Deception→〈ペテン〉
 一時期は〈欺瞞〉と表記されてた覚えがある(Encountersのキャラクターシートで見た)が、アレはどうだろうと心の中で思いながらも口に出せないままベーシックルールが出てしまった。当方では〈虚偽〉という訳をアテていた。3eや4eに倣って〈はったり〉としたトコもありそうだが、Deceptionという単語がちょっと〈はったり〉ではしっくりこなかったので……結構〈虚偽〉もうまくいったと気に入っていたけど、〈ペテン〉といういい意味で安っぽい響きも捨て難いものがあるな。オーケニストだし。もう十分に君は苦しんだ♪

・Revivify→リヴィヴィファイ
 モルデンカイネンズ・マグニフィシャントとかアナライズ・ドゥウェオマーとか舌を噛みそうな呪文が多いD&D界隈ながら、5eは比較的発音しやすくヤーパン人にも優しい並びのものがセレクトされておるが、ベーシックルールに収録されてる上に死者蘇生と使用頻度高そうな割に、ホントに正しいかいまひとつ自信が持てなかった呪文がコレ。
 字面からするとリヴィヴィとは発音するんだろうけどなんかそんなオーヤンヒーヒ―みたいな読みで良いのか、そんな不安も無事解消されたので遠慮なくこの発音を採用し、リヴィッ……リヴィビ……どうせDM側で使う機会は少なそうだから発音できなくていいや

 あとプロの手による翻訳を見てみたいのは特技。ドワーフの話じゃないけどResilientとToughとか似たような意味の特技名はあるし、それでなくてもそれっぽい単語をでっちあげるのはボールペンを肛門に出し入れされる、しかもクリップ付きで返しが激痛を呼ぶが如く苦悶の作業でありました。その成果がコレで、あれはペンですかいいえトムですの域から出ない英語力の割には頑張ったと自負しております。意外と特技に和名をアテてる人って見ないのよね。単純に外から見た人がわからんからだと思うが。
 理想はPHBも翻訳されて、晴れてこの独自名がPFの自作冒険者セットに続いてお役御免になる事なのですが、なかなか世の中総都合よく動きますまい。とは言えPFのビギナーズ・ボックス翻訳という「まさか」もある世の中なので、ラスト五秒の逆転ファイトを心の何処かで信じつつ焼けた砂にd20を投げ込む修業は続けていきます。

テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

D&D5e余話#167~第5版プレイガイド&短編シナリオ~

 ヤッター桂令夫さんの記事&シナリオだー!
 クリスマスセッションも終えて(他人のGMで「クリスマスがなんじゃあい!」ネタを聞くのはなんだか不思議な気分だった)、次に物をせびる機会は正月でお年玉の相当品まで待たないといけないのかケッ、なんなら大晦日に蕎麦でもせびりに行くかケッなどとと不埒なことを考えていたら、思わぬお年玉先取り! それもD&D界の味皇もしくは東方不敗(と私が勝手に呼んでいる)たる桂令夫さんの文章とあらば、これは読まないワケにはいかんのれす(記事は4Gamer.netさんに掲載)。
 オレはどちらかというといくつになってもお年玉を貰いたい方で、あげる側に回るのはヤなので“お正月は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で遊ぼう”というフレコミに従い、親類縁者相手には「オレからのお年玉は少年少女達に送る新年最初の冒険なのら!」と言い訳をして散財を避けたいと思います。というわけで容赦なくDM用情報も読み込んでいく。
(以下ネタバレなので注意)

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

D&D5e余話#166~Volo's Guide to Monsters~

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 Volo's Guide to Monstersは大体こんな感じのサプリです。

 MMは5eの数少ない不満点が割と集中していた(百万遍繰り返したんであらためて書きません。まあフライング・ソードとかドラウとかパック・タクティクスとかコピペ呪文リストのことですけど)んで追加モンスターと聞いて大丈夫かなあ、と不安を抱いていたんですが、知人氏が持ってたのを見せてもらって、↑のモンスターイラストを見て即購入決定。実際デキもよく杞憂に終わったようで胸を撫で下ろしました。フゥ。
 追加モンスターサプリと言いつつも、しょっぱなからビホルダー様を皮切りに、ジャイアントやノール、ハグ、果てはマインド・フレイヤーの生態に迫る読んで楽しいが別に知りたくもないし実用性もあんまりない、Guide to Monstersの名に恥じないモンスター百科的内容になっているのDA! だって君は人生の内でビホルダー様の名前表やハグの背景を決定する権利を得るのに6358円(仮面ライダーAmazon価格)が妥当な値段だと思えるかい!? なお、マインド・フレイヤーの解剖図の見物料も含まれております。オエー
 さておき、ビホルダー様なら大きさ・色・肌の質感・眼枝の長さ・口の大きさなど詳細な個性付けが可能になるし、巨人訛りの対応表(armorは巨人曰くharbunadになる)を見ればうっかり遭遇したどんだけtheジャイアントとの交渉にも竦むこともない。5e発売からすでに2年(もう2年か……)、ここで他のユーザに差をつけナウくてイマくてマブいギャルにモッテモテのD&Dプレイヤーを志向する貴方には必携の一冊と言えよう。
 楽しいけれどあまり嬉しくもない炉端のバベルの小噺風味な情報が続いた後は、追加の種族が掲載。PFではノーペナルティで能力値2つが+2&特典ごっちゃりという脅威のクソ性能で脚光を浴びたアアシマールが抜擢された。ただ、善属性の割にイラストが異様に怖い。ロビンマスクもじゃっかん退くぐらい冷たい眼をしている。笹目桜二郎なら人殺しの眼だと確信しますよこの目力の強さ。妙におっかねえと思ったらフォースの暗黒面に触れてしまったフォールン・アアシマールだからか。エルフのアイコニック・イラストにドラウを使うとか5eはなぜアウトサイダーを起用したがるのか。遅れてきた中二病か。
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 種族としては素で暗視持ちに[死霊][光輝]抵抗、キャラクター・レベルの追加ダメージを与える能力を持ってたりするのでかなり強力と思われます(“治癒の手”はキャラクター・レベル点なので気休めでしょうなぁ)。強過ぎるというほどじゃないし、飛行能力もデフォで持ってたりはしないから、環境によっては許可もされるんでは?
 PC向けで直球で強いのがフィルボルグ。何がやべえってボーナス・アクションで透明になれるって能力がヤバ過ぎ。これを小休憩ごとに使えていいものか。ちなみに能力値は【判断力】+2、【筋力】+1といそうでいなかった組み合わせ。戦クレ公や筆者謹製の激怒ドルイドを作りたい人向きやね。逆に鳥人間コンテストことケンクウはものまねに偽造・複製とやや変化球。同じ鳥キャラでもアーラコクラと競り合うのはちょっと厳しいか……てか、何故アーラコクラがいるのにコイツが選ばれたのか、いやそもそもアドベンチャーズ・リーグで禁止されるぐらいならアーラコクラよりこっちをサプリに入れれば良かったんじゃ……。あ、そういえばEEで追加されたゴリさんも再掲。
 ハ虫人類というとD&Dではドラゴンボーンにお株を奪われた感があるが、リザードフォークもめでたくPC用種族に昇格。……ただ、共食いはもちろん人肉も平気でボリボリやっちゃう種族をPC種族に入れていいものなのかなあ。まあ、彼らは他に食い物がないから食ってるだけで、単に精神構造の違いの問題なんでしょうけど(こういうのがプライマルな真なる中立のスタンスなのです。わかったか、森に入ってきた人を迷わせて殺すのが趣味のバンシュレイ)牙や爪などの肉体武器ではなく、ちゃんと「素手打撃」で1d6+【筋力】修正値の噛みつきができたり、鎧を着ていなくても素のACが13+【敏捷力】修正値だったりと一見強力そうな能力は持ち合わせているのだが、それを活用しようとすると意外と難しい。上昇する能力値が【判断力】【耐久力】といずれも戦闘に直結する能力値ではないし、鎧を着られない人向きの能力値でもない。モンクで素手攻撃のダメージ・ダイス上昇を先取りするという手もあるが、結局ACの効果がカブってしまう。ボーナス・アクションで噛みつきを行える“飢えた顎”も小休憩ごとに1回、【耐久力】修正値の一時的hpとかなり寂しく、種族特徴は豊富ながら活用するにはテクが必要になるだろう。種族特徴で2個も技能が増えるのが実は一番の強みかもしれない。これはなかなかスゴイ。
 D&D版キャットフォークとでも言うのか、タバクシーと発音するんでしょーか?(原文だとTabaxi) 前からいた種族かな、と思って画像検索してみたら、いたね~AD&DのMonstrous Manualにこんな人。大胆にも無修正全裸画像で掲載されてましたよ。
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喜ぶ人がいるだろうか……結構いそうだな……
 1ターンに1回2倍の移動速度になる凄まじい機動力に加え、20フィートの登攀移動速度という脅威の行動範囲の広さがウリだ。〈隠密〉〈知覚〉を種族で習熟してくれる懐の広さにもウッハリ。
 トリを務めるのは海洋種族のトリトン。別にトリだからトリトンなんちてプススーッなどというしょーもない意図は欠片もないとセコラの名の元にここに誓います(それサフアグンの神)。流石にPFや六門世界の魚人のように、ジュエルペットサンシャインのイルカ先生の如く水槽で移動してもらうのはナンだと判断されたか、最初から地上移動速度あり(妥当な判断だと思います)。それよりもガスト・オヴ・ウィンドウォール・オヴ・ウォーターを発動できる擬似呪文能力、【筋力】【耐久力】【魅力】+1、[冷気]への抵抗という通好みの種族特徴が目を引く。
 前半で紹介されたモンスター種族をPCに使う場合のデータも掲載されているけど、流石に中型サイズ以下の種族に限っているし、バグベアの“残虐性”(武器のダメージ・ダイス+1)なんてヤバいもんは調整されております。とは言えコボルドが4eのようなシフティを失った去勢データではなく、パック・タクティクスを種族特徴として、かつコボルドだけの特色として所持しているのはエライ! きっとコボルド・ローグが大流行してるんでしょうねぇ。あーやだやだ(ホメてるのかケナしてるのか)。なお、コボルドPCを使う場合はちゃんと環境を聞いてからやんないと“陽光への脆弱性”をモロに浴びてパック・タクティクスどころじゃなくなります。ウヒウヒ笑いながらコボルド・ローグを持ち込むのはちょっと考えた方がいいかと。アクションを使用して敵1体への攻撃に1ターンの間有利を乗せられるとか、確かに強くはあるけど。
 変更はされたものの、バグベアだと近接攻撃の間合いが5フィート伸びる(!)、ゴブリンが自分より大きな敵にダメージを与えると追加ダメージが発生するなど、PC用のアレンジもあって楽しませてくれますな。こちらを使って組み直したモンスター・データを使用するのもアリなのでは? その中で、ほとんど修正を加えられていないオークは完成度の高さを窺わせる。言うても特性はほとんど劣化ハーフオーク、“猛進”をどれだけ評価できたものか。PF同様食いしばりがハーフオークにしかないのは、やっぱりサイヤ人のように混血の方が強くなるのか?
 実は既にページの半分近くを使っており、追加モンスターって後半しかねえぢゃん! と嘆き憤りの貴方もしんぱいごむよう。いるかいらないかで言ったら別になくてもいい情報にたっぷりページを食ったぶん、追加モンスターはセレクト・内容ともに充実。そういえばMMに掲載されていなかったっけ、という顔触れも多数収録されており、どの版を遊んでいた人でも懐かしむことができるのではないでしょうか。リュークロコッタの再録にむせび泣くファンもきっと少なくない……いや少ないかな……みんな大好きバンダーホッブ君もおるでよ! それにゴリラパワーキンジラレタチカラの国メリケン製とあらば、百万ゴリラパワーを誇るギラロンはやっぱりいなくちゃね。あ、この間シャドーオーバーミスタラキャンペーンをやりたいんでスコーピオンフォークを5eに加えてくだち! と喚いていたら、ホントに追加されてびびったんだった。なんでも言ってみるものですな。次はナグパの番ですかな?
 3eを中心に遊んでいた筆者はハグと言えばアニス・ハグがいないとしっくりこなかったし、シャドウ・マスティフやイェス・ハウンドという名前には熱く激しい時代へのノスタルジックを呼び起こしてくれたものです……アニス・ハグが超キモいのにはびっくりしたし、イェス・ハウンドがやたらとおっさん顔になっていたのにはもっとびっくりしたけど。
yethhound02.jpg YethHound.png
……まあ、版をまたぐごとに年代ジャンプしてるから色々苦労したんでしょう。おかげでこんなおっさん顔に。
 びっくりしたと言えばコレを外すワケにはいかない、冒頭に上げたクソコラの上段にいる二人。ハイ、ここでもう一度見てみましょう。誰だと思います? 彼ら。『水晶窟を越えて』を遊んだ方なら絶対知ってます
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 Xvartという原語を見てなんて発音なんだ? と首を捻ってたら、これでジボートと読むんですね。そうです、あの地元のジボートさんたち。水晶窟でソリスの下で散々我らに嫌がらせをしてきた青っ白い肌の小人共です。
 ……どうしちゃったの君達!? Encountersで第一話の開幕そうそう遅刻したら既にコイツらと乱戦状態だったり本宮ひろ志調に転がしてきた丸太で潰されかけたりと浅からぬ仲だった筆者としては心配せざるを得ません。何か悪いものでも食べたんでしょうか。それともハリキリシャカリキ過ぎて5eデビュー大失敗しちゃったとか。ジボートに限らず何とも言い難いツラ構え(下段の二体もすごく好き)の連中が多く、ビジュアル面では特Aクラスのクオリティで魅せてくれますZO! 中でも最も本書中最もキモいのがビホルダーの亜種、ガウス。中央の眼の周囲に小さい眼が無数に開いているという絵面で見た瞬間「うわキモッ!」とのけぞるキモさです(次点がディープ・サイオン)。
 個人的にありがたいのは、前半で生態が紹介されていたクリーチャー(MMに掲載されていた)が拡張されたことで、さらに広範な脅威度や遭遇に対応できるようになったこと。デルヴ形式の遭遇や、特定種族との抗争をテーマにしたキャンペーンではことクリーチャーのバリエーションに苦慮しがちだったので、繰り返し同じ種族と戦わせても飽きが来ないようになりました。中でもオークは“グルームシュの眼”に続いてグルームシュ様の伴侶など、親類縁者の神格にまつわる変種が怒涛の六体追加。本書で取り上げられた種族の主役格と言っても過言ではなかろう。5e界の愛されボディだけはあるな。今回は変なヘアースタイルのチーマーじゃなく、ちゃんと雰囲気たっぷりですぞ!
 一方であんだけ露骨なプッシュを受けていたドラウは一体も追加されてませんでした。やーいやーいお前らみたいなミストラ復活で立場が無くなった負け組ヒロインどもはアンダーダークに帰れー! とか年甲斐もなくハシャいでたら、ドレイグロスとかロルスの影響で生まれた連中はちゃんと追加されてました。チッ未練がましい……むしろ生態でフューチャーしてんだからゴブリンの追加データを入れればよかったんじゃありませんのん(ホブゴブリンにすらいるのに)。あれこそ並ゴブリンとボスしか収録されてない手薄種族だったのがこの扱い、ドボジデ。
 ゴブリンと同じく、上位種がウィングド・コボルドぐらいしかいなかったコボルドは、4eでおなじみだった竜鱗盾のコボルドを筆頭に三種追加。版を重ねるごとに磨きがかかるIKEMENぶりを今回も遺憾なく発揮しております。……ただ、コボルドの竜鱗術師はほほう脅威度1らしくウィングド・コボルドの亜種か……と思ってよーく見たら翼が木材+ボロ布製の作り物でクスッとさせてくれる(飛行移動速度ナシ)。
 ドラウに続いてWoCが新たなプロデュースアイドルとして目を付けているっぽいユアンティ(王道のオークがCuドラウがCoユアンティがPaって感じか)
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勢いで作りました。
オークに次ぐ五種追加。アナテマ様もいよいよ5eに上陸あそばされた。言うてもオレユアンティにはそんなに思い入れないんだけど。力を入れられてるわりに4e時代Encountersで一回も会わなかったし。あ、でもマインド・ウィスパーズの怪人っぽいビジュアル(金子一馬デザインと言われたら納得しそう)や、ピット・マスターの王家の谷の守護者達(ファラオ・スフィンクス)的佇まいはイイネ。後者は兜からオエーした吐瀉物が顔から腹へと伝ってるようなペイントと、腕が触手の塊になってるのがゴッズマーグのパクリっぽいのが少々気になるが!
 ジャイアントは一種類ずつごっつい上位種が追加、大型→超大型サイズとただでさえ図体でかくなって威圧感たっぷりなのが、どいつもこいつも見るからに危ないツラ魂で今まで以上に出会いたくない連中に仕上がった。妖獣ジンメンみたいなことになってるフロスト・ジャイアント“エバーラスティング・ワン”が筆者イチオシであるが、ストーン・ジャイアント“ドリームウォーカー”の生気のない顔がそれ以上に気になって仕方がない。見て下さいこの弱々しい顔。とてもストーン・ジャイアントとは思えない細っこい首も相まって、夢に逃避するのも止む無しという儚さです。もうダメかもしれません。
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 それと、ネオセリッドやフロフェモス、スポーン・オヴ・キュスのように長物キモ系クリーチャーに力を入れるのが相変わらずPFやD&Dはお好きですね。メシが不味くなるんで食前食後には勘弁してほしいですが。フレイル・スナールのウルトラQっぽい外見がお気に入り。ゴーガとかナメゴン好きなんですよ。
 例によってアレでアレなクリーチャーが収録されているのもまあいつも通りですかな。ゲイレブ・ドーアに小指ぶつけちまえとかゼラチナス・キューブの角に頭ぶつけて死んじゃえと言いたくなるような。オレは公式が大量のニルボグ(被ダメージをリアクションで0に軽減、ダメージを与えてきたクリーチャーを魅了)と戦う遭遇をシナリオで出してくるに違いないと踏んだね! 外したらマインド・フレイヤーに鼻から脳髄吸引されてやるぜ! ……いや、何か妙にリアリティある冒険者の死に様っぽいんでやっぱやめとくわ。アレでアレがアレと言えば、クリーチャーのコピペ呪文リスト及びNPCのデータは5eの不満点の結構な部分を背負っていたので、今回の追加NPCデータは特に不安があったんだけど……筆者と同様の批判があったのかどうか知らんが多少は変化があり、戦闘以外のことも意識した呪文リストの構成となった(今考えるとあの呪文リストはクソデザイナーがゴリ押したというより、納期に押されてコピペで済ませたんじゃないかという気もする)。前線で殴り合うストレートなパワー型NPCも、ただACが高いだけの敵はストレスを溜めるだけと学習し、やっと盾を手放してパリーにも頼らないことを覚えたようだ。まあそれでも多少は改善されたってだけで、相変わらずマジック・ミサイルメイジ・アーマーはずぇったい放さないみたいな強い意志は感じるが、そこまでやるんだったら好きなだけおやんなさい(投げやり)。秘術呪文術者相手に呪文を使うと八割方カウンタースペルで潰される、故にカウンタースペル合戦になるなんて状況が減っただけで少しはマシってもんです(体験者の弁)。
 おっとこれを忘れてはいけなかった、今回はちゃんと脅威度ごとのクリーチャー一覧が巻末に掲載されているから安心だ! MMにで忘れてて、慌ててDMGで掲載したせいで参照がえらい面倒なんてことはないぞ!(MMで忘れてたのはあくまでも筆者の推論です) 環境ごとの出没クリーチャーも、やっぱりクリーチャー本に載せてほしいねえ。これを見ていると、全体的に序盤~中堅どころに使いやすい、脅威度5~6ぐらいまでのクリーチャーが手厚く追加されたのが本書の特徴のひとつになっているのがワカる。駆け出し冒険者がじっくり成長していくのを楽しみたいスタイルの人達には嬉しいモンスター本。TRPGで一番楽しいのは、このあたりの出来ることと出来ないことのバランスがちょうどいいレベル帯ってのもありますしね。5eだと成長しても脅威度2~3の相手は意外と油断ならないということで、データが腐りづらいのも利点。
 そんなこんなで読んで楽しい使って便利な『Volo's Guide to Monsters』、お子さんへのクリスマスプレゼントで悩んでいる親御さんはおひとつチェケラッチョウ! 脅威度1/2だからと“ユートラスの養い子”を大量にぶつけて破裂させると、きっと大泣きされて気まずい年末を過ごせますぞ!

テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

D&D5e余話#165~UAクレ公さわりのさわり~

UAババリソ→また防衛役になってる……
UAバード→あー精神作用だねえ、まあバードだしねえ
UAクレ公→つよい(他に感想がない)

 強過ぎるぐらいでないと誰も使わない不人気職という噂が絶えない(死ぬまでにこの真偽を確かめたい)クレ公であるがUAにおいても相変わらずの優遇措置を受けている。っていうか追加領域の全てが重装鎧に習熟できるというのはチョイやり過ぎ感が否めない。重装鎧に習熟する一番の近道がクレ公をマルチクラスすること(1レベル呪文と領域特典も付けるぜ!)という現状を公式スタッフがどう思っているのか、一度聞いてみたいところである。
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 バーバリアン、バードに続くUAはクレリックとあいなった。前述の通り、追加されたのは新たな領域。そのいずれもがあからさまに強い。クレ公愛好家の方々はほくそ笑みながら、冷遇クラス(誰とは言わない。まあモンクやドルイドや旧レンジャーのことですけど)は嫉妬にクキィーとハンカチを噛みながら読むといいだろう。
 まずしょっぱなの鍛冶の領域/Forge Domainからしてシールドを準備できるという領域呪文にオイラぶったまげたね。重装鎧に習熟する上にシールドとかもうウンザリ。それを1レベルからとか、3レベルまで待たないといけない上に【知力】とのやりくりがしんどいエルドリッチ・ナイトの苦労をなんだと……と思ったけど、回復で呪文スロットが足りなくなることが確定的に明らかなクレリック、しかもHDが低く盾が手放せないことを考えると、そう頻繁にアーケイン白刃取りあらためディヴァイン白刃取りする余裕はないかもしれない。重装鎧を着込むのに【筋力】を気にしなくてよく、攻撃はキャントリップに集中するヒル・ドワーフのクレ公が良さそうだ。モラディン信仰の一環として選択できるのも相性バッチリ。
 ちなみに3レベル領域呪文はヒート・メタル。シヴイ。決まる時は激烈に効くが効かない時はぱったり使わない呪文だけに、功利一辺倒のクソDMがホブゴブリンやドラウを出して来たら嬉々として熱してあげてほしい。脅威度1/4のぶんざいでチェイン・シャツなんか着てるのが悪いのよ
 常に準備しておくかためらわれる、と言えば1レベル領域特典の“鍛冶の祝福/Blessing of the Forge”はマジック・ウェポンの代用として便利。魔法的でない武器への耐性を持っている敵は脅威度の低いうちから結構容赦なく出てくる(最悪なのが完全耐性のジャッカルワー)が、さりとて低レベルの間には立てられる対策もなく、割ける呪文スロットや呪文準備枠もなく……とお嘆きの貴方も、これでPC作成と同時に対抗策を立てられる。これまたスペクターをぶつけて「脅威度1なんだから適正っすよ」とかニヤニヤしてるDM相手に力自慢のファイターを祝福してバンバンブッ叩いてやってほしい。ただ、与えられるボーナスが+1から伸びないのはちょっと残念。
 6レベルではファイターの防御スタイルのように中~重装鎧着用時AC+1を得たり、[火]への抵抗を得たりする。最後の一つは構造物(construct)をブン殴った時に、ダメージクレリック・レベル○ごとに、じゃなく、クレリック・レベルがそのまんま乗る。このconstructが人造クリーチャーを示すのであれば凄くまずい能力になるような気がする。
 お次は本命、墓地の領域/Grave Domain。おどろおどろしい名称とは裏腹に、hpが0まで低下した者を回復呪文で癒す時は出目MAXにしてくれる癒し系。と見せかけて、接触した相手に次のダメージに脆弱性を与える嫌死刑脆弱性て! しかも攻撃が命中した時、でなくダメージを受けた時がトリガーなのが酷過ぎる。セーヴ・半減効果とか浴びた瞬間直撃確定、失敗したら2倍ダメージですやん。複数属性のダメージを与えた時も、全ての属性に脆弱性を与えられるという隙のない布陣。復讐のパラディンさん、有利+パラディン究極神拳どうぞ。その上耐性・完全耐性がある場合はそれらを消去という至れり尽くせり。鍛冶の領域同様、低レベル相手に耐性持ちを出してニヤつくDMのタマキソを縮み上がらせてやろうではありませんか。一番の懸念は正式採用版ではなんか調整が入るんじゃないかってことだな。今んとこテスト版のためか逃れる手段がない(アクションとして接触するだけ)し。
 ちなみに2レベルからマックスハートが訪れる故か、6レベルではクリティカル・ヒットのキャンセル、17レベルでは敵が死亡すると味方を回復する能力、と割とおとなしめ。
 最後は守護の領域/Protection Domain。ウィザードに防御術の学派があればファイターには防衛戦闘スタイルあり、そしてクレリックには守護の領域! これは守護るブームキテル……!
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            /:::::::::::_:::_:::_:::_::::::::::\
          /:::::::::/⌒  ⌒\ ::::::::\    
         (::::::::::/( ●)  (●)\ :::::::::)   「もう誰も死なせやしない!(キリッ」  
          {ミ/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ミ}   
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      /::::::/\            /\::::::\ ♪今日も いい天気~ がっこう 帰宅~ 敵 討 伐~♪
※俗に言う守る守る詐欺
 シールド呪文は守護の領域で使えた方がよかったんじゃないかナ……と思ったけど、味方を守るならOKでも自分だけを守るのはNGということだろうか……それならシールド・オヴ・フェイスとか……とは言え、コンペルド・デュエルというこれまたシヴイレア呪文に、効く時はすごく効く効かない時はぱったり出番ないプロテクション・フロム・イーヴルが準備できるのは利点。特にコンペルド・デュエルが通れば立派に守護ることができよう(通らなかった場合↓)
            /:::::::::::_:::_:::_:::_::::::::::\
          /:::::::::/⌒  ⌒\ ::::::::\    また守護れなかった……
         (::::::::::/( ○)  (○)\ :::::::::)  
          {ミ/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ミ}   
        /:::::|       ` ⌒´       |:::::\ 
      /::::::/\            /\::::::\     
 領域特典はファイターの防衛スタイルと同じく、5フィート以内の味方が攻撃に晒された際、その攻撃ロールに不利を与えられる。独自の強みは、盾を持っていなくても使用できるところ。とは言え、これで敵の攻撃を自分に引き付けるのなら、やっぱり盾は欲しいな。防衛スタイルは敵の数が多いと機能しづらかったのを、うまくフォローしてあげたい。
 チャネル・ディヴィニティは“輝ける保護/Radiant Defense”。30フィート以内の味方に、敵からの攻撃がヒットした場合反撃で[光輝]ダメージを与える保護を与える。そのダメージが2d10+クレリック・レベルの[光輝]と2レベルにしてはものごっつう数値。……ちょっと待て、2d10も酷いがクレリック・レベルそのまんま? mjd?
 17レベルは常に二種類の抵抗、その気になれば常時[殴打][刺突]とか選択できる凄い事が書いてあるけど、まあ17レベルにも至ればそのぐらいのフカシをこいてもいいんじゃないでしょうか。MMをじっくり読み込んで[殴打][刺突][斬撃]のいずれを外すのが効率がいいか熟慮してみて下さい。また[死霊][光輝]も選べたりするので、敵の情報収集は重要。いくらアーパーで〈調査〉判定が苦手と言ってもリサーチをサボったりしちゃいけません
  斯様にとにかく強いクレ公の追加領域ではありますが、鍛冶の領域や守護の領域にあったように、ファイターの戦闘スタイルに類似した能力を取得できるというのは、なかなか面白い試みだと思う。他のクラスの能力を、形や取得レベルを変えて(勿論、そのクラスの役割を奪わない程度に)行使できるのは、このような追加データを作成するのにイチから考えなくて済む分手間も省ければ、クラスの新しい方向性を示す事にもなるし。それはそれとして墓地の領域の脆弱性プレゼントホーミーや守護の領域の守護り保護など酷いデータはテコ入れにしてもジェットローラーシーソーが如きやり過ぎ感漂う外道特徴。調整の手が入る前に信仰パッワーを見せつけるのだ!

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