TRPGこぼれ話#307~おかし会社の陰謀の日だけどそれはそれとしてチョコレートはおいしい~

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TRPGこぼれ話#306~来年2018年の目標~

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 もうひとつの目標は、「恩を仇で返さない」です。
 来年はもちっと更新率を上げていきたいと思いますのでyrsk。

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TRPGこぼれ話#305~BRPレイトショウ・草案~

 前回提示したBRPレイトショウにどのぐらい本気か、具体的なアイデアをもってしてその本気度をお見せしましょう! 必死で考えましたからね! 尻から屁が出るほど! 2分ぐらい!

・能力値
 まず前回申し上げたEDUの廃止であるが、これはちょっと保留。俳優の教養を示せる数値というのはなかなか面白いのではなかろうか。レイトショウだと知性/BRNが頭の良さと勘の良さの両方を備えていた(故にBRN基準の技能がすごく多い)から、これを2つに分けるぐらいの気持ちで導入してもいいかもしれない(学術系はEDU、頭の回転や知覚はBRNという感じで)。ああ、でもクトゥルフみたいにEDUが技能ポイント供給能力値みたいな露骨な扱いはしませんよ。そもそも職業技能という概念が無いし。
 むしろ精神的なタフさはレイトショウだと人気で決まるから、POWの方がいらんかもしれない(ついでに言うと運がいいか悪いかも人気だ)。物理的にどのぐらい酷い目に耐えられるかも人気で決まるから、STRとCONも統合しちゃっていいような(レイトショウに合わせると体力/BLDとなる)。SIZは面白いので残しておこう。デカブツとの対決の時脅威の指標になるし、元からクリーチャーのデータにだけはSIZって存在しているしね。当然、APPはレイトショウに必須の能力値だ
 EDUとINTあらためBRNの扱いが変わったのに加え、SIZも子役で遊ぶことを考えたら+6の保証はいらんだろう(2010によると小学生のSIZは2D6で決定する。余談だが頭の良さ即ちINTは大人と同じ2D6+6子ゼルの時に決定されて一生変わらないのが泣けてきた)。というわけで男らしく3D6で決定。レイトショウの能力値と比べると半分程度となるが、ぶっちゃけ実際の扱いでは数%の差にしかならんのであまり気にしなくていいと思う。と言うか、後述する技能のシステムを考えると差が無いどころかレイトショウの方が判定の面ではシンドイ
 あ、そうそう、レイトショウにおけるhp、サバイバル・ポイント(SP)は体力と人気に依存していたが、BRPレイトショウではSIZとAPPも反映させることを是非とも推奨したい。何故映画上の耐久力にAPPが用いられるのかって? そりゃあ、ね。

・技能
 レイトショウの技能決定は1D10を20回振り、ひとつひとつの出目を各技能に割り振るという体当たり気味な方法だった。
 まあなんだ、技能ポイント制でいいんじゃないかな。BRPにするんだし。あと、技能が何%あろうと大した問題ではないシステムであるし。どうせ映画で必要な技能は特別技能指導が入るんだ。システム自体があってなきようなものという話もあるが、おいちゃんにそれを言われちゃおしまいだよ!
 実際に使える技能ポイントは、レイトショウの決定法から算出すると平均110ポイント、これはキリよく100ポイントとしておく。10ポイント減った代わりは以下の措置で埋め合わせる。
 クトゥルフの技能と言うと、技能ポイントを集中的に振らないとまず成功しない初期値の上にべらぼうに数が多いのが特徴(そして初期値の格差が酷い)であるが、レイトショウは能力値を反映できる代わりに技能にポイントを振っていないと判定すらできない、そして技能数がクトゥルフをはるかに上回る90個という激烈に厳しいシステムだったりする。まあ、クトゥルフ同様〈水道工事〉とか珍技能にかなり枠を割かれているのだが。
 クトゥルフのように能力値がまるで技能に活かされないのも悲しいモンがあるが、かといってまるで判定のチャンスを与えないのも無駄に厳しいしつまらない(例えばくその役にも立たなかった奴が突然の閃きで突破口になるのも映画的でいいじゃない)。判定の値は能力値+割り振った技能ポイント(0なら能力値そのまんま)で別に問題はないだろう。……もしかしたら、技能ポイントとを振ってないと判定できないのは、「ここに書いてある技能の大半はインクの染みだから気にするな」とシステム側で暗に語っているからだったりして。
 集中して技能の判定値を伸ばすのは難しくなったものの、レイトショウでは映画をひとつ終えたら割と豪気に伸びるから心配しなくても大丈夫だ。具体的に言うと、ひとつの撮影が終わったら、1D10を10回振って足せる。今回のアイデアと合わせると50点ぶんの技能ポイント。あの意味不明かつくそみたいなクトゥルフの技能成長とは違うのだ。なに、PCロストが無いんだから初演作でコケても気に止まずに次の機会にうまくやればいいさ。どうせ今までだってコケ続きだったんだし。
 恐ろしい事にクトゥルフに搭載されている技能の殆どはレイトショウでサポートされているのだが、〈マーシャルアーツ〉は消えることになるだろう。それと、〈回避〉も(レイトショウでダメージを避ける手段は明記されていない)。〈心理学〉〈精神分析〉〈図書館〉の重要性も大幅に変わるため、それがあってこそ一流の探索者のような固定観念の軛から解放される(俗悪映画の登場人物の精神を分析したところで、解決する事態って何かあるだろうか)。
 ……ああ、俳優が映画で殴り勝てる相手とぶつかる保証はないけれど、酷い目に遭うのはまず間違いないので、〈応急手当〉は大抵の俳優が覚えているかも(これは珍しくSPを回復できるという明確なゲーム的使い道がある)。ま、SPは人気が上がると増えるし戦闘が終わったらお色直しで回復できるから、必須と言うわけでもないですが。何と言っても、スタントは何のために君の背後で待機しているんだ

・その他いろいろある
 鼻息荒く始めた割にはもう書くことが無くなってきちゃった。だってレイトショウって基本ルールが凄くシンプルで、撮る映画ごとのオプション・ルールが本体だったりするし
 あ、クリーチャーのデータのデータは手を入れる必要があるな。レイトショウでクリーチャーのサイズは1点につき1フィート換算のようで、これはクトゥルフを参考にSIZを当てはめていけばいいだろう。ダメージも固定なのをダイス方式に変えるのはさほど難しくないだろうし、グレート・オールド・ワンの平凡パンチよろしく素殴りで100点とか真面目に適用する気がないダメージがしょっちゅう出てくる(そして命中率がびみょうに低いのもよく似ている)から、これもそんなに悩まず決めていけばよかっぺ。問題は20点とか40点とか耐えられるか耐えられないか微妙なセンの打撃力だな。BRP準拠だと固定値があまり入ってこないから、再現するにはちょっと工夫がいるかも。
 ともかくシステム的にはシンプルであり、種々雑多な映画撮影ならではのルール(と、それにまつわるバカ話)がメインなので、ここで語るにはあまりにも分量が多過ぎる。その詳細は、来年か来世で公表されるであろう、筆者謹製のBRPレイトショウサマリーを待てい!

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TRPGこぼれ話#304~BRP深夜三流俗悪映画の逆襲!!~

 みんなーッサメ映画好きーッ?
 俺ふつー。
(ヒラコー調)
 ちょっと前(おっさんの言う「ちょっと前」は十年前まで含まれる)オンセにおけるルールブック未所持問題で騒いでいたが、常識知らずは叩き出せの一言で済むところを雪ダルマ式に小難しい話題にしちまうのがTRPGクラスタの悪習とかそういう事は置いといて、世には未所持以前にルールブックが手に入らんシステムというのもあるのです。人を集めたくても。例えばメガテン覚醒篇とか。でもXの方がプレミアになってると聞いてびっくらこいた。
 この問題を解決するには私家版を作るなり電子化するなりしてオンライン上で閲覧可能にすることだが、著作権的にかなりアウトっていうかモロアウト、それもいくらセキュリティを施そうとコピーしやすい電子媒体という時点で裁判キャンセル監獄のデッドライジングを極(き)められる危険性は高い。公表から50年後の失効待ちという時間勝負も手ではあるが、多分切れる頃には我々は土の下にいるか、ちゃんとものを喋れなくなってTRPGどころぢゃなくなっていると思う。ちゃんと版元と交渉して企画通すとか、そういうまっとうな立ち回りをできる立場ならいいのでしょうが、うーむ。
 もちっと現実的な路線を考えると、みんなが持っていそうなシステムで代用するというのが手だな。例えばソード・ワールド旧版をやりたければシステムはSW2.0で世界観を合わせるなり、旧版に合わせたルールの調整を加えるなりすればいいだろうし、それこそ気力と根性次第によっては全然別のシステムで代用することだって可能だろう。はるか昔のTRPGユーザがD&Dを使って現代学園モノをやっていたように(GM「そう言って彼女は君の首筋に熱い息を吹きかけてきた。さあドラゴン・ブレスに対するセービング・スローだ」)。d20システムでクトゥルフやトラベラーをやったりしてたんだからやってやれないことはない……もっとも、d20システムって言うほど汎用性はなかった気もするけど……ガープス? んーとね、悪いけど俺その話題になると頭痛がするの。
 イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・レイトショウもそんな代行システムを立ててでも遊びたいゲームの一本である。
 イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・レイトショウ(正式名称はこれに深夜三流俗悪映画の逆襲!!が続く。以下レイトショウ)とは、TRPG界でも珍しい映画撮影をモチーフにしたTRPG
 映画撮影でTRPG? とピンと来ない人もいる、いやこんな吹き溜まりに書いてある記事を読むような人達なら説明いらんかもしれない(読者ディスりすいません)が、あらためて語ると「GM=監督、PC=俳優、舞台=映画のセット、シナリオ=脚本、セッション=撮影」と考えてもらえば想像しやすいのではないだろうか。監督の語る状況説明と脚本に沿って、俳優たちは様々な困難に立ち向かっていかなければならない。同時に、俳優たちも監督や共演者と相談して制作に参画することができる。こうして見ると普通のTRPGのセッションに近い物があるとワカる。
 んで、ここからがミソで、レイトショウで撮る映画とはまともな映画ではない、サブタイにあるような三流俗悪映画、B級やC級というのも生ぬるいというかB級C級に失礼な、Z級と称されるくそ映画中のくそ映画だ。冒頭で触れたサメ映画なら、サメが竜巻に乗ってやって来る……こんなまっとうなプロットじゃ全然Z級じゃないな、「ナチス・ドイツの科学で蘇り、ブードゥー教の呪いによって竜巻を呼べるようになった三本首のゾンビ・シャークVS人類の自由と希望と正義を賭して戦う、大統領操る核弾頭搭載のフルメタル・シャーク」これならどうだ。
 そんなくそ映画につきものなのは、映画会社の屋台骨を支えるよりぶっ壊す方に貢献している、何故絞首台に上らないのか不思議な監督、出来の悪いCGにしか存在しないと思われている劣悪な化石舞台セット、そして破綻した脚本だ。シナリオライターがよこした書きかけの、それこそプロット以下のプロットで投げ出された代物を元に、監督と俳優は映画を撮っていかなければならない。大雑把な筋書きしかないが故に、監督はその間を埋める創意工夫に無い知恵を絞らねばならず、そしてそれはしばしば出演者の安全や物語上の保証を顧みない無茶ブリとなって俳優たちに降り注ぐことになる。そいつをうまくかわして人気を獲得するために、俳優たちはあの手この手を尽くさねばならない。時には監督を含めたスタッフに口を出してでも――実を言うと、「大雑把な筋書きを元に、ホストが語る物語に対して行動を決定し、結末へと導いていく」という構造は普通のTRPGと同じ。それを(くそ)映画撮影というテーマに合わせて落とし込んだ結果がこうなのではないかと分析する。
 そして筆者がレイトショウをTRPG史に残る傑作いやさケッサクと信じてやまないのは、メタ・フィクション要素を大々的に取り入れた作品である、ということだ。PCは現実世界の俳優であり、セッション=撮影中で演じる姿は架空の役柄という、まったく別の人物だ。舞台設定も同じく映画のセットなのだから、茂みの裏を除いたら書き割りの板が見えたりする。故に、舞台を外れた場外乱闘を仕掛ける要素が無数に用意されてある
 なんと人気をタテに物語の展開を捻じ曲げる方法が規定されているのもその一面。俳優がつむじを曲げて舞台から降りることで、監督が泣きついて無茶な状況を変えてくれるルールが存在するのだ。もっとも人気が無い俳優がやっても鼻で笑われるだけだけれど(そして、大抵の俳優は人気が無い。あったらこんな映画の撮影になんか出演しない)。それ以外にも、フィルムを破損させてまずい場面の撮影を中断するブレイクスルーあり、耐えられないダメージをスタントに受けさせるシールドあり、緊迫したシーンの後のお色直しという名の回復タイムあり、どれもこれもが映画撮影ならでは、そして映画撮影を扱ったTRPGならではの、このタイトルでしかありえない徹底的なメタ・フィクションとシステムの融合。デザイナーは相当の手練れでしょう。そういえば、監督もこれを逆手にとって、メタ的な演出を作ることもできるんだった。プレイヤーに考える時間を与えたい場合は、突然撮影を中断して休憩を申し渡した後に、スマホに耳を当てつつこう囁くとか。「すいませんお金あと2日待ってください」
 中でも出色なのは俳優と役柄(またはGMと監督)の分離によって、TRPG上のメタ的なぶっちゃけをルールにしてしまっているところ。言ってしまえばTRPGではGMはクリアできない物語は用意しないし、何らかの解決策を持ち込んでのセッションという、ある種それを言っちゃあおしまいよ的な安心感のあるプロレスである(たまに用意しなかったり持ち込んだりしないGMもいるがそういう話は今回触れない)。しかしレイトショウでは、役柄というPCの視点と共に、俳優=プレイヤーの視点も許容されている。キャラクターの目線で考えると共に、プレイヤーの目線で考えて発言し、それを楽しんでしまうことができるという寸法
 クトゥルフで言えば「絶対に見に行きたくないがシナリオ上見に行かないといけない怪物の住処」があったとして、そこにノリノリで行くか嫌々行くかは人によって異なるだろう。が、レイトショウでは監督や共演者に対して、「これはどう考えても見に行くのは頭がおかしい奴の行動なんで、もうちょっと上手い手はないだろうか」という相談タイムに入ることができる(ただし、もっと上手い手段、あるいは面白おかしく頭のおかしい手段を講じなくてはならない)。もしくは「ただ見に行くだけじゃ面白くないよ。僕は数歩ごとに自分の足音が大きくないか確認しながら進んで、角まで来たらずるりと足を滑らせて、そこでやっと床の血のりに気付くんだ。“うわあ、なんだこれは!”と叫びながら」と自主的にくそ映画につきものの頭がおかしい奴の行動で笑いを取りに行ってもいい――ついでに言うと、このくそ映画につきものの頭がおかしい奴の行動をすると、観客は大喜びして人気が上がる。故に、慣れてきた俳優は自然と命を顧みない体当たり撮影に飛び込んでいくようになる(スタントが使える限りは)。
 段々察してきたかもしれないが、レイトショウの目的は皆でネタにするしかないおもしろ変なくそ映画の完成なのだから、基本的にウケが取れれば何でもいい。ちょっと『番長学園!!』などの前時代HJ系システムや1PTRPGに通じるものがある。プレイヤーからはどんどんアイデアを出してもらい、監督がどんどん採用することもできるし、それこそ監督の方から「シナリオからぶっ飛び過ぎてこの状況を打破するいいアイデアが無いんだけどどうしたらいいと思う?」とぶっちゃけてもいい。監督が無理難題を押し付けるにも、それは楽しく追い詰めて悩ませるものでなければならないし、プレイヤーもそれをワカってより楽しくなるよう立ち向かい、あるいはさらに苦しむ方に転がっていってもいい参加者全員がこれはバッドエンドに行くしかないな、だってその方が面白い映画になるんだもん、と覚悟完了したらそれで映画をしめくくってしまってもまったく構わない。実際に俳優が死ぬわけではないんだから、PCのロストは起こり得ないんだし(俳優が死ぬようなメタ要素を持ち込まれたらその限りではない)。意地の悪い人なら出来レースとくさすTRPGの構造自体を笑い飛ばしちゃうこのアイデアは、なかなか他所では見られたものじゃないですよ。てか凶器攻撃なんで他所であんまり見られちゃいけないと思うんだな、ギャグの大敵は陳腐化であるし。
 これらの説明を読んでちょびっとでもレイトショウに興味を持ってくれたヤングには申し訳ないのだが、前フリの通りレイトショウも年季の入った(くそ映画TRPGの割に意外と歴史がある。日本語版として20年前に出たのは生意気にも第3版)システムの例に漏れず入手は困難である! 仮面ライダーAmazonによると中古品がお値段たったの55,800円(2017年12月現在)という数字に俺は脱糞しかけた。

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こんな感じ
 ソシャゲに突っ込んだ額がン万円なら回らない寿司屋で豪遊できるという説教にもまあ金の使い方は人それぞれでないの、と思うけど、それにしてもこの額を払って入手するなら、55,800円の価値を考えていいんじゃない、と一口添えずにはいられない(面白いのは保証しますが、うーむ)。ちなみに版元がバイチャダストされたせいで再版もできないという噂も聞いた。翻訳のセンスが迸りまくっているんで是非現物を読んでもらいたいのに実に惜しい。D&D界の味皇こと桂令夫さんの仕事としては、RPGマガジン&ゲームぎゃざのガンダム記事と双璧をなすものではないでしょうか。
 ルールブックの確保が難しい以上、あんまり怒りを買わずにオンセで遊ぶなら、既存のルールに手を加えたヴァリアント的な扱いで、具体的なデータは頒布しないようなやり方になるが、さていい代用ルールはないか……と考えるまでもなく目の前にありました物凄く近しいルールが。BRPっちゅうかクトゥルフがほぼそのまんま使えますやん。システムからして好奇心が肥大化して自ら危険に体を晒す(その上探索能力は尖って凡人より強力ではある)一般人がPCのゲームですし。それに、
・d100を用いた%ロール
・無駄に多くマトモに運用することを考えているとは思えん技能群に、大雑把なポイント配分方式
外見という直球の、他のシステムであまり見られない能力値
・くそ映画では無体なクリーチャーや超自然的存在との対決がしばしば起こる
 と、親和性も高いぞ。そういえば、クトゥルフのシナリオ上必要な技能の成長機会を開始前に与えるルールはレイトショウの特別技能指導と似てるな(その作品の撮影中に限って、特定の技能の成功率が50%になる)。……いや、クトゥルフをレイトショウがパロったんだろうな、というのは言われんでもよーくワカってますがね(クトゥルフの正気度ロールや一時的狂気表とクリソツのルールが存在する。ただし、レイトショウで恐怖に耐えられるか否かは人気である)。あ、そういえばクトゥルフにもB級映画のノリを再現する『ホラーショウ』なんてサプリがありましたね。でも、こんだけ真正面からメタ・フィクションを見事に取り込んだシステムはやっぱり無二のものだと思うんだな。現物見てないんで断言はしませんが、多分フィルム燃やしたりできないでしょうし。

ってこれまたプレミアかよ!
 システム的に親和性が高いと言ってもいくらかは削らなければならない。例えばEDUとSANが削られ、その代わりに人気が入ってくる。またくそ映画の俳優が運がいい事はほぼないので、〈幸運〉ロールの存在も消えるだろう。幸運か否かを問う時は人気ロールになるはずだ、それも×5などという甘い数字ではなく、人気そのままで。余談だけれどレイトショウは人気さえあれば大抵どうにかなる。流石は映画撮影TRPGだ。さておき、クトゥルフを元にしたこのBRPレイトショウ、なかなかイケてるアイデアではないでしょうか。上手く行けばザギンで懐石料理でもつつくか、待遇がいいという府中刑務所で壁相手にキャッチボールすることになるぐらいの成果は見込めると思うんですが、どうよ?

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TRPGこぼれ話#303~やったことがないキャンペーン~

 筆者はキャンペーンが終わんないことへの恐怖感が常にあるので、基本的にキャンペーンを始める時はまず結末を定めるようにしている。こうすると終着点が見えてくるのでキャンペーン全体の長さやペースも自然と決まる。この方針のおかげか、中断したキャンペーンというのは普段「キャンペーンは終わらないもの」とネタにしてる割にはそんなに無い。
 一方で終着点が見えているだけに、終わりを設けずダラダラと続けるキャンペーンというのはやった覚えが無い。別に結末を決めてからダラダラやってもいいのだが、なまじキャンペーン未完への恐怖があるもんだから長期的な計画はびびって立てられず、せいぜい長くて10回ぐらいに収まることになる(世間的にこれを短いというのか長いというのか筆者は知らない)。
 リアルセッション至上主義者なので、単に人や会場を押さえるのがつらいという話もある。参加者の年齢も上がり忙しい身になってくると定期的に集まるのは勿論、日程を合わせるだけでも一苦労で、上記の10回程度のキャンペーンでも完結に2年ぐらいかかった。こうなるとキャンペーンを進めること自体にも疑心暗鬼になって来くる→やがてキャンペーン終わらない恐怖症がぶり返す→ついには合わない日程・参加者・世の中などなど全てに怒りを抱くようになる→やさぐれる→世界を滅ぼそうと決意→なんやかんやあって地球滅亡→荒廃した地球に宇宙人が降り立ち、PFのビギナーズ・ボックスを発掘→宇宙人の言語に翻訳してみる→たまたま宇宙人の使っている言語が日本語だった→その記憶が時を越え次元を超えPaizoスタッフにパイルフォーメーション→こうしてビギナーズ・ボックスの翻訳が決定したのサ、とまあえらくムダな文章量を食った気がするが色々大変なことになって精神的にもよぐねえのよ。
 同じ考えかは知らないが、筆者がプレイヤーで参加しているキャンペーンも、長さは大体筆者と似たり寄ったりである。まあ、これは単にそのぐらいの回数遊んでいるとシステムに飽きてきたり、新しいシステムを遊んでみたくなったりするせいかもしれない。
 ついでに言うと、お金をコツコツ貯めるキャンペーンというのもやった覚えが無い。基本的に気前がいいGMが多いのか、報酬がショボイよりは数段良いが目標金額へつもり貯金するような地道な苦労はしたことがないし、さもなければ最初っから「この長さのキャンペーンでは絶対手が届かんな」と判断して候補から外していた。4eをやっていた時は現物支給でばんばんマジック・アイテムを貰ってたっけな。まあ、あまりにもアイテムが多過ぎて「ぼくこれがほしい」と告げるほど知らんかったというのもあるが。5eの時はバードだったんで鎧を買うための金を集めるような苦労はせんかったし。術者はあんまり金の使い道ないんよ。
 SW2.0の時は首切り刀を狙っていましたが、毎戦闘ポーションを消費するレンジャーで1ターンで数千ガメルすっ飛んでいく自分の戦闘を見つめ直して諦めました(ポーションを補充・消費するのをガマンして首切り刀買うより遥かに安定していた)。
 でも、オンセなら人や会場、時間の問題は相当軽減されるから、もしかしたらこんなふうに終わりを設けず、GMも明日のことは明日考える無頼マスタリングもできるかもしれない。実際ツイッターを眺めていると、それこそ毎晩のようにセッションをしている人達がいて、てえしたもんだと驚くと共に羨ましくも思う。もっと早く流行物は廃り物などと斜に構えず利用していれば……いやしてたんだけど、パスワード忘れてそのまま放置してたんで……まあこのまま知らずに終わるより乗る機会が増えたと思っておこう。実際そのおかげでセッションの機会も増えているのだし。
 できるものなら、PFで終わりを設けずそれこそダラダラと10回20回と続けるようなキャンペーンをやってみたいものですが。今日は此処でシナリオ解決したから明日はあそこでシナリオ解決、てな具合に気分と状況で次の舞台を決めていく、今日もどこかでデビルマン的なやつ。昔のキャンペーンってこんな感じだったんじゃねえかな。レベルアップはしなくても、シナリオで手に入れた財産やアイテムで強くなったことを実感できるようなキャンペーンも、一度ぐらいはのびのび長々とやったってバチは当たるめえ。勿論、GM側でもPL側でもね。皆でついに高品質の武器を買えるお金が貯まった、と手を取って喜びあえるような体験、たまにはしてみたいもんですよ
 そんでそういうキャンペーンに限って未完で終わったりしてな。

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TRPGこぼれ話#302~バレンタイン大作戦

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そしてセッション当日
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TRPGこぼれ話#301~クリーチャー識別の重要さ~

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クリーチャー識別失敗

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物理反射

 5eみたいにクリーチャー識別がシステム上存在しない場合はどうするのかって?
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TRPGこぼれ話#300~300回記念スペシャル・画像で遊ぼう2017

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TRPGこぼれ話#299~TRPG的に見る0083~

 前回から派生した話。
 迷走ぶりではZガンダムとタメを張れる0083ありゃなんであんなザマになったのか? これもTRPG的に、キャンペーンとして考えてみよう。
 取りあえず意見が一致した点では最初にキャンペーンを始めたGMが引っ越しなどの都合で続けられなくなったので、別のGMがじゃあオレが引き継ぐわとやってみたら、なんか今までの路線と違う方向に行ってしまったという話。まあリアルの事情じゃ仕方ないよなー。きっとPCからも続けたいという要望があったからそうなったんだろうなー。
 そこからは同席した人の意見によると、コウがGMの想定していたシナリオの方向性とすれ違ったせいでああなったという。ニナがガトーを庇うシーン、あそこはコウがニナを説得するロールプレイを期待していたんだけど、コウがそれに乗るようなPLじゃなかったんでガトーがかっさらう結果になったと。まあ確かにコウは如才なく活性剤を用意していたり、巨大MA運用ルールを読み込んでいたりと恋愛ロールプレイよりデータ寄りのPLっぽかったが。戦闘でかち合ったガトーとの因縁ロールプレイは頑張ってたのを見るに、戦闘外で振られるとノれなタイプなんだろう。
 が、オレ的にはあのジオン持ち上げぶりを考えると、GMがNPCのガトーに感情移入して吟遊をカマしたという方がしっくりくるね。先代のGMから引き継いだ設定を踏襲していたら、ガトーを気に入ってしまってPCに見せ場を与えるより全部ぼくのかんがえたすごいNPCのガトーとジオンを持ち上げるための踏み台にしやがったねあのGM。アルビオンが後手後手に回ったのも、PCの出す打開策を悉く後出しジャンケンで潰していったせいだな。都合よくデンドロビウムのIフィールド発生装置が破壊されるとかも、命中部位をマスタースクリーンの裏でいじったから。前のGMが食えない敵役として出したシーマ勢なんてガトーにやらせたくない汚れ仕事の格好のスケープゴート。今時珍しい超正統派の吟遊GMだな!(25年も前の作品な上に筆者の偏見100%)
 一話の反応と齟齬をきたすニナとの関係も、「ヒロインがガトーを前にPC1になびくなんてあり得ない!」とGMが捻じ曲げた結果の矛盾と考えると納得がいく。何故かそこにいるヒロインがPC1よりNPCを庇って銃まで突きつけてきたらそら("゚д゚)ポカーンだわ。え、これ説得するシーンなの? それともヒロインもろとも撃つシーンなの? と
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 こんな苦み走った顔で必死でリアクション考えていたら、「あっそう、止めないならシーン切るね」と宣告されてブチ切れですよ。つまり何を言ってもヒロインはガトーを取ることになるじゃねーか、と察して。
 非難轟轟な最後のニナの笑顔、あれもガトーを退場させて美しく幕引きしたが流石にガトーが持ってき過ぎじゃ、と遅すぎた自制が働いたのと空気の悪さを察して、いやらしくPC1の顔色を窺い「ハイこてんぱんに負けたけど救済はありますよ」という演出故そうなったんだろう。そういう言い訳がましさって何よりプレイヤーの心情逆なでするんだけど。しかも、PC2のキースを登場させて全てを失ったコウに帰る場所がある、みたいなイイ場面で持ち上げておいてな。
 プレイヤー側の被害者はコウばかりではない。PC2のキースも弱気な相棒が成長していく様をだいぶ端折られていた、が、もっと酷い扱いの人がいる。PC3ぐらいで参加したモンシアなんか口うるさいけど面倒見のいい先輩役になるんだな、と思っていたらGM交代により見せ場を奪われ、「あれ? このまんまだとオレただの嫌な奴じゃない?」と不安がっていたら、待っていたのは将来的に破滅確定の組織(ティターンズ)の制服を手渡されるエンディング。キャンペーンのラストがコレですよ。PCの希望ガン無視して一方的に押し付けられたラスト。
 こんなキャンペーンに参加したら、お気に入りNPCを活躍させられて御満悦のGM以外は全員作業の目になって「お疲れ様でした」と棒読みで言った後感想戦もなく解散だな。むしろ解散した後、GM抜きのファミレスに集合のメールが出回り、夕飯を食いながらなあもうアイツ(GM)呼ぶのやめようぜ」「でもアイツ抜きって露骨にやるとカドが立つしなあ」「じゃあ別のサークル立ち上げようよてな会話がコウ・キース・モンシアの間で交わされていたのは想像に難くない。
 泣くに泣けないのは、用意されてるデータとか演出は吟遊であることを抜きにすれば出来が高水準であること。吟遊GMって自分の思い描く世界を再現する能力は往々にしてレベル高いからね。それ故「小説でも書いてろ」と言われるワケだが。
 メカデザ&キャラデザ、作画や演出は本当に超一級なんだけどナー……。

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TRPGこぼれ話#298~TRPG的に見るZガンダム~

 TRPG的にガンダムを見ると、Zガンダムはなんて恐ろしいキャンペーンなんだという話になった。
 ファーストがPC間の関係(アムロとブライトとセイラとカイって感じ)もつつがなく構築できたし、ライバルNPCとも最終的に和解といういい落としどころで先を想像させる終わり方だった。で、じゃあ前のキャンペーンの強敵がPC側にいたら面白くない? 時代もちょっと進めて、PC1は新顔を据えよう! てなこんなに面白そうで順当な続き物だったのに、PC1のカミーユがとんでもない狂犬だったんでとんでもないキャンペーンと化した
 だってですよ、GMポジでもPCポジでもいいですよ、アイツと同席した場合を想像してみて下さいよ。「名前にコンプレックスを持っている」という設定と聞いて、じゃあライバルNPCとの因縁を持たせるためにコンプレックスを刺激させる発言をさせてみたら、第一声が「じゃあそいつに向かって攻撃ロールします」ですよ。最低でも戦闘に入る前に
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 ぐらいのワンクッションを期待していたGMも他のプレイヤーもΣ(;´゚д゚`)エーッ! という顔になるよ! いるよなこういうGMや他のPLの期待している方向性とまったく逆のロールプレイで周囲を置いてけぼりにする奴! そういう奴に限ってPC1とか重要なポジションに居座ってんの!
 っていうかライバルに殴りかかるならまだしも、PC2のシャアに殴りかかるしなコイツ! 未熟な若者を導いてあげるいい先輩役と思って卓に入ったらなんかよくわかんない絡み方してきやがるんだもん! いくらシャアでも立場わかんなくて右往左往するよ! そのくせ「アンタ前回の重要NPCだからやることあるだろ」とか責任負わせてくるからエゥーゴの代表格やったりハマーンに頭下げたりと重責抱え込む羽目にもなるし。
 始末に負えないのは支離滅裂なロールプレイの癖に出目だけは異常にいい。ライバルNPCだったはずのジェリドは戦闘開始早々カミーユのクリティカル連発、GMのhp誤魔化しすら通じないレベルのダメージを叩き出しやがるもんだから出落ちの情けないイメージを植え付けられて。それでいて、絶対生死判定失敗する致死レベルのダメージを与えておきながら「抵抗すると無駄死にをするだけなのに、なんでわからないんだ!」とか言うですよ! 命中判定の出目を見てからロールプレイするのは許されるけど、ダメージの出目を見せつけた後でそのロールプレイはねえだろ!? しまいにゃみんな感覚麻痺って「何故そうも簡単に人を殺すんだよ!死んでしまえ!」とか言われても「あーそうだねー」ぐらいにしか反応無くなってきてるだろうな。
 出目もそうだがデータ的にもコミュニケーション技能には一切ポイントを振らず、全部〈目星〉と〈キック〉と〈マーシャルアーツ〉と〈操縦〉につぎ込むが如く超マンチ構成。担当するのは【魅力】のパラディン、しかも【魅力】担当がカミーユしかいないから全員が〈交渉〉はお前頼むぞと無言のうちに語ってるのに、技能ランクは〈騎乗〉〈呪文学〉〈知識:宗教〉(アンデッド識別に使うから)〈動物使い〉(〈騎乗〉にボーナス乗るから)ぐらいしか死んでも取らないの。一応〈製作:モビルスーツ〉を取っててキャラ付けかと思いきや、戦闘やアイテム作成で有利になるオプションがあるからという理由で取得してやがる。
 あいつの支離滅裂ぶりから発したキャンペーンの歪みは、最終決戦で物凄く実感できる。コロニーレーザーの攻防、百式VSジ・O&キュベレイ。あの時シャアは「え? なんでオレ前門のピット・フィーンド、後門のバロールみたいな状況になってんの?」と戦場にフィギュアを配置しながら困惑していたに違いない。そこにいるべきはずの最大戦力カミーユがなんか「僕シーンに出ません。出るとこじゃないんで」とか真顔でぬかしやがったせいでな
 意味不明の極めつけは、そのハマーンとシロッコとの関わり方。なんかシナリオのネタになりそうなハマーンとの因縁を結んでおきながら、それをシャアに全部投げておいて(だから前述のシャアが単騎でシロッコとハマーンを迎え撃つ無理ゲーに)、これまでそんなに接触の無かったシロッコに宿敵の因縁を結んで生かしておいちゃいけない奴みたいに噛みついてくるとかもうGMどうしていいのかわかんない。……まあシロッコに関してはGMがラスボスとして顔出しさせてたけど、思ったほどPCとラスボスらしい人間関係にならなかったという誘導ミスも感じるが……。
 そんだけやりたい放題やった挙句、GMがなげやりになって「あーわかったよ、君が見初めたラスボスと決着つけるエンディングにするよ、でもそれだけやったツケは払ってもらうかんな」というフリをしたら、これまでの置いてけぼりがウソのようにわかりきったロールプレイを最期の最期でしやがったこと。あまりにも期待以上にハマり過ぎて参加者全員が「ああーそうだね、そうなるよね。いやーなんかいいキャンペーンだった気がしてくるなー……」と惑わされたせいで、責めるに責められない。これまでの無軌道を全部帳消しにするぐらいのイイロールプレイ。いわゆるジャイアン効果。もしくは炎の転校生の戸影弟理論。
 いいなーこの始末に負えない狂犬PC1ぶり! ますますカミーユが好きになりましたよ!(前も言ったけどガンダムで一番好きな主人公) 密接に関わる立場じゃなければ、同じ卓でその奔放ぶりに呆気にとられつつ、キャンペーン最終回で飲まれるロールプレイを見て恐れ入りたい
 それに比べてジュドーはよくやったよ。実にソツのないPC1ぶりだった。ソツが無さ過ぎて他のPCのビーチャやモンドのアレっぷりが浮き彫りになったが。

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