We are Pathfinders!#240~Monster Codexがあらわれた! トロル編~

 その昔、3eのDMGには「クリーチャーにクラスを付与しよう」という例に、ファイター・レベルを積んだトロルがイラストで掲載されていました。再生とかきむしり持ちに重装鎧を着せるとはなんて非道えことを考えるんだこのデザイナーどもは、と戦慄したものです。……でも、イラストだと剣を持っていたのですが、かきむしりが主戦術のクリーチャーに武器を持たせちゃアカンだろ
 久々のMC記事はそんなマクラから始まるトロルだヨ。「再生とかきむしりを持つクリーチャーにクラスを付与する」というあのコンセプト「まんま」なデータ群を見て、当時のトラウマが刺激され思わず記事にしちゃいました。本当になんてヒドイことを考えやがるんだアメ公はってかPaizoは。まあエインシャント・レッド・ドラゴンやビホルダー様にファイターを積んで(しかも1レベルだけ)フル・プレートを着込むとかしないだけマシか(もうやってたりして)。
 クリーチャーにクラスを付与、のコンセプトに従ったMC恒例のトロル用アーキタイプは、凶暴で卑怯で貪欲で怒りっぽくて残虐無道の裂け目ワームなイメージにバッチリの“トロルの憤怒”、ってバーバリアンじゃねーじゃねーか!(ドルイド用です) ババリソだとあまりにもしっくり来すぎるので敢えてハズしたところを狙ったのか。まあ脳筋系クラスだとわざわざ新アーキタイプを用意するまでもないってことかもしれない。きょうび大抵の脳筋系クラスに肉体武器を対象にしたアーキタイプってあるしな(これもずいぶんカタヨリーヌな話である)。
 当然のことながらドルイドと言ってもアニモーと仲良くなる視聴率を取るなら小動物とザンギみたいな媚びた能力や自然からの誘惑をはねのけるような意志力は全部ブッ飛び、トロール限定の“勇気鼓舞の呪芸”で同族に気合を入れたり(ちゃんとドルイド・レベルをバード・レベルとしてカウントできる)“得意な敵”を獲得したり(普通は人型生物(人間)になるんだろう。(´・ω・`)・ω・`) キャー)、「いいから早く殺しに行きたい」という欲求だけが感じられる獣を使いこなすよりむしろオレが野獣な5e的ドルイド……と見せかけて、あんまり代替特徴が無いんでそこまでドルイドらしさは失われていなかったりする。ちゃんと動物の相棒も持てるし“自然の化身”でホントに獣になることもできるヨ。ドルイド+レンジャーはともかくドルイド+バードはちょっと新しいかもしれないが。バードは一応秘術系であるし、4e分類にしたって原始とサイオニックとカスリもせんで。
 っていうか全体的に怒ってない。“トロルの憤怒の印”もナパーム・ストレッチで出来る目印みたいなもんだし。
 トロルにクラス・レベルを付与するという発想だけでもこの外道! 人でなし! ヨグ=ソトースの息子! 犬に噛まれて死んじゃえと言われても仕方ない所業であるが、トロル専用の特技がンマーそれに輪をかけて非道い。俺こんなに非道いチームワーク特技は久しぶりに見た気がする。機会攻撃範囲に《協調かきむしり》を持ったトロルがいたら、一回の爪攻撃でかきむしりが発生するっていくらなんでも非道過ぎませんか。やわらかタンクのババリソがトロルの群れに突っ込んだら5秒で引き裂かれそうでしたが、こんな特技持ってる連中に突っ込んだら音速を越えて引き裂かれそうです。音が置いていかれます。かきむしりが1ラウンドに1回という制限でよかったな。
 再生を抑止して発動する《筋力超回復》《トロルの瞬発力》もずるい。何がずるいってフリー・アクションで使う・使わないを操作できる上に、別に回数とかの制限がまったくないんだぜ。必要に応じて切り替えが可能なのだ。脳ミソまで筋肉で考えてそうなだけに、肉体に関しては器用な奴らである。
 基本的にクリティカル領域が20の肉体武器において、爪がヒットすると突如噛みつきのクリティカル領域がファルシオンばりになる《強力噛みつき》も事故率を格段にアップさせるだろう。説明文からするに、是非ともかきむしりを発生させた直後に噛みついてもらいたい。ひじょうに絵になるので。後述する《圧倒的かきむしり》は発動しないんだけど、この順だと。
 で、《圧倒的かきむしり》は噛みつきが命中した場合かきむしりに【筋力】÷2の追加ダメージを与える。圧倒的というからにはもっと福本漫画的な圧倒的っ……感が欲しかったような気がするのだが。ほら、トロルの鼻とかアゴの尖り具合って福本漫画っぽいじゃない。
 トロル+ババリソって再生+激怒という最悪の組み合わせ(それPCだと6レベルから、しかも最大3点なのに)であるが、それを2点ばっかしガマンすると[火][酸]ダメージにも抑止されなくなる《激怒時再生強化》これまた悪鬼の所業に等しい。トロル唯一の付け入るチャンスが消えるぢゃないですか。
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この手のセリフ、ヘブンズ・ドアーが強過ぎるせいかよく聞いたよね露伴先生。
 再生できるポイントが減ってるからこれを強化と言っていいのかはびみゃうだが、恒常的に発揮できるように強化されたんだとポジティブに考えるのだ!
 文明とはあまり縁が無さそうなトロルであるが、装備品はエ・ゲ・ツない(渋川先生のアオリ文より)。逆棘付きトロル爪は、爪攻撃をヒットさせた場合敵の体内に付け爪を残しておいて出血ダメージを与える。トロルの爪って不潔と聞いたことがある(まああのライフスタイルで清潔ではありますまい)から、そんなもんに触れてた付け爪なんか体に残さないで下さい。体内に残った銃弾よりヤバそうです。20gpとべらぼうに安いんで気軽に消耗してきそうなのも嫌だ。トロル間でこんなネイルチップが流行したりしませんように。
 文明同様、あまり得意ではないせいかトロルの呪文はレベルの割に効果がいまいっちんぐな印象を拭えない。まあ名前から察するに、トライアル・オヴ・ファイアー・アンド・アシッド(酸と火の試練 )はデーモン・ロード崇拝の儀式で同族のトロルに使うんじゃないかって気がするんですけど……トランスファー・リジェネレイションは再生さえ持っていればトロルでなくてもいい(一応、「ほとんど」トロルだけが使用するそうなので……)から、一工夫すれば使えそうだが……しかし3レベル呪文スロットを使ってこれはなあ。
 前述の通りの性質上、トロルが魔法のアイテム作成に興味を持つことは稀(そりゃそうだ)ですが、それだけにガントレッツ・オヴ・レンディングは爪のダメージ・ロールに+2が乗る凶悪な逸品。ばっちりかきむしりにも反映される。トロルの王族御用達のクローク・オヴ・ザ・トロル・キングは材質が獣と人型生物の皮……うげー。テキトーそうなパッチワークに雑な装飾という説明文の割にお高い。〈威圧〉+5にバーニング・ハンズというだけでこの価格は法外そうに見えるが、トロルの中で[火]ダメージを与えられる能力を付与ってだけでそりゃあこんな貴重品扱いもされるでしょう。
 トロルの例は見た目と生態通り戦闘系が多いが、いずれも武器はステゴロ。かきむしりを捨てて重剣を振り回すようなアイデンティティの崩壊は決してしないのです!
 トロルの守護者トロルの侍祭(クレリック2レベル、脅威度6)とトロルの用心棒(レンジャー1レベル、脅威度6)を収録。クレ公と言いつつ【判断力】13なのは期待を裏切らない。見よ燦然と輝く術者レベル判定の修正値+3。当然回復する気なんて微塵もなく、準備してる呪文は殆ど仲間や自分の強化に使われることだろう。実際元が元だけに異様にタフ(hpが92もある)だからそれで問題はなさそう。トロルの用心棒はもちろん肉体武器スタイル「トロル」と「肉体武器」ッ! この世にこれほど相性のいいものがあるだろうかッ!?(これで脅威度の修正で相性:普通のクラスと判断していいものか) 特技の取得も《武器熟練》で噛みつきに爪と徹底している。得意な敵はロンモチ人間です。ウギャー 図体がでかいから仕方ないにしても、〈隠密〉を1ランクも取得してないのはレンジャーにあるまじき気がするが、ポーション・オヴ・インヴィジビリティで何とかするんだろうか。【敏捷力】18もあるし、鎧もせっかくチェイン・シャツで止めているのに勿体ない。ちなみにACは24とかなり固い。
 ついにやってきたトロルの激怒者はババリソの例。トロルと肉体武器レンジャー以上に、スイカと天プラばりに居合わせたくない組み合わせですトロルの悪漢(バーバリアン2レベル、脅威度7)の時点で素の【耐久力】が27もあるのにもううんじゃり(激怒14/日ラウンドを見た時は目を疑った)。ただ、獰猛なバーバリアンのようにムム全裸でもなければ野生の激怒者ほど無謀でもない。中装鎧チェイン・シャツにしてるのはともかく少ない激怒パワーを呪い避けに使うとは、案外チキンな野郎だな。真なる原始人ほど原始的でもないようだ。まあ、真なる原始人は利点が5レベルからだから仕方ないけど。トロルの狂戦士もババリソ4レベル(脅威度9)なんだし。
 トロルの戦士はファイターで、レンジャーやババリソと比べて戦術を学んだ理知的な戦闘家……ではなく、戦闘にリソースを振り過ぎたせいか知能がより一層低下してしまったそうだ。【知力】4だから言葉を喋れる割とギリギリのところにいる。一人称は「オデ」だろう。《協調かきむしり》は訓練より本能で身に着けたチームワークか。
※余談。3eの時は3が人類の最低値だったっけ。だから能力値で3を振ってしまってもハーフオークにして【知力】に振るとマイナスを無効にできるから損をしないぞ! というクソみたいなアドヴァイスがPHBに掲載されていた。技能ポイントが壊滅的になるのでオレは素直に作り直した方がいいと思うのだが(ファイターぐらい技能ポイントとクラス技能がしょぼいならともかく)。
 ところでトロルの切裂き魔(ファイター3レベル、脅威度8)もトロルの引裂き魔(ファイター5レベル、脅威度10)もぴったりなのに荒ぶる闘士アーキタイプを選んでいない。どうせ肉体武器しか使わないのだから、“自然の凶暴性”にしても損はないと思うのだが。“武勇”を捨てるのが惜しかったのだろうか。
 トロルの憤怒はアーキタイプの名前になっている通り、ドルイド(6レベル、脅威度8)の例。この人というかこの巨人も信仰呪文使いだからと言って回復する気まるでなし。呪文スロットの大半は[火]と[電気]の攻撃呪文で消える。これらを使い切ってから肉弾戦に入るが、正直最初から肉弾戦やらせてもかなり強いと思う。【判断力】16どまりだし(マジック・アイテムで+2されてこの数値)。
 基本的にブサメン揃いのトロルが秘術呪文使いになろうとしたら【知力】に頼ることになるだろう……【知力】だってアーパーじゃねえか、という気もするが。んで、そうなったらウィザードみたいな学術で呪文を身に着けるなんて似合わねえ、当然用意されているのはウィッチ10レベルのトロルの老貴婦人。部族の帝王でさえその言葉に耳を傾けるオバアチャンの知恵袋的存在である。知恵袋っていうか胃袋の方が相応しい気もする。トロルの憤怒以上にデーハーに[火]ダメージを与えるのに長けているから、そりゃ逆らう気もなくなるだろう。トロルの面構えも福本漫画的でありかつ魔女っぽいイメージであるし。
 トロルの帝王(ファイター10レベル、脅威度15)はトロルの引裂き魔のバージョンアッペレ版という感じ。苦手なセーヴ関連を《神速の反応》と《鋼の意志》で補っているが、一方で《迎え討ち》を取得していない(【敏捷力】が引き裂き魔と比べて低く、メリットを活かし切れないと判断した?)分、肉弾戦における防衛力はやや低下しているところが特徴か。ところで、【敏捷力】が低い割に《万能投擲術》を取得し、“武器修練”で投擲武器を指定するほどのこだわりを見せている。トロルの帝王は全ての面で一族の頂点に立たねばならないそうだが、そのための素養ってその辺にあるものを投げつける技術なんでしょうか
 トロルならかきむしりを使ってナンボ! と冒頭で述べたけど、こうしてクラス・レベルを付与した例を見ると、戦法に幅が生まれづらく、どうも似通った印象を受けてしまう。元々の脅威度が高い分、あまりクラス・レベルを積むわけにもいかないんで変化をつけにくいのは仕方ないですが。ファイターにあんだけアーキタイプがあるんだから、プレーンな能力だけじゃなくもっと色々使えばよかったのにな。帝王ならいっそジャイアント・テンプレートを付与して超大型にしちゃうとか。その中でトロルの用心棒の肉体武器スタイルをフル活用した様はなかなか面白い。
 追加クリーチャーのスーアー・トロールは中型サイズのトロルであまり頑健でもなければ再生もしない、貧相なトロルって感じの生き物。その昔しょっぺえトロルといえばアイス・トロルとかもいたが、あんな変化球をするわけでもない。これで脅威度2かよという気もするが、ちゃんとかきむしりもできればさりげなく3回攻撃に急所攻撃を乗せてきたりするんでやっぱり危険。体が大変柔らかく、大抵粘体クリーチャーが持っている“収縮”で空気供給管に―ッという感じで狭い所に入り込み、奇襲を仕掛けるのが得意技。
 トロルは組織を持続できるのが難しいので、遭遇で示されてるような構成と出会う機会も少なそう。っていうか素トロルの時点でもめんどいのにこの上クラス・レベルまで付与した連中と戦いたくなんかありません。トロルの憤怒が3体に用心棒2体のトロルの狩猟隊が「その地に住むトロルの大きな脅威に対処する」ってだいたいはお前らがその地の一番大きな脅威だよ! またトロルの貴婦人のねぐらには老貴婦人と魔女の手管を教わる女性トロルが何匹もいるそうだけど、これほど女性だけなのに嬉しくない集団はジル以来だ(あいつらも雌しかいない)。
 トロルの騎兵隊は騎乗するような生物もいないのだが、もしかして普通トロルに跨ったりするんだろうか……構成を見てもババリソばっかりであんまり騎兵っぽくないし。単にRaidersの訳を間違えただけのような気もするのですが(raidersは略奪者ぐらいの意)。
 クラス・レベルを付与されたトロルを大量に抱えた帝王が侵略行為なんか始めたらEDAJIMA10人よろしくタルドールなんかたやすく壊滅させられそうだけれど、この手合いの例に漏れず内乱でカンタンに崩壊するのでその危険性はほとんどないそうです。トロルやオーガなど、人類より遥かに強壮な生物が何故人間を駆逐できないかというと、それは彼らが組織というものを理解できないからなのだ(「オーガの連隊なんてものが、あるわけないだろう」by《無謀なオーガ/Reckless Ogre》)。
 トロルというと手当たり次第にその辺にあるものを見境なくボリボリ食っちゃう略奪者というイメーヂで民話などで伝えられる、いやあんまり間違っちゃいないんだけど、そこまで見境なしに取って食う連中ははぐれ者であるという。家族単位で行動するトロルはもっと慎重に文明を避け、何らかの理由で一族から捨てられた者が他者と同族への怒りを煮えたぎらせ、民話で語られるような破壊行為に及ぶことになる。Bestiaryで語られるトロルの母は自分の子供に大変優しく親切であるが、部族の危機とあらば若い者を乱暴に殺したり、追放したりする矛盾した性質を孕んでいるともいう。
 トロルの女性は集団で行動するが、男性は単独の傾向がある。見捨てられるのは他の種族の所に長居したような男性トロルで、女性トロルの方が大柄だというからトロル社会もカカア天下ということか。というか、男性トロルは成長すると一人で立ち去るか大人の女性トロルに連れ去られる二つの道に分かれる。つまり非リア充か囲われ者人生の二択。なんて切ない一生だろう。
 トロルの代謝は非常に活発で、1日に大きなブタ一頭ぶんの食料を欲するという。これを欠くと(もっとも数日にわたって、だけど)最大の武器である再生能力が機能しなくなるというからトロルも命懸けだ。殺すのがめんどいトロル最大の死因が餓死という事実がこれを物語る(あとは水死もなかなか多そう)。ここまで来ると食べるために生きていると考える方が良さそう。巨人族の中でもこれだけシンプルなのは珍しいかもしれない。オーガやヒル・ジャイアントだってもう少し嗜虐性があるだろうに。なんせ、死の直前、それも数少ない自分を殺せる手段を目前にしても、それが自分に降りかかるとなかなか理解しようとしない程度のオツムであるんだし。
 [火]と[酸]はトロル最大の敵であるが、デーモン・ロードへの崇拝のために自らこれらで傷をつけることもあるそうな。やっぱトライアル・オヴ・ファイアー・アンド・アシッドはこうやって使うんスかね。単純な信仰心なんで、あんまりデーモン・ロードの正体や欲するものを考えずに力の象徴と崇拝してるのかもしれない。こんだけ単純かつ強力な軍勢が崇めてくれるのは、デーモン・ロードにとって有難いような迷惑なような。
 民話の通りの里に現れて家畜や住人を襲っちゃうような性質は、実はトロル全体で見るとそれほど一般的ではなかったり、男性トロルが毒男かヒモの生涯を送るなど、ライフスタイルはシンプルながらこうして見るとなかなか興味深い生態の生き物である。特に男性と女性の一生の違いは一読の価値あり。が、森の中に昔から住んでいても子供の時にだけ訪れてほしくない不思議な出会い、というか子供の時以外でも訪れそうだけど訪れてほしくないですこんな奴らとの邂逅。見つけたら早く三匹のヤギを連れてきましょう。あとトロルの話になったら「子供の時にだけあなたに訪れる不思議な出会い」を振るのは筆者の持ちギャグなので気に入ったからってパクんないで下さい。訴えますよ。でもJASRACに訴えるのもやめて下さい。

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We are Pathfinders!#180~Bestiary4~

 話題の中心は5eに移っているが、まだまだPFもやっていくでよ! 確かに満を持して登場した5eに目が移るのも当然であるが、やっぱ3eリアルタイム世代としては、あの環境って忘れられない感触なんよね。いつか帰る場所とでも言おうか。
 それに本家のやる気も衰えるどころかマンマンだ、見よ、気付いたらBestiaryも4冊目が登場してるじゃないか。あわわ、2も3も大して読み込んでないというのに。
 さてさてサプリメントでも神話の世界に足を突っ込みつつある今日この頃、何時にも増してバラエティ豊かなモンスターだ…というか…その…何でしょう? このえもいわれぬラインナップは。コロ助とかジャガーノートとかリヴィング・ウォールとか、ようやく来てくれたね! てな感じのメジャー路線に、ヒャクメとかロクロクビとかガシャドクロのいつも通りの謎のオリエンタルテイスト強化、そしてソウル・スリヴァーとかどっかで聞いたネーミングが加わって物凄い混沌に。スリヴァーって言えば同種がいると強くなる奴しか思いつかないけど…流石にWoCが黙っちゃいないような…でもひょっとしたら??
※sliverは細長く切る、という意味もあるので、魂を裂く者、という意味かもしれない。というか、多分そう。
 あと“カイジュー”ってなんだろう。カイジューって。
 カイジューでアギラと言われても、俺はセブンのカプセル怪獣しか出てきませんけど。あいつブレスなんて吐けたっけ? ウルトラファイトでボテくりこかされたりしてたのに、脅威度27とか偉くなったもんだ(違います)。
 神話の世界に足を突っ込んでると言えば、それにふさわしい連中もいろいろ追加されてますよ。グレート・オールド・ワンとかね。クトゥルフにハスター、ボクルグ、スポーン・オヴ・ヨグ=ソトースなんてのがいますねー。神話違いだこれ! ちなみにd20+クトゥルフということでd20CoCを引っ張り出して見比べてみましたが、クトゥルフ御大はほんの少し弱体化、ハスター様はステータスアップした代償に触手のd%ダメージというわけのわからない数字を手放している模様(ロマサガ2の触手みてーな理不尽ダメージだ)。まあショバが違うからね、一応こっちの世界だと人間に絶対倒せなかったらデザイナーがインディアンデスロックされかねない業界ですから。グレートオールドワンだって食ってく道を探らなきゃいけない厳しい時代なんですよ! クソッなんて時代だ!(3eのMMⅡの敵はどうやって殺せばいいのかわからない奴もちょくちょくいたけど。いや倒せるのかもしれないが、あんまりそういう環境で遊びたくないような)
 ところであからさまに格の落ちる奴がいるような。何故ボクルグ
 ともあれ、5eに負けず劣らずゴラリオソもエキサイティングなことになりそうで何よりです。



Bestiary 4 (Pathfinder Roleplaying Game)Bestiary 4 (Pathfinder Roleplaying Game)
(2013/11/12)
Dennis Baker、Jesse Benner 他

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We are Pathfinders!#138~変な動物の相棒~

 PFになって動物の相棒の基本リストがグッと広がった。実用的かどうかはともかく。地形やレベルの制限が撤廃されたことで、クロコダイルやエイプ、ライオンなどイカス相棒を1レベルから連れ歩けるように。ちなみにキャメルって3.5eの頃にはすでに確認できたんすね
 そして、この種のリストはサプリが追加されるごとに拡張されていくもの。ちょっと目を離している隙に色々大変なことになっていた
 ディノニクスを連れ歩くのも相当問題あったと思うけど、Bestiaryでどしどし恐竜タイプが追加されたおかげで、トリケラトプスとかプテラノドンとかブラキオサウルス連れのドルイドが次々に誕生いいんですかコレ。いや、きっとよくねぇな。ディノニクスがヒョコヒョコ歩き回ってるだけでも通報モンですが、こんな連中来たらむしろ私は逃げ出しますよ。T-REX同行させてるドルイドなんか角川映画になっちまうぜ(ワカる人少ないだろうなぁ)。
 街中で…と言えば、ジャイアント・リーチやジャイアント・スラグなんかの軟体系はどうなんでしょう。これまた往来を歩いてきてほしくない…と言うか、こういう相棒を連れてる人とあんまり冒険したくないし、いっしょにご飯を食べに行ったりとかしたくないですよ。
 そういや蟲の相棒で追加されたんでしたねこいつら。めでたく一緒に追加された蟲シリーズ、ジャイアント・アントやジャイアント・ビートルなども、冷静に考えると相当シュールな絵面になりそうだ。どっちみち通報はまぬがれそうにない特にジャイアント・スパイダーみたいな嫌われがちの蟲だと…温厚で文化的なんだけど外見が蜘蛛のせいで地球人にZAPされる宇宙人の小説があったっけ。
 他に目を引くのはルフの相棒。牛や馬をもひっつかむ巨鳥を相棒にできるとか鼻息がスピルスと荒くなりますが、PCに使いこなせるのは大型まで。ショボクレー
 中には名前を聞いただけだと何ソレ? となる輩もおるので、勉強がてら画像で見てみる。

arusino.jpeg
・アルシノイテリウム。サイに似てるけど、ゾウとかジュゴンの方が近いそうです。そうなのか
Megatherum.jpg
・メガテリウム。つまりは地上オオナマケモノ。ちょっと毒吐きゴルナっぽい。
guriputo.jpg
・グリプトドン。面構えに胴体と短足がまるで釣り合ってない。こんな相棒連れてるドルイドとか面白すぎ。

 もちろんわりかし普通のどうぶつも追加されておりますでよ。相変わらず海洋シリーズは場所を考えないと全然役に立ちませんが…何故エイをマンタレイとスティングレイの二種類も追加したんだろう
 目玉はエレファントの相棒中型サイズのぞうさんを連れ歩けるんですよ!? 超カワイイ。データなんてどうでもいい。ずっと優しい目で見つめられたい。鼻のホースで水かけられたい。
 ところで、ヒポポタマスの名前を見て、3e時代謎のモンスターだったことを久々に思い出しました。DMGの遭遇リストに名前だけは載っていたのですが、MMにデータが掲載されていなかったため、長らく謎の存在とされていたもんです。ま、要はカバなんでBestiary2のデータを見てもコレといってどうというモンスターでもないんですが。上位種のベヒモス・ヒポポタマスは脅威度10かぁ。えっ何それ!?


Pathfinder Roleplaying Game: BestiaryPathfinder Roleplaying Game: Bestiary
(2009/10/28)
Jason Bulmahn

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TRPGこぼれ話#157~少年よ~

 ヤング! 冒険してるかい!?
 旅に出るにはちょっとばかし寒い季節だが、目に映るもの手に触れるものすべてに体当たりで挑戦できるのは幼い頃だけ! 肛門屁の出口、あいや光陰矢の如し、大きくなるとね、色々なしがらみに囚われて身動きできなくなるものなんだ。そういう面倒なものをほっぽり出して、君の持つ時間オールウェイズ全てを冒険に注げるのは少年に許された特権なんだ! 逆に言やぁー少年の間は1日24時間1年8760時間は年中無休で冒険ってーことだな!
 さあ少年よ舟を漕げ! 果てしない大海に踏み出そう! ただひとつの憧れだけはどこの誰にも消せはしない、旅立つのなら晴れた日には胸を張って、誰にもできないことを見つけ出せって町田義人も布施明も言ってるぜ!

 …ここまでの前フリで、少年向けのネタがいくつあったでしょうか。

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テーマ : TRPG
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We are Pathfinders!#100~とにかく始めてみよう・GM編~

 PF記事が(たしか…たぶん)通算100回! 我ながらウダウダとよくもまあ100回もクダを巻いてきたもんです。それでいて99回目に及んで1ラウンドの時間単位を間違ったり、まあ所詮そんなもんですよハハハ。
 さてせっかくの100回目、これまで「始めてみよう」シリーズでプレイヤー向きの内容を書いてきましたが、考えてみるとGM向きの記事ってやってない。「PFのGMはちょっとねえ」てな意見もサークル内で耳にしていることだし、何よりオレだってPFでプレイヤーをやりたいし、ちょっとでもGM支援になるような話をできればいいなあ、と思い、100回目は「とにかくGMを始めてみよう」をテーマとしました。

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We are Pathfinders!#96~キマイラ種クリーチャー~

ダンジョンズ&ドラゴンズ サプリメント「モンスター・マニュアル II 」ダンジョンズ&ドラゴンズ サプリメント「モンスター・マニュアル II 」
(2003/11/29)
エド・ボニー

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 巨大サイズで“つかみ強化”とかPCで使う時は35レベル相当のラゴンみたいな奴とか色々トンチキなMM2であるが、トンチキなのはモンスター・データだけじゃない。付録のテンプレートもかなりトンチキだ
 一例を挙げると、表題の“キマイラ種クリーチャー”。こいつを付属すると、どんな畜生や蟲、野獣のキマイラでも作成できるという愉快なテンプレート。例えばサンプルではアンケグに適用しており、アンケグの頭と前肢にヤギ&ホワイト・ドラゴンの側頭、黒山羊の下半身ととてつもなくシュールな絵面が掲載されている。

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MM2渾身のキマイラ種代表格。シュールだ。

 ちなみに見た目は冗談みたいだけど、強さとしてはかなりマトモだ。元から高いアンケグの外皮ボーナスがさらに強化され、この種のクリーチャーにしてはかなりの硬さを誇る。アンケグ頭のおかげで組みついている間は[酸]の追加ダメージが入るため、火力もなかなかのもの。そして不可視状態をものともしない振動感知がおいしい。飛行と食い合わないのが残念だけど、貧弱であることを考えると、こっちを有効利用した方がよさそうだ。
 残念ながら、ブレスと酸吐きは強化されず。やっぱり虚仮威しの印象を脱しきれない。

 PFになってから野獣クリーチャーは魔獣に統合され、消滅してしまったため、どこまで適用していいかは謎。ま、少なくとも動物と蟲を使っている間は文句は言われまい。
 しかし魔獣まで範囲を広げられたら、かなり夢が広がるのになー。
 ドラゴン頭のキマイラとか。PCから「山羊の頭いらねえだろ!」とのツッコミは免れんな。あと「側頭部のブレスいらねえだろ!」も。逆にジャイアント・クリーチャーのテンプレートを付加したアンテロープ(B3)の山羊頭キマイラとか。ドラゴン頭の場違い感すごいな。
 というか、がんばって変なこと考えなくても、どうしたって変な見た目にはなります。大真面目に作ったであろうデザイナーには悪いが、笑いを取るために出したとしか考えられん。エレファント頭のキマイラとか、ライナセラス頭のキマイラとか、ジャイアント・マンティス頭のキマイラとか、ホソクビゴミムシ頭のキマイラとか出てきたら、私は「ここはGMが笑ってほしいところなんだな」と空気を読んで爆笑します。しかも前肢が対応クリーチャーになるんやでカマキリのハサミをガシガシやってるキマイラなんて、なんか悪質な戯画か幻覚みたいだ。
 以下は思いつくままに書き連ねたキマイラ種クリーチャー。俺は多分使う機会ないと思うんで、誰かやってみてタモレ。

・オルカ・キマイラ:水に入らないとオルカ頭が死ぬ。水に入ると山羊頭とドラゴン頭が死ぬ。
・ジャイアント・スラグ・キマイラ:俊敏な下半身を全然活かせなさそう。ヘビー・ウェザーの虹に触れたエルメェスみたいだ。
・スフィンクス・キマイラ:キマイラにだって人間の頭を乗せられないことはないのだ(だからどうした)。
・ヒュドラ・キマイラ:おい、首が狭いぞ。
・ビーヒア・キマイラ:えーと…どこからどこまでが前肢?
・キマイラ・キマイラ:こいつが理屈上存在できると考えたら、魔獣に適用できるとするのはマズイ気がする。


キマイラ 1 幻獣少年・朧変 (ソノラマノベルス)キマイラ 1 幻獣少年・朧変 (ソノラマノベルス)
(2008/06/06)
夢枕 獏

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テーマ : TRPG
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We are Pathfinders!#83~きやがれちくしょうの森(重量級)~

 PF種別毎デスマッチ、動物編の重量級タイトル決定戦です。
 今回は残りの4~9をドバッと紹介。いきなりそんなハイペースでええんか、というしんぱいはごむよう、なぜなら脅威度が上がるごとにどんどん数減っていくから。やっぱり単純な肉弾攻撃のみでは、理不尽詰めな高脅威度に居残るのは厳しいってことっすかねー。唯一、10の座にあるブラキオサウルスも、攻撃が単発の尾か蹂躙だけでは正直ションボリです。やっぱり複数回攻撃が無いとしんどいな。
 さて、エントリーされてるのは以下の畜生ども。

4:グリズリー・ベア、ダイア・ウルヴァリン、ダイア・ボア、タイガー、バイソン、ライナセラス
5:オルカ、ジャイアント・フリルド・リザード、ジャイアント・モーレイ・イール、ダイア・ライオン
6:アンキロサウルス、ウリィ・ライナセラス
7:エラスモサウルス、エレファント、ステゴサウルス、ダイア・ベア
8:ジャイアント・オクトパス、ダイア・タイガー、トリケラトプス
9:ジャイアント・スクウィッド、ダイア・クロコダイル、ダイア・シャーク、ティラノサウルス、マストドン

 4は怪物然としたダイアシリーズと、ギリ現実的な動物と呼べる連中の熱い競り合いが見所です。ベアやタイガーがダイアも冠さずに肩を並べられるあたり、余裕を感じますネ
 いずれも劣らぬ強豪ぞろいだが、爆発力・安定感双方を兼ね備えたタイガーが頭一つ抜きん出ている。“飛びかかり”による全力攻撃に、つかみからの噛みつき+引っかきは凶悪過ぎ。似たようなタイプのベアやダイア・ウルヴァリンは、タイガー以上のメリットが見当たらず、その他hpやACもどっこいどっこいなのが残念。ダイア・ウルヴァリンはなまじサイズがでかくなっただけに、“激怒”のAC低下が致命的になる恐れも出てきてしまった(ただのウルヴァリンだった頃には、どうせすぐ死ぬので気にする必要がない)。
 一発屋ではここにきて新顔、ライナセラスの“強力突撃”4d6+12点というステキなダメージを推したい。これを撃ってしまった後はそれっきりだが、このダメージはなかなか夢がある。強化オーロックスのバイソンも、周囲がデカくなって一発のヤバさは薄れたものの、蹂躙の脅威は相変わらずだ。
 ダイア・ボアは相変わらず“凶暴性”だけなのは寂しい。タフさだけは超一級なんすけどねぇ。

 5、魚に恐竜にウナギに獅子と意図せず著しい混戦地帯となりました。
 ここでもダイア・ライオンの安定が光る、てかさっきからPFはネコ科動物を優遇しすぎだ。複数回攻撃の上にあの攻撃ボーナス、一発屋のオルカやジャイアント・モーレイ・イールに謝れと言いたい。ジャイアント・モーレイ・イールは“かじりつき”があるだけまだマシだが。
 ジャイアント・フリルド・リザードは攻撃こそパッとしないが、突撃時に相手をビビらせるという変化球を動物にしては珍しく習得している。もっとも、セーヴ難易度は、結構ショボい。血を吐くまで走り続けるその情熱(by炎の転校生)は評価したいが。

 6で急にリングが広くなりました。アンキロサウルスとウリィ・ライナセラスとの一騎打ちです。ウリィと言っても吸血ゾンビではない。
 う~む、ここはやっぱり間合い15フィートに“朦朧化”のアンキロサウルスでしょう。“強力突撃時”に加え、蹂躙まで身につけても、やはり間合い5フィートでは厳しいもんがある。ACにも雲泥の差がありますしね。

 7は満を持して登場、温存されてきたダイア・ベアと空想上でない最大級動物エレファント、そして恐竜の超重量級対決。hp100越えも現実味を帯びてきました。
 まずこの中だと噛みつき一本槍のエラスモサウルスが辛い。流石に水中・水上戦闘対策もPCには立てられるレベル圏でこの芸のなさは頂けない。そうなると、張り手張り手のがぶりよりのダイア・ベアか、攻撃回数+射程のエレファントか、足払いのステゴザウルスか。
 ここは巨体とパワーを最大級に活かし切ったエレファントを推しておこう。ステゴザウルスの間合い15フィートからの足払い+《薙ぎ払い》も見てみたいが、何故《薙ぎ払い強化》まで取得していない。そしてダイア・ベアは一度組んだら逃がさないと思うけど、流石に脅威度7で間合い5はちょっと。

 8、場違いな奴が一匹紛れ込んでます。脅威度1からジャイアントがついただけで、途端に爆上げのオクトパスです! ここにきてダメージ・ダイスはd4とかなりダメな奴だが、間合い20フィートで8回攻撃はかなりヤバい。戦場が戦場なら、ダイア・タイガーにも匹敵する危険性かもしれない。
 トリケラトプスはピクルも怯む、ライナセラス直系の突撃野郎ですが、それだけです。蹂躙もDCはともかくダメージ・ダイスが1d8と小さいのが痛い。《クリティカル強化》強力突撃に賭けろ!

 これが最後のタイトル争い、9で一挙賑やかになりました。
 手数ではイカだけにジャイアント・スクウィッド一強。タコのように×8とかはないけど、間合い30で3回攻撃+締めつけとくれば十分でしょう。それにタコと違って、ダメージ・ダイスも大きめ。
 マストドンはエレファントの正統進化で、特徴はないがクセもない。前線を突っ切って後列まで蹂躙→暴れまくるだけでも、相当イヤがられることだろう。
 そしてここまで来ると、一発野郎どもも“飲み込み”を習得しているため、まったく安心ができない。実にダイア・クロコダイル、ダイア・シャーク、ティラノサウルスの全てが“飲み込み”持ちです。確実に噛みつきにいくにはティラノサウルス、しかし伝統と安心の“瞬発力”デスロールに、尾の打撃まで持ち合わせるダイア・クロコダイルに軍配を上げたい。

 では、各階級毎のまとめ。

4:タイガー>バイソン>グリズリー・ベア≧ライナセラス≧ダイア・ウルヴァリン>ダイア・ボア
5:ダイア・ライオン>ジャイアント・モーレイ・イール>オルカ>ジャイアント・フリルド・リザード
6:アンキロサウルス>ウリィ・ライナセラス
7:エレファント>ステゴザウルス>ダイア・ベア>エラスモサウルス
8:ダイア・タイガー≧ジャイアント・オクトパス>トリケラトプス
9:ジャイアント・スクウィッド>ダイア・クロコダイル>ティラノサウルス≧マストドン>ダイア・シャーク

 二回に渡ってお送りした動物特集、いかがだったでしょうか。
 後半になるにつれ、ババリソやファイターにナマス切りにされるのが仕事になってくる動物ではありますが、なんだかんだで一発は侮れず、ランダムエンカウントで現れたダイア・ボアに喰い殺されかけるのもよくある光景。状況とダイス目によって単なる置物となるか、捕食者となるかガラリと変わる、やはり3e環境はこういうパワー型デカブツが面白いよネ。
 幻想と現実の狭間を行くモンスターの彼らに幸多からんことを。


どうぶつ (ブライアン・ワイルドスミス作品選)どうぶつ (ブライアン・ワイルドスミス作品選)
(1971/01)
ブライアン・ワイルドスミス

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テーマ : TRPG
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We are Pathfinders!#82~きやがれちくしょうの森(軽量級)~

 人型生物に続いて、今度はアニモー特集だヨ。
 タフネスと単純火力は大したもんだけど、珍妙な能力も持たない、わかりやすい強さと短い輝きを併せ持った連中です。そう考えると味があるようで、いややっぱりねえな、所詮畜生だもん。
 レギュレーションは例によって脅威度別に分けて、その中でヤバイ奴弱い奴を選別。動物だとかなり低い脅威度で出てるんですが、一応明確にモンスター扱いできそうなダイア・ラットのいる1/3から。中にはモンキーとかに襲われるPCもいるだろうが、まぁそういうのは「猿(モンキー)が人間に追いつけるかーッ」と一概に言えない、モダーンかCoCd20でやれってことで。ちなみにドッグは1/3なので選考圏内です。さすがミ=ゴやウェイトリー弟を食い殺す生物やで。

1/3:アウル、ダイア・ラット、ドッグ、ホーク
1/2:イーグル、ヴァイパー、ウィーゼル、ドルフィン、ポイズン・フロッグ、ポニー、ライディング・ドッグ
1:ヴェノマス・スネーク、ウルフ、オクトパス、ゴブリン・ドッグ、ジャイアント・フロッグ、スクウィッド、ハイエナ、ホース
2:ウルヴァリン、エレクトリック・イール、オーロックス、クロコダイル、ゴリラ、コンストリクター・スネーク、シャーク、ダイア・バット、チーター、ボア、モニター・リザード、レパード
3:ジャイアント・イーグル、ダイア・ウルフ、ダイア・エイプ、ダイア・ハイエナ、ディノニクス、プテラノドン、ライオン

 思った以上にスゲエ数になってびびったので、今日のところはこの辺にしといたるぜフフフ。残りは2回ぐらいに分けてやります。あと、スウォームは除外。あんなクソデータ動物と認めねぇ。

 1/3は…流石にここらで苦戦するようでは、ただでさえPFで強化された冒険者としての存在意義が疑われる。まあ順当に病気持ちのダイア・ラットが筆頭でしょう。これでも“ダイア”を名乗るクリーチャーだ。
 アウルとホークは、攻撃ボーナスこそ大したもんだが、このダメージでは話になるめぇ。ナンバー2は同じ愛玩動物でも噛み殺される恐れのあるドッグで。

 1/2になると、飼育と野生のせめぎ合いという感じのラインナップになってくる。というかライディング・ドッグの獣性がやべぇ。いきなり2d8のHDに+3のダメージ・ボーナス、訓練次第でわんわんおはこうもふんぬぐるるなケダモノへクラスチェンジするのか。
 1/3ではパッとしなかった鳥公もイーグルになれば攻撃ボーナスの高さはそこそこに、ダメージへのペナルティが減って攻撃回数を活かせてE感じ。
 毒持ちのヴァイパーとポイズン・フロッグはいずれも【耐久力】ダメージとさりげなく危ない。が、セーヴ難易度といい、hpといい、ダメージといい、通じなければそれっきりだろう。一発屋であることを考慮したら、ここは少しでも命中しやすいヴァイパーか。一発芸といえばウィーゼルもそうだが、毎ターン1ダメージだけでは…ねぇ。自動的に組みつきに入れるのは面白そうなんだけど。
 非戦闘員のドルフィン、ポニーをここで比較するのは気のせいかもしれない。まあ彼らはお友達ですから…。

 1はお待ちかね、「下手な1レベルPCより強い」と言わしめたウルフの登場。…と、思いきや、データ面では微妙にハイエナの方が上回っていたりする。ゴブリン・ドッグはHDもダメージもこの二種と比べてかなり残念な感じ。まあ愛玩動物ゴブリンの乗騎ですから…。
 毒持ちのヴェノマス・スネークはタフネスとセーヴ難易度がヴァイパーから上がった代わりに、肝心の攻撃ボーナスがかなり寂しくなってしまった。《武器の妙技》があってもこの数値は、お買い得感消失は否めない。一方、ジャイアント・フロッグは毒を失った代わりに、射程15フィートの接触攻撃の舌、と珍妙な芸当を身につけた。ACを考えると使いこなすヒマがあるかは疑問だが、中列にいるローグやクレ公、あわよくば後列のウィザードなんかを狙ってみよう。
 オクトパス、スクウィッドは水中なら200フィート以上移動とか変なことが書いてある。さすがにしょくしゅ8とかはカマしてこないが、hpも高い方で侮れない。直接打撃では触手にもダメージが乗るスクウィッどだが、搦手では10フィートと実用的な範囲の墨に毒持ちのオクトパスだ。まあ、水中でなければ出会わないので、頻度はかなり低いと思いますが…と、思いきや、オクトパスの移動スピードってハーフリングとかと同速だったりする
 最後に、ホースはhpこそ一級ながら、AC・攻撃ボーナスともお粗末の一言。ま、訓練受けてない非ウォー・ホースとあってはこんなもんでしょう。

 2はかなりの混戦地帯。攻撃回数の多い奴と一発狙いの奴で両極端なところがある。
 攻撃回数の多さではウルヴァリン、チーター、レパード。特にウルヴァリンは激怒持ちで1d6の爪が二発飛んでくるのが危険だ。ボロボロになるACといい、殺るか殺られるかな超攻撃偏重である。より安定して爆発力を求めるなら、“飛びかかり”のあるレパードも危険。一歩遅れて、足払いつきのチーターか。
 スラングルなゴリラゴリラゴリラ! は意外と攻撃ボーナス低め。だが射程10フィートは脅威度2においては評価したい。《迎え討ち》なんて便利なものは持ってないので、集団で袋叩きが基本だろう。
 一発狙い、ではオーロックスがヤバい攻撃ボーナス+7でダメージボーナス+9とか、蹂躙持ちとか、ただただヤバい。てか、このダメージで“蹂躙”かい。ACの低さだけが救いなので、とにかく見たら狩るべし。
 クロコダイルのd12の尾の打撃もスゴイが、さすがにオーロックスの前ではかすんで見える。が、“瞬発力”からのデスロールは一度決まれば仰天の即死コンボ。コンストリクター・スネークの噛みつき→“締めつけ”もかなりの破壊力だが、やはり中型で組みつきを狙い続けるのは厳しいか?
 変な芸当ではエレクトリック・イール。接触攻撃の電撃の尻尾で、クリティカルすると朦朧となかなか面白い…ものの、攻撃ボーナスが-2というのはいただけない。重装甲の戦士にすら、これでは触れられない恐れがある。超巨大クリーチャーとかが相手ならともかく、敵として出る場合はちょっとねぇ。
 シャーク、ダイア・バット、ボア、モニター・リザードは、攻撃回数も少なく一発屋としても少々地味。それぞれ超感覚とか毒とか凶暴性とか、いろいろ持ってはいるんですけどね。この中なら、飛行のダイア・バットか、ボアかなぁ。

 そろそろジャイアントやダイアが台頭してくる3。
 ダイア・シリーズでは一撃の大きさならダイア・ハイエナがトップ。しかしタフネスではダイア・ウルフに分がある。一方攻撃回数ではダイア・エイプとジャイアント・イーグル、そしてキャンペーン中最強と言わしめたライオン。ディノニクスは移動速度が突出しているものの、やや命中・打撃に不安が残る。爆発力なら恐怖の5回攻撃の“飛びかかり”があるライオンだが、唯一射程10フィートのダイア・エイプも捨て難い。ここは、“かきむしり”も狙えるダイア・エイプを推しておこう。
 プテラノドンはごっつい外見に反して、飛行以外の特徴が見当たらないのがザネンム・ネーン。ジャイアント・イーグルみたいに、《かすめ飛び攻撃》があれば射程10フィートを活かせたんですがねぇ(逆にジャイアント・イーグルは射程5フィートが残念)。

 では、この部門の結果発表。

1/3:ダイア・ラット>ドッグ>アウル=ホーク
1/2:ライディング・ドッグ>イーグル>ヴァイパー≧ポイズン・フロッグ>ウィーゼル>ドルフィン=ポニー
1:ハイエナ>ウルフ>オクトパス≧スクウィッド>ジャイアント・フロッグ>ヴェノマス・スネーク>ゴブリン・ドッグ>ホース
2:オーロックス>レパード≧ウルヴァリン>チーター>クロコダイル≧ゴリラ>コンストリクター・スネーク>ダイア・バット>ボア>エレクトリック・イール>モニター・リザード>シャーク
3:ライオン≧ダイア・ハイエナ≧ダイア・ウルフ=ダイア・エイプ>ジャイアント・イーグル>ディノニクス>プテラノドン

 低レベル圏で出すモンスターに困るのはよくあることなので、参考にしてみてくだちい。あくまで個人的評価ですがネ。
 残りは次回でまたー。


おいでよ どうぶつの森おいでよ どうぶつの森
(2005/11/23)
Nintendo DS

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テーマ : TRPG
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We are Pathfinders!#81~階級別人型生物デスマッチ~

 久々のPF記事。
 3eの頃は「遭遇に人型生物が出なくなってきたら一人前の冒険者になった証」なんて(私の周りで)言われてたモンですが、でかい=強い、てな認識のモンスターデータを思えば当然の道理か。いや4eみたいに人型生物に伝説級が出てきたりしてもいいと思うし、クラス・レベルを付加すれば相応のレベルの人型生物も出せるんですが。ぶっちゃけ手間の割に弱い気が(以下略)。
 巨人とかライカンスロープのようなあからさまに人型だけど人型生物じゃねーだろ、というのを除くと、やっぱ低レベル帯に集まってますな(Bestiary調べ)。

1/4:コボルド
1/3:オーク、ゴブリン、ドゥエルガル、ドラウ、マーフォーク
1/2:テング、ホブゴブリン
1:スヴァーフネブリン、トログロダイト、ノール、リザードフォーク
2:サフアグン、ダーク・クリーパー、バグベア、ボガード

 脅威度3以上はオーガが入ってくるので、ここで〆。
 オンリーワンのコボルドは除いて(PF世界だとコボルドはドッグ以下。流石はミ=ゴより強くてヨグ=ソトホースの息子を食い殺した実績を持つだけはある)、それぞれのレベルで特にやばい奴を考えてみる。

 1/3がいきなり激戦区。先鋒のオークからしてACとhpはスッカスカだが、ダメージボーナス+4で18からクリティカルとあちぃ性能。普通に2発貰ったら前衛職でも落ちる可能性あり。まあグレートアックス持ってないだけ良心的と言えましょう。
 搦め手ではドゥエルガルとドラウがやばい。っていうか1/3でインヴィジビリティ&エンラージ・パースンとか一発気絶の毒とか色々おかしい
 ゴブリンは悲しいかな、この中ではホントに清く正しいやられ役。だって愛玩動物だもん(涙)。
 マーフォークは単体の性能なら特筆すべきこともないんだけど、そもそもこいつらと戦う=水中戦覚悟という状況が危険だ

 1/2はテングとホブゴブリンのみ、と意外と層が薄かった。
 う~ん、どっちも剣の訓練(源義経なんかのエピソードが元かな?)や生まれついての戦争屋、という面白い設定なのに、データにすると味気なくなってしまうのが個人的に残念です。
 ここは、脆くても急所攻撃や複数回攻撃が光るテングかな?

 1で再び乱戦模様。小人に爬虫人類にハイエナ頭とバラエティ豊か。
 クラス・レベルを付加する前提ならスヴァーフネブリン一強なのだが。なんだよあのクソ種族。4eに謝れよ
 敵対することを考えるなら、選別すべきはトログロダイト、ノール、リザードフォークからだろう。
 ディフェンス能力なら脅威度1で17、となかなかの硬さのリザードフォークだが、一方で攻撃ロールは+2とかなり寂しい。トログロダイトも、恐怖の“悪臭”持ちながら、攻撃能力はリザードフォークとドッコイ。武器を使う場合はもっと悲惨。最後に、ノールは攻撃能力こそ他よりマシだが、ほんとに毛が生えたぐらいの差でしかない。うーむ、タワーオブドゥームみたいにジャンプ蹴りキャンセルガードぐらいの芸当がないとダメか
 どうにも脅威度1を与えられてる割に食い足りない連中ですなー。
 ここは、やはりレベルが上がっても安定しないセーヴを考えてトログロダイト>リザードフォーク>ノール、の順か?

 ライカンスロープも入ってくる、いよいよ最重量級の2
 直接打撃ではバグベア最強か…と思いきや、実はボガードも同等で、hpも《追加hp》のおかげでやや差がある。“粘つく舌”や二重三重で悪化していく“恐怖の絶叫”を考慮して、この中では一歩抜きん出ているか。ただしACはすんごく低いので、徒党を組むこと推奨。単品ならバグベアの方が安定するでしょう。AC17あるし。
 さらに前のめりになるとサフアグン。“血の狂乱”を加えた三回攻撃はこのレベル帯ではなかなかの脅威…ながら、高い攻撃ボーナスを生かそうとすると1d4ダメージになってしまうのはちょっともったいない。ACも14とぺらっぺらになるしねぇ。
 ダーク・クリーパーは急所攻撃とダークネスで、組む相棒によって化けそう。シバウした後も“断末魔の爆発”できっちり仕事をしてくれる。しかし暗いところに誘い込む、視覚を利用したトラップやクリーチャーなど、より多くの仕込が必要。ギミックとしてはいいけど、単体ではちょっと力不足かなぁ。

 以上、脅威度別の個人的評価をまとめるとこんな感じになりました。

1/3:ドラウ≧ドゥエルガル>オーク>マーフォーク>ゴブリン
1/2:テング>ホブゴブリン
1:スヴァーフネブリン>トログロダイト>リザードフォーク>ノール
2:ボガード>サフアグン=バグベア=ダーク・クリーパー

 筆者のセーヴ恐怖症がよくワカる順列ですネ。
 いやPCじゃそう落としてないっすよ。GMの時落としまくっただけですよ


Pathfinder Roleplaying Game: BestiaryPathfinder Roleplaying Game: Bestiary
(2009/10/28)
Jason Bulmahn

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テーマ : TRPG
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TRPGこぼれ話#120~秀逸なモンスターデザイン~

 元記事はコチラ(ゲースレVIPさん)。
 D&Dのジル。
xill.jpg
 3eではこいつが一番イイと思う。キモさとグロさと格好良さを兼ね備えた良デザイン。性格も理想的なクソ野郎で素敵。来訪者の常として脅威度の割にhpの低いチョロい輩でしたが。PFではやっとそれらしい強さになったよ!(でもダメージ減少くらい持とうぜ!) ついでにメスしかいないというエロゲー的設定まで! 嬉しくねえ!
 シャンブリング・マウンドも好き。
shamblingmound.jpg
 いかにもナニ考えてんだかわかんない、植物クリーチャー然としたところがGOO。「よろめき歩く小山」という和名もイイっすね。いかにも立体映えしそうで、ミニチュアではレアでしたっけ。タフで長射程&高火力、電気への完全耐性と味のある設定、中盤の良い強敵でした。
 次点はブルー・スラードあたりかな。
slaad.jpg

 ソード・ワールドではマリグドライが好きだった。ミミズクの上半身に山羊の下半身、針のような触手といかんともしがたい格好のデーモソ。SW2.0で抹消くらったようで残念。
 T&T、FFでもイカスモンスターが目白押し…だったのだけれど、流石に間が空いて残念ながらパッと出てきませぬ。あ、もちろんFFってのはファイティングファンタジーな! 決してファイナルファイトじゃあありませんよ! 『モンスター! モンスター!』『モンスター事典』を見たときはそりゃあときめいたもんさー。何故だか『モンスター事典』では汚物系クリーチャーに異様に力が入ってましたね。肥え食らいとか粘液獣とか。

 記事中二番目に出てきたのがMTGのブラストダーム。シブイ。
 MTGで一番好きなイラストは混沌の防衛者なんですが、これってモンスターって言っていいのだろうか
Defender of Chaos

 モンスターという言葉を(たぶん)定着させた永遠のパイオニア、『ドラゴンクエスト』ならゴーレム一択
golem.jpeg
 無骨で無駄の無いデザインに、永遠のメルキドの守人という泣ける設定も完備。『モンスター物語』のバックストーリィも必読やで! 当時出ていた、陶器製のゴーレムフィギュア、欲しかったなー。


幻想世界の住人たち (新紀元文庫)幻想世界の住人たち (新紀元文庫)
(2011/08/31)
健部 伸明、怪兵隊 他

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銀河アズマ

Author:銀河アズマ
頑張りましょうと言えないのがとても残念です

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