TRPGこぼれ話#290~地獄のアロハ式シナリオ作成~

 自分はTRPGにおいて得意な事より苦手な事の方が多い人間なのだが、中でも世界設定を理解するのが苦手である。公式シナリオや人の作ったシナリオを遊ぶと「よくまあこんなに世界設定を反映させたシナリオを作れるもんだなあ」と感心する。
 ルールブックを買ったら真っ先にやることがカラーページやら序文やらサンプルキャラやらをすっ飛ばしてルールを読み込み(とにかくまず1シナリオを作ることからオレのTRPGははじまる)その後もそれ以外のところはあまり見ないというよくない癖がついているのは事実である。が、世界設定や公式NPCをあらためて読んでみても、これがまた頭に入ってこないのだね。決定的に社会経験が足りていないので、それらが架空の世界においてどんな風に存在しているのか、また存在することでその世界にどんな影響を与えているかが具体的に想像できないのだ。社会派のシナリオを作りたいけど作れないのは筆者が社会派シナリオに必要な政治経済軍事思想的知識にオール弱いためである。
 こういう曖昧な認識でシナリオに取り込もうとするとすぐにボロが出るので、筆者が公式設定を使う場合は「まあこんな感じなんだろうな」という曖昧な認識なりに感じ取れる範囲の表現で、かつあんまりそこにPCが関わって来ない関わって行けない程度の距離感がせいぜいになる。おかげで公式設定はいいところの自己解釈してイビツになったオレ設定になるのが関の山である。もちっと自信を持ってこういう設定なんだからこういう展開になるのだ! と威張れるようなシナリオも書いてみたいのだが。
 ふと、この「まあこんな感じなんだろうな」てな曖昧なイメージから作ったって話をどこかで聞いたことあるなあ、と思ったら筋肉少女帯人間椅子の『地獄のアロハ』がそうだった
 
ライブDVD&ブルーレイ発売おめでとうございます。
 アレはメンバー全員がハワイに行ったことがなく、「ハワイってまあこんな感じなんだろうな」というイメージだけで作ったらああなった、というオチがつく楽曲なんだそうだ。僕もワイハには行ったことありませんが、とりあえずイントロ以外ハワイはあんな感じじゃないということだけはワカります。ワイキキビーチであんなハードロックを演奏されたら熱中症で倒れる人が続出するんぢゃないかな。が、現在ではメンバーの中で二名ほど実際にハワイに行った裏切者が出たらしいぞ! ヒントを出すとこの間めでたくデビュー30周年を迎えたギタリスト氏(25歳)と、5月にポリープ手術を受けて声が出せないので「テレパシーで会話しよう」と無言のトークイベントを開催したヴォーカリスト氏です。
 ハワイは行ってみるとアロハオエ~じゃなくイーグルスだったとか。イーグルスちゅうても僕『ホテルカリフォルニア』しか知りませんが。カリフォルニア州だし。ハワイじゃねえし。あとなかにし礼氏がめちゃくちゃな和訳をつけた方しか知りません。おバ歌謡に入ってた、ホテルカリフォルニアが連れ込み旅館になっちゃってるやつ。

ほんとにひどい訳詞でねえ。っていうかこれに収録されてるなかにし礼氏の訳詞は全部ひどい。
 TRPG的なワイハの話をすると、最近行ってきた知人氏によるとなんと書店で5eとPFも売っていたそうです。本場メリケンならばTRPGだって書店でフツーに並んでいておかしくはありませんが、しかしワイハにも流通しているとは、流石は世界最古のTRPG&一時期は米国で最も売れていたTRPGだな! 思わず5eのスターターセットを買ってきたとか。すごい上げ底でビックリしたって。
 また丸亀製麺が大人気で「やはり日本食は最強だな」という認識をますます確固たるものにしたとか。これからワイハを舞台にした作品やシナリオを作られるなら、最もナウいワイハイメージは丸亀製麺ですぞ皆さん!
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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

おまけのいちにち(闘いの日々)

 弾き語りイベントの時、「人間椅子とコラボしていたのが遠い昔のようだ」と大槻さんが呟いていた。
 気付けばニューアルバム発売からこうして記事にするにも、とっくに一ヶ月も過ぎていたり。初回限定盤で買ったのにな。

 おまけのいちにち(闘いの日々)

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テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

勘違いして覚えていた歌詞・うろ覚えの歌詞

 『島本和彦のマンガチックにいこう!』で『勘違いして覚えてた歌詞特集』という回があった。その中でパーソナリティ島本先生、アシスタントのモナミン、としてリスナーを爆笑の渦に巻き込んだのが、『メルモちゃんガモってる事件』であろう。『ふしぎなメルモ』の主題歌で「メルモちゃんが持ってる♪」という部分、「メルモちゃん」と「が持ってる」が分離していて、「ガモってる」という動詞と勘違いしているというネタであった(多分、その前に「メルモちゃん」を連呼しているのがよくない)。
 言われてみるとこういう勘違いやうろ覚えの歌詞って多い。少年期には自由にできる金がなくて、歌詞カードのついているレコードやCDが手に入らず、ネットで調べることもできないから、歌詞を覚えるには流れている番組にじーっと耳を澄ませるしかないのだが。でも、手軽にネットで調べられる今でさえ曖昧な歌詞って存在する
 個人的に勘違い・うろ覚え歌詞の俺の中の帝王は『とべ! グレンダイザー』。「おそれを知らぬエネルギー」が、何度も聞いて歌詞を見てなお「おそれを嫌がるエネルギー」に聞こえる。かれこれ二十年以上聞いてるはずなのだが、いまだに「おそれを嫌がるエネルギー」なんだよなあ。
 アニソンの定番は『スペースコブラ』の『コブラ』(『スペースコブラ』なのに主題歌は『コブラ』なんだ)。英語パートを放送だけで認識できた人は相当の手練れだ正確には「Leaving me blue」「Missing you true」「Only few memories after you」ね。英語歌詞というと、『CAT'S EYE』も難易度高い。ひとつひとつの単語はワカりやすいんだけど、ちゃんと順番通り覚えている人はあんまりいないんじゃないでしょうか。「町はきらめくpassion fruit」は『番長学園!!』の怪盗道三のセリフ「儂はきらめくパッションフルーツ♪」で間違いなく覚えていたんですけど(追加キャラがアレだった時点で、『番長学園!! 大吟醸』は再版として非常に良かった)、辛うじて記憶にあった「月明かり浴びて we get you」の後、「mysterious girl」を「mysterious eye's」と思ってました……。
 『覚悟完了!』に並ぶ熱血ソング、『勝利のマシンロボ』は「友よ一緒に腕を組め」なのか「友よ一緒に腕を振れ」なのか判断に困る。後の「そして明日の戦いへ」に、どっちでも繋がってしまうのがまた。調べたら「腕を組め」が正解でした。
 ファンである筋肉少女帯、その中でも屈指の名曲だと思っている『くるくる少女』でも、「星巡りした」の部が「○○○~し~よ~」と言ってるようだった。これは歌詞を読んだり、公式セルフカバーを聞いたりすると、ちゃんと「星巡りした」と聞こえますな。『サンフランシスコ10イヤーズ・アフター』の「サンフランシスコ10イヤーズ・アフター」が、「サンフランシスコってやだった」と聞こえるのは、当時のオーケンの精神状況を考えると、ワカってやってたんでしょうなあ。特撮の『パティー・サワディー』の「過去は過ぎ去りもう無い、未来来たらずまだ無い」は特攻服にも書かれている名フレーズですが、「未来来たらつまらない」とどーしても聞こえてしまう。オーケンの言語能力を思い返すと、ダブルミーニングと思えちゃうのが心憎い。
 パンクはハードコアの隆盛もあって、なんて言ってるのか聞き取れない場合が多かった。その中でじゃがたらは聞き取りやすい方だが、『スーパースター』は「おお偉大なるスーパースター」が「おいらなるんだスーパースターに」、「ホモの英雄」が「ほんもんの英雄」に聞こえる。テーマとしても合ってるし、もしかしたらその意図もあるんじゃないかなあ、と思えてしまう。
 この手の歌詞を知って「ああそうだったのか! ユリーカ! デカルチャー!」と目覚めるのは歌詞カードと並んでカラオケが定番ですけど、「そこが知りたいんだよ!」という箇所が表示されず切歯扼腕するのは、これまたよくあるって話ですなー。

テーマ : 音楽
ジャンル : 音楽

筋肉少女帯人間椅子

 

 僕のトレーディングカードはおいちゃんとナカジマノブさんでした。濃過ぎ。

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テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

ONLY YOU~唯一人~

 作業中、大槻さんカヴァーの『とん平のヘイ・ユウ・ブルース』を聞いていたら、ギターソロで「ん?」と思った。聞き覚えのあるギターさばきに、『ONLY YOU』のブックレットで確認してみたら、やっぱり橘高文彦さんでニヤリとした。なお、私は音楽センスが悲しい程欠けているため、こういう経験は皆無に等しい。それに橘高さんのギターは筋少アルバムで散々聞いてるんだからわかるのが当たり前か。
 ニヤリとした理由は、筋少ファンの方なら多くを語るまでもないでしょう。この曲、筋少でカヴァーしようとしたら橘高さんが「これをやるんだったら俺は筋少をやめる!」と言い出したという因縁の歌なのである。後に次のアルバムで何を入れようか、カヴァーがいいんじゃないか、という話になったら橘高さんが「とん平のヘイ・ユウ・ブルースにしようぜ(笑)」と言ってオーケンが怒った、というくだりをオールナイトニッポンで喋っていたが、いつものホラ話かもしれないので真偽はわからない。あと、それから橘高さんのノイローゼがどんどん悪化して、『UFOと恋人』の頃にホントに脱退騒ぎに発展すると思うとあんまり笑えない。
 そんな風にブックレットをパラパラ見ていたらオラぶったまげただこんなに豪華なアルバムだったの?
 『ONLY YOU』は大槻さんのソロ・ワークス第一弾で、オーケンが影響の受けた楽曲のカヴァー・アルバム。ザ・スターリンやじゃがたら、INU、有頂天、頭脳警察のPANTAさん、遠藤賢司さん、往年の名パンク・名ロックからの珠玉のオーケンセレクトが並んでおり、それも本家本元の方々が参加しておるではないですか。『ロマンチスト』では遠藤ミチロウさんが、『屋根の上の猫』ではPANTAさんがボーカルに参加。『カレーライス』には遠藤賢司さん本人のアコースティック・ギター、『とん平のヘイ・ユウ・ブルース』では左とん平さんご本人入魂の「ヘイユウ!? ヘイユウワッチュアネ―――ム!」が収録されている。ちなみに空手バカボンからも一曲あるのでこれはセルフカヴァーと言えるか。
 そんでゲストの方々も凄い、『メシ喰うな』(INU)には人間椅子のワジーこと和嶋愼治さんだし、女性ボーカルはGO-BANG'Sの森若香織さんだ(事務所が一緒だった縁かな? ラジオに出た時、たいへん可愛らしい声だった)。特に『もうがまんできない』(じゃがたら)が凄い、前述の遠藤ミチロウさんにPANTAさん、遠藤賢司さん、森若香織さん、またウッチーもいれば、おーデーモン閣下まで!? こんな歴々による大合唱という大盤振る舞いだったとは。アルバム買ったのはまだ筋少ファンになりたての頃、あんまり大槻さん周辺の音楽を知らなかったから気付かなかったけど、ありえないぐらいのぜいたく品だったんですね。大槻さんと同年代のアングラパンク・ロックに染まった方々にはたまらない一枚でしょうなぁ。恥ずかしながらようやっと最近になって大槻さん作詞の元ネタを知ることが多くなっております。『GO GO スターリン』を聞いて「あっこれ『ゴスロリちゃん綱渡りから落下す』だ!」と飛び起きるとかね
 第二弾『I STAND HERE FOR YOU』やUGSレーベルでも踏襲される、大槻さんによる曲解説も見どころの一つですな。曲に関する薀蓄や大槻さんの思い出など、ひとつのエッセイとしても読めてかつロック史の勉強になる。『タンゴ』をやるにあたって、おいちゃんから「この歌はお前には十年早い」と言われたそうで、言うなぁおいちゃん。じゃがたらと親交があったおいちゃんだからこその発言なんでしょうけど。『とん平のヘイ・ユウ・ブルース』の解説は、恐らく世界一的確で鋭いヘイ・ユウ・ブルース評です。
 色々いい曲はあるんだけど、絶対外せない出色の一曲と言えばばちかぶりの『オンリー・ユー』。原曲は『only you(唯一人』。田口トモロヲというと八割の人は『プロジェクトX』と答えるであろう……いや六割ぐらいだろうか…最近のヤングは『プロジェクトX』を知らない人も多いだろうし…で、残り一割は『仮面ライダー THE NEXT』のシザーズジャガー。が、パンクバンド・ばちかぶり(ガガーリンというバンドもやってた)のメンバーとして活動していた時期もありまして、ナゴムレコードだから初期筋少と同時期か。ナゴム総決起集会の時の『only you(唯一人』、これがまた渾身の逸品で、ジャパニーズ・パンクというか、表現者というのはかくあるべし、だなあ、と思い知らされた気がします。このバージョンで商品化してほしい。
 原曲だとトモロヲさんのシャウトのパンクっぷりにかき消されて気付きづらいが、歌詞はド直球の青春歌でめちゃくちゃ恥ずかしい。こんなにダサくて恥ずかしくて直球で胸にくる歌詞は、銀杏BOYSの『BABY BABY』でもなきゃ匹敵できまい。それが、ボーカルが大槻さんに、曲調は正統派ロックテイストにチェンジ(ギターにジュンスカの森純太さんが。ボヨヨンロックもやってましたよね?)したことで、よりこっぱずかしさと切なさが炸裂。大槻さんの泣き叫ぶような、感傷的な歌声がたまらなくハマっている。泣き所は「君が好きだ、本当だ……」の語りであろうけど、私はその後の「新宿三丁目の、あの狭いディスコティックで、僕らはよく始発電車が動くまで語り合ったもんさ、人間って一体なんだろうって!」の「なんだろうって!」の部分で声が少し上ずるのにググッと胸を裂かれるような気持になります。
 現在でも、『オンリー・ユー』は大槻さんの持ち歌としてイベントで耳にすることができる。曲の都合上、ソロの場合はアコースティックverが中心だが、20thバンドなどの場合はロックverもやってくれて嬉しい。NESS×オーケンの高円寺フォークNESS村の折、三浦俊一さんの「オンリー!」がものすごくトモロヲさんっぽくてびっくりした
 セールスとしては、「まったく売れなかった」らしい。発売時期(95年)からすると、世間が求めていたのはミュージシャンの大槻さん一個人ではなく、筋肉少女帯の大槻ケンヂだったのかなぁー、とかいろいろ考えちゃいますが……。「これからロックをやろう、バンドをやろうって人が唄い継がなければならない曲がたくさんあるんです」という意図通り、筆者のようにこのアルバムをきっかけに本家の曲を聞き始めた人間もいるわけですし、その思いはきちんと成就されたことでしょう(ザ・スターリンいいなぁ)。それに、かつて影響を与えられた方々の曲を、それもご本人たちと一緒に収録できたというのは、奇跡的であり、かつものすごく幸福なアルバムだったんではないかなぁ、と思います。



オンリー・ユーオンリー・ユー
(1995/03/08)
大槻ケンヂ

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テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

筋少握手会に行ってきた

 握手会に行ってきた。
 著名人に間近で会った機会なんてごくわずかであるし、これからもそうであろうから特大の字で書いておこう。ちなみにそのごくわずかな経験とは、河嶋陶一郎氏のGMで迷キンをやったことぐらい。発表されたばかりの巨怪ルールのあまりの大人げなさに、割と半ギレになってしまった。あの時は大人気なかった、この際だから謝っておきます、すいませんでした。でもあの時のシナリオの容赦なさには頭を下げないよ!
 で、そんな私が何の因果か『THE SHOW MUST GO ON』に応募券のついていた、筋少握手会に当選した。こんなBIGチャンスにヒットしたのは3eのビホルダー様水晶像が当たった時以来だな。まぁあれは単に応募数が少なかっただけかも。ガンダムで異様に武器を壊しまくり爆発しまくったのも、仕事の〆切直前にPCが壊れたのも、全てはこの時のために運を充填していたからなのか。『命』を『運ぶ』と書いて『運命』! フフ……よくぞ言ったものだ。会場は牛込にある箪笥区民ホールでした。筋肉少女帯牛込町箪笥区民ホールという単語が化学反応しそうでしない響きであるが、それっぽいと言えなくもないかな。
 世間でいろいろ言われてる握手会という企画だが、正直握手会という特典がなくても、あのクオリティのアルバムなら売れたと思いますよ。っちゅーか数年越しのニューアルバムなら、筋少ファンみんな買ったでしょうし。実際、足を運んだ方々も生粋の筋少ファンという感じで、目の前に座っている人がクレヨンを弾倉のように体に巻き、背中におもちゃの刀を背負っていて、一体この人はなんぞ? と思っていたら、『ムツオさん』のモデル、津山三十人殺しの都井睦雄のコスプレと悟って納得した。ラウドロックの闇は深い。あと、前にも書いたけど四半世紀を超えて活動している、アラフィフロッカーとの握手会というのは、それは人生の侘び寂びというものではないかな。
 直前まで「もしかしておいちゃんと橘高さんがガチャピンとピカチュウの着ぐるみで登場するんじゃないのか」と危惧していた(でもスゲー見たい)が、流石に接客ということでバシッとステージ衣装で登場。大槻さんだけは普段着で、「一人だけ普段着ですいません」と謝っていたのがおかしい。あと、内田さんが黒いマスクを着用でギョッとした。直前で風邪気味になってしまい、お客さんにうつしてはイカン! と思っての処置だそうですが、黒マスクとグラサンの組み合わせが、まるで『特高の拓』か『カメレオン』に出てきそうな面相に。他のメンバーからも「V系みたい」と言われていた。
 さて握手会というものに参加したのは初めてだが、わかったことは、結構ヒマなのであるな。自分の番が来るまでは、目の前で人が流れているのをボケーッと見ているだけなんだから、ほんとやることがない。あまりのヒマさを慮ったのか、大槻さんが「スマホとかいじってていいですからね」と発言したぐらい。他の握手会もこんなゆるい感じなんかな? いや多分違うと思う。徳間ジャパンの司会の方もファンキーだったし。妙に長谷川浩二さんの登場が待ち望まれ、司会の人にまでフッて困られていたなぁ。
 筋少ファンの錬度を思い知ったというか、見ていて非常にスムーズに人が流れていくのも印象的でした。俗に言う困ったちゃんが全然いない。「会場のケツが決まってるんで速やかにいきましょう」という発言が効いたのか、はたまたコワモテのボディガードさんが配置されていた(確かに『オーケンのこのエッセイは手書きです』にあった、サイン会護身術がシャレになんないご時世だもんな)ためか、予定されていた時間を大幅に残してすんなり終了。おかげで半分以上がトークショウに。これはこれで良い。
 終えた後のコメントで、「こういう時話せることって限られるよね」とおっしゃっていた通り、確かに自分の番が来るまでに何かメンバーの方に伝える言葉を考えないとなー、と思ったけど、長い時間喋っては迷惑になるし、そんなに語れるような因縁があるわけでもないしなぁ、と結局当たり障りのない一言になってしまった。
 でもメンバーそれぞれの対応の違いが間近で見られたのは嬉しかったですよ。おいちゃんは生誕50周年を迎え、その記念Tシャツを着ていたのでそれを伝えたところ、いつものニコニコ笑顔のままガッシリ握手し、なかなか離さなかったのでちょっとうろたえてしまった。内田さんはホントに風邪で苦しそうだったので、わざわざこんな時にまでありがとうございます、という気持ちを込めて「お大事に」と言いつつ握手。橘高さんには「元気を貰ってます」と言うと、実に良い微笑みを見せてくれた。矛盾した言葉になるけど橘高さんの笑顔からは「誠意のある営業スマイル」を感じた。ファンの前ではいつでもイイ顔を見せようという徹底したプロ意識、これも客商売の家庭の育ちがなせる技でしょうか。大槻さんには「23日のワンマンも行きます」と言ったが、いつもの低温ボソボソ声が仇になって聞き返されてしまうハメに。でも二度目は「ありがとう、また会いましょう!」としっかりレスポンスを貰えたのでこれでいいのだ。
 実はこのようなイベントを行ったのは二度目で、20年前の『レティクル座妄想』の時にサイン会? として、似たような催しだったという。その時もオリコンTOP10入り、『THE SHOW MUST GO ON』で20年越しに達成されたという。「なんか、こういうイベントをやるとオリコン入りするみたいになるんじゃないかなぁ」と複雑そうだったけど、ファンとのふれあいの機会を作れるというならそれはワガママな望みだけど是非やってほしいです。サイン会があったなら、『UFOと恋人』『ステーシーの美術』『最後の聖戦』『新人』のどれかにお願いしたい。
せっかくだから出前演奏とかやろうか」「希望する人の家に行って、『ブルドッグ』を歌うの」「終わったらゴム紐をプレゼント
 という発言に、のほほん学校と筋少ライブに行った人は覚えているであろう、筋少メンバーがゲスト参加した回、皆でカラオケでフォーリーブスの『ブルドッグ』を熱唱、ゴム紐パフォーマンスを真似するナニコレ珍百景があり(大槻さんが全然ゴムさばきに追いつけていない)、その映像がよりにもよってライブ中の告知、『THE SHOW MUST GO ON』製作中! がバァ-z_ンと出るべきところに流される物凄い二段オチがあったのだ(内田さんが「フルで流しやがって」と呟いていたのをよく覚えている)。……出前とは言わないから、あの映像DVD化しないかな。
 20年前のイベントは全然覚えておらず、やったかどうか会場のお客さんに確認するぐらいであったという。ちなみに、その場にいた人が今回当選していたので言質は取れた。凄い偶然と幸運。20年を超える筋少愛に拍手拍手。今回のイベントも本当にあったかどうか、12/23のライブで確認しようか、と冗談めかしていたけど、こうして証人がここにおりますよ
 人生の中のビッグイベントというにはなんだかゆるーくあっという間に終わってしまった、ほんとに夢のようながら忘れ難くて得難い体験だったのは事実。時々当選ハガキを眺めては思い起こし、ニヤニヤしようと思います。いつまでも間近で見られたような、元気なお姿でバンドを続けられることを祈っております。



THE SHOW MUST GO ON【通常盤】THE SHOW MUST GO ON【通常盤】
(2014/10/08)
筋肉少女帯

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テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

D&D5e余話#40~D&D Expeditions『アウト・オヴ・アイアンルート』参加してきた 前編~

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

THE SHOW MUST GO ON

 筋少ニューアルバム『THE SHOW MUST GO ON』を買って来たぜ! もちろん初回生産限定盤だぜ!

THE SHOW MUST GO ON【初回生産限定盤】THE SHOW MUST GO ON【初回生産限定盤】
(2014/10/08)
筋肉少女帯

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 このショーは女房質に入れてでも見にいかなあきまへんで!
 という意味ではないらしいよこのタイトル!
 ホントは「ショーは続けねばならない」(投げ出してはならない)という格言だそうで。よくこんな英語力で5eの原語版買ったな!
 いやぁ予約してたアキバのタワレコに行ったら一位にランクインされてて驚いた。やっぱりみんな待ち望んでいたよね!
 そして聞いてみてまた驚いた。
 今回のアルバム、言うなればオーケン大旋風が吹き荒れてます
 なんか、サウンドにズガーンと打ちのめされるよりも、妙にしんみりとして感じ入ってしまう曲が多かった。こういう攻め方は卑怯だぞ!
 それというのも、いつも以上に大槻さんのテイストが表に出ているからじゃないでしょうか。筋少のアルバムを聞いてるというよりは、のほほん学校の弾き語りのイメージ。時々アヴァンギャルド、時々のほほん、時々しんみりのオーケンワールドの支配力を見せつけられた気分。
 そもそも『月に一度の天使(前編)(後編)』&『愛の賛歌』の三部作の時点でこのアルバム、勝ったも同然でしょう。娘を離婚相手に引き取られちゃったおじさんロッカーの、月に一度の娘との邂逅なんて、アラフィフでなおもラウドロックの第一線で戦い続けてる人以外に書けませんて。お父さんの押しつけがましくて、でも一途なところを見てるとつい『香菜、頭をよくしてあげよう』の語り手を思い出して、彼のアフターストーリーじゃないかな? とか勝手に想像してます。そして間に入ってる『愛の賛歌』の強烈さ。いきなりオーケンが「あなた~の燃える手で~……」と歌い出した時は、鷹の爪団の吉田の夢の歌かと思った。思わずその場違いっぷりに笑ってしまったけれど、『月に一度の天使』のおじさんロッカーが、小さなハコで歌っているかと思うと、なんか胸にクるんですよねぇ。それにオーケンの絶唱に超演奏が合わさって、聞けば聞くほどジーンと来てしまう。
 また、歌い方という点でも今回は大槻さんにやられた感がある。『愛の賛歌』にせよ、『ゾロ目』にせよ、哀感を込めた歌唱が物凄くイイ。沁み入るような歌い方というか。これまた、伊達に橘高さんに「特撮で相当修行した」と言わしめていない。もしかしたら俺の中で最もググッと来たヴォーカルだったかも。
 歌詞の猟奇路線という点でもビビらされた。大量殺人者というテーマでは特撮の『殺神』でもやっているが、それとは別方向のオドロオドロしさ、猟奇的な歌詞が『ムツオさん』にて発揮されている21世紀に『ムツオさん』というタイトルのセンスも凄い。それハードロックバンドのつけるタイトルじゃない。内田さん作曲のあやしのプログレが重なると、なんというか激しいナゴム魂ないしは空バカ魂を感じる。『ニルヴァナ』の“バンギャ”“檀家”どっちも21世紀のロックバンドの言葉選びじゃねぇ! 釈迦を通り越して涅槃まで行っちゃったよ。
 筋少のハードロック成分と言えばももクロのカヴァー、『労働賛歌』も忘れちゃいけねぇ。ご本人たちも自虐していたけど、50に手が届く、おいちゃんは50に達した、そんな人たちが全力で演奏しながら叫ぶ「労働のプライドを今こそ歌おうぜ! 全員で叫べば勝てるかもしれないぜ!」という言葉には、鬼気迫る壮絶さ凄絶さが宿っている。『ワインライダー・フォーエバー』以来のフルメンバーラップからの「働こう! 働こう!」の流れを聞いて、労働意欲を掻き立てられない人間、いないでしょう! あまりの違和感の無さに、「時間のねじれが発生して本来は筋少が先で、ももくろがこれをカヴァーしてしまったのではないか」と錯覚してしまうぐらい。これは21世紀の『労働者M』だ(テイストは『ヨギナクサレ』だけど)。
 そしてそして、今回もおいちゃん曲にまんまとハマってしまったー。『気もそぞろ』、これが私の選ぶベストの一曲。ライブの後の一抹の寂しさを、『オーディエンス・イズ・ゴッド』『みんなの歌』と対比させる“感謝”を交えて歌ってみせる、まさに閉幕にふさわしい一曲(ラスト曲じゃありませんが!)。「子供の頃の誕生会」というフレーズから、ハッピーバースデートゥーユーを織り込むというアイデア、いや脱帽。「気もそぞろなのさ、照れ隠しじゃないか……」の転調には、確実に胸を詰まらせる何かがある。いかにも「おいちゃんだなぁ」「オーケンだなぁ」「筋少だなぁ」この全てを一度に味わえる、万感の名曲でした。本当に、次のショーがいつあるのかと気もそぞろ。
 なお買うなら今からでも遅くない、初回生産限定盤を買うべし! できればタワレコで買うべし!
 付属のDVDだけで値段分取った気になれるから
 アルバムに収録されている『ゾロ目』のPVからして必見である。「口パクをしなきゃいけないMV撮影が嫌なので、せめてやりとげた感が欲しくてヌンチャクを振り回し続けた」という大槻さんのコメント通り、ひたすらヌンチャクを振り回す姿を拝める。しかもメンバー全員のヌンチャクソロという超レア映像が。超カッコいい橘高さん作曲の演奏にオーケンの哀感たっぷりの歌声の前で、ヌンチャクソロが延々と続くというシュールレアリスムの世界が構築されている。『筋肉少女帯自伝』でブルース・リーを兄貴に教えられた世代だけあって、橘高さん決まってる。さらに振り回すヌンチャクがフライングVに変わり、背後で炸裂するd6という演出、これぞ演出家の面目躍如。
 今までライブでやってこなかったレア曲づくしのライブ映像も見所。『ペテン』のかっこよさを再認識した。これからの定番曲になってもらいたい! 「レインボーのキル・ザ・キングに乗せて延々とよくわからないことを喋り続ける、何なのこの曲?」と作詞者本人も言っておられた『鉄道少年の憩』、語りに追いつけない大槻さんとエディのコーラスも見どころだ。
 DVD一番のハイライトで俺が推すのは、『飼い犬が手を噛むので』。「素敵な審査員の皆さんを御紹介します!」からの「ギター、本城聡章おいちゃーん!」メンバー紹介に合わせて「殺ったれ!」コールが重なっていくのは必見。ライブで直に見てほしい!
 ウッチーボーカルの『モコモコボンボン』、これもライブ以外ではそう聞けないハズ。一番面白いのは、ベースを買ったばかりのオーケンを、ツインギターが左右から挟んで演奏力を見せつけるという大槻さんイジメか。内田さんも素で笑ってるし。笑いと言えばサポートドラムの長谷川さん、本当にニッコニコ笑いながら叩きまくるなぁ。こっちもなんか元気出てくる。サンダーユーのコンサートで、ドラムソロで10分近くもたせた体力と技巧は今も目に焼き付いています。
 タワレコで買うべし、と言ったのは、おいちゃんボーカルの『カーネーション・リインカネーション』DVDが付属するから。おいちゃんボーカルを聞ける、こいつぁレアだぜ。橘高さんの絶品アコースティックギターを聞けるという意味でも是非。
 これほどの盛り沢山のショー、これを見逃すのは筋少ファンの名折れだぜ! 次のショーも、全員で叫べばあるかもしれないぜ!

テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

筋少ニューアルバムの初回特典話

 10/8発売の筋少ニューアルバム『THE SHOW MUST GO ON』の初回特典に、握手会参加応募券が付くそうだ
 むむう、筋少も握手会商法か!
 などとまなじり吊り上げる前に、「ライブ終了後メンバーとドライブ(道中ロックに関する素敵トークの特典付き)に行ける券入り福袋」を販売してるバンドでしたっけ。これまで二回とも同じ人が、それも男性が当選するというオチがついたという。エッセイだと名前は伏せられているけど、多分フライングVの貴公子でしょう。そりゃ薔薇をプレゼントする姿もサマになっていただろうなぁ。
 そもそも各御仁がマイペースにやっておられるんだから、握手会で集客する必要も意味もあんまり無いよな。いや悪ふざけが大好きな方々だから、もしかしたら当選者たちの度肝を抜くような握手会を企んでいるのかもしれない。橘高さんとおいちゃんがピカチュウとガチャピンの着ぐるみで登場とか、ドン引きする大槻さんと内田さんの姿が目に浮かぶようだ。
 それに四十を越え五十に手が届く(五十になった方もいる!)年齢になってなおロックバンドを続けている方々と、そんな方々に握手を求めに行くファン達、これは人生というものを考えさせられる意味深いシーンなんじゃないでしょうか。送り手も受け手もいつまでもこんな関係を築けるといいよね。
 また初回特典は握手会応募券だけではない、おいちゃんボーカルの『カーネーション・リインカネーション』収録のDVDも付いてくるという。この曲、再結成後はオーケンの語りが略されてしまっているが、その代わり橘高さんのアコースティックギター演奏がよく聞こえて、これがまた絶品。それにおいちゃんの美声が乗っかって、密かにこのバージョンでアルバムに収録してくれまいかと思っていたぐらい。こりゃアルバムタイトルの通り、女房質に入れてでも見にいかなあきまへんで!
 余談ですが、この映像の時の2daysで「『鉄道少年の憩』がオーケン作詞じゃないと知ってる人ー」と言われて手を上げ、「本物のまんが道ファンだね」とホメられた中に俺がいたんだよなぁ。



THE SHOW MUST GO ON(初回限定盤)(DVD付)THE SHOW MUST GO ON(初回限定盤)(DVD付)
(2014/10/08)
筋肉少女帯

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読んだ本#24~筋肉少女帯自伝~

 病の時だからこそ読む本もある。
 この本面白いのだが、いかんせん面白過ぎて、一度読み始めると寝食を忘れて読み進めてしまうので自粛していた。それからやってきた地獄の6月、病気でのたうち回る中、「よしこういう時こそあの本から元気を貰う時かもしれん」と封印を解いたのであった。それが↓


筋肉少女帯自伝筋肉少女帯自伝
(2007/10/02)
大槻 ケンヂ、橘高 文彦 他

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 筋肉少女帯自伝

 本書は現・筋肉少女帯の正規メンバーである大槻ケンヂ・橘高文彦・本城聡章・内田雄一郎、以上敬称略でございまーす、が自身の生い立ちから筋少への関わり、そして凍結から復活に至るまでを語ったインタビュー集。復活がラストに待っていることからわかるように、出版は2007年。もう7年前の本になっちゃったんだねぇ。大槻さんもまだモヒカンの頃だ。個人的にはこのモヒカン期が一番カッコイイと思うな。なお、7年の経過もあって、本書で触れられた人の中には御存命でない方もおられる。筆者イチオシのアルバム、『UFOと恋人』のプロデューサー佐久間正英さんは今年の一月に他界されている。
 一人頭大体70ページ、それが四人分の大ボリュームなので読み応えはバッチリだ。かつ、メンバーそれぞれ語り口が各々じぇんじぇん違うので、どこから読んでも面白い。ほんとにメンバー同士の共通項に欠けるバンドだったのね。ガチガチのメタルトークからアングラ趣味まで振れ幅でかすぎ。
 最大の見どころは橘高さんの項で間違いないだろう。MCのおふざけと、オーディエンスへのアナウンスの切り替えに「公私を物凄くしっかり分けてる人なんだろうなぁ」と思ったが、その生真面目さ、真摯さはインタビューでも変わらなかった。赤裸々と言うなら、これほど赤裸々な独白もあるまい。複雑な家庭環境にバンド内の孤立感、女性関係、精神疾患、そして脱退……それらを乗り越え、筋少を「帰るべき場所」と認識できるようになった足跡は、正真正銘、まぎれもなく本物の、傷だらけのギター・ヒーロー。これを読んだ後で、橘高さん泣きのギターを同じ気持ちで聞くことはできまい。病床で何度も繰り返し読んで、CDでギターソロを聞いて活力を受け取った。悩める人苦しめる人も、ノイローゼのオーケンが出会った『空手バカ一代』のように、「筋少ライブで鍛えたこの体、そんなにヤワではないはずだっ!」と立ち直れるぞ! 筆者のようなヒヨッコとは違う年季の入った筋少ファンなら、数限りないライブの飛んだり跳ねたりでヘドバンで発電ぐらいできるぐらい鍛錬されてるでしょう! 違うの!?
 また、驚いたと言っちゃあ失礼かもしれないが、ライブでほとんど喋らないおいちゃんとウッチーの項もたいそう面白い! 
 ウッチーは既に空手バカボンのブックレットで洒落っ気のあるトークを披露してましたな。それにゲーム雑誌にコラムを書いていたこともあるそうですから、そりゃー語りもうまいはずだー。大槻さんの項でも「文才がある」って太鼓判を押されてましたね。おいちゃんはいつもニコニコ、明るく観客を煽るパフォーマンスそのままに終始穏やかな語り口。嬉しい時も大変な時もマイペースにノンビリと話が続く。行雲流水(のほほん)の境地に一番達してるのは、もしかしたらこの人かもしれない。おいちゃん式作曲法や、作曲にかける思いにも触れられているので、こっちも見逃せない。こんなに面白いなら、もっとライブでおしゃべりしてくれんかな~。
 大槻さんは……いつもの梶原一騎手法なんで、エッセイ同様普段通りアハハと笑って読めばいいでしょう。でも、凍結や再結成など、デリケートな話題に触れざるを得ないだけに、いつも以上に大槻さんの知性的な面が色濃く出ていたように感じた。恐ろしく冷静で観察力があって、計算高くて、神経症的で……あのボヨヨントークはやっぱりインテリでなければ出来ない芸当であるのだな、と改めて居住まいを正す思いであった。
 聞けば秋口のニュー・アルバムと共に、筋少新書籍も出る予定だとか。未読の人は今からでも全然遅くない、新書籍と共に是非お手に取ってみてくだち。

テーマ : 筋肉少女帯
ジャンル : 音楽

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