東にドミする人あれば#53~パズルでポン・十問目~

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 皆さん、こんばんわ
 四回に渡って振り返り記事を掲載し終焉ムードを漂わせておきながら、舌の根の乾かぬ内にシレッと新しい話題が始まっちゃったけど気にしないで寄ってらっしゃい見てらっしゃい! 集めて信仰求めて東風谷! 守矢神社の現人神ドルこと早苗ちゃんがお送りする東方ドミパズル十問目で~す!

●東方ドミニオンパズル・十問目
 早苗・神奈子・諏訪子・霊夢の四人が東方祀爭録をプレイ中です。この場は地霊場であり、かつ幻想郷場です。
 現在トップは早苗の次の手番の霊夢で、早苗と11点の差が付いています。手番の都合上、同点では霊夢に敗北します。《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》は残り1枚。サプライの10枚の中に勝利点カードはありません(《博麗神社~間借りの一画~》《霧の湖~湖畔の祠~》《紅魔館~豪奢な祭壇~》は十分な数があります)。
 早苗は一枚の持続カードを貼った状態で、残り少ない山札の中に眠る《御神札》と《御神酒》を手中にすることを願いながら、このターンの手札を5枚引きました。その内訳は
《地霊漂う社殿》
《地霊賑わう旧都》
《???》
《???》
《???》
 でした。
 どうやら、《御神札》《御神酒》は残り2枚の山札の中に沈んでいるようです。そして、現在早苗の手の中にある《???》と持続カードは全て以下の条件を満たすアクションカードです。
 
※1:+1以上のアクションを持つカードは1枚だけです。
※2:+1以上のドローを持つカードは1枚だけです。
※3:+1以上のアクションと+1以上のドローを同時に持つカードはありません。
※4:+1以上の購入を持つカードはありません。サプライにもありません。
※5:アタックカードはありません。サプライにもありません。
※6:リアクションカードはありません。サプライにもありません。
※7:全て③コスト以下のカードです。
※8:同じカードはありません。何らかの効果で2度以上の使用した場合も、「同じカードを使った」とみなします。
※9:山札やサプライ、手札、廃棄置き場などの状況によって効果が変化するカードは、最低限の効果しか生みません。例えば、《超妖怪弾頭「河城にとり」》は1つのサプライも切れていない状況です。《復燃「恋の埋火」》でめくれるカードは、必ず役に立たないカードです。《五つの難題》では褒章カードは入手できず、必ず《紅魔館~豪奢な祭壇~》が他のプレイヤーから公開されます。褒章カードもデッキに入っていません。
※10:山札を引き切るドロー(つまり2枚以上)でなければ、都合の悪い方のカードが手札に入ります。新しく作った山札から引いたカードを使った回答は不正解です。

 早苗はこの手札で、霊夢に逆転勝ちすることができました。
 では問題。早苗の手札と持続カード、合わせて4枚のアクションカードとは何でしょうか? 手順も併記して下さい。

正解:↓反転してあります。
《恐るべき井戸の怪「キスメ」》
《地上の兎「因幡てゐ」》
《奇術「ミスディレクション」》
《静かなる月の光「ルナチャイルド」》

●手順
1.《静かなる月の光「ルナチャイルド」》が貼られた状態でターン開始(アクション数2、+①)。
2.《地霊賑わう旧都》を使用する(アクション数3)。
3.《恐るべき井戸の怪「キスメ」》を使用して、《地霊漂う社殿》を廃棄する。山札から1枚が手札に加わる。+①コストのカードで《博麗神社~間借りの一画~》、-①コストのカードで《そして誰もいなくなるか?》を獲得し、《そして誰もいなくなるか?》→《博麗神社~間借りの一画~》の順に山札に置く。
4.《地上の兎「因幡てゐ」》を使用する(+③)。《博麗神社~間借りの一画~》が公開されるので、これを捨て札にする。
5.《奇術「ミスディレクション」》を使用する。山札から《そして誰もいなくなるか?》と残り1枚のカードが手札に加わる。《そして誰もいなくなるか?》を霊夢に渡す。これで霊夢との点差は9点となる(《博麗神社~間借りの一画~》で10点差、《そして誰もいなくなるか?》を渡したことで9点差)。
6.仮想コイン+③と《御神札》と《御神酒》で合計⑪、《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を購入して逆転勝利。

 全て③コスト以下のカード、かつアクションとドローが同居しない、という時点で消去法でも解けますが、できれば記憶力だけで勝負してみてネ。《大妖精》を使用して《博麗神社~間借りの一画~》を2枚以上獲得するパターンも考えてみましたが、どうもうまくいきません。


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東にドミする人あれば#52~オールジャンルベスト10 東方ドミふりかえり話 プロモ編~

 東方ドミ振り返り記事の最後は、これまで登場したカードをベスト10形式で選出。前回記述したように、カードセット代表として選抜されたものは含まれてません。カード名の色ごとに赤:紅魔郷編青:妖々夢編黄:特別拡張編紫:永夜抄編緑:風神録編茶:地霊殿編と分類。

●1位:《幽明結界》
 登場当時から大好きだったカード。今でも大好き。《博麗神社~間借りの一画~》だろうと《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》だろうと勝利点を失わずに取り除けるカードなんて他にない。それもゲーム後半、《紅魔館~豪奢な祭壇~》《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》まで取り除く、これも他のカードにはできない芸当。しまっちゃうおじさんばりの隠蔽技術だ。さあデッキの密度を下げる勝利点はどんどんしまっちゃおうねぇ(単体で使うと自分自身だけをゲームから取り除く小技付き)。
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○2位:《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》
 機能としての優秀さなら、これがトップ。ドローに防御に山札操作と何でもござれ。2枚目が手札に来てもムダにならない、これぞ万能カード中の万能カード。こいつが手札に1枚あるだけで、大抵状況が有利に動いちゃうのが凄い。しかも初手で買える。シマによっては禁止カード扱いされているのも頷ける。
 《「幻想風靡」》は使っただけでドリーミーな状況を作れるが、《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》は「獲得したカードを廃棄(《蓬莱の人の形「藤原妹紅」》が即手札に!)」「獲得したカードを山札の一番上に」……と、システムをちょっとだけ逸脱した機能を多数搭載しているだけに、頭をヒネればヒネるほどドリーミードリーマーな展開を生み出すことができる。怪しいコンボを作る時には大体声がかかるとか、こんだけ多機能なのにちょっと出来過ぎDA!

●3位:《蟲符「リトルバグストーム」》
 これを2枚使ったリグループは暫く筆者の得意技だった。強カードの使い回しにツミコミまで加わり、デッキ回転戦術ここに極まれりってカンジ。自身の+②に《御神酒》を山札に積んでいけば、大概は圧殺できたものです。今ではそこまで安定していないけど、《御神札》を積めば大抵⑧コストは出るのでまだまだ現役。《湖上の氷精「チルノ」》には可哀想なことをしたけど……。

○4位:《小悪魔》
 シンプルにして最強。超々激戦区の⑤コストカードの中で、紅魔郷編からスタメンの座を守り続けたエース中のエース。《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》が④コストの永久欠番東方ドミのホームラン王です的功労賞ポジの殿堂入りなら、こっちは堅守堅打で今でも安打数を積み上げているイメージ。
 単体のカードパワーでは劣る場があっても、いつ入れてもいい・何枚入れてもいいという万能性があれば評価に疵がつくことはまったくない。もしかしたら《小悪魔》が出た時点で、⑤コストでこれを上回るカードが加わることは金輪際無かったのかも

●5位:《静かなる月の光「ルナチャイルド」》
 このカードが活きるのはコンボデッキしかない(コンボデッキ以外じゃ入れる意味ないし)、そして東方領土研究会はそんなコンボ狂いの巣窟なのだ! 恐らく、奪い合いになった回数が最も多いカードと言っても過言ではないだろう。エースが《小悪魔》なら、領土研のアイドルは《静かなる月の光「ルナチャイルド」》なのだ。毎日がルナチャイルドだった……(遠い目)。
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○6位:《今どきの念写記者「姫海棠はたて」》
 カード自体はコスト⑤のキャントリップながら、脅威のデッキ操作&高速回転能力。《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》と違って《御神酒》や《御神札》を落とす心配もない。外見からは想像できない一級品の機動性は流石幻想郷最速の天狗の同僚ということか(てか文のカードってスピードはそれ程でもない、っていうかミスティアあたりに負けてるような)。
 でも使用時にかかる手間やプレイミスの多さも一級品。《「幻想風靡」》で3回回した時なんてド顰蹙ものである。しかもツミコミの順番を間違えて憤死するのは日常的光景。それでも好きなんだねぇうnうn
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●7位:《禁忌「レーヴァテイン」》
 マイナスカード配布の中でも基本中の基本。後に追加されたマイナスカード配布は意外とヒネったものが多いのに対し、これはストレートなぶっ壊し系でフランドール嬢のキャラクターにもよく合致している。撃てば確実に捨て札へと送り込まれるため、直接防御する以外の手段で対処するのが難しい。アタックカードなら当然と思いきや、《神隠しの主犯「八雲紫」》《祟符「ミシャグジさま」》のように、マイナスカード配布が条件次第という効果も案外数多く存在しているのだ。《天呪「アポロ13」》《桜符「完全なる墨染の桜」》と違って、特定のカードで即座に無効化される怖れもない。
 ガードされたりマイナスカードを配り終わったしても最低限の仕事はしてくれるが、あくまで②コスト同等の最低限、この息切れ感もまたアタックカードらしさである。

○8位:《力業「大江山颪」》
 おかしいカードの多い地霊殿編の中でも、見た目以上におかしいことを非常によく巻き起こす。効果の中にコストが具体的な数字で表記されているカードが加わると、さらにおかしいことになる。《「幻想風靡」》並にルール論争必死の、ゲーム外戦を巻き起こす問題児。それだけにやらかす悪さもオリジナリティに溢れている

●9位:《ブロークンアミュレット》
 対戦相手に選択権のあるカードは弱い、というのがMTGの通説であるが、実際このカードもそこまで強くはない。強くはないんだけど楽しくって、これを採用すると笑いが絶えない良カード。東方ドミの火引弾とでも言うべきか。いやそこまで弱くないな。V-IZMのダンとか(あんまり変わってない)。
 大抵手札が残り数枚でコレを出す羽目になったり、逆に手札ごっちゃりでコレを出して《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を封じられて悶絶とか、皆から「バレバレですやん!」と総ツッコミを受けるのがお約束だけど、購入+1のおかげでちゃんと逃げ道はあるものです。二枚三枚出して身動きが取れなくなるのもまた楽しからずや。

○10位:《冬の忘れ物「レティ・ホワイトロック」》
 ベスト10最後の座は、最もお世話になった②コストのカード。これ1枚あるだけでコンボも組めれば購入も増やせる、まるで郷里のおかあさんのような安心感。②コストという安さのおかげでお金が無い時も優しく迎え入れてくれる。重要でない局面でさえ、キャントリップという性質から決してプレイングの邪魔をしないこの奥ゆかしさに君も泣け。

●次点:《悪魔の妹「フランドール・スカーレット」》《騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」》《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》《風神の湖》
 ここから先は惜しくもベスト10に入り切らなかった思い入れのあるカードをドバッと紹介。
 《悪魔の妹「フランドール・スカーレット」》は初期のカードながら、廃棄カードの中でも屈指の融通性を誇る。どうしても低速気味になってしまうので、実際には拘束圧縮より不要カード燃焼に活躍する。
 《騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」》は②コストで3ドローという破格の性能、1枚戻す制限も、不要なアクションカードやリソースを次に回すメリットに簡単に転化できる。②コストのエース格と言えるだろう。
 《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》は《奇術「ミスディレクション」》同様アタックカードに見えてアタックカードに非ず、確実に山札を落とす妨害効果を発揮できる。不安定ではあるが確実にアドバンテージを取れるのが強み。
 《風神の湖》は《神槍「スピア・ザ・グングニル」》のようにそれ単体でデッキは組めるが、単独だと足が止まってしまうため、それだけでは勝てない。⑥コストという集めづらさもあり、構築するのも回すのも難しいが、それだけに+2アクション→3ドロー→+2アクション……の流れが決まった時は比類なき美しさ。

 ……というわけで、東方ドミ振り返り記事はこれにてお開き。
 皆様の、そして我が東方ドミ人生にもまだまだ新しい出会いとヒラメキと幸があらんことを!

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東にドミする人あれば#51~あのセットこのカード 東方ドミふりかえり話 特別拡張編~

 カードセットの振り返り記事も終わった(後編殆どグチ)ことだし、今回はカードセットごとの代表格、というカードを3枚ずつ選出。個人的に好きなカードは後で触れるため、重複禁止のルールに従い今回は選外。

●紅魔郷編
東方祀爭録 ~東方紅魔郷編~()
ドミニオン

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《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》
《奇術「ミスディレクション」》
《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》


 《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》は、紅魔郷編のみならず、東方ドミ全体を象徴と言っても差し支えないだろう。今となっては他に「買えば勝てる」ようなたわけたカードどもが登場してきているため、現在ではマストバイというほどではなくなっているが、初期には「買えばまず勝てる」カードだった功績を忘れてはならない。無論、ドローが薄いサプライではデッキを選ばず往年のような大活躍を約束してくれる。
 《奇術「ミスディレクション」》はその名が示すように、アタックカードに見えてアタックカードに非ず、その効果はこれだけカードが追加された中でも同類を見ない、最初のセット収録にしては奇妙なカード。ドロー強化に圧縮、圧縮妨害とマルチな機能を搭載し、《神槍「スピア・ザ・グングニル」》《永遠と須臾の罪人「蓬莱山輝夜」》《天呪「アポロ13」》のような特定のデッキ・カードにはキラーカードになるやり手である。それにただ強いだけのカードでなく、自身も手札を放出しなくてはいけない特性が良カードたらしめている。序盤はまだしも圧縮が終わった後に撃つのは相当にリスキー。泣く泣く下家にアクションカードや《御神酒》を流す羽目になるのは、愛用者なら避けては通れない体験談だろう。適当なところで廃棄したり、もう一枚の《奇術「ミスディレクション」》で押し付けたり、手の切り時までプレイヤーに考えさせる、いろんな意味で潜在能力の高いカードだ。
 系統としてはシンプルな完成度で、《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》に近いが、《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》はコンボパーツとしての機能美において、東方ドミ発売以来依然先頭集団にある。仮想コインを出す・アクションを増やす・購入を増やす、怪しげなコンボを作る上で必要な要素がこの一枚に詰まっている。また、使えば確実に手札のアドバンテージを取れる《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》と比べ、ドローが無いため単体で来てしまうと購入が増えるだけの《奉納米》とちょっとガッカリだが、逆にこの手札が減るところがコンボ魂をくすぐるのだ。

○妖々夢編
東方祀爭録 ~東方妖々夢編~()
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《罔両「八雲紫の神隠し」》
《すきま妖怪の式「八雲藍」》
《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》


 何は無くとも《罔両「八雲紫の神隠し」》なしに妖々夢編は語れないでしょう。この一枚の登場により、地下に潜って《ミニ八卦炉》で細々と《お賽銭》を《博麗神社~間借りの一画~》に変えていた圧縮ジャンキーどもが昂然とその存在を世に顕し、《お賽銭》を廃棄し過ぎて米が買えずにのたうち回る粗忽者が路上に溢れ、デッキを高速回転させることこそ至上とする会派と大量ドローによる圧殺で密度の差を補う会派との間には埋められない溝が生じたのであった。
 《罔両「八雲紫の神隠し」》が来たなら次は《すきま妖怪の式「八雲藍」》で師弟のワン・ツー・フィニッシュ。1ターンを犠牲にして次のターンに勝負をかけるそのド・リーム(迷宮島)っぷりは、それ単体で特定のデッキタイプを生み出し得た。中には手札をカラにすることさえ戦術に組み込む(《完全で瀟洒な従者「十六夜咲夜」》など)テクニシャンもいるという。相当な手練れだ。
 最後の一枚は戦略性よりもロマーン度の非常に高い、これまであまりなかったタイプのカード《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》をセレクト。恐らく、一発逆転という言葉が東方ドミで現実味を帯びたのは、このカードが初めてではないだろうか。その代わり、爆発力は保証されても火が点かなかった場合のシケっぷりも壮絶ですが。《罔両「八雲紫の神隠し」》とは真逆のコンセプトのデッキを生むカードが同じセットに入ってるってかなり冒険してるよな。
 今回入り切らなかったけど凶悪なアタックカード《咒詛「魔彩光の上海人形」》も忘れ難い一枚。

●特別拡張編
《小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」》
《萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」》
《有頂天》


 防御手段としては少々心細かった《凍符「パーフェクトフリーズ」》の後を継いで登場した、待望の大量に購入しても邪魔にならないリアクションカード手札に複数来てしまっても全てを場に出さず、1枚だけ使って残りは捨て札に送り、以後のターンに備えるようになったら貴方の脱・初心者は成功だ!
 カードパワーはそこまで高いというわけではないが、キャラクター人気も相まってか《萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」》は東方領土研究会で非常に採用率が高い。やはりオマケで一枚付いてくるというのは、色々嬉しいもの。高値で買えば買うだけオマケも大きいため、最大コストが⑪まで引き上げられた幻想郷場ではさらなる大暴れだ。
 《有頂天》は《紅魔館地下室》ほど単純に勝利点を伸ばせるわけではない。ために《有頂天》の買い増しや他の勝利点カードを獲得できる程度にデッキを回さねばならず、一点突破型の割に要求されるデッキ構築能力は高め。それだけに狙いがハマった時は嬉しくってねえ。まあ大抵そんな技量が無いので爆死に終わりましたけど。

○永夜抄編
東方祀爭録 ~東方永夜抄編~()
不明

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《国符「三種の神器」》
《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》
《月の頭脳「八意永琳」》


 《国符「三種の神器」》は奇カード珍カードの跋扈する永夜抄編において、正統派かつ《奇術「ミスディレクション」》に比肩するマルチカード。非常に汎用性が高く、《奇術「ミスディレクション」》と違って妨害は出来ないが圧縮が終わった後も仕事をしてくれる。アクション+2のカードとこれを大量に集めるだけでも、結構何とかなったりしてしまう。望むならば後は購入を増やすカードがあると完璧。
 コンボデッキの歴史を《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》を外して語ることはできないだろう。デッキ発掘に加えて山札操作までついてくるのは色々やり過ぎ。最近では《御神札》を落として悲鳴を上げる光景も散見されるけれど、なあにどうせ大量ドローカードでもっぺん引っ張り出して来ればいいのだ。
 さて、永夜抄編の代表カードというと前回書いたように色々独特なカードはあるのだが、幻想郷場になったりメタカードが登場したりで、現時点で代表格を張れるもの、となると意外とかつての強カードだと苦しいモノがある。《五つの難題》は条件が《永遠亭》限定なんで、《御神札》や《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を振り捨てないといけないというのはちょっとね……。2枚でぐるぐる《禁呪の詠唱チーム》も、幻想郷場だと《御神札》《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》にまず手が届かず、かつ手が届いても使い回せないのが痛い(こうして見ると幻想郷場は《永遠亭》参照タイプのカードに酷いことをしたよね)。初の⑥コストアクションカードの《幻想の結界チーム》も、顔役というほどのゲームへの影響力は無かったし。
 結局、登場以後カードパワーを保っていて、かつカードのクオリティが高い(強カードかつ安直に強過ぎない)、というと、推せるのは《月の頭脳「八意永琳」》ではないか。アドバンテージを取るために、テンポを犠牲にするか、手札を犠牲にするか、密度を犠牲にするか? いずれもデッキ構築においても、ゲーム展開においても難しい問題であるが、いずれもメリットに転じ得るところがデザインの妙。手札の廃棄に巻き込まれないよう捨てたり、+③で余ったリソースカードを次に回したりと、単体でも完結した機能が美しい。地味に《罔両「八雲紫の神隠し」》以上の廃棄能力を持つ初めてのカードだったりする。

●風神録編
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《土着神の頂点「洩矢諏訪子」》
《超妖怪弾頭「河城にとり」》
《「幻想風靡」》


 圧縮デッキの歴史にまた一つの彗星が現れた。2-5初手で《土着神の頂点「洩矢諏訪子」》に突撃するのは誰しも一度は抱く夢。そして夢破れて散っていった星々もまた同じ数だけ存在するワケですが。無論中盤で余計なリソースを廃棄する手段の方が賢いのは言うまでもない。高速圧縮から《御神札》をモリモリ増やした日には気分爽快、《御神札》がサプライから消える恐るべき事態が起こり得る(その一方で《御神酒》はまだしもコレで《奉納米》を増やすのはかなり負けた気分)。あまりよろしくないコスト踏み倒し効果であっても、このぐらいリスキーかつ波のあるカードであればアリかな、という気になれる。
 サプライが切れればアクション+2の《小悪魔》! そうでなければ⑤コストの《魔法の森》! サプライの状態に目を付けた、(多分)初めてのカード《超妖怪弾頭「河城にとり」》は場にあるだけでドッキドキの一枚。誰かがこいつを買うとついつい後追いしてしまいそうになるが、よっぽど優秀な圧縮や購入を増やすカードが無ければ⑤コストのカードを揃え続けるのはかなりのテンポ・アドバンテージの損なので、卓全体で相手にしないのが一番の防御策かもしれない。こいつが猛威を振るうのは、《超妖怪弾頭「河城にとり」》が悪いんじゃなくて、警戒して自分も手を染めてしまう俺たちが悪かったんじゃないだろうか。さっさと《紅魔館~豪奢な祭壇~》で妥協してゲームを終わらせても可。逆に言えば使うからにはゲームを終わらせない程度にサプライを切らせつつ、ゲームを長引かせる極めてデリケートな試合運びが要求される。イージーな強さに見えて決してそうでないバランスが風神録編らしい。
 そして《「幻想風靡」》ナシに風神録編を語ることは許されない。例え神々が許しても神風なこのオレが許さん。

○地霊殿編
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《妬符「グリーンアイドモンスター」》
《閉じた恋の瞳「古明地こいし」》
《地獄の輪禍「火焔猫燐」》


 待つ人はずっと待ってたであろう待望の《ネズミ》が東方ドミ化。ほっといても増殖し処理方法を考えなければならない性質は、やはり本家・東方問わず使っていて楽しい。廃棄カードに焦点を当てた地霊殿編のコンセプトを、自分で廃棄する・他のカードに廃棄させる、と単独で体現している、これぞ代表格という一枚。
 利点と欠点の組み合わせながら《閉じた恋の瞳「古明地こいし」》は《月の頭脳「八意永琳」》とは違って他のプレイヤーにも影響を及ぼすため、《奉納米》を過剰に配布する「防げないアタックカード」になり得るところが面白い。言うても序盤ではやることなすこと他者を利する行為となるであろうが、夢のアクション+1がついてくるパチュリーなんだから贅沢言っちゃいけぬぇ。《奉納米》配布があまり妨害にならない普通の場でも、《御神酒》をこいつで獲得してすり潰せばたちまち《紅魔館~豪奢な祭壇~》が山と積み上がる恐怖の剛腕カードである。
 トリを飾るのは強パチュリーこと《地獄の輪禍「火焔猫燐」》。《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》でさえ完成された強さだったのが⑤コストカードとして新生されたのを見ると、時代と共に洗練されていくもんだと感心する。とってつけたような廃棄された際のカード獲得は別に無くてもよかったような気がするが。
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 《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》に始まり《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》で終わった、うむ綺麗にまとまった気がするな(そうか?)

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東にドミする人あれば#50~後ろを向いたら遅過ぎたのです 東方ドミふりかえり話 後編~

 前回に続き、東方ドミ残りのカードセットの話。人々の精神と文明の調和の取れていた時代は終わり、進むも地獄、退くも地獄、世はいよいよ混迷と混沌の時代へと踏み込んでいくのであった

●永夜抄編
東方祀爭録 ~東方永夜抄編~()
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 さあ困ったことになった。「嫌いなカードは?」と聞かれて「永夜抄のカードの大半」と答えてしまう身の上、どう料理してもまずい言葉しか出てこない。
 永夜抄編に好感度を抱けないのは、ひとつは環境への影響力。《散符「真実の月」》による圧縮と妨害、アクション+2のカードによる《天呪「アポロ13」》の連射、《歴史喰い「上白沢慧音」》の高速勝利点カード増強、いずれも明確なメタカードが無いと対抗するのが非常に厳しい。《歴史喰い「上白沢慧音」》に至ってはメタカードがそもそも少なく、挙動を邪魔すること自体絶望的なことが多い。その勢いを止めるためには、場のサプライで工夫をするより「同じカードを使う」ぐらいしか手が無かったりする(廃棄するカードがない状況だと前者二枚はほんとそう)。強力な褒章カードにしても、当たり前だけど《五つの難題》をまず使わなきゃ話にならず、しかも《蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-》のアタックから身を守るには、いかにして他人より早く《五つの難題》と《永遠亭》を手札に揃えるか、という競争になる。《永遠亭》を他の人が獲得するまでは《香霖堂店主「森近霖之助」》みたいなもんで、これを集めておくのが《永遠亭》獲得の近道だったりして、ますます奪い合いが加速する。そういえば《香霖堂店主「森近霖之助」》も集中して集められると手が付けられない一枚だな。廃棄カードのコンボで誰もが思いつく、《蓬莱の人の形「藤原妹紅」》が悪さをする時の暴虐ぶりもアクション+2と相まって酷い。
 まずデッキ構築以前に、そのカードがデッキに入っているか否か、がスタート地点になっているというのは、健全なメタゲームとは言い難い気がする。だから《神槍「スピア・ザ・グングニル」》とか死ねばいいのだ。あっこれ永夜抄編に関係ないです。それもメタゲームと言われれば頷くしかないのだが、俺大会ベスト8が全部青デッキとかのゲームはあんまり参加したくないなー。
 もうひとつは、上記の強力なカードを用いた戦術がデッキを高速回転させやすいという点。《天呪「アポロ13」》連射にせよ《歴史喰い「上白沢慧音」》にせよ物凄い勢いでデッキを掘り進むことができるため、一度噛み合うと以降のターンも同じような展開を作りやすい。それと副次的な効果であるが、サプライ切れが起きやすく、ゲームが高速で終わるのも特徴。《天呪「アポロ13」》を撃ちまくればマイナスカードはすぐ底を尽きるし、《歴史喰い「上白沢慧音」》デッキには勝利点を補充していかないと先が無いため、《博麗神社~間借りの一画~》がすぐ品切れになる。《蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-》に至ってはマイナスカードと《博麗神社~間借りの一画~》の両方を減らしていく。《蓬莱の薬》も手を付けた瞬間戦争ですわな。
 この二つが組み合わされるとどうなるか。生じるのは、自分の思考する戦術を反映したデッキ構築で勝利点カードを集めて競い合うというゲームではなく、特定のカードを他人より早く購入し、他人より多くそのカードを使った戦術を回せるか否か、という早い者勝ちとなる。しかも回り出した場合は多くの場合他人を妨害するため、非常に一方的な展開になりがち。勝者一人を除いて他のプレイヤーは手も足も出ず、指をくわえて見ているだけという、ゲームデザインとして一番やってはいけない光景を、筆者はしばしば経験してきた。負ける分にはひとえに弱さと運の無さがすべてであるが、それにしてもフラストレーションの溜まる負け方が永夜抄編参入後格段に増えたのは体感として譲れんねえ。
 また前述の話と矛盾するようだが、環境を支配する時としない時の差がヒドイ、というのもいただけない。アクション+2のカードと組み合った《天呪「アポロ13」》の横暴ぶりは他者の追随を許さないが、アクション+2がない場合は⑤コストのアタックカードの中でも、かなり質が劣る。そしてメタカードがある時の《天呪「アポロ13」》は本当に弱い。適当な廃棄カードがあるだけで、マイナスカードを「手札に加える」といういらん効果のせいで簡単に対策されてしまう。《奇術「ミスディレクション」》があるともう最悪、「自分にマイナスカードが配られる可能性がある①コスト多いパチュリー」に成り下がる。《蓬莱の人の形「藤原妹紅」》も、廃棄した時手札に戻ってくる利点を活かせるカードが無ければただの①コスト多い《魔法の森》。サプライに限らず、他人に先を越された時の《五つの難題》なんか悲惨極まる。なんせデッキに埋まっている大量の《五つの難題》が、全て置物と化す危険性があるからだ。《永遠亭》を自分で手に入れればいいじゃない、と思うかもしれないが、多分《永遠亭》を獲得出来る頃には、先行したプレイヤーから取り返しがつかないほど《蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-》が撃ち込まれていることだろう。廃棄すればいいじゃない、という言葉には、そもそもそんなに都合よく廃棄できるカードがあったら《蓬莱の弾の枝 -虹色の弾幕-》はそこまで怖くないわい。出張る時は他者の見せ場がないほど出張るのに、動かない時はサプライを一枠圧迫するだけに終わる、というのはデザインとしてどうなんだろうか。
 単純にカードのクオリティが低く、コンボとしての機能もいまひとつで、使う気にすらならんという代物もかなり多かった。《闇に蠢く光の蟲「リグル・ナイトバグ」》は大概②コストで買えて邪魔をしないだけ。《狂気の月の兎「鈴仙・優曇華院・イナバ」》の予言能力が機能する場はまあ思いつくことはできるのだが、俺はそれで勝ったためしがない。あれで圧勝した人いたら教えて下さい。元からオマケなんだから当然と言えば当然であるが、《地上の兎「因幡てゐ」》を自発的に買って役に立ったケースは、大体マイナスカードが飛び交いドローもままならないクソ場だ。どれもコンボをひねくり出すことはできはするが、それにしても以前のカードと比べて回りくどすぎるような。
 ある意味、カードの効果の複雑化もこの永夜抄編で頂点に達していた。使って強さを把握するというより、一目見て何をするカードなのかワカらない。《歴史喰い「上白沢慧音」》でカードを宣言する時、なんでカードを宣言するのか、それで何が起きるのか、サプライに存在しない、いや東方ドミにさえ存在しないカードすら宣言していい理由をパツイチで理解できた人はいるのだろうか。そしてやっと挙動が理解できても役に立たない奴もいる。単体で手札に回ってきた《禁呪の詠唱チーム》とか。山札を操作したり、手札を入れ替えたりと忙しい効果で結構ミスを起こしやすいカードが多いのも難点だ(《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》、《知識と歴史の半獣「上白沢慧音」》など)。
 カードの効果を把握できないのはオレの頭が悪いという事だと納得していい。っていうか多分そう。でも、いくら上級者向けにしたって、東方ドミの経験者でさえプレイミスを起こすようなカードを収録するのは如何なものか。初めて遊ぶ人が、強さをワカらないままにワカっている人に上記のような一方的な負け方をしたら、それで抱く印象は事故の一言で済ませていいのか。やっぱり筆者は永夜抄編に対してはこう思う。一目で効果や危険性を理解できないカードが多数含まれている、そんなセットがいいセットなワケがない
 延々ディスってきたが、好感度を抱けるカードだって無論存在する。《蟲符「リトルバグストーム」》を2枚組み合わせた通称リグループは筆者の得意とする戦法だ。《月の頭脳「八意永琳」》もヘイトを買いやすい永夜抄編の⑤コストの中でも、アドバンテージとディスアドバンテージのせめぎ合いが楽しい良カード。《国符「三種の神器」》は万能カードとして長らく当方領土研究会の中で人気を集めることになる。

○風神録編
東方祀爭録 ~東方風神録編~ 【カードゲーム】()
不明

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 永夜抄編から打って変わってワカりやすいパワーゲームとなった。《五つの難題》や地霊カードのように、余計なもんがサプライに入るのを好まない筆者であるが、風神場は別。⑧コスト出すゲームから、⑪コストを出すゲームとなって、豪快なプレイングと長丁場という大変喜ばしい姿となった。下手に慌ててサプライ切れで勝とうとしても、真面目にコツコツ進めていた人のたった数枚の《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》で粉砕されたりしてゲヒャヒャヒャ(下品でスイマセン)。
 他人のやりたいことをやらせない和ゲー的プレイング(偏見)より、他人も俺もやりたいことをやって覇を競う洋ゲー的プレイング(これまた偏見)を好む筆者には、絶好の大型化である。まあ、《御神札》でゲームが決まってしまうという指摘はもっともなんだけど。《御神札》を先に獲得された時の絶望感ってスゴイよね。でも速攻で3サプライ切らして終わられるよりは、カードを叩きつけ合って《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を減らしまくりたいなぁ。せっかく遊ぶゲームなら長く遊びたいし。
 《御神札》《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》が加わってデーハーなゲームになった割には、そこまでハメを外したカードってなかったりする。アタックカードも《祟符「ミシャグジさま」》《神祭「エクスパンデッド・オンバシラ」》とも抜け道は存在して、ドイヒー感は薄い。ヘンな効果にしても、《ブロークンアミュレット》みたいに直感的にワカりやすい範囲におさまっているのは少なめの脳ミソにとって大変助かる。永夜抄編がルールの枠を破ろうとして複雑化していったのなら、風神録編はうまく隙間を見つけて埋めていくような、特別拡張編に近いスタンスが見受けられる。複雑にしていくことは誰にでもできるが、根っこはシンプルなままに広げていくということはそうそうできるもんでもない。ドミニオンのように、本当に単純な手順で進めるゲームなら尚更。それを初心に帰って実現したという観点でも、風神録編には高評価を付けられる。《河童「のびーるアーム」》《豊符「オヲトシハーベスター」》はちょっとやり過ぎ感があるが。
 永夜抄編の《幻想の結界チーム》に続いて⑥コスト、それに⑦コストの解禁がなされたけど、いずれもそれだけでゲームを決めるほどではなく、まあ⑥、⑦コスト出す価値はあるだろな、という具合。購買意欲をそそったりそそらなかったりする、人それぞれ刺激の受け方が違う効果の作りようは、枠を広げる意味で適切だったと思う。ああ、でも《「幻想風靡」》は別格。まさにパワーゲーム化の象徴。コイツで夢が見られない日はない。何が無くとも購入しなくては。
 《「幻想風靡」》は(あくまでオレの中で)マストバイとして、人によって高評価のカードが分かれるのも面白い所。《寂しさと終焉の象徴「秋静葉」》のディスカードを《すきま妖怪の式「八雲藍」》で打ち消す人もいれば、まず《祀られる風の人間「東風谷早苗」》から進めていく人、初手2-5で《土着神の頂点「洩矢諏訪子」》に突撃する人、個性の発揮は色々である。そのどれもが飛び抜けて強いというわけではなく、しかしちゃんと有効に機能するというのは、これ素晴らしいことだと思うんだな。やっぱメタゲームというのはこうじゃなくちゃいけんよ。

●地霊殿編
デッキ構築型カードゲーム 東方祀爭録(とうほうしそうろく) -東方地霊殿編-()
ホビージャパン

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 現状、これが最新のカードセット。永夜抄編ほどでもないが、こっちも個人的な評価はいまひとつ。いや《「地獄極楽メルトダウン」》の加入というだけじゃなくてね。
 それというのも、イージーに強いカードとイマイチなカードの落差の酷さ、これに尽きる。廃棄カードに焦点を当てるというコンセプトはいいのだけれど、あんだけ廃棄カードを追加して、同時に《語られる怪力乱神「星熊勇儀」》を入れなくてもええやねん。おかげでサプライから《御神酒》が切れる、しかも⑥コストを誰も出してないのになんてプレイ風景はザラスクープ。やっぱコストを踏み倒す、それも⑥コスト以上を踏み倒すというのは色々よろしくない。手札のディスアドバンテージこそあるものの、アクション+1が付いてくる《暗い洞窟の明るい網「黒谷ヤマメ」》の高速圧縮も脅威の一言。うっかり特殊リソースカードが場にあると、たちまち③コストで買える《御神札》になったりする。
 その一方で使いづらいカードはほんと使いづらい。コンボが繋がらないとただの遅い圧縮、しかも地霊カードを割ると《お賽銭》《博麗神社~間借りの一画~》を押し付けてくる《恐るべき井戸の怪「キスメ」》は、ぶっちゃけ東方ドミ一使えないカードではないかと疑っている(コンボになるっつったって基本一発芸であるし)。リアクションになってない《罠符「キャプチャーウェブ」》とか。《禁呪の詠唱チーム》同様に単体で来ると置物になる上に、意味のある+①コストのカードまで要求してくる《熱かい悩む神の火「霊烏路空」》、お燐はあんなに強いカードばっかりなのに、お空のこの扱いは一体……。そこまで弱いわけじゃないんだけど、《奇跡「ミラクルフルーツ」》を追加するなら他になんかいいカードがあったような。《月の頭脳「八意永琳」》でええやない。局所的に物凄い働きをするのは認めるのだけれど、それって要するに普段はプレイマットの一部と化してるってことだよな
 敵に塩を送る事にも、敵の傷口に塩をすり込むことにもなり得る《閉じた恋の瞳「古明地こいし」》、通称強パチュリーの《地獄の輪禍「火焔猫燐」》など、クオリティの高いカードも見られるだけに色々もったいない。あ、パルスィ関係のカード、《地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」》《妬符「グリーンアイドモンスター」》はどっちも回れば絶大な破壊力を生むが、迂闊に触れると大ヤケドを負う、キャラクター性にどハマリで拍手喝采。キャラクターグッズとはこうでなくてはと頷かされる。多角的な不意討ち効果も、この地霊殿編がズバ抜けている。掟破りの山札や廃棄置き場のカードのコストまで下げてしまう《力業「大江山颪」》の三角蹴りは熟練者であっても度胆を抜かれるはずだ。
 そういえば《想起「テリブルスーヴニール」》で初めてトークンを採用したカードが出たのだが、結局②コストなりの嫌がらせどまりだったようだ。コイントークンとか勝利点トークンとかいたずらにコンポーネントを増やすことに走らず、トラウマトークンひとつに留めたのは正解だったと思う。地霊カードはせっかく増えたのはいいが、結局そこまで大勢に影響すること少なく、別に無くてもよかったような。てか、本家ドミニオンの避難所の枠の色による区別みたいな差異がなく、イラストだけだと結構効果を間違えるのが困るっちゅーねーん。

 なんだか風神録編以外がディスり記事になってしまったが、なんだかんだ言ってよくできたゲームであることは遊ぶたびに思うし、今でも変なコンボを考えるような意欲が衰えたわけではない。が、さすがに一年半新カードが無いまま遊び続けるというのは飽きというものがくる。ただでさえ一時期狂ったように遊んでいただけに、なんとなく打ち筋勝ち筋も体で覚えてきていることであるし。果たしてこのままデッキ構築型ゲームのブーム終焉と共にシリーズも凍結されるのか。それとも星蓮船以降も気付けばカード化されるのか。すべてはHJの思うままに。
 ゲームには関係ないんだけど東方ドミで役に立ったことといえば、東方キャラクターの名前とビジュアルは大体これで覚えた。キャラデザ三千万点の正邪と雷鼓さんが参戦する東方輝針城編は是非出してほしいものだが。

テーマ : ドミニオン
ジャンル : ゲーム

東にドミする人あれば#49~思い出にするにゃ早過ぎる!? 東方ドミふりかえり話 前編~

 だいぶ東方ドミの頻度も減ってしまった。遠ざかっていたせいかゲームシステムを聞かれて「3d6の下方修正じゃなかったっけ?」とか答えてしまうぐらいサ。嘘だけど。あとこれはオレの得意ギャグなので気に入ったからってパクらないように。
 発売当時のデッキ構築型ゲームフィーバー(死語)は凄かったな。まるでTCGブームの再現を見ているかのようだった。「一体これどの辺にデッキ構築型にする意味があるんだろう……」と首を捻るような題材も散見されたりしたもんよ。MTGはデッキが魔術書で、プレイヤーは魔術師となって一枚一枚ページをめくりながら(カードのドロー)呪文を唱えるという設定だったように、ドミニオンにも資金(リソースカード)を使って人材獲得や策謀を進め、領土を広げていくというシステムに合致したバックグラウンドがあった。そういう、運用に直接関係しないけれど、そのシステムでなきゃダメという必然性を伝えてくる雰囲気づくりも大事にしないとダメやとあっしは思うのですが。
 地霊殿編が発売されてから1年と半年が過ぎた。なんか三年ぐらい前に発売された気がするのだけれどまだそんなもんか。新作の音沙汰はないし、デッキ構築型フィーベルもすっかり鳴りを潜めた感がある。まあ妖々夢編が出るまで一年ぐらいかかったりしてるので、新作が出ないわけではないと思うのだが。元ネタにもちょくちょく東方ドミに参入しても問題なさげな気がするカードもあるし。まあそういうカードはえてして地味で商品的イソパクトに欠けるものではありますが。コイントークンとか勝利点トークンとかポーションとか余計な物が増えてきてたのも、地霊殿以降展開がない原因なのかもしれない。
 百万回遊べるゲームという売り文句に偽りはなくまだまだ遊べるし、元を取るぐらいの回数は遊んだ気がする。買ったきり遊ばないTRPGのシステムとかと比べれば(本棚に並んでいる1999年~2000年頃発売したタイトルを眺めつつ)。ただ飽くることなく東方ドミに打ち興じていた頃と比べると、デッキ構築型ゲームのブームと共に自分の中でひと段落した感もあるんで、今回はちょいと振り返りモードの記事です。

●紅魔郷編
東方祀爭録 ~東方紅魔郷編~()
ドミニオン

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 筆者はだいぶ展開が進んでからドミに触れたクチであるが、いや誕生時を知る人にとってはそりゃあデカルチャーな新ジャンルの登場に「オラァぶったまげただ」と無意味に訛ったことであろう。ただでさえ楽しい楽しいTCGの「デッキ構築」という過程をシステムに取り込むというこの死角からの発想。『パンデミック』がなんでドイツゲーム大賞を逃してるんだYo! と憤怒した筆者であるが、その理由がドミニオンという超強力なライバルがいた、と聞かされればグウの音も出ない。東方ドミを初めて遊んだ時に走った「これは時代が変わる!」という直感は、この先そうそう味わえないであろうな。まあ本家ドミニオンの方はシステムを呑み込めないまま《鍛冶屋》にボコられたのに腹を立てて離れちゃったんだけどさ。
 たまに初心に帰る意味で紅魔郷編だけで遊んでみると、すごーくのどかなゲームでビックリする。コンボといっても《魔法の森》の後に《禁忌「レーヴァテイン」》とか、《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》の後に《信仰を量る賽銭箱》ぐらいで、最近のゲーム風景にありがちなヘンタイ的挙動なんて入る余地もない。なんだか心が洗われるようで、やれ《豊符「オヲトシハーベスター」》だ、やれ《呪精「ゾンビフェアリー」》だ、と騒いでいるが、俺たちは《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》の強さを再確認すべきではないか、と主張したくなる。もっとも、基本と言っても基本だけにカードのクオリティは今でもシンプルに強い、一線級で戦えるものが揃っている。《小悪魔》《奇術「ミスディレクション」》《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》この辺は俺の中で永遠のエースって感じですな。
 それと、本家ドミの基本セットに入っていたちょっとアレなカードとコスト⑥のカードを抜いて、比較的大人しいカードを後のセットから引っ張ってきているあたりも配慮が感じられて嬉しかった。この辺の選抜は、流石MTGで鍛え抜かれた方々が関わっていただけはある。言うてもプロモで《割と困ったちゃん「八雲紫」》が加わったり、地霊殿編で《破壊工作員》が解禁されたりするまでの話だったけどね。
 ただ《恋符「マスタースパーク」》があると、先手が超有利になるのは本当になんとかしてほしかったが。これから先も、後手のフォローが勝利点集計時に有利以外「特にありません」のままにしてしまったのは、ドミニオンのアキレス腱だと思う。あと《神槍「スピア・ザ・グングニル」》でソロプレイゲーになるのは許さへんよ。本当にアメ公は自分で作ったゲームを壊すのとソロプレイが大好きなんだな(暴言)。MoMaとか見てるとそう思う。
 リソースが出ない時についつい《お賽銭》を買っちゃうのは初心者あるあるってやつね。嗚呼あの頃には戻れない。

○妖々夢編
東方祀爭録 ~東方妖々夢編~()
東方Project

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 基本で形作られたゲームがこれでブァーっと広がった感じ。《罔両「八雲紫の神隠し」》の使い方を悟った時、次のステージに上がった気がしましたね! デッキの回転や廃棄といった戦術そのものを考えさせられるカードが一挙に追加されて、しっかりした土台が紅魔郷で築かれた上に、絢爛豪華な東方ドミの可能性がここに花開いたと言えるでしょう。
 カードの幅の広がりも素晴らしい。ドローとアクション、それに仮想コインの組み合わせという組み合わせの中でいかにしてバリエーションを増やすか? 二つ目のカードセットにして、既にその発想の自由さが如何なく発揮されている。《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》からコストを下げつつ「手札を1枚戻す」という要素を加えることで《騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」》新カードにする、このヒネリ具合を思いつけるところが凡人とゲームデザイナーの一線なのでせう。しかもこのちょっとしたヒネリを戦術に転化できるのもまた、ドミニオンというゲームの奥深さが提示されていた。《すきま妖怪の式「八雲藍」》のように、ドミニオンのルールをほんのちょっと覆すカードのハッタリと実用性のバランスが絶妙なのも好感度大。持続カードはちょっと忘れやすかったかな。
 今でも大好き《幽明結界》にドローに防御にデッキ操作となんでもござれの《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》、アタックカードじゃないから防げない《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》と二番目のセットにして味のあるカードが揃っている。《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》みたいな珍カードもボチボチ顔を出し始めた頃ですな。
 でも《罔両「八雲紫の神隠し」》《神隠しの主犯「八雲紫」》《割と困ったちゃん「八雲紫」》要するに紫関連のカードは全部よくなかったと思うんだよ! 《罔両「八雲紫の神隠し」》のおかげで高速圧縮が可能になったのは評価するが、②で4枚破棄はやり過ぎ。《神隠しの主犯「八雲紫」》はまだしも初手から買える《割と困ったちゃん「八雲紫」》にはノーコメント何故デッキ構築型ゲームなのにアメリカ人は他人のデッキを滅茶苦茶にするカードを入れたがるのかまあアメリカのゲームデザイナーがゲームを作るのは上手でも回すのはヘタクソというのは某システムの販売展開とか某システムの公式シナリオでワカっていたことですが。すまん言い過ぎた。

●特別拡張編
 筆者の記憶が確かなら、東方ドミに初めて触れた時はEXTRAこと特別拡張編まで出ていた。
 そんな初めて触れた時分だったのに言うのもなんだが、個人的に東方ドミを一番落ち着いて楽しんでいたのって、この特別拡張編が出てた頃だった気がする。紅魔郷編で作られた基本を妖々夢編で広げて、それを手堅く確固なものにしたのが特別拡張編って感じ。カード枚数はそれほど多くなく、派手な効果も少ないのだけれど、それだけに紅魔郷編・妖々夢編で登場したカードの蓄積を反映したような
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 というカードが多く、ひねくれ者の筆者には一際楽しめたカードセットだった。一番好きなカードが《幽明結界》なら、一番好きなカードセットはこの特別拡張編。
 《四季のフラワーマスター「風見幽香」》《伝統の幻想ブン屋「射命丸文」》のような強さと脆さがはっきりしたカード、コンボパーツ《降り注ぐ星の光「スターサファイア」》《静かなる月の光「ルナチャイルド」》、安心の防御カード《小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」》、どれも「おーこれは新しい!」という驚きより、「ああそういえばそんなカードがあってもいいよねぇ」という、痒い所に手が届く感がカードセット全体にあってええ塩梅。カードの一つ一つがデッキの軸になり得るギミック搭載なのも高評価である。《紅魔館地下室》《すきま妖怪の式の式「橙」》に続いて、⑧を出すことのみを最終目標にしない《有頂天》デッキの、どれほど《有頂天》を集めつつ他の勝利点を買いながらデッキを回すかのアツイせめぎ合いの興奮は忘れ難い。筆者の得意技は《今どきの念写記者「姫海棠はたて」》を使用したデッキ操作&高速回転であるが、デッキを高速で回す割にカードをさばく時間がひじょうにかかるせいで、あまり周囲の評判はよろしくない。本人も疲れるので最近はあまりやってない。
 手札or山札を自発的に落とすカードがサプライにあると途端に安易なゲームになる《無縁塚》はちょっとアレだが。また初手で買われると防御手段が無い《三途の水先案内人「小野塚小町」》には使う輩にブーイングや飛び蹴りやパイプ椅子が飛んでいったものであるが、後に風神場になると《御神札》を奪えないことで評価ガタ落ち、下位互換呼ばわりされていた《奇妙な魔法使い「霧雨魔理沙」》が脚光を浴びるようになったのはこれぞメタゲームの妙。どっちのカードも他人のデッキを滅茶苦茶にするカードなんで俺は嫌いだけど。

 今回は前編なのでここまで。特別拡張編が「一番落ち着いて楽しんでいた頃」だったように、ここから先は引き返すことのできない修羅道に突き進んでいくことになる。その悪鬼羅刹も泣いてゲザる冷酷非情悪辣無惨弱肉強食焼肉定食大盛無料我欲回鍋肉っぷりは次回にて。

テーマ : ドミニオン
ジャンル : ゲーム

銀河アズマのバカゲーとそれ以外だいすき#05~昨今東西アナログゲーム~

 気付いたら『東方祀爭録 東方地霊殿』発売から1年経過していた正直まだ1年かあ、という気分だが。2年ぐらい経過していたものかと。ここんところ東方ドミの続発の話は聞かないし、7/17発売予定の画集にもプロモカードが付いたりする様子はないが、実は地霊殿も風神録から1年越しの発売だったのね……そんなら次もあるやもしれぬな。錬金術とか暗黒時代のルールが加わるぐらいなら、いっそこのままシリーズ終了した方が……と思わなくもないが……。
 さておき、ドミニオンから端を発したデッキ構築型ゲームのイキオイもだいぶ落ち着いてきた感がある。あの当時は出るゲーム出るゲームがこぞってデッキ構築型で、TCGブームを彷彿とさせる猫も杓子も状態であった。なんか得体の知れないデッキ構築型ゲームがいっぱい出てたよね。『ラクラク大統領になる方法』みたいにデッキ構築要素をつまみ食いするボドゲさえもあったなあ。時代が時代ならアイマスとかラブライブのデッキ構築型ゲームが出ていてもおかしく……ってアイマスは出てんのかよ! ゲームショップでストレージボックスに描かれたしまむらくん(とうわーっりんちゃんとちゃんみお)を見てこれはよもや!? と思ってたらホントにそうだったのか

アニメ版がメインという事はあの12人だけかな…ウサミン星人いないのかな……。
 デッキ構築型ゲームの飛ぶ鳥落とす勢いの前には、良作『パンデミック』もゲーム大賞を逃したぐらいでパンデミ派の筆者は悲しい思いをしたものですが…でもドミニオンが相手じゃ仕方がないよな、と諦めもつく。そういえばキャッスルレイヴンロフトやアーカムホラーみたいなごっついコンポーネントの協力型ゲームがいろいろ輩出されてたが、その流れは『アンドールの伝説』が引き継いでおるのかな。
 『パンデミック』は後に版上げされて再来している。イイ物というのは時代を超えて評価され生き残るものよな。

 デッキ構築型の人気が静まってきた一方で、ゲームショップでよく見かけるようになったのが、タバコの箱ぐらいの大きさにささやかなコンポーネントが収まっていて、買うのも遊ぶのもお手軽にできるタイプ。豪勢なコンポーネントや複雑なルールよりもワン・アイデアで勝負してくるこれらのゲームはインディーズ発祥のものも結構見受けられる。こういう流れは『ラブレター』のヒットの影響が大きいと思う。少数のカードのみで構築されたあの秀逸なルールは、限られたコンポーネントでゲームを成り立たせる、俳句的なゲームクリエイター魂に火を点けるに十分だっただろう

 ミニゲームだけでなく、時折インディーズでもプロ顔負けのコンポーネントが備わった作品もあったりして時代の流れとはてえしたもんだ、と驚いている。グラフィック・DTP技術の一般化によって、インディーズの技術力が追い付いてきたのはもちろん、ゲームショップがインディーズの受け皿としてしっかり機能してくれている、というのは大変ありがたくも嬉しい話。どんなにデキがよくても、流通に乗らなければ即売会とかで確保するしかなかったもんねぇ……
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ホントにこんな感じだった。
 洋ゲーは相変わらずごっついコンポーネントの大作からしょぼしょぼのバカゲーまで幅広く出ているようで、常人ならこれでカネを取っていいのか、と悩んじゃうような、ボドゲ界の未来に一抹の不安を抱く怪作を売り物にしちゃう、その図太さが羨ましい願わくばずっとそのままでいてほしい


コレなんか「限られたコンポーネントでワン・アイデア勝負」の洋ゲー代表例かと。

テーマ : ボードゲーム
ジャンル : ゲーム

TRPGこぼれ話#218~2014年のTRPGは重き荷を背負うがごとし~

 徳川家康は人の一生は重き荷を背負い坂道を登りゆくようなものと言っていた。『戦国じゃんだらりん三河物語』で山本正之も言っていた(『桃の花』は名アルバム)。
 今年のTRPGおよびアナログゲームを思い出すと、妙に重い荷物を背負っていた気がする
 十数年前、3e発売当初、私は燃える3e熱に突き動かされ、コアルールブック三冊を毎日のようにリュックサックに詰めてサークルに通っていた。TRPGが、D&Dが、3eができる! その情熱に支えられていた当時の私にとって、ハードカバー×3の重量も苦ではなかった。あの当時、私の背面装甲はサイコガンダム並であったろう(『PSYCO-GUNDAM』を遊んだ人ならこの例えはわかってもらえるはず)。後ろから暗殺者に狙われたとしても、背中である限りは大丈夫。
 しかし、3eの検索性はお世辞にも良いとは言えなかった。特にレベル順、クラス順ではなく五十音順に並んだ呪文表には阿修羅閃空を体得できるぐらいの殺意の波動に目覚めかけたものである。おかげで、呪文や特技はあらめて見やすい形でエクセルで打ち直すという、自助努力の大切さを学んだものです(これは後に私の趣味となる)。当時はそこまでインターネットにサマリーとか落ちてる時代でもなかった……気がする。
 結局、4eが出るまではずっとコアルールブックを持ち運んでいたのだろうか? 有志の方が作ってくれたサマリーを活用するようになったのは、PF以来だし。4e発売直後からあんまりセッションできない時期があったのだが、その頃は『迷宮キングダム』が中心であり、王国ブックと迷宮ブックの二冊で済んだので打って変わって軽量で……済まなかった。A4版とデカい上に、王国シート、キャラクターシート、迷宮シート、戦場に配置するコマとかさばる要素には事欠かなかったのです。まあ、ハードカバー三冊よりは軽かったのでハンドバッグで済んだが、パンパンに膨らんでしまったそいつを抱えて山手線に揺られていたのがもうすぐ5年前……なんか10年ぐらい前のような気がする……(おじいちゃんゲーマー)。
 Encountersに参加していた時には、エッセンシャル2冊で良かったから珍しく軽量だったな。ただ、ルールを参照しようとしてPHBを持ち込むこともあったから、そうなるとハードカバー再びであったが。さすがにプレイヤーやるならMMとDMGは持参しないよ!
 PFに至ってはサマリーがばんばん作られていた上にすべて電子化されたデータを参照できるため(ありがとうprdj@ウィキ)、ノーパソ一台あれば十分ハードカバー三冊の重量グッバイさようなら、とはならなかった。オフライン版だとタッチパッドでは参照がつらい上に、そもそもノートパソコンがめちゃくちゃ重かった。バッテリーが死にかけてるんで、アダプタをねじ込むのがまた大変だった。さらに、PCの閲覧用に印刷したデータをクリアファイルに入れてみたら、軽く四冊ぐらいに達していた。これまたハードカバー三冊よりはマシだが、結局迷キン以上にパンッパンになったバッグを抱えて、西武新宿線沿線をうろついていたものである。で、PFキャンペーンが終わったのって去年だったっけ……一昨年のような気がするんだけど……(おじいちゃんゲーマーNEXT)。
 パラサイトブラッド(レポート来年には仕上げます、すいません)や六門世界2ndもサプリは適度に出た……といっても軽く5冊ぐらいには到達したので、タテ幅はあまりないが厚みは相当のモンだったな。また六門は参照性がおにちくの悪さで、しかもトレハンやサモナーなど頻繁にルールブックを見返すもんだから、これまた泣く泣くページの大半を印刷してクリアファイルに突っ込んで参照用にしたものよ。おかげでまた厚さが増えるし。
 あっそうそう、D&D5eでまたハードカバー×3冊の日々が始まりそうなんだった
 ボドゲサークルである東方領土研究会では、盛況な時はドミニオン二卓が立っていたので、ストレージボックス2つをガッツで持ち運んでいた。最近は皆さん忙しいようで、一卓で十分な少人数になった……が、筆者の好むゲームは箱がでかいので、結局大荷物になったり。いやボドゲぐらいなら生易しいほうで、本年の最大荷重は『PSYCO-GUNDAM』。基本ルールブックだけで100ページ、可変MSが動き出すと軽く10ヘクス20ヘクス飛ばすんで、ヘクスシートはA3×2じゃないと狭すぎる。さらにチットケースやら資料用のMS大全集やらをぶち込むおかげで、旅行バッグ一つが満杯になってしまった。こいつをえっちらおっちら左右のバランスを取りながら中央線に飛び込むと、なんだかハードカバー三冊を背負っていた頃を思い出す。
 でも、重い荷物を抱えて歩き回る機会が多かったというのは、それだけセッションをする機会が多かったということでもあるし、セッションをする仲間にも恵まれていたということでもある。あのハシャいで笑って5時間ポッキリを体験できるというなら、私は喜んで天を支えるアトラスのごとく、セッション道具を抱えて東京都内を歩き回ろう。
 来年もそんな風に重い荷物を背負う日々があることを願いながら、本年最後の更新としたいと思います
 今年は本当にありがとうございました。皆様よいお年を。また来年もyrsk。



桃の花桃の花
(1998/02/21)
山本正之

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

東にドミする人あれば#48~パズルでポン・九問目~

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 クンヌシサン! せっかく東方祀爭録を取り扱ってることですし、今回はプレイヤーを東方キャラにあてはめてみたんですけお! 特段意図もなければ公式設定とは何の関係もないのでご了承くだち!

●東方ドミニオンパズル・九問目
 咲夜・レミリア・パチュリー・美鈴の四人が東方祀爭録をプレイ中です。この場は地霊場であり、かつ幻想郷場ではありません。
 手番は咲夜→レミリア→パチュリー→美鈴の順です。
 現在、トップはレミリア、最下位は咲夜で10点の差が開いています。パチュリーと美鈴は咲夜と6点差です(つまりレミリアと4点差)。なんとか挽回を図りたい咲夜ですが、すでにサプライから二つのアクションカードの山が消え、《霧の湖~湖畔の祠~》も残すところ1枚。レミリアは恐らくこれを購入しゲームを終わらせることでしょう(《紅魔館~豪奢な祭壇~》、《博麗神社~間借りの一画~》はまだ十分な数があります)。
 そして、美鈴の使用した《獄界剣「二百由旬の一閃」》によって公開されたレミリアの手札には、⑤を発生させるカードが揃っていました。《暗い洞窟の明るい網「黒谷ヤマメ」》が3枚に、《紅魔館~豪奢な祭壇~》が1枚、《地霊賑わう旧都》。廃棄置き場には《お賽銭》多数、《奉納米》3枚、《御神酒》1枚があり、《暗い洞窟の明るい網「黒谷ヤマメ」》を2回使用することによって⑥を出すのは間違いありません
 美鈴の前の手番、パチュリーの使用した《地上の兎「因幡てゐ」》によって、咲夜の山札の一番上は《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》であることがわかっています。また、山札の残り枚数は《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》も加えて6枚。その中には《奉納米》《御神酒》が1枚ずつ眠っており、次のターンまで回ってくれば⑤で《霧の湖~湖畔の祠~》を購入することは確実です。ただし、あとの3枚はすべて勝利点です。
 咲夜の手札には、リソースカードが1枚もありません。《そして誰もいなくなるか?》が1枚以外、すべてがアクションカードです。しかも、+2以上のドローカードはありません2枚のカードが、+1ドローを持っています。《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》をドローするのは確実としても、次のドローで余計なカードを引く可能性は十分にあります。
 《獄界剣「二百由旬の一閃」》で公開されたパチュリーの手札は、《紅魔館~豪奢な祭壇~》を1枚買え、購入は1回でした。美鈴は購入を増やすカードや勝利点を獲得するカードをデッキに加えていないので、勝利点の伸びは最大でも《紅魔館~豪奢な祭壇~》1枚に留まります。例えレミリアが《霧の湖~湖畔の祠~》を購入しなかったとしても、二人がこれを購入してゲームを終わらせることはないでしょう。
 この状況下で、咲夜は次のターンに最後の《霧の湖~湖畔の祠~》を購入し、ゲームに勝利しました。
 では問題。ほか三人との点数差を逆転し、以下の条件を満たして勝利する咲夜の手札とは何でしょう? 手順も併記して下さい。
※1:手札は《そして誰もいなくなるか?》とアクションカード4枚。
※2:アクションカードのうち2枚は+1ドローを持ちます。
※3:4枚のアクションカードはすべて同じコストです。
※4:同じカードを2回以上使ってはいけません。《熱かい悩む神の火「霊烏路空」》を使用した場合でも、2回以上使用したとみなします。
※5:捨て山の状況に左右されてはいけません。例えば《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》で8枚以上《お賽銭》を手札に加える、はNG。
※6:特定の条件下で2枚以上ドローするカードも、「2枚以上ドローするカード」とみなし、不正解とします。《氷の妖怪「チルノ」》や、《閉じた恋の瞳「古明地こいし」》、《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》などが該当します。
※7:山札の一番上が《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》であること、《奉納米》《御神酒》が眠っていること以外は、山札の内容に左右されてはいけません。以後のドローがなんであろうと勝利できる場合のみ正解とします。例えば、《歴史喰い「上白沢慧音」》の使用に際し、《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》の下にあるカードを勝利点と特定したりするのはNG。
※8:特殊勝利点カードや、《お賽銭》《奉納米》《御神酒》以外のリソースカードはサプライに存在していません。
※9:《霧の湖~湖畔の祠~》以外の山札は、サプライに十分あるとします(《霧の湖~湖畔の祠~》以外の山札を空にしてゲームを終了させる、はNG)。

正解:↓反転してあります。まだまだ抜け道ありそうなんで、別解も大歓迎だずぇ。

《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》
《楽園の最高裁判長「四季映姫・ヤマザナドゥ」》
《禁呪の詠唱チーム》
《力業「大江山颪」》

●手順
1.《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》を使用します。アクション+2、+②、購入+1。
2.《禁呪の詠唱チーム》を使用し、廃棄置き場の《御神酒》を山札の一番上に置きます。
3.《力業「大江山颪」》を使用します。《御神酒》が手札に加わります。全てのカードのコストが①少なくなります。
4.《楽園の最高裁判長「四季映姫・ヤマザナドゥ」》を使用します。《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》が手札に加わります。《そして誰もいなくなるか?》を廃棄します。コストがちょうど①多いカードで、①コストになっている《博麗神社~間借りの一画~》を獲得します(《そして誰もいなくなるか?》のコストは0未満になりません)。
5.《騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」》を使用します。+①、購入+1、全てのカードのコストが①少なくなります。
6.《御神酒》と仮想コインの+③で、コストが②少なくなった《紅魔館~豪奢な祭壇~》(⑥コスト)を購入します。さらに、残った購入+2で《博麗神社~間借りの一画~》(0コスト)を2枚獲得します。
7.この時点でレミリアとの勝利点差は0点となりました(《紅魔館~豪奢な祭壇~》、《博麗神社~間借りの一画~》×3、《そして誰もいなくなるか?》を1枚廃棄)。
8.レミリアは廃棄置き場から《御神酒》が消えたことにより、《暗い洞窟の明るい網「黒谷ヤマメ」》を使用しても②しか出すことができません。3回使用して⑥を出すには《紅魔館~豪奢な祭壇~》を廃棄しなければならず、実行すれば逆転負けを許すことになるので、《霧の湖~湖畔の祠~》を購入することはありません。2回使用して④を出し、《博麗神社~間借りの一画~》を2枚購入するのが限界です。
9.パチュリーは確定、美鈴も《紅魔館~豪奢な祭壇~》を購入できたとすると、レミリアと同点、咲夜との点差は2点。
10.咲夜が次の手番で最後の《霧の湖~湖畔の祠~》を購入すれば、トップに立ちつつゲームを終わらせることができます。

 廃棄置き場からリソースを引っこ抜かれて、《暗い洞窟の明るい網「黒谷ヤマメ」》がしんなりする光景を見て思いつきました。《禁呪の詠唱チーム》さえ思いつけば、後は結構簡単じゃないかな。




デッキ構築型カードゲーム 東方祀爭録(とうほうしそうろく) -東方地霊殿編-デッキ構築型カードゲーム 東方祀爭録(とうほうしそうろく) -東方地霊殿編-
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テーマ : ドミニオン
ジャンル : ゲーム

TRPGこぼれ話#211~いまだによくわからないもの~

 TRPGならもうじき半生、アナログゲームとの付き合いも相当長くなった。
 それでも、何年経っても覚えらんない理解できない事柄というものはある

●麻雀
・何度やっても点数計算ができない。
・カンとかポンとかチーした後どうやってアガっていのかワカらない。
・加えて、熱くなるタイプ故賭け事は自分に禁じているからこれからもノータッチだろう。面白いことは理解できるんですけどね。

○MTG
一度スタックに乗って打ち消されなければ、発生源がどうなろうと適応される。例えば《放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer》の能力にレスポンスして《ショック/Shock》を打ち込んでも、1点ダメージは逃れられない、とか。同時期にやっていたモンコレが、レスポンスで発生源を除去出来れば効果も失われたので、どうしても納得できなくて……。
ブロックした後、手札に戻せば本体にダメージは及ばずブロックしたクリ―チャーも死なない。ブロック・クリ―チャーがいなくなったんなら通って当然じゃねーの、と思いながらも従っていたら、現在は戦闘ダメージがスタックに乗らず即処理されるのでできなくなったらしい。Forgeで知ってびびった。トリックとしての妙もあっただけに、できなくなってよかったような残念なような……。またブロック・クリーチャーがいなくなったら攻撃は止まらず本体に素通しにもなった。こっちはワカりやすくなってよろしいと思う。
・被覆(呪文や能力の対象にならない)に対して適用できる効果。「すべてのクリ―チャーを~」とかなら特定のクリ―チャーをしているんじゃないから効果あり、って論法でまだ理解できる。しかし「対戦相手は~」という文言で対戦相手が被覆を持ってるのに通ったりする効果もあって訳ワカメ。要するに「対象の~(Target)」って語句が無ければいいのか?

●東方祀爭録
《「幻想風靡」》《熱かい悩む神の火「霊烏路空」》で複数回使用して、効果のあるカードないカード。《春を運ぶ妖精「リリーホワイト」 》は一度廃棄してコインを出すとプレイエリアに残っていないから2回目以降廃棄できない、《火水木金土符「賢者の石」》はアクションを使用したことになる、《力業「大江山颪」》はプレイエリアに1枚しかないから、複数回使用してもコストは①しか下がらない(《熱かい悩む神の火「霊烏路空」》だと廃棄されるのでコストは下がらない)……こういうややこしい代物は、Q&Aに最初っから書いておいてほしい。

○Pathfinder
つかみ関連のルール。一度掴んでからはいいが、それから派生し出すと途端に……維持に、押さえ込みに、あとは片手でも掴める奴がいたりするともうグチャグチャ。4eではその辺えらくスッキリした代わりに、こっちが転倒してるのに立ったままつかみを維持するとか納得いかない事も増えたな。

●SW2.0
乱戦ルール。乱戦の形成はともかく、拡大とか合体になると何故だか頭が理解を拒絶する。そんなに難しいこと言ってないハズなのに。要するにFEARゲーの近接戦ルールと大して変わっちゃいないと思うのだが。っていうか無駄にオリジナリティ出そうとして中途半端に似たもん作るなよ! まんまFEARゲーと同じ概念でも今更文句言われねぇだろ!

○BRP版クトゥルフ
戦闘ルール全部ルールの体をなしてない。マジメに適用するとルール無用の残虐ファイトになるんだもん。
 7版では直ってるんでしょーね?



クトゥルフ神話TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)クトゥルフ神話TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
(2004/09)
サンディ ピーターセン、リン ウィリス 他

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テーマ : TRPG
ジャンル : ゲーム

東にドミする人あれば#47~パズルでポン・八問目~

 前回かなりの力業(大江山颪だけに)だった上にアッサリ正解を上回る良解を答えられたのを反省し、こらァちょっと気合い入れて考えにゃあならんなぁ、と久々に頭をひねってみた問題です。

●東方ドミニオンパズル・八問目
 この場は幻想郷場です。
・毎ターン必ず《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を買えるデッキ
 を組むためのサプライとデッキ内容および手順を答えて下さい。
 なお、以下の条件を満たしていなければなりません。
※1:枚数の変化によって買えなくなるようなデッキは不正解です。
※2:1ターンに同じカードを2回以上使用してはいけません。同じカードが2枚以上手札にある場合、使用できるのはその中で1枚だけです。《「幻想風靡」》などで複数回使用した場合も、「2回以上使用した」とみなして不正解となります。また、持続しているカードと同じカードを使用した場合も、「2回以上使用した」とみなします。
※3:リソースカードを使用しての購入禁止。
※4:サプライにあるキャラクターカード全て(10枚)を使用して下さい。最初にデッキに含まれていなくても、後から獲得して使用するようならOKです。
※5:持続しているカードが存在する状態から毎ターン《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を買える手順も正解とします。
※6:実現不可能なデッキは不正解です(廃棄するカードがサプライにないのにデッキに初期カードが含まれていない、《五つの難題》が含まれていないのに褒章カードがある、など)。
※7:手順の中で、コストのためだけに捨て札にされるアクションカードが生じるようなデッキは不正解です。捨て札にする場合は勝利点カードやリソースカード、《地霊湧き出す間欠泉》、マイナスカードにして下さい。
※8:条件付きの効果は発動しないか、最低の状態で発動するとみなします(《五つの難題》を使用する時は必ず他のプレイヤーから《永遠亭~月下の祭礼~》が公開される、《暗い洞窟の明るい網「黒谷ヤマメ」》を使用する場合廃棄置き場にリソースカードはない。自分のデッキから《お賽銭》が除かれている場合は、《お賽銭》だけが廃棄置き場にある)。

正解:↓反転してあります。あくまで例解。もうちょい頑張れば《すきま妖怪の式「八雲藍」》パターンもできそうな。

●サプライ
《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》
《寒符「リンガリングコールド」》
《幽明結界》
《大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」》
《美しき緋の衣「永江衣玖」》
《月の頭脳「八意永琳」》
《人間の里》
《地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」》
+2アクション、+1ドローのカード
+1ドロー、+①のカード(《火水木金土符「賢者の石」》でも可)

○デッキ
 《幽明結界》を除いたサプライのカードを1枚ずつ。初期カードの廃棄は《月の頭脳「八意永琳」》で行う。

●手順
1.《寒符「リンガリングコールド」》もしくは《人間の里》のいずれかを使用する(同時使用は不可)。
2.次のターンから全てのカードを引き切って使用できるので
 仮想コイン→《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》で+②、《大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」》で+①、《月の頭脳「八意永琳」》で+③、《地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」》で+④、+①のアクションカードで合計⑪。《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を購入できる。
 アクション→《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》《大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」》と+2のアクションカードで合計1ターンに4アクション。《月の頭脳「八意永琳」》《地殻の下の嫉妬心「水橋パルスィ」》《人間の里》を全て使用できる(残り1アクションは後述)。《月の頭脳「八意永琳」》は手札がコレだけになった時、「1枚山札に戻す」を選択して使用すると間違いがない。
 また、《美しき緋の衣「永江衣玖」》は《幽明結界》を獲得して+1アクション、+1ドローとする。
3.以降のターン、《幽明結界》と《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》がデッキに加わっても、《寒符「リンガリングコールド」》か《人間の里》が持続していれば引き切れる。先程浮いていた+1アクションを使用して《幽明結界》で自身と《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》をデッキから除けば、デッキの総枚数を変えずに済む。後は繰り返し。




東方祀爭録 ~東方妖々夢編~東方祀爭録 ~東方妖々夢編~
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