東にドミする人あれば#52~オールジャンルベスト10 東方ドミふりかえり話 プロモ編~

 東方ドミ振り返り記事の最後は、これまで登場したカードをベスト10形式で選出。前回記述したように、カードセット代表として選抜されたものは含まれてません。カード名の色ごとに赤:紅魔郷編青:妖々夢編黄:特別拡張編紫:永夜抄編緑:風神録編茶:地霊殿編と分類。

●1位:《幽明結界》
 登場当時から大好きだったカード。今でも大好き。《博麗神社~間借りの一画~》だろうと《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》だろうと勝利点を失わずに取り除けるカードなんて他にない。それもゲーム後半、《紅魔館~豪奢な祭壇~》《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》まで取り除く、これも他のカードにはできない芸当。しまっちゃうおじさんばりの隠蔽技術だ。さあデッキの密度を下げる勝利点はどんどんしまっちゃおうねぇ(単体で使うと自分自身だけをゲームから取り除く小技付き)。
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○2位:《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》
 機能としての優秀さなら、これがトップ。ドローに防御に山札操作と何でもござれ。2枚目が手札に来てもムダにならない、これぞ万能カード中の万能カード。こいつが手札に1枚あるだけで、大抵状況が有利に動いちゃうのが凄い。しかも初手で買える。シマによっては禁止カード扱いされているのも頷ける。
 《「幻想風靡」》は使っただけでドリーミーな状況を作れるが、《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》は「獲得したカードを廃棄(《蓬莱の人の形「藤原妹紅」》が即手札に!)」「獲得したカードを山札の一番上に」……と、システムをちょっとだけ逸脱した機能を多数搭載しているだけに、頭をヒネればヒネるほどドリーミードリーマーな展開を生み出すことができる。怪しいコンボを作る時には大体声がかかるとか、こんだけ多機能なのにちょっと出来過ぎDA!

●3位:《蟲符「リトルバグストーム」》
 これを2枚使ったリグループは暫く筆者の得意技だった。強カードの使い回しにツミコミまで加わり、デッキ回転戦術ここに極まれりってカンジ。自身の+②に《御神酒》を山札に積んでいけば、大概は圧殺できたものです。今ではそこまで安定していないけど、《御神札》を積めば大抵⑧コストは出るのでまだまだ現役。《湖上の氷精「チルノ」》には可哀想なことをしたけど……。

○4位:《小悪魔》
 シンプルにして最強。超々激戦区の⑤コストカードの中で、紅魔郷編からスタメンの座を守り続けたエース中のエース。《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》が④コストの永久欠番東方ドミのホームラン王です的功労賞ポジの殿堂入りなら、こっちは堅守堅打で今でも安打数を積み上げているイメージ。
 単体のカードパワーでは劣る場があっても、いつ入れてもいい・何枚入れてもいいという万能性があれば評価に疵がつくことはまったくない。もしかしたら《小悪魔》が出た時点で、⑤コストでこれを上回るカードが加わることは金輪際無かったのかも

●5位:《静かなる月の光「ルナチャイルド」》
 このカードが活きるのはコンボデッキしかない(コンボデッキ以外じゃ入れる意味ないし)、そして東方領土研究会はそんなコンボ狂いの巣窟なのだ! 恐らく、奪い合いになった回数が最も多いカードと言っても過言ではないだろう。エースが《小悪魔》なら、領土研のアイドルは《静かなる月の光「ルナチャイルド」》なのだ。毎日がルナチャイルドだった……(遠い目)。
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○6位:《今どきの念写記者「姫海棠はたて」》
 カード自体はコスト⑤のキャントリップながら、脅威のデッキ操作&高速回転能力。《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》と違って《御神酒》や《御神札》を落とす心配もない。外見からは想像できない一級品の機動性は流石幻想郷最速の天狗の同僚ということか(てか文のカードってスピードはそれ程でもない、っていうかミスティアあたりに負けてるような)。
 でも使用時にかかる手間やプレイミスの多さも一級品。《「幻想風靡」》で3回回した時なんてド顰蹙ものである。しかもツミコミの順番を間違えて憤死するのは日常的光景。それでも好きなんだねぇうnうn
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●7位:《禁忌「レーヴァテイン」》
 マイナスカード配布の中でも基本中の基本。後に追加されたマイナスカード配布は意外とヒネったものが多いのに対し、これはストレートなぶっ壊し系でフランドール嬢のキャラクターにもよく合致している。撃てば確実に捨て札へと送り込まれるため、直接防御する以外の手段で対処するのが難しい。アタックカードなら当然と思いきや、《神隠しの主犯「八雲紫」》《祟符「ミシャグジさま」》のように、マイナスカード配布が条件次第という効果も案外数多く存在しているのだ。《天呪「アポロ13」》《桜符「完全なる墨染の桜」》と違って、特定のカードで即座に無効化される怖れもない。
 ガードされたりマイナスカードを配り終わったしても最低限の仕事はしてくれるが、あくまで②コスト同等の最低限、この息切れ感もまたアタックカードらしさである。

○8位:《力業「大江山颪」》
 おかしいカードの多い地霊殿編の中でも、見た目以上におかしいことを非常によく巻き起こす。効果の中にコストが具体的な数字で表記されているカードが加わると、さらにおかしいことになる。《「幻想風靡」》並にルール論争必死の、ゲーム外戦を巻き起こす問題児。それだけにやらかす悪さもオリジナリティに溢れている

●9位:《ブロークンアミュレット》
 対戦相手に選択権のあるカードは弱い、というのがMTGの通説であるが、実際このカードもそこまで強くはない。強くはないんだけど楽しくって、これを採用すると笑いが絶えない良カード。東方ドミの火引弾とでも言うべきか。いやそこまで弱くないな。V-IZMのダンとか(あんまり変わってない)。
 大抵手札が残り数枚でコレを出す羽目になったり、逆に手札ごっちゃりでコレを出して《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を封じられて悶絶とか、皆から「バレバレですやん!」と総ツッコミを受けるのがお約束だけど、購入+1のおかげでちゃんと逃げ道はあるものです。二枚三枚出して身動きが取れなくなるのもまた楽しからずや。

○10位:《冬の忘れ物「レティ・ホワイトロック」》
 ベスト10最後の座は、最もお世話になった②コストのカード。これ1枚あるだけでコンボも組めれば購入も増やせる、まるで郷里のおかあさんのような安心感。②コストという安さのおかげでお金が無い時も優しく迎え入れてくれる。重要でない局面でさえ、キャントリップという性質から決してプレイングの邪魔をしないこの奥ゆかしさに君も泣け。

●次点:《悪魔の妹「フランドール・スカーレット」》《騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」》《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》《風神の湖》
 ここから先は惜しくもベスト10に入り切らなかった思い入れのあるカードをドバッと紹介。
 《悪魔の妹「フランドール・スカーレット」》は初期のカードながら、廃棄カードの中でも屈指の融通性を誇る。どうしても低速気味になってしまうので、実際には拘束圧縮より不要カード燃焼に活躍する。
 《騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」》は②コストで3ドローという破格の性能、1枚戻す制限も、不要なアクションカードやリソースを次に回すメリットに簡単に転化できる。②コストのエース格と言えるだろう。
 《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》は《奇術「ミスディレクション」》同様アタックカードに見えてアタックカードに非ず、確実に山札を落とす妨害効果を発揮できる。不安定ではあるが確実にアドバンテージを取れるのが強み。
 《風神の湖》は《神槍「スピア・ザ・グングニル」》のようにそれ単体でデッキは組めるが、単独だと足が止まってしまうため、それだけでは勝てない。⑥コストという集めづらさもあり、構築するのも回すのも難しいが、それだけに+2アクション→3ドロー→+2アクション……の流れが決まった時は比類なき美しさ。

 ……というわけで、東方ドミ振り返り記事はこれにてお開き。
 皆様の、そして我が東方ドミ人生にもまだまだ新しい出会いとヒラメキと幸があらんことを!

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東にドミする人あれば#51~あのセットこのカード 東方ドミふりかえり話 特別拡張編~

 カードセットの振り返り記事も終わった(後編殆どグチ)ことだし、今回はカードセットごとの代表格、というカードを3枚ずつ選出。個人的に好きなカードは後で触れるため、重複禁止のルールに従い今回は選外。

●紅魔郷編
東方祀爭録 ~東方紅魔郷編~()
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《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》
《奇術「ミスディレクション」》
《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》


 《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》は、紅魔郷編のみならず、東方ドミ全体を象徴と言っても差し支えないだろう。今となっては他に「買えば勝てる」ようなたわけたカードどもが登場してきているため、現在ではマストバイというほどではなくなっているが、初期には「買えばまず勝てる」カードだった功績を忘れてはならない。無論、ドローが薄いサプライではデッキを選ばず往年のような大活躍を約束してくれる。
 《奇術「ミスディレクション」》はその名が示すように、アタックカードに見えてアタックカードに非ず、その効果はこれだけカードが追加された中でも同類を見ない、最初のセット収録にしては奇妙なカード。ドロー強化に圧縮、圧縮妨害とマルチな機能を搭載し、《神槍「スピア・ザ・グングニル」》《永遠と須臾の罪人「蓬莱山輝夜」》《天呪「アポロ13」》のような特定のデッキ・カードにはキラーカードになるやり手である。それにただ強いだけのカードでなく、自身も手札を放出しなくてはいけない特性が良カードたらしめている。序盤はまだしも圧縮が終わった後に撃つのは相当にリスキー。泣く泣く下家にアクションカードや《御神酒》を流す羽目になるのは、愛用者なら避けては通れない体験談だろう。適当なところで廃棄したり、もう一枚の《奇術「ミスディレクション」》で押し付けたり、手の切り時までプレイヤーに考えさせる、いろんな意味で潜在能力の高いカードだ。
 系統としてはシンプルな完成度で、《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》に近いが、《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》はコンボパーツとしての機能美において、東方ドミ発売以来依然先頭集団にある。仮想コインを出す・アクションを増やす・購入を増やす、怪しげなコンボを作る上で必要な要素がこの一枚に詰まっている。また、使えば確実に手札のアドバンテージを取れる《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》と比べ、ドローが無いため単体で来てしまうと購入が増えるだけの《奉納米》とちょっとガッカリだが、逆にこの手札が減るところがコンボ魂をくすぐるのだ。

○妖々夢編
東方祀爭録 ~東方妖々夢編~()
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《罔両「八雲紫の神隠し」》
《すきま妖怪の式「八雲藍」》
《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》


 何は無くとも《罔両「八雲紫の神隠し」》なしに妖々夢編は語れないでしょう。この一枚の登場により、地下に潜って《ミニ八卦炉》で細々と《お賽銭》を《博麗神社~間借りの一画~》に変えていた圧縮ジャンキーどもが昂然とその存在を世に顕し、《お賽銭》を廃棄し過ぎて米が買えずにのたうち回る粗忽者が路上に溢れ、デッキを高速回転させることこそ至上とする会派と大量ドローによる圧殺で密度の差を補う会派との間には埋められない溝が生じたのであった。
 《罔両「八雲紫の神隠し」》が来たなら次は《すきま妖怪の式「八雲藍」》で師弟のワン・ツー・フィニッシュ。1ターンを犠牲にして次のターンに勝負をかけるそのド・リーム(迷宮島)っぷりは、それ単体で特定のデッキタイプを生み出し得た。中には手札をカラにすることさえ戦術に組み込む(《完全で瀟洒な従者「十六夜咲夜」》など)テクニシャンもいるという。相当な手練れだ。
 最後の一枚は戦略性よりもロマーン度の非常に高い、これまであまりなかったタイプのカード《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》をセレクト。恐らく、一発逆転という言葉が東方ドミで現実味を帯びたのは、このカードが初めてではないだろうか。その代わり、爆発力は保証されても火が点かなかった場合のシケっぷりも壮絶ですが。《罔両「八雲紫の神隠し」》とは真逆のコンセプトのデッキを生むカードが同じセットに入ってるってかなり冒険してるよな。
 今回入り切らなかったけど凶悪なアタックカード《咒詛「魔彩光の上海人形」》も忘れ難い一枚。

●特別拡張編
《小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」》
《萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」》
《有頂天》


 防御手段としては少々心細かった《凍符「パーフェクトフリーズ」》の後を継いで登場した、待望の大量に購入しても邪魔にならないリアクションカード手札に複数来てしまっても全てを場に出さず、1枚だけ使って残りは捨て札に送り、以後のターンに備えるようになったら貴方の脱・初心者は成功だ!
 カードパワーはそこまで高いというわけではないが、キャラクター人気も相まってか《萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」》は東方領土研究会で非常に採用率が高い。やはりオマケで一枚付いてくるというのは、色々嬉しいもの。高値で買えば買うだけオマケも大きいため、最大コストが⑪まで引き上げられた幻想郷場ではさらなる大暴れだ。
 《有頂天》は《紅魔館地下室》ほど単純に勝利点を伸ばせるわけではない。ために《有頂天》の買い増しや他の勝利点カードを獲得できる程度にデッキを回さねばならず、一点突破型の割に要求されるデッキ構築能力は高め。それだけに狙いがハマった時は嬉しくってねえ。まあ大抵そんな技量が無いので爆死に終わりましたけど。

○永夜抄編
東方祀爭録 ~東方永夜抄編~()
不明

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《国符「三種の神器」》
《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》
《月の頭脳「八意永琳」》


 《国符「三種の神器」》は奇カード珍カードの跋扈する永夜抄編において、正統派かつ《奇術「ミスディレクション」》に比肩するマルチカード。非常に汎用性が高く、《奇術「ミスディレクション」》と違って妨害は出来ないが圧縮が終わった後も仕事をしてくれる。アクション+2のカードとこれを大量に集めるだけでも、結構何とかなったりしてしまう。望むならば後は購入を増やすカードがあると完璧。
 コンボデッキの歴史を《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》を外して語ることはできないだろう。デッキ発掘に加えて山札操作までついてくるのは色々やり過ぎ。最近では《御神札》を落として悲鳴を上げる光景も散見されるけれど、なあにどうせ大量ドローカードでもっぺん引っ張り出して来ればいいのだ。
 さて、永夜抄編の代表カードというと前回書いたように色々独特なカードはあるのだが、幻想郷場になったりメタカードが登場したりで、現時点で代表格を張れるもの、となると意外とかつての強カードだと苦しいモノがある。《五つの難題》は条件が《永遠亭》限定なんで、《御神札》や《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を振り捨てないといけないというのはちょっとね……。2枚でぐるぐる《禁呪の詠唱チーム》も、幻想郷場だと《御神札》《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》にまず手が届かず、かつ手が届いても使い回せないのが痛い(こうして見ると幻想郷場は《永遠亭》参照タイプのカードに酷いことをしたよね)。初の⑥コストアクションカードの《幻想の結界チーム》も、顔役というほどのゲームへの影響力は無かったし。
 結局、登場以後カードパワーを保っていて、かつカードのクオリティが高い(強カードかつ安直に強過ぎない)、というと、推せるのは《月の頭脳「八意永琳」》ではないか。アドバンテージを取るために、テンポを犠牲にするか、手札を犠牲にするか、密度を犠牲にするか? いずれもデッキ構築においても、ゲーム展開においても難しい問題であるが、いずれもメリットに転じ得るところがデザインの妙。手札の廃棄に巻き込まれないよう捨てたり、+③で余ったリソースカードを次に回したりと、単体でも完結した機能が美しい。地味に《罔両「八雲紫の神隠し」》以上の廃棄能力を持つ初めてのカードだったりする。

●風神録編
東方祀爭録 ~東方風神録編~ 【カードゲーム】()
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《土着神の頂点「洩矢諏訪子」》
《超妖怪弾頭「河城にとり」》
《「幻想風靡」》


 圧縮デッキの歴史にまた一つの彗星が現れた。2-5初手で《土着神の頂点「洩矢諏訪子」》に突撃するのは誰しも一度は抱く夢。そして夢破れて散っていった星々もまた同じ数だけ存在するワケですが。無論中盤で余計なリソースを廃棄する手段の方が賢いのは言うまでもない。高速圧縮から《御神札》をモリモリ増やした日には気分爽快、《御神札》がサプライから消える恐るべき事態が起こり得る(その一方で《御神酒》はまだしもコレで《奉納米》を増やすのはかなり負けた気分)。あまりよろしくないコスト踏み倒し効果であっても、このぐらいリスキーかつ波のあるカードであればアリかな、という気になれる。
 サプライが切れればアクション+2の《小悪魔》! そうでなければ⑤コストの《魔法の森》! サプライの状態に目を付けた、(多分)初めてのカード《超妖怪弾頭「河城にとり」》は場にあるだけでドッキドキの一枚。誰かがこいつを買うとついつい後追いしてしまいそうになるが、よっぽど優秀な圧縮や購入を増やすカードが無ければ⑤コストのカードを揃え続けるのはかなりのテンポ・アドバンテージの損なので、卓全体で相手にしないのが一番の防御策かもしれない。こいつが猛威を振るうのは、《超妖怪弾頭「河城にとり」》が悪いんじゃなくて、警戒して自分も手を染めてしまう俺たちが悪かったんじゃないだろうか。さっさと《紅魔館~豪奢な祭壇~》で妥協してゲームを終わらせても可。逆に言えば使うからにはゲームを終わらせない程度にサプライを切らせつつ、ゲームを長引かせる極めてデリケートな試合運びが要求される。イージーな強さに見えて決してそうでないバランスが風神録編らしい。
 そして《「幻想風靡」》ナシに風神録編を語ることは許されない。例え神々が許しても神風なこのオレが許さん。

○地霊殿編
デッキ構築型カードゲーム 東方祀爭録(とうほうしそうろく) -東方地霊殿編-()
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《妬符「グリーンアイドモンスター」》
《閉じた恋の瞳「古明地こいし」》
《地獄の輪禍「火焔猫燐」》


 待つ人はずっと待ってたであろう待望の《ネズミ》が東方ドミ化。ほっといても増殖し処理方法を考えなければならない性質は、やはり本家・東方問わず使っていて楽しい。廃棄カードに焦点を当てた地霊殿編のコンセプトを、自分で廃棄する・他のカードに廃棄させる、と単独で体現している、これぞ代表格という一枚。
 利点と欠点の組み合わせながら《閉じた恋の瞳「古明地こいし」》は《月の頭脳「八意永琳」》とは違って他のプレイヤーにも影響を及ぼすため、《奉納米》を過剰に配布する「防げないアタックカード」になり得るところが面白い。言うても序盤ではやることなすこと他者を利する行為となるであろうが、夢のアクション+1がついてくるパチュリーなんだから贅沢言っちゃいけぬぇ。《奉納米》配布があまり妨害にならない普通の場でも、《御神酒》をこいつで獲得してすり潰せばたちまち《紅魔館~豪奢な祭壇~》が山と積み上がる恐怖の剛腕カードである。
 トリを飾るのは強パチュリーこと《地獄の輪禍「火焔猫燐」》。《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》でさえ完成された強さだったのが⑤コストカードとして新生されたのを見ると、時代と共に洗練されていくもんだと感心する。とってつけたような廃棄された際のカード獲得は別に無くてもよかったような気がするが。
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 《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》に始まり《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》で終わった、うむ綺麗にまとまった気がするな(そうか?)

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東にドミする人あれば#49~思い出にするにゃ早過ぎる!? 東方ドミふりかえり話 前編~

 だいぶ東方ドミの頻度も減ってしまった。遠ざかっていたせいかゲームシステムを聞かれて「3d6の下方修正じゃなかったっけ?」とか答えてしまうぐらいサ。嘘だけど。あとこれはオレの得意ギャグなので気に入ったからってパクらないように。
 発売当時のデッキ構築型ゲームフィーバー(死語)は凄かったな。まるでTCGブームの再現を見ているかのようだった。「一体これどの辺にデッキ構築型にする意味があるんだろう……」と首を捻るような題材も散見されたりしたもんよ。MTGはデッキが魔術書で、プレイヤーは魔術師となって一枚一枚ページをめくりながら(カードのドロー)呪文を唱えるという設定だったように、ドミニオンにも資金(リソースカード)を使って人材獲得や策謀を進め、領土を広げていくというシステムに合致したバックグラウンドがあった。そういう、運用に直接関係しないけれど、そのシステムでなきゃダメという必然性を伝えてくる雰囲気づくりも大事にしないとダメやとあっしは思うのですが。
 地霊殿編が発売されてから1年と半年が過ぎた。なんか三年ぐらい前に発売された気がするのだけれどまだそんなもんか。新作の音沙汰はないし、デッキ構築型フィーベルもすっかり鳴りを潜めた感がある。まあ妖々夢編が出るまで一年ぐらいかかったりしてるので、新作が出ないわけではないと思うのだが。元ネタにもちょくちょく東方ドミに参入しても問題なさげな気がするカードもあるし。まあそういうカードはえてして地味で商品的イソパクトに欠けるものではありますが。コイントークンとか勝利点トークンとかポーションとか余計な物が増えてきてたのも、地霊殿以降展開がない原因なのかもしれない。
 百万回遊べるゲームという売り文句に偽りはなくまだまだ遊べるし、元を取るぐらいの回数は遊んだ気がする。買ったきり遊ばないTRPGのシステムとかと比べれば(本棚に並んでいる1999年~2000年頃発売したタイトルを眺めつつ)。ただ飽くることなく東方ドミに打ち興じていた頃と比べると、デッキ構築型ゲームのブームと共に自分の中でひと段落した感もあるんで、今回はちょいと振り返りモードの記事です。

●紅魔郷編
東方祀爭録 ~東方紅魔郷編~()
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 筆者はだいぶ展開が進んでからドミに触れたクチであるが、いや誕生時を知る人にとってはそりゃあデカルチャーな新ジャンルの登場に「オラァぶったまげただ」と無意味に訛ったことであろう。ただでさえ楽しい楽しいTCGの「デッキ構築」という過程をシステムに取り込むというこの死角からの発想。『パンデミック』がなんでドイツゲーム大賞を逃してるんだYo! と憤怒した筆者であるが、その理由がドミニオンという超強力なライバルがいた、と聞かされればグウの音も出ない。東方ドミを初めて遊んだ時に走った「これは時代が変わる!」という直感は、この先そうそう味わえないであろうな。まあ本家ドミニオンの方はシステムを呑み込めないまま《鍛冶屋》にボコられたのに腹を立てて離れちゃったんだけどさ。
 たまに初心に帰る意味で紅魔郷編だけで遊んでみると、すごーくのどかなゲームでビックリする。コンボといっても《魔法の森》の後に《禁忌「レーヴァテイン」》とか、《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》の後に《信仰を量る賽銭箱》ぐらいで、最近のゲーム風景にありがちなヘンタイ的挙動なんて入る余地もない。なんだか心が洗われるようで、やれ《豊符「オヲトシハーベスター」》だ、やれ《呪精「ゾンビフェアリー」》だ、と騒いでいるが、俺たちは《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》の強さを再確認すべきではないか、と主張したくなる。もっとも、基本と言っても基本だけにカードのクオリティは今でもシンプルに強い、一線級で戦えるものが揃っている。《小悪魔》《奇術「ミスディレクション」》《博麗神社の巫女さん「博麗霊夢」》この辺は俺の中で永遠のエースって感じですな。
 それと、本家ドミの基本セットに入っていたちょっとアレなカードとコスト⑥のカードを抜いて、比較的大人しいカードを後のセットから引っ張ってきているあたりも配慮が感じられて嬉しかった。この辺の選抜は、流石MTGで鍛え抜かれた方々が関わっていただけはある。言うてもプロモで《割と困ったちゃん「八雲紫」》が加わったり、地霊殿編で《破壊工作員》が解禁されたりするまでの話だったけどね。
 ただ《恋符「マスタースパーク」》があると、先手が超有利になるのは本当になんとかしてほしかったが。これから先も、後手のフォローが勝利点集計時に有利以外「特にありません」のままにしてしまったのは、ドミニオンのアキレス腱だと思う。あと《神槍「スピア・ザ・グングニル」》でソロプレイゲーになるのは許さへんよ。本当にアメ公は自分で作ったゲームを壊すのとソロプレイが大好きなんだな(暴言)。MoMaとか見てるとそう思う。
 リソースが出ない時についつい《お賽銭》を買っちゃうのは初心者あるあるってやつね。嗚呼あの頃には戻れない。

○妖々夢編
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 基本で形作られたゲームがこれでブァーっと広がった感じ。《罔両「八雲紫の神隠し」》の使い方を悟った時、次のステージに上がった気がしましたね! デッキの回転や廃棄といった戦術そのものを考えさせられるカードが一挙に追加されて、しっかりした土台が紅魔郷で築かれた上に、絢爛豪華な東方ドミの可能性がここに花開いたと言えるでしょう。
 カードの幅の広がりも素晴らしい。ドローとアクション、それに仮想コインの組み合わせという組み合わせの中でいかにしてバリエーションを増やすか? 二つ目のカードセットにして、既にその発想の自由さが如何なく発揮されている。《知識と日陰の少女「パチュリー・ノーレッジ」》からコストを下げつつ「手札を1枚戻す」という要素を加えることで《騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」》新カードにする、このヒネリ具合を思いつけるところが凡人とゲームデザイナーの一線なのでせう。しかもこのちょっとしたヒネリを戦術に転化できるのもまた、ドミニオンというゲームの奥深さが提示されていた。《すきま妖怪の式「八雲藍」》のように、ドミニオンのルールをほんのちょっと覆すカードのハッタリと実用性のバランスが絶妙なのも好感度大。持続カードはちょっと忘れやすかったかな。
 今でも大好き《幽明結界》にドローに防御にデッキ操作となんでもござれの《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》、アタックカードじゃないから防げない《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》と二番目のセットにして味のあるカードが揃っている。《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》みたいな珍カードもボチボチ顔を出し始めた頃ですな。
 でも《罔両「八雲紫の神隠し」》《神隠しの主犯「八雲紫」》《割と困ったちゃん「八雲紫」》要するに紫関連のカードは全部よくなかったと思うんだよ! 《罔両「八雲紫の神隠し」》のおかげで高速圧縮が可能になったのは評価するが、②で4枚破棄はやり過ぎ。《神隠しの主犯「八雲紫」》はまだしも初手から買える《割と困ったちゃん「八雲紫」》にはノーコメント何故デッキ構築型ゲームなのにアメリカ人は他人のデッキを滅茶苦茶にするカードを入れたがるのかまあアメリカのゲームデザイナーがゲームを作るのは上手でも回すのはヘタクソというのは某システムの販売展開とか某システムの公式シナリオでワカっていたことですが。すまん言い過ぎた。

●特別拡張編
 筆者の記憶が確かなら、東方ドミに初めて触れた時はEXTRAこと特別拡張編まで出ていた。
 そんな初めて触れた時分だったのに言うのもなんだが、個人的に東方ドミを一番落ち着いて楽しんでいたのって、この特別拡張編が出てた頃だった気がする。紅魔郷編で作られた基本を妖々夢編で広げて、それを手堅く確固なものにしたのが特別拡張編って感じ。カード枚数はそれほど多くなく、派手な効果も少ないのだけれど、それだけに紅魔郷編・妖々夢編で登場したカードの蓄積を反映したような
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 というカードが多く、ひねくれ者の筆者には一際楽しめたカードセットだった。一番好きなカードが《幽明結界》なら、一番好きなカードセットはこの特別拡張編。
 《四季のフラワーマスター「風見幽香」》《伝統の幻想ブン屋「射命丸文」》のような強さと脆さがはっきりしたカード、コンボパーツ《降り注ぐ星の光「スターサファイア」》《静かなる月の光「ルナチャイルド」》、安心の防御カード《小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」》、どれも「おーこれは新しい!」という驚きより、「ああそういえばそんなカードがあってもいいよねぇ」という、痒い所に手が届く感がカードセット全体にあってええ塩梅。カードの一つ一つがデッキの軸になり得るギミック搭載なのも高評価である。《紅魔館地下室》《すきま妖怪の式の式「橙」》に続いて、⑧を出すことのみを最終目標にしない《有頂天》デッキの、どれほど《有頂天》を集めつつ他の勝利点を買いながらデッキを回すかのアツイせめぎ合いの興奮は忘れ難い。筆者の得意技は《今どきの念写記者「姫海棠はたて」》を使用したデッキ操作&高速回転であるが、デッキを高速で回す割にカードをさばく時間がひじょうにかかるせいで、あまり周囲の評判はよろしくない。本人も疲れるので最近はあまりやってない。
 手札or山札を自発的に落とすカードがサプライにあると途端に安易なゲームになる《無縁塚》はちょっとアレだが。また初手で買われると防御手段が無い《三途の水先案内人「小野塚小町」》には使う輩にブーイングや飛び蹴りやパイプ椅子が飛んでいったものであるが、後に風神場になると《御神札》を奪えないことで評価ガタ落ち、下位互換呼ばわりされていた《奇妙な魔法使い「霧雨魔理沙」》が脚光を浴びるようになったのはこれぞメタゲームの妙。どっちのカードも他人のデッキを滅茶苦茶にするカードなんで俺は嫌いだけど。

 今回は前編なのでここまで。特別拡張編が「一番落ち着いて楽しんでいた頃」だったように、ここから先は引き返すことのできない修羅道に突き進んでいくことになる。その悪鬼羅刹も泣いてゲザる冷酷非情悪辣無惨弱肉強食焼肉定食大盛無料我欲回鍋肉っぷりは次回にて。

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東にドミする人あれば#32~チルノのパーフェクトてんすう教室~

 MTGのドラフト戦では、度々「点数表を作る」ことを推奨されている。強力なカードをあやまたず獲得するのはもちろん、選択に時間制限がある、誰が強力カードを取ったかを把握する、自分と他人の必要なカードを見極める必要があるからだ。
 これはドミでも同じことが言えそう。作法こそ大きく違うが、サプライごとの強力カード、自分や他人に必要なカードを見極める必要という点では、実にドラフト戦的なゲームではありますまいか。別に時間制限があるワケでもなく、それこそサプライによってカードの価値は乱高下するものだから、一概に点数を付けられるものでもないですが。パワーを持った「強い」カードの存在は否定し難いし、セットが追加されるごとに「え? ホントにこれコスト○?」ってカードも増えてるしね。
 で、重要なことは「他人と点数表を作る」ことなんだそうな。ひとりの頭の中にある間は、自分だけの経験の域を出はしないが、何人かの仲間と「点数表作り」という意見を戦わせることで、全員の経験値を集大成することができるから…だ、そうです。また作成作業を通じて、仲間のレベルが統一化され、効果的な練習につながるというメリットもあるとのこと。
 いつか東方領土研究会のお歴々の点数表も見てみたいですね。
 さて全部のカードに点数付けてたらとてもスペース足りんし、優先順位低いカードだと十把一絡げに紹介するのがオチなんで、特に私が優先して買うカードを挙げてみた。「10点:コストを出せる状況ならまず間違いなく買う」「9~8点:他によっぽど強力なカードがある時以外は買う」「7~6点:サプライ次第。アンチカードが無ければ普通は買う」、また同じ得点圏内でも上のカードほど優先順位:高となってます。
 は紅魔郷、は妖々夢、はEXTRA、は永夜抄、は風神録。

●10点
《神隠しの主犯「八雲紫」》…買うと得をするカード。
《蟲符「リトルバグストーム」》…アクション、リソースの使い回しにデッキ操作まで。
《「幻想風靡」》…アクション3回とか素敵やん

○9点
《小悪魔》…不動のコスト⑤エース。すでに完成されている。
《静かなる月の光「ルナチャイルド」》…2ターン続けてアクション+2。コンボキチにとって天啓。
《里に最も近い天狗「射命丸文」》…とりあえずリソースかアクションを引っ張ってきてくれる《魔法の森》という安心感。
《式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」》…ドロー、防御、獲得カードの即使用と何でもござれ。できればアクション+2のカードがある時チボー
《幽明結界》…あかり特殊勝利点と圧縮大好き!

●8点
《酒虫の壺》…あまり見たことないが出れば蹂躙する屈指のパワーカード。
《歴史喰い「上白沢慧音」》…使えば使うほど奥の深さを知るカード。
《萃まる夢、幻、そして百鬼夜行「伊吹萃香」》…《紅魔館~豪奢な祭壇~》購入→《御神酒》を私は萃香爆裂キックと勝手に呼んでいる。なんかビッグザ武道っぽくありません? この幼女。
《豊符「オヲトシハーベスター」》…3枚捨てるとは言え破格の+5ドロー。危険。

○7点
《小さなスイートポイズン「メディスン・メランコリー」》…アタックカードがある時は何枚でも欲しい。そうでなければ1枚でもいらない。
《春を運ぶ妖精「リリーホワイト」》…アクション+2はもちろん、大量に集めてからのリリー爆弾が熱い。
《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》…手札がたった④からいきなり《紅魔館~豪奢な祭壇~》に手が届く潜在力を持つ。非常に防ぎにくいのも○。
《禁忌「レーヴァテイン」》…シンプルな割に意外と防ぐのが難しい。周りがガチガチに守りを固めていなければ。
《咒詛「魔彩光の上海人形」》…アンチカードがあっても、撃って損をしないパワーは捨て難い。
《筒粥神事》…ドローでリソースをかき集めた後使えば昇天モノの爆発力。よく自分が爆死するけど。
《冬の忘れ物「レティ・ホワイトロック」》…コスト②でここまでやってくれれば上出来でしょう。

●6点
《守矢神社》…あかり特殊勝利点大好き!
《知識と歴史の半獣「上白沢慧音」》…下手なドローカードより銭を出してくれる。しかし《無縁塚》ゲーになるのは許さへんよ
《人間の里》…アクションのシメの一杯で使うといい感じ。
《悪魔の妹「フランドール・スカーレット」》…最初期の廃棄カードとは思えないほど細やかな動きができる。好きだ。
《夜雀「真夜中のコーラスマスター」》…この間使ったがコンボデッキだと超楽しい。それ以外はただの《御神酒》破壊魔。
《奇術「ミスディレクション」》…マイナスカード除去が一番光る時だが、そうでなくとも十分機能してくれる。もっとも使う時も使われた時もハラハラするのでこの点数。
《有頂天》…あかり特殊勝利点大好き!


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東にドミする人あれば#29~パズルでポン・二問目~

 一問目からしてカン違いがあったりなかったりしたようだけど、そんな俺でさえ遊べるほどドミって凄いゲームってことだな、うむ。

●東方ドミニオンパズル・二問目
 あなたは《罔両「八雲紫の神隠し」》による圧縮デッキを使用しています。不幸にもその挙動に目をつけた他のプレイヤーは、早々に《紅魔館~豪奢な祭壇~》を押さえてしまいました。
 《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》には手をあまりつけられていませんが、《紅魔館~豪奢な祭壇~》は残り1枚。下家のプレイヤーに手番を渡してしまえば、確実にあなたの次のターンまでに失われることでしょう!
 現在、あなたの勝利点は《紅魔館~豪奢な祭壇~》2枚、《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》2枚、《そして誰もいなくなるか?》3枚で合計6×2+10×2-3=29点。トップとの差は28点(トップの勝利点57点)です。
 サプライは以下の通りです。

・②コスト
《罔両「八雲紫の神隠し」》(手札を4枚まで廃棄可能)

・④コスト
《ミニ八卦炉》(手札1枚を廃棄、(廃棄カードのコスト)+②コスト以下のカードを獲得)
《桜符「完全なる墨染の桜」》(他のプレイヤー全員は自分の山札の一番上のカードを捨て札にし、その後マイナスカードを獲得して自分の山札の一番上に置く)

・⑤コスト
《九代目阿礼乙女「稗田阿求」》(+1アクション、枚廃棄したカードのコストぶんドロー)
《楽園の最高裁判長「四季映姫・ヤマザナドゥ」》(+1ドロー+1アクション、手札1枚を廃棄し、(廃棄カードのコスト)+①コストのカードを獲得)
《天呪「アポロ13」》(+3ドロー、他のプレイヤーは手札を2枚捨てるかマイナスカードを獲得、手札に加える)
《超妖怪弾頭「河城にとり」》(+1ドロー、+2アクション、サプライが1つ切れている場合さらに+1ドロー、
2つ以上切れている場合さらに+1購入、+①)

・⑦コスト
《筒粥神事》(プレイエリアに出ているリソースカード1枚につき①)

・?コスト
《???》
《???》

・リソース
《お賽銭》
《奉納米》
《御神酒》
《御神札》

・勝利点
《博麗神社~間借りの一画~》
《霧の湖~湖畔の祠~》
《紅魔館~豪奢な祭壇~》(残り1枚)
《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》

・マイナスカード
《そして誰もいなくなるか?》(残りなし)

 あなたの手札は

《御神札》
《罔両「八雲紫の神隠し」》
《そして誰もいなくなるか?》
《超妖怪弾頭「河城にとり」》
《超妖怪弾頭「河城にとり」》

 でした。《そして誰もいなくなるか?》がサプライから切れているので《超妖怪弾頭「河城にとり」》は2ドロー。渾身の引きはなんと処理し損なった《そして誰もいなくなるか?》×2! 絶望としか思えない引きですが、2枚目の《超妖怪弾頭「河城にとり」》を使用してドローした2枚を見た時、風向きが変わりました
 幸い、あなたにはプレイングメモ(《秘封倶楽部マエリベリー・ハーン》付きで絶賛発売中。ステマステマ!)に残された克明な記録から、捨て札と山札の内容を全て把握しています。そこで、あなたは自分で《紅魔館~豪奢な祭壇~》を入手し、かつ次のプレイヤーに手番を渡さず勝利する手段を思いつきました。
 あなたは現在、プレイエリアに
《超妖怪弾頭「河城にとり」》×2
 を出しており、手札は7枚で、3アクションが残っています。

《御神札》
《罔両「八雲紫の神隠し」》
《そして誰もいなくなるか?》
《そして誰もいなくなるか?》
《そして誰もいなくなるか?》
《???》
《???》

 捨て札は以下の通り(5枚)です。前のターン、《御神酒》を《ミニ八卦炉》で廃棄して、《紅魔館~豪奢な祭壇~》を獲得しています。

《お賽銭》
《ミニ八卦炉》
《紅魔館~豪奢な祭壇~》
《紅魔館~豪奢な祭壇~》
《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》

 残りの山札(9枚)は以下の通りです。

《御神酒》
《御神酒》
《御神酒》
《御神酒》
《天呪「アポロ13」》
《九代目阿礼乙女「稗田阿求」》
《楽園の最高裁判長「四季映姫・ヤマザナドゥ」》
《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》
《御神札》

 あなたは《???》と《???》を使用したことで、このゲームに勝利できました。
 この2枚が何のカードなのかと、勝利する手順を答えて下さい。

※注意
・《???》はすでに名前の公開されているカードではありません(《御神札》や《超妖怪弾頭「河城にとり」》、《筒粥神事》などではありません)。また、それぞれ違うカードです
・ドローの順番によって成り立たなくなってしまう手順は不正解です。
・挙動が複雑なので、セットをお持ちの方は実際にやってみるといいでしょう。
・「こんなデッキとかありえない」「ホントにこんな状況になるの?」というツッコミにはのびーるアームで尻子玉を引っこ抜くと河童が息巻いております。答えありきで問題を作ってるとこういうことになるんです。
1372118441229.jpg
37Aさんもこう言ってるよ!

正解↓(反転してあります):間違いや別案があったらコッソリでもあからさまでもいいので教えてねン
2枚の《???》:
《完全で瀟洒な従者「十六夜咲夜」》(追加1ターンを得る。手札は3枚)
《すきま妖怪の式「八雲藍」》(手札を全て捨てる。このカードの効果で手札を1枚でも捨てた場合、次のターン+5ドロー、+1アクション、+1購入)


手順:
1.《完全で瀟洒な従者「十六夜咲夜」》を使用して追加ターンを得る。
2.《罔両「八雲紫の神隠し」》で《御神札》《すきま妖怪の式「八雲藍」》を残して《そして誰もいなくなるか?》を全て廃棄。
3.《すきま妖怪の式「八雲藍」》を使用して《御神札》を捨て札にする。
4.《お賽銭》を購入。捨て札に加わる。
5.クリンナップフェイズで《罔両「八雲紫の神隠し」》《超妖怪弾頭「河城にとり」》×2が捨て札に落ちる。これで捨て札は10枚。
6.追加ターンの手札は《完全で瀟洒な従者「十六夜咲夜」》の3枚と《すきま妖怪の式「八雲藍」》の5枚で8枚。残り山札は9枚なので、8枚ドローする中に必ず《天呪「アポロ13」》《九代目阿礼乙女「稗田阿求》のいずれか、あるいは両方がある。
7.《天呪「アポロ13」》と《御神酒》を廃棄した《九代目阿礼乙女「稗田阿求》で9枚ドロー。捨て札が全て山になり、そのうち8枚が手札に加わる。
8.《楽園の最高裁判長「四季映姫・ヤマザナドゥ」》で1枚ドロー、《御神酒》を廃棄し、《筒粥神事》を獲得。
9.残り山札は1枚なので、必ず《超妖怪弾頭「河城にとり」》が1枚は手札にあるはず。それを使用して、ドロー+2、アクション+2。山札の一枚と捨て札の《筒粥神事》が即座に手札になる。
10.《ミニ八卦炉》で《御神酒》を廃棄し、《紅魔館~豪奢な祭壇~》を獲得。
11.2枚目の《超妖怪弾頭「河城にとり」》を使用。《そして誰もいなくなるか?》と《紅魔館~豪奢な祭壇~》がなくなったので、+①。
12.手札にあるリソースは《御神札》《御神札》《御神酒》《お賽銭》《お賽銭》《筒粥神事》。
 ⑤+⑤+③+①+①+⑥+①=22で《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》を2枚購入。
 勝利点の増加は《紅魔館~豪奢な祭壇~》で+6、《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》で+20、《そして誰もいなくなるか?》3枚の廃棄で+3、合計29点。
 最終的に《神々が恋した幻想郷~あまねき信仰~》×4+《紅魔館~豪奢な祭壇~》×3=58点。

 なんとかして《「幻想風靡」》による力業以外の解決をできないか一生懸命考えております。
 ちなみにレミリア風靡、のびーるアーム風靡だとマイナスカードを処理するアクションが足りない、オオトシハーベスター風靡だと処理するマイナスカードが捨て札になったり、落とした《筒粥神事》を釣り上げるカードが埋葬されたりして実現できない可能性アリのようです。
※追記。コメントの指摘で《「幻想風靡」》による別解があります。《「幻想風靡」》には勝てなかったよ…



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(2010/05/26)
イエス

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東にドミする人あれば#27~今日の一枚・8月8日号~

 東方ドミで好きなカードというと、やっぱりキャラものだから好きなキャラのカードになる。
 しかし一番好きなカードならコレかもしれない

●《幽明結界》
コスト:④
効果:2勝利点、このカードと、あなたの手札にあるもう1枚のカードを脇に置く。ゲーム終了時に、このカードの効果で脇に置いた2枚を、あなたの山札へ戻す。

 このカードは一枚でゲームを決めるような破壊力はないが、勝利点にしてアクションカードという大変興味深い性質を持っている。ゲーム終了後は猫撫で声で愛でるくせに―手札にやってきた時は「クソッタレ、何でこんな時に引くんだよ!」と悪罵を投げつけられるだけの置物勝利点カードと違って、使い道がちゃんとある。それも、カードを廃棄せずに取り除くという面白い効果だ。今のところ、これは《幽明結界》だけの芸当である。《博麗神社~間借りの一画~》を吹っ飛ばさずゲーム外へ安置してあげるのだから博麗の巫女もニッコリ。一度取り除かれると二度と使えはしないものの、適切なカードがないとこれまた罵声を浴びせるだけの圧縮カードと違ってスッキリする。どうせ④コストなんだから買い足せばいいのだ。
 それに、特殊勝利点の中でも、《紅魔館地下室》《有頂天》ほど目の敵にされることもないし、《無縁塚》を都合よく捨てて疑惑を向けられることもない。効果が地味であるだけに、マークを買わずに済む。
 しかし、うまく《幽明結界》で勝利点カードを取り除き切った後のことを想像してみてほしい…常に⑤コストは出るようになる。それも、これはすべての手札が《お賽銭》だった時、最低でも、の話である。毎ターン《小悪魔》を買い漁れる挙動を見た時、はじめて他のプレイヤーは《幽明結界》の恐ろしさを知るだろう!
 運悪く使いそびれたとしても、《幽明結界》の役目は終わらない。後半になるにつれて勝利点カードは増えていくのだから、その都度取り除いていけばいい。買った端からいなくなるので、デッキにおける勝利点の割合も変わらず、再度高額勝利点を買える算段も立つという寸法。後になればなるほど邪魔になる《お賽銭》も同様。最悪、《幽明結界》を《幽明結界》で取り除いてしまうという選択肢もある。しかし、出来ることなら効果の無駄打ちは避けるため、ドロー強化、アクション強化のアクションカードも揃えていきたいところだ。
 デッキの勝利点の割合を減らす、という点では《奇妙な魔法使い「霧雨魔理沙」》やファッキューコマチ(《三途の水先案内人「小野塚小町」》ね)へのカウンターにもなる。リソースを買わなくても勝利点カードをあらかた取り除いて、ドロー+のカードを組み合わせれば、《霧の湖~湖畔の祠~》を集めるゼニぐらいは出る。《小野塚小町》で増やした《お賽銭》で⑧に到達したりしたらもうけもんだ。後は《幽明結界》と《霧の湖~湖畔の祠~》にアクションカードの買い占めで、周囲が不毛な奪い合いをやってるうちにゲームを終わらせちまおう。
 もうひとつ、アクションであると同時に勝利点である性質を利用した面白い使い方がある。《美しき緋の衣「永江衣玖」》で獲得すれば、勝利点かつアクションという扱いのため、アクション+1、ドロー+1を得られるのだ。《秘封倶楽部「宇佐見蓮子」》なら引いて即座に手札のカードを取り除ける。ただし勝利点かつアクションのため、《普通の黒魔術少女「霧雨魔理沙」》には大変相性が悪い。上家がこれを素早く抑えたのなら、圧縮はなりふり構わず済ませるか、買い控えるかのいずれかだろう。
 カードの効果は一見して大人しいが、潜在的にジワジワとデッキの密度を変えていき、気づいた時には手遅れな爆発力に到達する…それも、初手で買えるコストで、最初から最後まで役に立つこのカードを、私はどのキャラクターのカードよりも優先して買っているかもしれない。「一番好きなカード」で指名したのは決してウケ狙いでもなければジョークでもないとワカっていただけただろうか。
 勝利点にしてアクションカード、の性質を持つカードは風神録で追加された。それも《守矢神社》はアクション+、ドロー+、コスト③で買える、とどれをとっても《幽明結界》の相棒にふさわしい! こいつで次々と《博麗神社~間借りの一画~》を取り除いて、コストが十分に出るようになったら、次に買うカードはそりゃあ《風神の湖》に決まってるじゃないですか!
 是非とも勝利点兼アクションカードデッキとか組んでみたいものです。


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東にドミする人あれば#22~あのカードは今? 7月17日号~

 なんだかんだで東方ドミも発売されてから2年。かつてはレア物として珍重されていた紅魔郷も再販され、東方ファンもドミファンも健やかな祀爭録ライフを送ってるものと思われます。このふたつのファン層の中でどれだけの人がカブってるのかは今もって疑問なのだけれど、再販分まで売り切れってことはまぁ少なくともそこいらのTRPGよか売れてるってことだろうな。て、もう再販分も無くなってたら意味ないぢゃん。
 元のゲームがしっかりしてる分、追加セットあれども基本は変わらずなのが良いところ。カードプールが広がろうと、単純な上位互換を生まず、かつ紅魔郷のような基本のカードでも十分通じるあたりは素晴らしい。…いや永夜抄だけは別ゲーのような複雑怪奇なカードが多いのだけれど。アレだ、俺的には空中庭園の降臨。わかんない? じゃ餓狼伝説3とかアートオブファイティングとか…べ、別にディスってないっすよ。
 閑話休題。
 一方でカードが増える度に、カードパワーも変化するのがメタゲームの味わい深さ。かつて強力カードとして君臨した数々のカード、新たに見出された強力カードはどうなっているのか?

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東にドミする人あれば#03~今日の一枚・11月3日号~

 格言、コンボを前提にしたデッキは破綻する
 今日はコンボパーツに使えるカードの紹介です。チラッと名前だけは出てきてたけど。

●《冬の忘れ物「レティ・ホワイトロック」》
コスト:2
効果:+1カードを引く、+1アクション、あなたはカードを1枚捨て札にしてもよい。そうした場合、+1アクション。あなたはカードを1枚捨て札にしてもよい。そうした場合、+1カードを購入

 カード1枚と+1アクション、手札を捨てればさらにアクションか購入を増やせる。
 1枚で擬似《魔法の森》+購入1回とかなり多機能ながら、もっと注目すべきは「自発的に手札を減らせる」効果。既出の《式輝「プリンセス天狐-Ilusion-」》と組み合わせたり、重複するカードを捨てて《氷の妖怪「チルノ」》で一挙3枚ドローしたり、《楽園の素敵な巫女「博麗霊夢」》で捨てた賽銭を再利用したり、と相性の良いカードはかなーり幅広い。《神槍「スピア・ザ・グングニル」》で次の4枚への布石にする、なんて使い方もアリ。
 何より選択可能なアクション+2の心強さよ。コレのおかげで、さらにアクションカードを引くことを恐れず、安心して大量ドローカードを連発することができる。いいかセッコ、最も気をつけなくちゃあいけないのはな…『アクション』切れだぜ……引いて『使え』ませんでしたってのが最もムカつく!
 コストが2と最安価で、珍しく何も考えずに連射可能なのもイケティール(ルーミアは2枚ともちょっと安定しないし)。初手で2コストしか出ない時や、《ミニ八卦炉》で《お賽銭》を廃棄した時、仕方なく《博麗神社 ~間借りの一画~》に手をつけるよりはずっといい。コストが余ってたら取り敢えず買って損なし。そういう点でも優しいカードと言える。


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東にドミする人あれば#01~今日の一枚・10月16日号~

 東方ドミニオンこと『東方祀爭録』の、最近個人的にグッと来たカードを紹介するコーナー。
 本当に個人的なんでとっくに研究され尽くしているカード紹介なのは許せ。

●《湖上の妖精「チルノ」》
コスト:3
効果:あなたの山札のカード全てを、即座に捨て札に置く事が出来る。

 防御カードとして大活躍の《氷符「パーフェクトフリーズ」》に対して、「働かない方の⑨」などと呼ばれるカード。確かに一見すると強さがワカりづらい。
 が、どうしてなんの、コレがとんでもない働き者だったりする。山札を即座に捨て山に送るってことは、買った直後のカードを加えたデッキから始められるのとほぼ同義。3ターン目で《御神酒》とか《小悪魔》を買った直後にコレを撃つと、物凄い勢いでデッキが回り始める。
 同時に、一度使ったカードを再利用するのも便利。《御神酒》を大量に消費して《紅魔館 ~豪奢な祭壇~》を買った後に撃てば、またその《御神酒》を使った購入ができる可能性も出てくるって寸法。地味だが《咒詛「魔彩光の上海人形」》《四季のフラワーマスター「風見幽香」》などへのアンチカードにもなる。
 引きさえ良ければこの一枚だけで勝つことも可能だろうけど、できるなら肥やしたリソースを大量ドローできるカードと組み合わせたい。延々《御神酒》を買い続けても、結局勝利点カードを買える手札にならないと仕方ないんだし。速攻勝負の環境だと、肥やしてる間にゲームが終わってることもあるのでやめ時を見極めるのが鳥獣用。

●《式輝「プリンセス天狐-Ilusion-」》
コスト:3
効果:あなたの手札が6枚になるまでカードを引く。
 あなたがカード1枚を獲得するとき、このカードを手札から公開してもよい。そうした場合、そのカードを廃棄するか、あなたの山札の一番上に置く。

 普通に使えばドロー効果、リアクションで使えば無限の可能性を秘めている不思議なカード。
 まずドローとしては、使えば6枚になる。普通に撃てば手札+2。《恋符「マスタースパーク」》《咒詛「魔彩光の上海人形」》なんかのハンデスに対して大きな効果を発揮する。
 が、それより強力なのがリアクション。獲得した直後のカードを、次ターンいきなり次の手札に加えることができる。《湖上の妖精「チルノ」》に比べて、爆発力では劣るが確実性ではこちらに軍配が上がる。それに、手札にありさえすればいいので、他のドローカードで引いてしまってもアクション足らずで立腐れにならないのが嬉しい(私はこれがヒジョーにムカつく)。と言うか、このカードを2枚買ってグルグル回すのも結構強力。
 逆に、望まないカードは破棄、と防御の役割まで兼ね備える。これさえあれば《禁忌「レーヴァテイン」》のマイナスカードも、《神隠しの主犯「八雲紫」》の押し付けも意味をなさない。ちなみにご主人《神隠しの主犯「八雲紫」》は一緒に使っても相性がよい。奪ったカード全部を山に積んで次ターンに使用、なんて異常な光景もあり得る。
 なお、自分から手札を捨てるカードとは非常に相性が良い。《冬の忘れ物「レティ・ホワイトロック」》は購入を増やせ、さらにアクション+2でドローした中にアクションカードがあっても安心、とベストパートナーと言えようZO。


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頑張りましょうと言えないのがとても残念です

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